山形浩生のレビュー一覧

  • 無形資産経済 見えてきた5つの壁

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    無形資産経済は貸出よりはエクイティ調達が適している。
    が、ベンチャーキャピタルの投資対象となる無形資産経済の分野は限定的だという指摘は説得的である。

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    2023年11月18日
  • プーチン(上):生誕から大統領就任まで

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    20世紀から続くプーチンのロシア。ウクライナへの侵攻はロシアとプーチンを決定的に理解不能なものにした。気軽に読むには少し分量が多いけど西側ジャーナリストである著者の視点に基づいて大量の資料から編まれた伝記は一体プーチンとはなんなのかについて、理解しようとする試みには多少役立つと思われる。
    個々のエピソードはイメージ通りのロシア的な冷徹さや闇の部分はもちろん、意外と人間関係を大切にするところだったり、少なくとも過去のソ連やロシアの指導者(ロシアの例はエリツィンしかいないけど)にはない清濁合わせ飲んで議論ができるキャラクターだったりと意外と魅力的なところもあったりする。大統領就任ごの初期の時期に限

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    2023年11月18日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    先天的な特性より質の良い努力をたくさん積むことが重要
    ものすごい速さの球を打ち返してるプロの卓球選手もテニスのサーブには反応できない例なども印象的だった。

    意識と無意識の違いや、人種による差異も誤謬であるなど示唆に富む内容だった

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    2023年10月28日
  • 超訳 ケインズ『一般理論』

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    世界経済の常識を変えた歴史的名著を読んでおこうと思い、ケインズの「雇用、利子および貨幣の一般理論」にチャレンジ。といってもフルバージョンは難解すぎるだろうから、エッセンスを抜粋して読みやすくし、尚かつ、章ごとに解説を挟んだ「超訳」を手にしました。

    それでも、この本を読みきるには、経済素人の私には辛いものが有り、何度か挫折しました。したがって、私のように経済を全く勉強したことが無い方は、最初に「一般理論」をわかりやすく解説した他の媒体で、理論の大まかな概要を把握してから読むのがおすすめです。

    特に言い回しや用語が難しいので、本書で使われる「自発的失業」「有効需要」「流動性選好」などの言葉が、

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    2023年10月24日
  • 遠くへ行きたければ、みんなで行け~「ビジネス」「ブランド」「チーム」を変革するコミュニティの原則

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    コミュニティの立ち上げや運用の実践ノウハウを詳説する書籍は世にあまり無いと思うので、先鋭的で価値ある書籍と思う。
    洋書特有の言い回しや展開でちょっと読みにくいのが難点。
    立ち上げ前の計画策定やコミュニティエンゲージメントの醸成についてはかなり理論立てて説明されていて良かった。
    一度通読したうえで、実際にコミュニティ立ち上げや運営をやろうとする時に辞書的に引くのが良いように思った。

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    2023年09月20日
  • 貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える

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    貧困問題について、こうだろうと思っていた先入観をバッサリ切ってくれる本。データ付きなのでぐうの音も出ないほど、論がスッキリと述べられていて面白い。

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    2023年08月29日
  • 不道徳な見えざる手

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    やたらと経済における「物語」「レトリック」の釣りがでてくるのはオモチロイ。こっからナラティブ経済につながるのか

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    2023年03月04日
  • 「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて

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    8章まで読み始めたことを後悔しながら読んだ苦労が、9〜10章で報われた気持ちになった。
    あえてなのかはわからないが、この訳者でなければもっと違った印象で読めたであろうことが残念。
    主著者が女性なのに、なぜわざわざ男性の乱暴な口語体で訳する必要があったのか。
    しかしそれを差し引いても自分も社会も多く問い直せるきっかけになった、読む価値はあったと思える一冊。

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    2023年02月28日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    失敗の科学を読んで。
    やっぱりこの著者の本は論旨明快で読みやすい!
    雑誌のコラムニストだと知って納得。エッセイ調で読めてしまうが、中身は濃い。著者自身が元オリンピック選手というのも非常に説得力がある。
    本書では「氏か育ちか」問題について、ほぼ100%「育ち」と言い切っている。議論が分かれる内容が多いが、立場を明確にして論じられているのでシンプルでわかりやすい。
    論旨:天才はいない。何かに優れた人は、1人も漏れず一万時間以上の目的性訓練を積み、そこから得られる膨大な経験からパターン認識を向上させ、動作を潜在記憶にまで落とし込む。

    メモ
    ・関連性がモチベーションを生む:同じ誕生日の人が出題する数

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    2023年01月08日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

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    ページ数があるが写真もあるので尻込みせずに読める
    もしモノづくりをするならこの本を参考にしたい
    特許にはポイズンピル、著作権にはEFFのコード書きのための権利プロジェクトFAQが参考になりそう

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    2022年12月06日
  • 雇用、利子、お金の一般理論

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    個人の努力が適切になるのは、適切な計算がアニマルスピリットに補填支持される場合だけ

    そして世の中を動かすのは、人々の生得的な活動の衝動であり

    12章のこの一文を読むだけでも価値があると思う。

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    2022年10月29日
  • 21世紀の資本

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    この本の3分の1は、「21世紀の資本」という本の代名詞のようになっている r > g(資本利益は経済利益を上まわる)という式の解説である。残りの3分の2は、格差と資本集中の解消に資本に対する累進課税と、相続税への課税の有効性、政治と経済の関係についての考察である。とくに終わりにちかい50ページについては、EUの抱える問題点に言及がある。経済というと、様々な数式や、理論があるが、現実はどうだったのか。資料を集め精査し、経済理論の様々な色眼鏡を外してみると、事実が見えてきた。というかんじなのだ。いくつか、象徴的だと感じる瞬間が読んでいてある。たとえば、累進課税方式が格差をなくすための知恵の産

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    2022年10月10日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    10,000時間の質の高い適切な強度の練習とフィードバックの先にイノベーションが。簡単にイノベーションって言うなよってか。そして自分の才能に過信せずにね。謙虚に学ぼうって話。

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    2022年09月19日
  • OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る

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    歴史上、新たな技術などの”異質なもの”に対して「オープン」な姿勢で接した国家が成功してきた反面、それらの国々がいつしか「クローズ」になり、没落していったのはなぜか。人間の進化の過程を遡ってその要因を明らかにし、現代社会に影を落としつつある「クローズ」の脅威に立ち向かう方策を提唱する啓発書。

    著者は、かつての古代ギリシャやローマ帝国から、8世紀以降のイスラム諸国、宋代の中国や近代オランダ帝国に至るまで、歴史上「帝国」と呼ばれた国々に共通する成功の根本要因は、”他所者”たちと能動的に交流する社交性や、それらがもたらす異文化や新技術などを認める寛容性と、既存の価値観に捉われずに新たなものを積極的に

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    2022年08月21日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    プロフェッショナルは、10000時間(だいたい10年かかる)練習に費やしている。才能なんてものはなく、練習がプロになれる。この言葉を覚えました。
    そのことを実証しようと3姉妹をチェスチャンピオンにした家族の話、タイガーウッズ、ヴィーナス姉妹、モーツァルト、フェデラー、荒川静香などなど親しみのある有名選手の事例がたくさん出てくるので読みやすいです。
    一流選手は、相手選手の体の動きで、ボールを蹴る・打つ・投げる前に、そのボールがどこに行くのかを予測してる。これは練習で身についてしまう。

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    2022年08月07日
  • OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る

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    ネタバレ

    「オープンな社会の方がクローズな社会よりも望ましい」という直感的にも納得感のある主張を、歴史を振り返りながら検証していくと同時に、なぜ人類はオープンな社会を維持できないのか/維持するにはどうすればいいのかについても考察された本。

    人は、共感しやすい内集団と攻撃的に振る舞いがちな外集団をつくりだすが、内集団を広げて、多様性をどこまで取り込めるかが、オープン性にかかっているような気がした。
    この内集団と外集団の境界は簡単に変化するもので、外集団と接して共通点を見つけるだけでも内集団は広がるし、逆に内集団内で疑心暗鬼が広がるだけでも内集団は狭まる。
    オープン性を維持する方法は、シンプルに、外集団と

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    2022年07月18日
  • 服従の心理

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    ミルグラム実験については名前しか知らなかったが、近所の書店のフェアで表に出ていて気になったので購入して読んでみた。気持ちの良い話ではないが、とても興味深くて自分の場合はどうだろうかと考えさせられる本だった。

    権威に服従するモードに入ると普段のその人がするとは思えないような残酷な行為でも命令に従って実行できてしまうという心理学実験。権威に服従するというとナチスなどを思い浮かべやすいが、学校で起きるいじめとかでも同じようなことが起きていると思うと、明確な命令がなくても容易に服従してしまうのではないかという気がする。訳者あとがきの批判にあったように人間は残虐性を社会規範という権威によって抑えるよう

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    2022年06月29日
  • 無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体

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    序盤、たぶん元の文章に問題があって、文章展開が変な箇所があったが、全体で見るととてもおもしろく読める本だった。無形資産を扱う仕事をしてきたので、あーこんなふうに整理できるのかーと気づくところが多かった。大きい話だと、企業会計基準をどうにかしないと、とか。なんでも「のれん」とか言ってる場合じゃない。

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    2022年06月24日
  • 服従の心理

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    異常に興味深い。
    組織で言われる主体性が必要だ云々という話を前提からひっくり返す話でもある。
    そもそも人は権威に従属するものであり、そういった進化を辿ってきている。
    それは進化の過程で必須の要素であり、進化を経て強化された。

    自律モードと、組織モードがあり、組織モードを「エージェント状態」と言い、
    自身の価値観に関わらず盲信的に権威に従ってしまう状態で、これは社会的な動物としての生存有利性から発生していると。

    一方道徳心・良心などといった個人に属するもの(と筆者はいい、訳者はそれも社会的な権威であるというし、それが正しいと思う)は、2次的なものになると。

    訳者が権威をそもそも定義していな

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    2022年05月29日
  • 遠くへ行きたければ、みんなで行け~「ビジネス」「ブランド」「チーム」を変革するコミュニティの原則

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    コミュニティマーケティングの仕事をする人にはバイブルとエネルギーを貰えるはず。コミュニティは自律性が高く、人は動物であることを念頭におくべきで、人間に必要なインセンティブ設計、コミュニケーションが必須。動物好き、人間好き、集い好きな人がコミュニティを作るわけで、そこからプロダクトやサービスのコミュニティマーケティングや、オープンイノベーションに繋がっていく。常に立ち戻る場所としてのバイブルとして本棚においておきたい。

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    2022年05月20日