山形浩生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
過去のロシアを風刺した寓話らしく、こんな世の中で本当にあるのかと疑いたくなった。もしあったとしたら過ごしたくないと率直に思った。本書を出版するのは大変だっただろうな、と思ったがに巻末に苦労が書かれており、著者の執念を垣間見れる。
特に気になった描写はことあるごとに発せられる羊のわめき声。最初は単なる賑やかしのように思っていたが、物語の後半のそれは意見を伝えようとする者に対しての妨害になっていく。発言の正しさではなく声の大きさや多さで正しさが決まる世の中は怖い。根拠のないデマがSNSで広がっている現代において同じことが起こりうると考えるとさらに怖い。ただ、そんな世の中と分かっていながら自身が何 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ人間を追い出した動物達が理想の農場を作り上げようとするが、知恵を持った豚が権力を持ちやがて独裁を始める風刺話。
選挙で有る事無い事相手を貶めて勝ちを得たり、七戒と呼ばれる七つの約束事が豚のいいように改変されたり、不満を持つ者を反乱者扱いして追放したりと理想の農場は徐々に恐怖の農場へと変貌していく。
最初は笑って読んでいたが段々恐ろしくなってきた。
ジョージ・オーウェルが1943年にソ連をモデルに書いたそうだが、今現在、当てはまる国が沢山ある。日本も例外では無い。お米問題にしてもなんか変だ。国民の一人としてできる事はなんだろうか?
知恵のある豚に搾取されていて良いのか?オーウェルが警笛を鳴らして -
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Posted by ブクログ
ネタバレ動物農場を読んで(走り書き)
物語のベースがロシア革命をモチーフにして書かれていることは事前情報を調べていな
かったので、読み終えるまで知らなかった。
そもそもロシア革命の概要すら知らないので、あとがきを見て、ざっくりそういう感じなんだというくらいしか理解できていない。
だが、オーウェルが訴えたいことはロシア革命の構造や起こったことももちろんだが、
反発しない民衆に対しても問題視し、こうではいけないと訴えたかったのではないかと思った(思ったというか、あとがきを読んで共感した。 )
物語を読み進んでいく中で、 「なんで豚以外の動物たちは疑問を感じても、そのまま流してしまうのだろうか?」と感じてい