幻想の経済成長

幻想の経済成長

「GDP」を拡大し続ければ私たちは幸せになれるのか? 『日本‐喪失と再起の物語』で話題を呼んだ《フィナンシャル・タイムズ》の元東京支局長が日本の新幹線からケニアの非公式経済まで、各国で取材した豊富な事例をもとに「成長神話」の正体に迫る傑作ルポ

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幻想の経済成長 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年06月06日

    GDPの有用性を認めつつも、人間の幸福度を測るには問題があることを提起しています。筆者は今までの経済記事を、鵜呑みにはしない方がいいよと言っているように思います。すごく乱暴に例えるなら、工場を建てて環境を破壊して、さらにその環境を戻すための施設をつくればGDPは増えるのだろうけど、それでいいですかと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    GDPは第二次世界大戦中のアメリカが国民所得推計を測る為、生み出された。漠然と、戦争能力を査定するための指標が始まりだと認識していた。また、お金でカウントできないものは含まれない。つまり、犯罪率が低く、公共サービスの高い効率性、健康で長い平均寿命など、こうした点はGDPに含まれない。本著は、こうした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月02日

    週刊東洋経済でインタビューを読み、興味がわいたので書店で購入しました。結果から言うと満足しています。GDPの限界論については以前から一連の議論がなされていたかと思いますが、ここ数年間の議論熱の高まりを見ると、今度こそ本当に変化が起こるのではないかと感じており、その背景や世界中での議論の広がりなどは本...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月19日

    GDPの有効性は認めつつは万能ではないと説き、政治においてあまりにも重きを置かれすぎていることを批判する本。
    例えば、穴ほって埋めるを繰り返すとGDPは上がるが、そういうものを排除した指標が必要である。
    しかし指標というのは常に恣意的なものであり、であるならば国民の価値観が反映されたものであることが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月13日

    読むのにとっても時間がかかった。理由は、この本は学術書や実用書の類ではなく、「面白いノンフィクション、ルポタージュ」の体裁だから。

    いつものようにビジネス書を読んでいる時ならば、マーカーと付箋を片手に「読み返した時に拾うところ」を残していく感覚で読み進めるのだけども、今回は実に時間がかかった。エキ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月11日

    日常で数多く耳にするGDPには、1つの数値で簡潔に経済を示せる利点がある一方で、その簡潔さゆえに家事などの仕事量は示すことができない。
    GDPは便利なものであるが、過信は良くなく、多面的な見方が必要であると思う。

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