作品一覧 2024/01/19更新 ISの人質~13カ月の拘束、そして生還~ 試し読み フォロー アスペルガー医師とナチス~発達障害の一つの起源~ 試し読み フォロー AMERICAN MARXISM アメリカを蝕む共産主義の正体 試し読み フォロー ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~ 試し読み フォロー イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史 試し読み フォロー AI時代の勝者と敗者 試し読み フォロー mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来 試し読み フォロー 格差と再分配 20世紀フランスの資本 試し読み フォロー ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─ 試し読み フォロー ゴッホの耳 ─天才画家 最大の謎─【無料拡大お試し版】 無料あり 試し読み フォロー 史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか 試し読み フォロー 人種差別主義者たちの思考法~黒人差別の正当化とアメリカの400年~ 試し読み フォロー 人類対新型ウイルス 私たちはこうしてコロナに勝つ 試し読み フォロー スタンフォード大学発 食物アレルギー克服プログラム 試し読み フォロー スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM(プログレッシブ キャピタリズム) 試し読み フォロー 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ 試し読み フォロー 超先進企業が駆使するデジタル戦略 試し読み フォロー つくられた格差~不公平税制が生んだ所得の不平等~ 試し読み フォロー デオナール アジア最大最古のごみ山 試し読み フォロー 【電子合本版】約束の地 大統領回顧録1 上下 試し読み フォロー ドライバーレス革命 試し読み フォロー 24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?! 試し読み フォロー バフェットの株式ポートフォリオを読み解く 試し読み フォロー バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付) 無料あり 試し読み フォロー Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) 試し読み フォロー ファンタジーランド 【合本版】―狂気と幻想のアメリカ500年史 試し読み フォロー ファンタジーランド―狂気と幻想のアメリカ500年史 試し読み フォロー 文學の実効 精神に奇跡をもたらす25の発明 試し読み フォロー プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物 試し読み フォロー ミレニアム 試し読み フォロー ものづくり「超」革命 試し読み フォロー 約束の地 大統領回顧録1 試し読み フォロー RADICALLY HUMAN ラディカリー・ヒューマン―人間の本質に迫る、革新的AI活用のアプローチ 試し読み フォロー 1~33件目 / 33件<<<1・・・・・・・・・>>> 山田美明の作品をすべて見る
ユーザーレビュー mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来 ジョーミラー / エズレムテュレジ / ウールシャヒン / 柴田さとみ / 山田文 / 山田美明 本書『mRNAワクチンの衝撃: コロナ制圧と医療の未来』は コロナワクチンを開発した会社の1つであるドイツのビオンテックを取り上げたノンフィクションだ。 日本では同じようにmRNAを用いたワクチン開発会社であるモデルナはよく知られているが、ビオンテックについてはあまり知られていないかもしれない。本書...続きを読むにも詳しく買いてあるが、それほど規模が大きくなかったビオンテックはワクチン配布にあたってはファイザーと提携しており、日本では”ファイザー”ワクチンと呼ばれていたからだ。 生物を真面目に勉強した人をのぞいて、コロナワクチンが広く利用されるようになるまではRNAという単語を知っている人はほとんどいなかったと思う。DNAについてはエンタメや親子関係の確定に広く使われているために普通の単語になっているが、RNAはそういった広まり方をしていないからだ。 このRNAというすごく簡単にいうと、DNAの情報をコピーするために使われている(正確に言えば体内に存在するので、”使う”という表現は正しくないが・・)。 本書によればこのRNAを用いて病気治療を行おうとする考え方は長い間存在していたらしい。mRNAを用いて体内の免疫系を利用する治療方法が確立すれば、よりテーラーメイドな医療を提供することが可能となると考えられていたからだ。 一方でmRANを 利用した治療は、コロナ禍が起こるまではまだ先の話だと考えられていたと本書には書かれている。 これまでにない新しい治療方法であるために、当局の審査や認可を受けるのは簡単ではないし、創薬には莫大な費用がかかるからだ。 ビオンテックは もともとは、感染症に対するワクチンを開発するためのスタートアップではなく、このRNAを用いて がん患者への治療薬を開発することを目的に作られたスタートアップだった。 そのためビオンテックはコロナウイルスが発生した段階においては、すでに上場を果たしており、有望なスタートアップとしてみなされていたらしい。一方でmRNAを用いた新たなプラットフォームを開発するには研究開発資金が十分ではなく、何らかの方法で資金を集めることが必要だったらしい。 コロナワクチンが開発され世の中に広まっていく過程では、このmRNA と言う技術は、まるで突然天から降ってきた発明のように報道されることもあった。自分も含めてバイオ技術を積極的に追い続けていない人間にとっては、 この技術は、当然学校で習ったこともなく、初めて聞く技術だったからだ。 ところが本書を読むと、このmRNAと言う技術は長い間活用のアイデアが温められ、それほど多くはないとはいえ研究が続けられていたことがよくわかる。実用化されなかったのは、適切なタイミングがなかったということと、もっといえば予算がなかったからだ。 本書を読めばわかるとおり、何かものすごい危機やチャンスが発生したからといって、突然新しい発明やアイディアが実現すると言う事は現実世界ではありえないということなのだ。 日の目を見るずっと前からそこに情熱を傾けている人間がおり、あるいは(広い意味での)リスクにかける投資家が何度も倒れた先に、初めて社会を変えるようなイノベーションは実現するのだということを、本書は(そしてmRNAの実用化という例は)教えてくれる。 Posted by ブクログ 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ ダグラス・マレー / 山田美明 すごく良かった。人間の道徳感は今はグーグルが良いと判断したものを模倣しただけでしっかりと考えた訳ではないと気づけた。読書を続けて常識を疑い、自分で考える習慣をつけようと思った。 Posted by ブクログ 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ ダグラス・マレー / 山田美明 メディアやIT企業が、極端で、非対称的な取り扱いを求める「マイノリティ」の主張を増幅させる背景には、今の自分達の「不当に恵まれた境遇」を、ノイジーな「マイノリティ」の攻撃、修正要望から、守り、彼らから看過してもらう通行手形を獲得するため、というところもあるのか、と気づいた。 結論としては、「仲間だ...続きを読むけでなく、表面上の敵にも寛大さを示すことが、この狂気から抜け出すための最初の一歩になる。」と示されている。 極めて穏当だと思う。 また、ありとあらゆる討論と議論から、特定の属性に関する要素を取り除き、ますます高まる特定の属性へのこだわりを追い払い、特定の属性にとらわれない方向へ進むべき、ということもそのとおりだと思う。 いずれにせよ。 ある対象に向けた主張を、逆向きに適用したときに、違和感のある主張には気をつけるべき。 ということを、改めて感じた。 そして、そうした考えは、私一人の奇矯なものではない、と実感できたことは、収穫だった。 Posted by ブクログ 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ ダグラス・マレー / 山田美明 第一章 ゲイ 第二章 女性 第三章 人種 第四章 トランスジェンダー 各章のタイトルを見ただけでもクラクラするほど。 世の中この問題が溢れている。 各章、それぞれに思うところはあるが、カナダ・ナショナルポストの書評がひとまとめにしてくれている。 「疑念の種を撒き散らす社会的公正運動の矛盾に切り込...続きを読むみ、大衆の95%がそう思いながらも怖くて口に出せないでいたことを雄弁に語っている。」 まさにこの通りで、反骨精神はあっても良いと思うが、これとは違う何かであるように思えて仕方がなかった。でも、この本を読んで合点が入った。 英国のフェミニズム作家が、「男はクズ」と言っていたのに、男である貴方の父親はどうなのかと聞かれたら逆ギレしたというエピソードは笑えた。 Posted by ブクログ ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~ ウォルター・アルバレス / 山田美明 ビッグヒストリーという概念を初めて知った。地質学・天文学・地球科学・生物学・分子遺伝学・歴史科学等、様々な分野をタテ糸とヨコ糸で織り成す、包括的な視座によるアプローチ。人間世界がごく僅かな可能性の中から生まれてきた、すべて偶然の連続の上に現在の姿があることがよく分かる。ビッグヒストリーという視座を持...続きを読むつことで、様々な物事、日々の出来事の見え方・意味付けも変わると思う。今というこの瞬間に存在するという奇跡に思いを馳せらされる一冊。 Posted by ブクログ 山田美明のレビューをもっと見る