メトロポリタン美術館と警備員の私

メトロポリタン美術館と警備員の私

小説・文芸
2,420円 (税込)

12pt

全米+韓国で24万部突破!
知られざるメトロポリタン美術館の深奥に眠る秘密とは。ある男と美術館を巡る、静謐で感動的な物語。
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信、激賞!
ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ紙、オーディブル、
サンデー・タイムズ紙(ロンドン)の年間最優秀書籍にセレクト!

秋田麻早子氏[『絵を見る技術』著者]、推薦!
「大好きな芸術作品と素直に向き合い、ただただ驚き、
惹きつけられることの喜びを思い出させてくれました。」

最愛の兄が26歳で亡くなったとき、彼が望んだのは「立ち去ること」だけだった。
彼はその通りに行動し、仕事を辞め、思いつく限りで最も美しい場所に避難する
ことにした。その場所は――ニューヨークのメトロポリタン美術館だった。

本書では著者が美術館の警備員として、同僚たちと共に最も偉大な美術作品たちを
静かに警備していたときのことを振り返り、知られざるメトロポリタン美術館の最
も深奥に眠る秘密について明らかにする。

はじめに

1:正面階段
2:窓
3:ピエタ
4:数百万年
5:異国の地
6:生身の人間
7:クロイスターズ美術館
8:番人
9:クーロス
10:ベテラン
11:未完
12:日々の仕事
13:持ち帰れるだけ

謝辞
参考文献
本文内に登場した芸術作品リスト

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メトロポリタン美術館と警備員の私 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ねえ、いまの私たちって、あのすばらしい古の巨匠の絵みたい」

    素敵だった良い語りだったゆっくり読んで楽しめた

    アメリカの印象派画家メアリー・カサット、だけじゃない。驚嘆の声をあげる若いカップル、だけじゃない。
    たくさん有名な画家たちや芸術家たちに触れるたび、様々な来館者たちの様子を伝えられるたび、美術館へ行きたくなる。


    ラストは十年間におよぶ勤務の最終日、とても名残惜しいです

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    尊敬する、年上の友人がコレを読んで、トランプ問題が落ち着いたら
    クロイスター美術館へ行くつもりになったと言う。
    それじゃ、わたしも、と早速読み始め、うなる。
    さすが、彼女がそこまで言うだけの1冊。

    兄を亡くした喪失感から、メトロ堀譚美術館で働き始めた
    わたしパトリック。
    美術に関する表現はもとより、
    人生の機微についても示唆に富む。

    メトロポリタン美術館、行っていないんだよね。
    せっかくNYに行ったのに・・・
    あの頃は野茂選手の大ブームでメジャー観戦して、
    日本にはまだなかったアウトレットに行って・・・
    ブロードウェイで何観たんだっけ?「CATS」?

    もう一度行きたいけれど・・・
    ハンバーガー1個3000円なんて聞いちゃうとね?

    024
    (父は)自分には(ピアノを)うまく弾く才能ではなく、熱心に弾くことに喜びを見いだす才能があると常々語っていた。
    ⇒あ、わたしのことかもw

    172
    悲しみとは時間よりもまずリズムを失うことだ。あれかを失う。すると人生にぽっかりと穴が空き、しばらくその穴のなかで身を縮める?...だがやがて、そのリズムが私を見つけ、魅力的な声で呼びかけてくる。間もなく私は、永遠に黙っていること、永遠に孤独で居ることを自分が臨んでいないと気づく...自分がこれからの人生で良く面する大きな問題の大半は、日常的なやりとりの中で直面する些細な問題でもある。だから、辛抱強くなろう。親切であろう。他人の風変わりなところを楽しみ、自分の風変わりなところをうまく活用しよう。寛大になろう。あるいは少なくとも、どんなに機械的な状況でも人間的であろう。

    160
    (暗殺されかけたジョセフの告白)
    「命もある。家族もいる。誠実さもあるんだからな。いま、私を売ったあの男たちに会ったら、握手をするだろうよ。それでいいじゃない?いいんだよ」

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

    エルグレコ トレドの風景(29.100.6)
    ブオニンセーニャ 聖母子(2004.442; 額縁の下のところに灯明の焦げ跡)
    ブリューゲル 穀物の収穫 (19.164; 絵の前から動けなくなる)
    ラファエロ コロンナの祭壇画 (16.30ab)
    ペルリンギエーリ 聖母子(60.173; 1230年ごろ MET最古の収蔵作品)
    ベラスケス マリアテレサ王女(49.7.43;目だけは14歳より大人びて)
    ティツィアーノ ヴィーナスとアドニス(49.7.16; アドニスの血が赤いアネモネの花に)
    ティツィアーノ 男の肖像(14.40.640; 半透明の顔料を何層にも、屈折の仕方が絶えず変わる 絵自体が生きているように)
    ダッディ キリストの磔刑 (1999.532;最も悲しみを誘う) 
    郭熙 樹色平遠図(1981.276; 数時間瞑想の後、わずか一振りで描くように)
    モネ 夏のヴェトゥイエ(51.30.3; 波間に揺れて溶けるまだら模様の反射)
    皇太后のペンダントマスク(1978.412.323; 王者の力や威厳を印象付ける)
    村の呪術用彫像(ンキシ; 1978.409; 卑劣な取引でコレクションに)
    ヘルメスの大理石像の頭部(59.11.24; 1979年盗難時に、元々あった左目の上に加え、右目の上にもハートマークが刻まれた)
    盗難されたキプロスのブレスレットの複製(74.51.3552)
    ネイトの小像(26.7.846; 1910年盗難、質屋から回収される、真鍮)
     

    0
    2026年02月09日

    Posted by ブクログ

    「いつか行きたい場所」にメトロポリタン美術館が加わる本。
    メトロポリタン美術館の最高のガイドブックであり、ファンブックであり、ドキュメンタリーであり、そして何よりも喪失からのレジリエンスの記録だった。
    著者の芸術作品への敬意、仕事との向き合い方、仲間や家族への深い愛情が描写の中に優しい世界観を作り上げていて、読んでいてこちらまで癒される気がした。
    内省力と表現力のマリアージュがとても心地よい本だった。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    セントラルパークにあるメトロポリタン美術館に行ったのは随分前になる。警部員目線のこの本に出会っていれば見方、感じ方はまっこと違ったと思う。
    もう一度行ってみたくなった。

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    パトリックの絵画への想いを読むたびに、自分がこの世界のほとんどを知らないということに気付かされる思いがした。メトロポリタン美術館の本物の芸術を前に、日々何時間も立っていることで見えてくるものを真摯に捉え、誠実に向き合うパトリックの姿はひとりの人間としてとても魅力的だ。芸術作品の見方、在り方、そして、人生。読む前と読んだ後では何かが変わっている気がします。なぜ芸術が素晴らしいのか、芸術作品を見ることの豊かさとは何なのかを、ここまで言葉にして教えてもらえたのは初めてかもしれません。世界の新しい見方をもたらしてくれた作者に感謝を述べたいです。また、この先の人生で繰り返し手に取り、その度に新たな何かをもたらしてくれるような深みのある一冊だと思います。

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    最愛の兄の死をきっかけに、ニューヨークのメトロポリタン美術館で警備の仕事を始めた著者の10年に及ぶ思索の変遷。
    様々な美術品と愛すべき同僚たち。そんな人生もいいな、と思う。

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    美術館の警備員という仕事の裏側を知ることができる本。世界3大美術館の1つとも言われるメトロポリタン美術館の裏側を垣間見れる。
    美術品に対する眼差しを豊かな言葉で表現されている。

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    日本の美術館って
    この著者のような役割の警備員は
    いないような気もする。
    だいたい学芸員さんが見守ってるし
    警備員さんに話しかけようと思わんしな。

    でも、メトロポリタン美術館で働く彼は
    観覧者たちから質問されて
    絵が好きだいうこともあるとはいえ
    ちゃんと答えたりもしている。

    広い館内を警備するのに
    時間で入れ替わったりしてることとか
    休館日の職員さんたちの仕事とか
    同僚たちとの日々などが書かれていて
    おもしろかったです。
    あと、兄を亡くした喪失感から
    警備の仕事をはじめた著者の
    思い出の整理のような部分もありました。

    0
    2026年01月27日

    Posted by ブクログ

    メトロポリタン美術館に行けたら、もう一度読み返したい本。
    作品をもっと勉強して想像してからみるとさらに面白いと思った。

    0
    2025年11月13日

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