あらすじ
全米+韓国で24万部突破!
知られざるメトロポリタン美術館の深奥に眠る秘密とは。ある男と美術館を巡る、静謐で感動的な物語。
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信、激賞!
ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ紙、オーディブル、
サンデー・タイムズ紙(ロンドン)の年間最優秀書籍にセレクト!
秋田麻早子氏[『絵を見る技術』著者]、推薦!
「大好きな芸術作品と素直に向き合い、ただただ驚き、
惹きつけられることの喜びを思い出させてくれました。」
最愛の兄が26歳で亡くなったとき、彼が望んだのは「立ち去ること」だけだった。
彼はその通りに行動し、仕事を辞め、思いつく限りで最も美しい場所に避難する
ことにした。その場所は――ニューヨークのメトロポリタン美術館だった。
本書では著者が美術館の警備員として、同僚たちと共に最も偉大な美術作品たちを
静かに警備していたときのことを振り返り、知られざるメトロポリタン美術館の最
も深奥に眠る秘密について明らかにする。
はじめに
1:正面階段
2:窓
3:ピエタ
4:数百万年
5:異国の地
6:生身の人間
7:クロイスターズ美術館
8:番人
9:クーロス
10:ベテラン
11:未完
12:日々の仕事
13:持ち帰れるだけ
謝辞
参考文献
本文内に登場した芸術作品リスト
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最愛の兄の死をきっかけに、ニューヨークのメトロポリタン美術館で警備の仕事を始めた著者の10年に及ぶ思索の変遷。
様々な美術品と愛すべき同僚たち。そんな人生もいいな、と思う。
Posted by ブクログ
美術館の警備員という仕事の裏側を知ることができる本。世界3大美術館の1つとも言われるメトロポリタン美術館の裏側を垣間見れる。
美術品に対する眼差しを豊かな言葉で表現されている。
Posted by ブクログ
アメリカで各所の年間最優秀書籍に選ばれたと知り、読み始めました。
フィクション小説と思っていましたが、実際にメトロポリタン美術館に10年勤務していた方の本で、兄の死の悲しみからこの勤務を始め、同美術館の展示品の数々に触れ、著者の率直な感動や思いとその変化を綴っています。
この美術館を観覧した経験があれば、一層印象深く、引き込まれて読むことが出来たと思いますが、正直、期待した感動はありませんでした。
先ずは美術品をありのままに見て、自分の心にどう響くのかを楽しむべきとの指摘にはその通りだと思いました。
作品の解説ではなく、作品の声、訴えを理解する力、感受性は良品を沢山見ることから始まるのかな?
その点では美術館の警備員は最適ですね‼️