山田美明のレビュー一覧

  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    本書『mRNAワクチンの衝撃: コロナ制圧と医療の未来』は コロナワクチンを開発した会社の1つであるドイツのビオンテックを取り上げたノンフィクションだ。 日本では同じようにmRNAを用いたワクチン開発会社であるモデルナはよく知られているが、ビオンテックについてはあまり知られていないかもしれない。本書...続きを読む
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ
    すごく良かった。人間の道徳感は今はグーグルが良いと判断したものを模倣しただけでしっかりと考えた訳ではないと気づけた。読書を続けて常識を疑い、自分で考える習慣をつけようと思った。
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ
    メディアやIT企業が、極端で、非対称的な取り扱いを求める「マイノリティ」の主張を増幅させる背景には、今の自分達の「不当に恵まれた境遇」を、ノイジーな「マイノリティ」の攻撃、修正要望から、守り、彼らから看過してもらう通行手形を獲得するため、というところもあるのか、と気づいた。

    結論としては、「仲間だ...続きを読む
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ
    第一章 ゲイ
    第二章 女性
    第三章 人種
    第四章 トランスジェンダー

    各章のタイトルを見ただけでもクラクラするほど。
    世の中この問題が溢れている。
    各章、それぞれに思うところはあるが、カナダ・ナショナルポストの書評がひとまとめにしてくれている。

    「疑念の種を撒き散らす社会的公正運動の矛盾に切り込...続きを読む
  • ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~
    ビッグヒストリーという概念を初めて知った。地質学・天文学・地球科学・生物学・分子遺伝学・歴史科学等、様々な分野をタテ糸とヨコ糸で織り成す、包括的な視座によるアプローチ。人間世界がごく僅かな可能性の中から生まれてきた、すべて偶然の連続の上に現在の姿があることがよく分かる。ビッグヒストリーという視座を持...続きを読む
  • ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上・下合本版)
    おもしろすぎて、とまりませんでした。複雑なのですが、スリリングな展開で息つく暇もありません。人物もたくさんいますが、思ったよりわかりやすい。
    リスベットに夢中になりました。
  • ミレニアム2 火と戯れる女(上・下合本版)
    引き込まれるように読み続けました。前半、中盤、後半と、角度を変えながらも、展開のスリリングな速度は変わらず。
    本当にすごい作品です。ラストは切迫しました。まさかと思った事がさらにまさかになり、最後まですごかった。
  • ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版)
    リスベット、魅力的でした。初めは強烈な個性に圧倒され、ひたすら読むのみ。
    冒頭から最後まで、退屈しませんでした。高い評判は知っていましたが、シリーズが長く、登場人物も多く、複雑そうで挫折しそうな気がしてためらっていました。
    読み始めたら一気読み。おすすめです。
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    彼なりの考え方

    アメリカ史上初の黒人大統領となったバラク・オバマ氏が、自身の働きを振り返った回顧録作品です。国中の様々な意見がある中で、真の平等とは何か、本当の平和とは何かを常に考え続けて、その真摯さと冷静さ、そして時に見せるユニークさを持ち合わせながら、長きにわたり大統領職を勤めあげてきたオバマ。そんな経験をして...続きを読む
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    コロナ禍に身をおき、コロナワクチンを実際に接種した一人として、ワクチン開発から実用化までのストーリーを臨場感をもって読むことができた。

    〜感銘をうけた文章〜
    エズレムがよく好んで強調するように「イノベーションは一度には起こらない」のだ。いくつもの個々の発見が、ときに何のつながりもない分野で同時に起...続きを読む
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    ドイツのトルコ移民2世が創業者のビオンテックのコロナワクチン開発物語。起業物語として創業者の意思決定などの話も勉強になる。mRNAについても少しだけ理解が深まった。
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    【はじめに】
    2019年末に中国で発生したコロナウィルスは瞬く間に世界中に拡散し、多くの命を奪い、社会的・経済的損失を拡大させた。コロナワクチンは、その影響の際限のない拡大を今ある程度までに抑えることに大きく貢献することとなった。本書は、このコロナワクチンが驚くべき速度で開発された成功ストーリーにつ...続きを読む
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    新型コロナウイルス感染症へのワクチンを作り出したドイツの製薬会社ビオンテックの物語。コロナ禍に見舞われたベンチャー企業の社員たちががどのように国やファィザーなど大企業と対峙、連携、調整しながらワクチンをこれまでにないスピードで世に送り出したのか。その怒涛の1年がよくわかる。
    この企業が今後、治療薬を...続きを読む
  • 24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!
    上司(リットの場合大統領)への憧れ、不満、
    自分の仕事への失敗、出来への不安…。

    社会人ならみんな共感できるのでは?

    そして、さすがスピーチライターである。
    アメリカの政治に詳しくなくとも、
    すんなり読めてしまうのだ。
    ジョークも日本人にも分かるようなもので、
    とても読みやすいしおもしろい。

    ...続きを読む
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    FTフランクフルト特派員と、独ビオンテック創業者夫妻による共著。
    新型コロナワクチンの開発はビオンテック社内で「プロジェクト・ライトスピード(光速)」と呼ばれていたそうだが、本書の出版と、日本語への翻訳もそれぞれ光速のなせる業であり、詳しく、わかりやすく、ドラマチックな傑作ノンフィクション。
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    “Project Light Speed” ビオンテック社 光速のワクチン開発全記録

    今も世界中で繰り返し接種されているCOVID-19に対するmRNAワクチンの代表選手、ファイザーのワクチンの開発の全プロセスがわかる一冊です。ファイザーのワクチンとは言っても、ファイザーはいわば発売元であり開発・...続きを読む
  • ゴッホの耳 ─天才画家 最大の謎─【無料拡大お試し版】

    ゴッホの裏が分かる

    一般的にはゴッホは歴史上の有名な画家として広く世間で認知されている。しかしこの一方で、画家の友達であるゴーギャンを傷つけたり、自分の耳を切り落とすなど、精神的に苦しんでいたという面もあったということなど、ゴッホの生涯に隠された裏の話を、この書籍で知ることができる。
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    新型コロナによるパンデミック下で、驚異的なスピードで開発され、その有効性においてもこれまでのワクチンとは一線を画すmRNAワクチン。本書はファイザーと組んでこのワクチンを開発したビオンテックの創業者夫婦を描いたノンフィクションだ。
    もともとはがん治療のためにmRNAを研究していたとか、感染拡大の危機...続きを読む
  • Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来展望
    全IT起業家必読の本だと思う。インド人として三人目のMicrosoft社長になったナデラの頭の中。人工知能、複合現実、量子コンピューティング。テクノロジーの進展で刻々と変わる世界地図を見据えながら、大企業の変革に挑む彼の哲学がこれでもかと言語化されてる。
  • スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM(プログレッシブ キャピタリズム)
    「きっとこの人には敵わない」と大尊敬している人生の先輩が「今年読んで一番よかった!」と紹介してくれたので手に取った1冊。勉強になりすぎました。日本から見たアメリカではなく、アメリカの中での辛口アメリカ評。でもそれが愛情ゆえにだということは伝わってくる。すでに日本に置き換えても起こっている問題もあれば...続きを読む