山田美明のレビュー一覧

  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    資本主義は常に拡大していくことが求められているが、多くの先進国で高齢化が進み、人口減少が現実味を帯びてきたため、この「より多く」が成り立たなくなってきた。

    特に、工業化も後から工業化を開始した国ほどかかった期間が短かったように、高齢化も中国などは日本よりも猛烈な勢いで高齢化している。

    戦後から2020年ごろに至るまでの期間は、アメリカが戦後の世界秩序を自ら守っていた極めて稀有な平和な時代であった。こうした世界の警察たる役目を終え、世界のサプライチェーンは危険に晒される可能性が高まった。結果的に各国はより小さな経済圏で安全を確保しながら生活していくことを余儀なくされる。

    そうした中、アメリ

    0
    2025年05月10日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    米関税政策の反グローバリズムが意識される中、ある意味タイムリーな本。
    各国がグローバル経済のメリットを享受する一方、米国はそのための世界の海洋秩序を維持する軍事費負担が割に合わなくなっている。世界の先進国の経済が高齢化のために今後は大きな成長が見込めなくなる(日本はその先頭)こともその背景。
    特に第二部 輸送 では、グローバルな海洋の安全が国際輸送の前提であり、低コストで安全な輸送がグローバル経済の前提であることが示されます。アメリカの海洋覇権と各国の貿易秩序への大きな意味での利害の一致がこれまでの幸せな状況を生んできたが、こうした状況はもう長くは続かない。それはグローバルな分業を前提に複雑か

    0
    2025年04月20日
  • メトロポリタン美術館と警備員の私

    Posted by ブクログ

    内容が面白いかどうかはさておき、美術館という場所は自分を見つめ直すきっかけになる場所だというところに共感した。

    0
    2025年04月05日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    20250309-0323 地政学関係の本が読みたくて購入。所々に入ってくるアメリカンジョーク?が少々うざったいが、まあ読みやすい。とはいえ統計的根拠がないのは引一般向けとはいえちょっと引っかかる。あと、何がなんでもアメリカはNo1で、どんなに世界情勢が不穏になっても大丈夫!というのはどうなのだろう。?

    0
    2025年04月30日
  • メトロポリタン美術館と警備員の私

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく面白かった。筆致が好き。メトロポリタン美術館に行きたくなるし,近くの美術館での見方も変えてもらえた気がする。
    労働条件の決まり方というか,残業代割増率がすごいこととかも面白かった。

    0
    2025年01月20日
  • メトロポリタン美術館と警備員の私

    Posted by ブクログ

    アメリカで各所の年間最優秀書籍に選ばれたと知り、読み始めました。
    フィクション小説と思っていましたが、実際にメトロポリタン美術館に10年勤務していた方の本で、兄の死の悲しみからこの勤務を始め、同美術館の展示品の数々に触れ、著者の率直な感動や思いとその変化を綴っています。
    この美術館を観覧した経験があれば、一層印象深く、引き込まれて読むことが出来たと思いますが、正直、期待した感動はありませんでした。
    先ずは美術品をありのままに見て、自分の心にどう響くのかを楽しむべきとの指摘にはその通りだと思いました。
    作品の解説ではなく、作品の声、訴えを理解する力、感受性は良品を沢山見ることから始まるのかな?

    0
    2024年11月09日
  • 文學の実効 精神に奇跡をもたらす25の発明

    Posted by ブクログ

    文学を科学的に活用するという大胆な書。世界文学+神経科学+心理学とでもいえるるだろうか。正直ここで取り上げている本をほとんど未読で、かろうじて「百年の孤独」と「変身」の章は読めた。この2冊が同時に扱われているだけでもすごい。

    0
    2024年11月05日
  • メトロポリタン美術館と警備員の私

    Posted by ブクログ

    大学を卒業後、雑誌「ニューヨーカー」に勤めていた著者は、兄のトムが自分の結婚式を予定していた日に病気が急変して亡くなってしまう。それを機に、著者は「ニューヨーカー」を退職しメトロポリタン美術館に警備員として勤務し始める。そこで出会う様々な警備員仲間、来館者、そして所蔵作品。結婚して5年、トムの死から5年後、2人の子どもに恵まれる。子育てを機に不規則な勤務時間の警備員を退職するまでに体験した事を綴る。

    作中に出てくる作品の細かいリストや、所々に掲載されている作品の模写スケッチも良かった。

    0
    2024年09月27日
  • 人種差別主義者たちの思考法~黒人差別の正当化とアメリカの400年~

    Posted by ブクログ

    本デカっ!
    もうちょっとかいつまんで欲しかったー!

    黄色だと白と黒の歴史についてはどーしても疎い
    白も黒もめっちゃかっちぇーのに!

    トーマスジェファーソン、自分は200人も奴隷所有しながら「あらゆる人間は平等につくられている」て、その解釈が「奴隷は〝あらゆる人間〟に含まれない」てやばぁ
    リンカーンも大概

    ターザンとかキングコングとか、裏テーマが人種差別みたいなのまったく気づかないっちゅーか全然そんな目で観てなかった

    オバマが大統領になったとて、人種差別の実際は変わってない

    0
    2024年09月22日
  • ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史

    Posted by ブクログ

    ちょっとアメリカ人を気狂い寄りに書きすぎかな。そもそも人間がファンタジーを信じたい生き物なのでアメリカ人に限ったことではないと思う。色んなイデオロギー、思想、ファンタジーの上に社会は成り立ってる。

    0
    2024年04月30日
  • 24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!

    Posted by ブクログ

    アメリカ大統領であるオバマさんのスピーチライターをした当時24歳の著者の体験談。聴衆を引き込む、笑いを呼ぶ気の利いたスピーチを作成していた人物。本書のような文書を書く人だし、頭の回転が早いことが窺える。ホワイトハウスの様子も興味深く、いろんなことを教えてくれる。ホワイトハウスが舞台のドラマ『ホワイトハウス』(原題はウェスト・ウイング)と、実物との違いも紹介してくれる。アメリカ合衆国の官僚達の活躍の一旦を垣間見れた。

    0
    2024年03月06日
  • デオナール アジア最大最古のごみ山 くず拾いたちの愛と哀しみの物語

    Posted by ブクログ

    ゴミ山の中で生活って比喩的なものではなく、まんま現実で、読んでて臭いが漂ってきそうで気持ち悪くなった。そこから衣食住を拾い上げるだけじゃなく、出産から埋葬まで!? 理解が追いつかない。最強の吐き気は、事なかれ見ぬふり先送り行政のはびこり感。どういうこと?

    0
    2023年12月03日
  • ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~

    Posted by ブクログ

     題名に惹かれて読み始めたが、流石に138億年を一冊にまとめるのはかなりの荒技である。ビッグヒストリーということで、出来事ではなく理論的な可能性、結果的に今がある偶然の可能性というところを論ずるだけになってしまうのはやむおえない。

    0
    2023年04月12日
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ

    Posted by ブクログ

    なんていうか長年苦しんだポリコレ的な発想が、ここらへんの一連の書籍で一蹴されてるのを見るのは逆につらい感じもある。

    0
    2022年12月21日
  • Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来展望

    Posted by ブクログ

    復活したマイクロソフト。
    そのマイクロソフトを立て直した立役者である3代目CEOによる書籍。

    もっとゴリゴリにリーダーシップを発揮して、
    会社の変革を行ったかと思いきや、本の中身は意外にソフトで、
    会社の文化をまず変えようとするなど、
    いわゆる7Sの中でもソフト面が中心の改革です。
    (実際はそんなことなかったのかもしれないですが。)

    巨大企業のCEOの視座として、興味深かったのは、
    単に会社を良くするだけでなく、社会を良くすることもしっかりと意識して、
    マイクロソフトの経営がなされている点。
    特に、マイクロソフトのパーパス設定に関しては、
    マイクロソフトとは何の関係のない自分にも共感できる

    0
    2022年08月23日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

    Posted by ブクログ

    ビオンテックの成長とCovid-19がシンクロして、ワクチン開発・供給に至るまでの緊張感溢れる流れに息を呑んだ。

    0
    2022年03月15日
  • つくられた格差~不公平税制が生んだ所得の不平等~

    Posted by ブクログ

    ピケティの先生である著書が書いた本で、経済についての知識がほとんどない私が読むとピケティが言っていることと何が違うのかよくわからなかったけれど、超富裕層になればなるほど課税額が少ない現状があるのだと知った。

    0
    2022年01月14日
  • ものづくり「超」革命

    Posted by ブクログ

    デジタル化の進展で、製造業はどう変わるのか?今後、求められる製品の特徴、製品を「再発明」するためのヒントを示した書籍。

    ビジネスのデジタル化が進む今日、企業は製品の再発明を求められている。従来の製品はコネクテッド化されていない受動的なものだったが、今後は「スマート・コネクテッドプロダクト」を生み出す必要がある。

    スマート・コネクテッドプロダクトの特徴は、次の4つ。
    ①クラウドや他のデバイスに接続されている。
    ②様々なセンサーを搭載するなど、知性を備えている。
    ③人工知能(AI)や音声認識などのテクノロジーを駆使して、学習できる。
    ④製品として販売されるのではなく、成果型の「アズ・ア・サービ

    0
    2021年04月03日
  • Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来展望

    Posted by ブクログ

    2020年61冊目。満足度★★★☆☆ マイクロソフトCEOのサティア・ナデラの著作。マイクロソフトが取り組む経営課題やテクノロジーの未来にかかる道筋が示されている。インド出身である経歴や著者自身の教養から出てくる教訓も面白い。特別な支援が必要な子の父親でもある。自社・自国のことだけでなく、世界やその市民のことを考えている経営者であることがよく伝わってきた。マイクロソフト株主は読んで損はないでしょう。

    0
    2020年09月03日
  • 24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!

    Posted by ブクログ

    決して24歳の著者の成功物語ではない。
    ごく普通の青年が、何の因果かオバマ大統領のスピーチライターになった。
    もちろん偶然ではないし、本人の努力や才能や運もあったと思う。
    しかし本書で書かれている内容はとても控え目で、等身大の24歳の青年が、そのままの目線で自らの仕事について描いている。
    決してオバマ大統領を賛美することはない。
    オバマ大統領も人間だ。イライラもするし、失敗もする。
    しかしさすが黒人初の大統領だけあって、やっぱり普通じゃない。
    大統領のスピーチライターはホワイトハウス内で何人もいて、彼はあくまで下っ端ライターだ。
    書いたスピーチは何度となく書き直され、ほとんど褒められたことはな

    0
    2020年05月31日