山田美明のレビュー一覧

  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上(集英社シリーズ・コモン)

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    この点の本としては、ものすごくわかりやすく、書き方も親切。
    自分の中にすっと入ってくる理解しやすい。
    下巻で世界の終わりとなるのか楽しみ。

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    2025年11月03日
  • ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~

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    【ありえない138億年史】 ウォルター・アルバレス 著

     これは面白いです。知的好奇心を十分に満足させてくれる本。宇宙誕生から現在の人類の繁栄に至る138億年を一気に書き切っています(訳文も読みやすい)。個々の歴史事象ではなく、「ビッグヒストリー」と言うそうですが、こうして読むと「ビッグヒストリーの果てに生まれた人間世界が、きわめて少ない可能性の上に成り立っていること」がよく理解できます(長い時間における偶然の積み重ねで現在の人類が生まれた)。

     原題は「A Most Improbable Journey」で、「Improbable(ありえない)」は含まれているのですが、タイトルから受ける

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    2025年08月06日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上(集英社シリーズ・コモン)

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    ネタバレ

    地政学ストラテジストの著者は、自身の専門である地政学と人口統計学の研究から、1945年以来の自由貿易の恩恵で繁栄してきた世界は終わりを告げ、ブロック経済に分かれた世界移行するだろうと予想している。折しもトランプによる相互関税で世界が混乱している昨今を予言していたかのようだ。
    世界に先駆けて変化に対処せざるを得なかった国の例として、ロシアと並び日本が挙げられている。バブル崩壊後の企業が製造を他国へ移転し、現地の市場で販売するモデルを採ることで日本は「多少優雅に高齢化できるようになった」とする。
    日本をはじめ、欧州、アジア、中東、BRICSのいずれの国々でも予想される未来は暗く、特に中国は膨れ上が

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    2025年05月01日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上(集英社シリーズ・コモン)

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    地政学と一言で括るのは、もったいない。歴史、地理、人口問題、お金の流れなど、様々な状況が分かりやすく整理されている。

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    2025年03月30日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上(集英社シリーズ・コモン)

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    米国が主導してきた「秩序」、すなわちグローバル化した「世界の終わり」
    無秩序の時代には、経済も政治も、文明そのものも野蛮化し、しかも世界中で人口が減少し、高齢化していくなかで軌道修正も困難

    【目次】
    第1部 一つの時代の終わり
    第2部 輸送
    第3部 金融

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    2024年12月18日
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ

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    ゲイ、女性、人種、トランスジェンダーを巡って、今起きているウォークによるキャンセルなどについて。地雷原が多過ぎて気をつけないと、あっという間に社会的に殺されてしまうことがある。
    間性の話とかは知らんかった。トランスジェンダーとLGBの違いとかまさにそうなんだろな。フェミニストとトランスジェンダーの闘いとかもなるほどという感じ。

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    2024年07月10日
  • ファンタジーランド(下)―狂気と幻想のアメリカ500年史

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    1980年代から現在までのアメリカを総ナメした本。
    奇しくもトランプ政権誕生により、この本の正しさを証明したのは何とも皮肉。本書で「トランプを描写すれば、実質上この本の要約をしたことになる。」とまで書かれている
    「アメリカの分断」が話題の今、下巻だけでも(出来れば上下巻)読んで欲しい

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    2024年06月07日
  • AMERICAN MARXISM アメリカを蝕む共産主義の正体

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    自由の騎士アメリカもマルキシズムに汚染されていた。BLMは映像をみても黒人による暴動、白人に対する暴行、虐待、虐殺であることは明白なのに、日本のメディアのみならず本国でも「抗議行動」だと強弁。「そんなに腫れ物に触るような対応しかできないのか。黒人差別問題は根が深いんだなあ」と思っていたが、然にあらず。アメリカの教育、メディア、政府が赤に汚染されていたのだ。日本と同じじゃないか! 暗澹たる気持ちになるが、アメリカには共和党という保守・自由主義の政党がある。しかも中川八洋名誉教授によると保守主義者(知性抜群の)が千名単位で存在するとのこと。いつの日か現状を打破してくれると信じている。翻って日本。保

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    2024年05月26日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    本書『mRNAワクチンの衝撃: コロナ制圧と医療の未来』は コロナワクチンを開発した会社の1つであるドイツのビオンテックを取り上げたノンフィクションだ。 日本では同じようにmRNAを用いたワクチン開発会社であるモデルナはよく知られているが、ビオンテックについてはあまり知られていないかもしれない。本書にも詳しく買いてあるが、それほど規模が大きくなかったビオンテックはワクチン配布にあたってはファイザーと提携しており、日本では”ファイザー”ワクチンと呼ばれていたからだ。

    生物を真面目に勉強した人をのぞいて、コロナワクチンが広く利用されるようになるまではRNAという単語を知っている人はほとんどいなか

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    2024年03月18日
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ

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    すごく良かった。人間の道徳感は今はグーグルが良いと判断したものを模倣しただけでしっかりと考えた訳ではないと気づけた。読書を続けて常識を疑い、自分で考える習慣をつけようと思った。

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    2023年04月21日
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ

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    メディアやIT企業が、極端で、非対称的な取り扱いを求める「マイノリティ」の主張を増幅させる背景には、今の自分達の「不当に恵まれた境遇」を、ノイジーな「マイノリティ」の攻撃、修正要望から、守り、彼らから看過してもらう通行手形を獲得するため、というところもあるのか、と気づいた。

    結論としては、「仲間だけでなく、表面上の敵にも寛大さを示すことが、この狂気から抜け出すための最初の一歩になる。」と示されている。
    極めて穏当だと思う。

    また、ありとあらゆる討論と議論から、特定の属性に関する要素を取り除き、ますます高まる特定の属性へのこだわりを追い払い、特定の属性にとらわれない方向へ進むべき、ということ

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    2022年12月30日
  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ

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    第一章 ゲイ
    第二章 女性
    第三章 人種
    第四章 トランスジェンダー

    各章のタイトルを見ただけでもクラクラするほど。
    世の中この問題が溢れている。
    各章、それぞれに思うところはあるが、カナダ・ナショナルポストの書評がひとまとめにしてくれている。

    「疑念の種を撒き散らす社会的公正運動の矛盾に切り込み、大衆の95%がそう思いながらも怖くて口に出せないでいたことを雄弁に語っている。」

    まさにこの通りで、反骨精神はあっても良いと思うが、これとは違う何かであるように思えて仕方がなかった。でも、この本を読んで合点が入った。

    英国のフェミニズム作家が、「男はクズ」と言っていたのに、男である貴方の父親

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    2022年11月30日
  • ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~

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    ビッグヒストリーという概念を初めて知った。地質学・天文学・地球科学・生物学・分子遺伝学・歴史科学等、様々な分野をタテ糸とヨコ糸で織り成す、包括的な視座によるアプローチ。人間世界がごく僅かな可能性の中から生まれてきた、すべて偶然の連続の上に現在の姿があることがよく分かる。ビッグヒストリーという視座を持つことで、様々な物事、日々の出来事の見え方・意味付けも変わると思う。今というこの瞬間に存在するという奇跡に思いを馳せらされる一冊。

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    2022年10月06日
  • ミレニアム2 火と戯れる女(上・下合本版)

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    引き込まれるように読み続けました。前半、中盤、後半と、角度を変えながらも、展開のスリリングな速度は変わらず。
    本当にすごい作品です。ラストは切迫しました。まさかと思った事がさらにまさかになり、最後まですごかった。

    #深い #泣ける #アツい

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    2022年09月30日
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    購入済み

    彼なりの考え方

    アメリカ史上初の黒人大統領となったバラク・オバマ氏が、自身の働きを振り返った回顧録作品です。国中の様々な意見がある中で、真の平等とは何か、本当の平和とは何かを常に考え続けて、その真摯さと冷静さ、そして時に見せるユニークさを持ち合わせながら、長きにわたり大統領職を勤めあげてきたオバマ。そんな経験をしてきたからこそ語れる私たちの目指すべき国、そして世界の姿が描かれます。多くの日本人編集者が携わった力作です。

    #タメになる

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    2022年08月01日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    コロナ禍に身をおき、コロナワクチンを実際に接種した一人として、ワクチン開発から実用化までのストーリーを臨場感をもって読むことができた。

    〜感銘をうけた文章〜
    エズレムがよく好んで強調するように「イノベーションは一度には起こらない」のだ。いくつもの個々の発見が、ときに何のつながりもない分野で同時に起こり、積み重なっていく。やがて、それらのアイデアや研究者が出会い、融合したとき、人類は総体として、とてつもなく大きな飛躍を成し遂げることができるのだ。

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    2022年06月30日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    ドイツのトルコ移民2世が創業者のビオンテックのコロナワクチン開発物語。起業物語として創業者の意思決定などの話も勉強になる。mRNAについても少しだけ理解が深まった。

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    2022年06月25日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    【はじめに】
    2019年末に中国で発生したコロナウィルスは瞬く間に世界中に拡散し、多くの命を奪い、社会的・経済的損失を拡大させた。コロナワクチンは、その影響の際限のない拡大を今ある程度までに抑えることに大きく貢献することとなった。本書は、このコロナワクチンが驚くべき速度で開発された成功ストーリーについて書かれている。

    著者のジョー・ミラーは、ファイザー製ワクチン開発の主役となったビオンテック社を中心に多くの関係者にインタビューを行った。創業者のウールとエズレム夫妻が本書の主役だが、ビオンテックのその他の数多くの社員や投資家、ファイザーの重役・社員も実名で登場し、人間ドラマも含めて開発物語が紡

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    2022年04月24日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

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    新型コロナウイルス感染症へのワクチンを作り出したドイツの製薬会社ビオンテックの物語。コロナ禍に見舞われたベンチャー企業の社員たちががどのように国やファィザーなど大企業と対峙、連携、調整しながらワクチンをこれまでにないスピードで世に送り出したのか。その怒涛の1年がよくわかる。
    この企業が今後、治療薬を産み出してくれるのか期待してしまう。

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    2022年04月19日
  • 24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!

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    上司(リットの場合大統領)への憧れ、不満、
    自分の仕事への失敗、出来への不安…。

    社会人ならみんな共感できるのでは?

    そして、さすがスピーチライターである。
    アメリカの政治に詳しくなくとも、
    すんなり読めてしまうのだ。
    ジョークも日本人にも分かるようなもので、
    とても読みやすいしおもしろい。

    私は407ページの写真の説明が何とも好きである。

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    2022年04月15日