関根光宏の作品一覧
「関根光宏」の「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」「ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「関根光宏」の「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」「ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
米大統領選に向けて再読。J.D.ヴァンスは、愛と信念の人。この人は副大統領として信用できる。私にもし選挙権があったら、ヴァンスのためだけに、あの悪名高いトランプに票を入れるかもしれない。
回想録(Memoir)ということもあって時系列が前後したり同じエピソードが何回もでてきたりはするんだけど、圧倒的に話が面白い。無駄な文章がひとつもなく、情報の密度が濃い。
それは彼のスピーチやポッドキャストでのインタビューなども同じで、政治家特有の冗長な言い回しが全然ない。論点がしっかりしているし、無駄なたとえ話や自慢話、あるいはお涙頂戴の悲劇、嘘や誇張、他者への攻撃などもない(トランプはそんなんばっかりだ
Posted by ブクログ
副大統領候補が本を書いたのかと思って読んでみたたら、順序が逆だった。このベストセラーで名前が売れたからトランプの目に止まったのか。でもこういう思想の持ち主がトランプ支持者とマッチするのだろうか? 自分たちが貧しいのはリベラルと結託したメキシコ移民が仕事を奪ったからだと信じている人たちとは真逆の思考だ。彼らがこの本を読んでいるとは思えない。もうヒルビリーはまとまった分量の文章を読む力を失っているのかもしれない。扇情的なネット情報を鵜呑みにして人を敵か味方かに分類する、ただそれだけ。出自が似ているJDは自分たちの味方というわけだ。いかに考え方の隔たりが大きくても。
文章が巧みなこともあって、とても
Posted by ブクログ
トランプの支持基盤となるアメリカ白人労働階級層。彼らの多くはアパラチア山脈付近のオハイオ州、ウェストバージニア、ケンタッキー、アラバマ、ジョージア、インディアナ、テネシーと言った地区や、ラストベルトの付近に居住しながら、退廃的で暴力的な文化慣習を維持しながら保守的で日和見的な生活を営んでいる。トランプ大統領に副大統領候補として指名されたJ.D.ヴァンズは、この地区で不安定な家庭環境のもとに育ち、努力を否定する街から、エリート街道へ突き進んできた。そこで伝えることは、華々しい出世ストーリーではなく、社会や家庭環境、周囲の人間の思想がいかに人間を規定するかである。筆者が恵まれた環境に成し上がってき