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Posted by ブクログ
紛争地帯や難民など、世界で最も不幸な地域や人々を取材してきたアメリカ人のジャーナリストが、一番幸せな場所を探して世界を巡る滞在記。ドラッグも性もオープンで自由なオランダ、真面目でなんでも正確なスイス、金が有り余っているカタール、国是として幸せを追求するブータン、世界でもっとも不平の少ない国タイ、そして世界最強国アメリカ、などなど。どの国も幸せを感じる独自の一面があり、それは確かに幸せそう。外貨が稼げて福祉が充実し、自然と一体で勤務時間も短く、小さな国だからほとんどの人が近所付き合いのように信頼できる国アイスランドと言われると、ほう、と思うが、厳しく長い冬、退屈さ、美味しいものがあまりない、と指摘されると、そんなことはなんでもないことだと反発する。これはどの国でも同じ傾向が見られる。つまり、誰もが、自分自身が幸せに思うことがあること重要で、他者から見たときに異なるポイントを指摘されるとそれを低く評価するというバイアスを持っている。結局青い鳥は自分の手にあるということだが、他の世界を知ってくことは盲目的(もっというと迷信)にならないために大切なことと思った。
Posted by ブクログ
読書録「世界しあわせ紀行」4
著者 エリック・ワイナー
訳 関根光宏
出版 早川書房
p365より引用
“結局のところ、先に古いものを手放さなけ
れば、新しいもの(たとえば仕事や、人間関
係、人生の進路など)を選ぶことはできない。
両手がふさがっているときに食べ物の袋に手
を伸ばしたところで、全てが音を立てて床に
落ち、両手に何も残らない結果に終わるのが
関の山だ。”
目次より抜粋引用
“オランダー幸せは数値
スイスー幸せは退屈
ブータンー幸せは国是
カタールー幸せは当たりくじ
アイスランドー幸せは失敗”
ジャーナリストである著者による、世界で
一番幸せな国を探す旅を綴った紀行文。同社
刊行作文庫版。
北の果てから砂漠のど真ん中まで、それぞ
れの国の人々に何をもって幸福を感じるのか
について、聞いて訊ねて記されています。
上記の引用は、タイ特有の「マイペンライ」
の精神についてについて書かれた項での一節。
今あるもので満たされているのなら、まずそ
れが無くなってから、次の物事に取りかかる
方が、無駄や損失が少ないのかもしれません
ね。
ジャーナリスト故に、不幸な国ばかり訪ね
ていた著者だそうです。それが重要な仕事で
あるというのもあるのでしょうけれども、他
の人の諍いごとに首を突っ込むのをやめるの
が、不幸な気分を味合わないためにはいいの
ではないかと思います。
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Posted by ブクログ
アメリカ人ジャーナリストの著者が幸せの秘密が見つかりそうな世界10カ国を訪問して幸せ探しをするルポルタージュ。アメリカの幸福度は世界23位で、生活は豊かになっても幸福感はここ50年変化がないそうだ。幸福に対してとてもネガティブなアメリカ人らしい著者が旅を通じて幸せのヒントを見つけていくところは面白い。インドやタイなどのアジア的な物の見方を知ることで視点を変わっていっている。日本人も昔はもっと幸せだったんだろうなと思う。思考がアメリカ的になるにつれて幸福度は後退するのだ。おそらく世界じゅうがそっちに向かっているのだ。自分が子供の頃からその予兆はあったけれど今はそれが当たり前になってきてること、そして何よりアメリカ的思考に間違いはないと思い込んでることが怖い。だって、明らかに電車の中や人混みを歩いていて昔と比べて笑顔の人を見かけなくなったなと思うから。自分の顔に気づいてない人が多いから。
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