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2016年、無名の31歳の弁護士が書いた回想録がアメリカでミリオンセラーとなった。「ラストベルト(錆ついた工業地帯)」と呼ばれる、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自らの家族も含めた貧しい白人労働者階級の独特の文化、悲惨な日常を描いた本書は、トランプ現象を読み解く一冊として世界中でセンセーションを巻き起こす。2020年、ロン・ハワード監督によって映画化もされた歴史的名著が、文庫で登場!
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Posted by ブクログ
ついに読み終えた米国副大統領JDヴァンスの自伝。米国内陸部で見捨てられ明日への希望のない絶望の中で暮らす白人貧困層の現実を見せつけられる。 なぜ民主党ではなく、トランプがこうした白人貧困層から支持を得ているのか、その手が会とはするな」といった疑問の根本について考えさせられる名著である。
あまりに名著だと、著名人が言うので購入。 内容的にも読みやすく、ドンドン読み進められた。 この本を読んだ人は、ヴァンス副大統領を応援せずにはいられないのでは? ご本人の政策や主張については、全然知らないので、これからフォローしていきたい。 日本だけが大変だと思いきや、米国も深刻な状況だとわかる。
難読ではないんだけど、なんか読みにくい一冊。こういう人々がトランプ政権を支えているという勉強にはなります。
数多くの小児期逆境体験を抱えた子どもはどんな地域で育ち、どんな文化的背景の中で育つのか?がよく分かる自伝。少し切なくなってしまう物語でもある
この著者がエール大学に入学した後に感じたもの、レベル感は全く異なるののだが、私が地方の女子校から東大に入学した際に感じたものを思い出させて、著者の若き頃を抱きしめてあげたくなった。 社会関係資本の大切さ。 トランプ政権で著者が副大統領になっていることが、少しでも世界を照らしてくれるといいなあ。
アメリカ合衆国の副大統領に就任し、トランプの右腕として注目されている人物の反省を綴った自伝。トランプの支持基盤となった通称ヒルビリーは、多様性が尊重される近年のリベラルな思想からも見放された層である。現在のアメリカを理解するために手に取ったが、全く異なる他者を赤裸々に記しているという点で文学としても...続きを読む素晴らしい一冊だと感じた。
アメリカの現職副大統領J•D•ヴァンス氏が2016年に発表した回想録。私が先週の火曜日にこの本を手に取ったきかっけは整理していた古い新聞の書評欄を観て本書の存在を知って興味を持ったからです。何がトランプ政権を再び誕生させたのか?アメリカ社会の繁栄から取り残された白人たちというはわれわれ日本人にとって...続きを読む見えにくい存在で、多様性を尊重するリベラリストの民主党政権下ではないがしろにされてきた存在です。幸いだったのは私が鈍感で本書の著者があの副大統領J•D•ヴァンスだと認識したのは一気に読み終えて久しぶりに読書後の充実した高揚感に浸っていた時です。最初から現職副大統領の著書ということで本書を手に取ったらいわゆるアメリカンドリームを体現した人物のサクセスストーリーという色眼鏡で読んでしまい、アメリカ社会に対する学びも浅かったのしれません。本書は失われたかつてのアメリカ中流社会、取り残された白人たち社会の1人の少年が生きてきた回想録であり、彼の目を通してアメリカにあるもう一つの世界(本当のアメリカ社会の現実)を知ることができます。本書で彼が苦しくも自らの葛藤を乗り越えて別の世界に立身したことを知ったいまとなっては本書のあの少年、あの海兵隊に入隊してイラクから戻ってきてからオクラホマ州立大学に入り、難関イエール大学のロースクールに行ったあの青年が副大統領になったというのはアメリカ社会の大きな変革だと思います。本書の中で著者が海兵隊から戻ってきて大学に入ったら親の金で大学に来れたような汚い髭を伸ばした長髪の年下の同級生がイラクに派兵された米国人を蔑むような暴言を吐いて怒りを感じたというくだりがありましたが、私はそこにすごく共感しました。理想主義の多様性尊重重視のリベラリストに対する嫌悪感がアメリカ社会に確実にあるということが確認できてその点が本書を読んでほんとに学びがあったことです。
表面的でないアメリカを知ることができて良かった。トランプ大統領の発言は、日本ではトンデモ発言、どうしたアメリカと報道されるが、アメリカでは支持する層があるわけで。一瞬の流行ではないその根深い理由を知ることができた。 また、著者が成功してからも、何かあると内面から湧き上がる怒りの感情や子供の頃のトラ...続きを読むウマを乗り越えようとしつつも、曽祖母の代から続く血の濃さを改めて実感するところが、白人労働者層にとっても、単なるアメリカンドリームを体現した人以上の作品になっているのではないか。 この本がベストセラーになって著者が有名になり、そこにトランプが目を付けて、陣営に引き込むことでまた支持を増やし、、、この後アメリカがどうなっていくのか分かりませんが、この本で得た知識を胸に見守っていきたいです。
(2025.4.9追記)2024.12.26に、以下のコメントを書いたが、関税をめぐる中国の農民を蔑視するような発言や、トランプをヒトラー呼ばわりするなど、ちょっとどうかと思う発言が相次いでいる。 この本が歴史的書物になるかもと期待したが、アメリカ白人の全てではなく、実はごく一部の話であって、価値の...続きを読むない書かもしれないと不審に思うようになりました。 以下、2024.12.26のコメント 個人的に、今年読んだ本の中で、一番のオススメです。トランプの支持層である、白人労働者はどんな人達なんだろう?それを知ることによって、トランプが再当選した理由や、今のアメリカをより深く理解できるかと思って読みました。 テレビや新聞では報道していない(というか報道できないような)赤裸々で生々しい現実を窺い知ることができました。多くのアメリカ人も知らないようなアメリカがヒルビリーにはあるようです。 あとがきに書かれているように、50年後、この時代のアメリカがどうだったか?ということを知る、貴重な一冊と思います。
アメリカ、ラストベルトの白人労働者の文化を綴った本。民俗学と言ってもよいのかもしれない。 自分の人生なのに、自分ではどうにもならないと考え、なんでも他人のせいにしようとする。p15 「政府は生活保護をもらって何もしない連中に金を払ってる。やつらは、おれたちの社会をバカにしてる。働き者はみんな、あ...続きを読むいつら毎日働いてるぜって笑いものにされてるんだ」p238 能力は関係ないと言いたいわけではない。もちろんあるにこしたことはない。ただ、自分を過小評価していたと気づくことと、努力不足と能力不足とを取りちがえていたと気づくこと。それにはとても大きな意味がある。p299 アメリカのヴァンス副大統領が、この世界の文化で育ち、そこから抜け出していくストーリー。 面白い。
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ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~
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J・D・ヴァンス
関根光宏
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