ひたすら、すごかった。優秀だからの一言で片づけるのは絶対に違う。あんな重圧の中で子育てして大統領夫人としての責務を果たして、、、想像すると圧倒されて言葉が出てこない。
子どもも順調に授かれたわけじゃない。治療をしてようやく授かった。またバラクとの関係の危機にも直面している。まさかカウンセリングとい
...続きを読むう手段があるとは知らなかったが、常に物事がうまくいってるわけではない。
そして政治の世界。バラクは強い。ミシェルや娘たちがいるだけでなくバラクそのものも強い。日本でも政治家がしょうもない批判を言うし、メディアもあさっての質問をするし、平気で人を傷つける。アメリカも同様だった。というか、それ以上だった。何かをすれば馬鹿にされるのは当たり前。それも、黒人だからやり玉にあげられる。共和党ってのはホントしょーもないと思ってしまった。でも、ヒラリー・クリントンしかり悠然と立ち向かう人間としての強さをミシェルは身につけた。周りの反応を気にするタイプのミシェルが段々強くなっていくのを読んでいて感じた。
マリア(娘)がテニスコートでボールを打つように、ただやるべきことをやる。日々をしっかり生きることがどれだけ勇気になったか。もちろん、人種差別に苦しむ人が生きやすいように行動するという、全体に向けた信念も。
今年読んだ本の中で1番感銘を受けたかもしれない。