長尾莉紗のレビュー一覧
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日産とルノーの元CEOであるカルロス・ゴーンの生い立ちから現在の様子を詳細につづった本。どのようにして不正に手を染めていったか(本人は否定しているが)、そして、どのようにして日本から逃亡したかがよくわかり、大変読み応えがあった。
自分にとって、カルロス・ゴーンはサラリーマンとしてとても勉強になる存在であった。また、潰れそうな日産を徹底的なコストカットで再建する中、GT-Rを残してくれたのは感動した。
どうしてこうなってしまったのだろう?お金の魔力に取り憑かれてしまったのだろうか?現在も、レバノンで日産に対して10億ドルもの訴訟を起こしている。
もう彼の才能が活かされることがないのが非常に -
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ネタバレ面白かった。
「悪いのは殺人犯で、包丁を作った人は悪くない」というロジックと同じく、「悪いのはFacebookではなく、そこにフェイクニュースを投稿する人では?」と思っていたが、そんな単純なものではないと分かった。
Facebookのアルゴリズムによって、センセーショナルなフェイクニュースが優先的に表示され、加速度的に拡散されていく。札束の暴力で、ファクトチェックの入っていない政治広告が大量に表示される。Facebookの仕組みが悪用され、間違った情報をユーザーは信じ扇動される。まるで新しい時代のプロパガンダで、民主主義社会の大きな脅威だ。
前半はザッカーバーグの天才的な発明(特にニュース -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【「世界の終わり」の地政学 上・下】 ピーター・ゼイハン 著
トランプ氏の行動がこの本によるのではないかと思えてきます。もしかしたら、米国民がこのように感じているのでしょうか。
米国は地政学的に恵まれたため自国で完結が可能。そのため「統治が本当に苦手」であり、これまでは、ソ連に対抗するため同盟国を「購入」し、グローバル化によって同盟国が輸出しやすい環境を構築した。そうした「秩序」は「米国の犠牲の時代」であり、「そんな時代は終わった」。それにも拘らず、同盟関係を維持する費用を支払い続けるのは、「住宅ローンを完済したのに、まだ支払いを続けるようなものだ」。戦後からこれまでの70~80年間が -
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Posted by ブクログ
かなりダークだけどあり得そうな未来の予測。アメリカが主導してきた開かれたグローバルな秩序の終わりが何をもたらすのか。都市化した多くの国で急速に進む高齢化と人口減少、気候の変動がもたらす食糧供給の変化。
その結果として著者が予測するのは、食糧危機による世界の大部分(自給自足できない大部分の場所、グローバルな秩序が終わっても貿易に参加できる限定された地域を除く大部分)での飢餓、製造業のサプライチェーン断絶による今までのような生活が維持されない世界、人口構造と現在のハイパーファイナンスの終焉による中国の急速な崩壊。そしてそんな世界を尻目に孤立しても生きていけるアメリカ。
2030年台はかなり厳しい世