長尾莉紗のレビュー一覧

  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    地政学はやっぱり面白いけど、この本に関して言うと、各セクターごとに脱グローバルの影響をつらつらと書いていくのが頭に入りにくかった。

    0
    2025年03月02日
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

    Posted by ブクログ

    chat GPT4.0との対話集。3.0の頃と比べると述べている内容を鵜呑みにしそうになる。これで現在進行中の5.0になったらどうなる事やら。
    それより本書を読んでいて思ったのが質問の内容が細微かつ具体的である事。質問者は当然著者になる訳だが頭の良さを感じる。と同時にボンクラ脳な自分には十全に使いこなせるか…。
    AIにこの質問ができるぐらいの知能が無いと人間がAIを使っていると言えないのでは無いのかと考えてしまった。

    0
    2025年02月25日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    かなりダークだけどあり得そうな未来の予測。アメリカが主導してきた開かれたグローバルな秩序の終わりが何をもたらすのか。都市化した多くの国で急速に進む高齢化と人口減少、気候の変動がもたらす食糧供給の変化。
    その結果として著者が予測するのは、食糧危機による世界の大部分(自給自足できない大部分の場所、グローバルな秩序が終わっても貿易に参加できる限定された地域を除く大部分)での飢餓、製造業のサプライチェーン断絶による今までのような生活が維持されない世界、人口構造と現在のハイパーファイナンスの終焉による中国の急速な崩壊。そしてそんな世界を尻目に孤立しても生きていけるアメリカ。
    2030年台はかなり厳しい世

    0
    2025年02月08日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    トランプ2.0が始まった。アメリカファースト、グリーンランド問題、カナダ第51州問題、パナマ運河、米中摩擦、パリ協定再離脱、移民返還方針、などなどこれまでの”秩序”を破壊する大統領令を連発しているが、本書は既にこれらの多くを予言している。著者の並々ならぬ知見と地政学上の論理展開が予言を可能ならしめたと考察できる。今こそ一読をお勧めしたい。

    0
    2025年01月22日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

    Posted by ブクログ

    非常に読み応えがある。人口構成の老化を主因としてこれまでの経済は維持できなくなる事が示唆されている、ほぼ事実として。先行きは非常に暗いと言わざるを得ないが、かと言って解決策があるわけでもない。なんとかならないのかと思うだけか。政治や経済に興味のある人は必読だと思う。

    0
    2024年11月24日
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「全史」銘打つだけあって、第二次大戦の終わりからのイスラエルxパレスチナの攻防の流れを逐次追って書かれている。上巻はインティファーダを経てオスロ合意、パレスチナ自治政府樹立までを扱う。

    正直、イスラエル内部の予想外のカオスっぷりに頭が痛くなり、酔いそうになった。イスラエル人とはもっと合理的な人々ではなかったのか? ヨーロッパ出身の教育があり、お金もある層がイスラエルという国の運営を行っており、先進的で洗練された圧政を敷いているイメージがあったが、これでは法治国家とは言えないようだ。
    暗殺の手際がお粗末で失敗続きでも継続したり、私的なこだわりから効果の薄いターゲットに力を費やしたり、他国の法も

    0
    2024年10月19日
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

    Posted by ブクログ

    4.5 視点は良く,示唆に富むが,個人的な嗜好に基づく部分もあり,退屈な箇所もある。終章は素晴らしいの一言。

    0
    2023年11月05日
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

    Posted by ブクログ

    リード・ホフマンがChatGPTについて、ChatGPTを駆使して書いたもの。
    なかなか面白い取り組み。著者も楽しんで書いているのが伝わる。ChatGPTや生成形AIについては、実際に手を動かしてみることが大事だということがわかる。

    0
    2023年08月12日
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

    Posted by ブクログ

    OpenAIの初期の出資者でもありAIにも深い理解のある著者の本
    ChatGPTとさまざまな方向から未来を語る内容。
    そもそも、ChatGPTがこれほどの会話ができることに大きな驚きを誰もが持つだろう。特に英語での会話であるのでここまで会話を引き出せるのか、プロンプトの作り方のプロがやるとこれほどまでにできるのか?(日本語でしかできないがいくつか会話を行ってみた。一月ほどまえではきっとありえなかったほどの深い会話が日本語でもできるようになってきている)
    この本をヒントにどのようにAIを助手もしくはパートナーとして利用できるかを考えてゆきたい。
    「はじめに」と「第10章」「第11章」が特に興味深

    0
    2023年08月02日
  • マイ・ストーリー

    Posted by ブクログ

    バラク・オバマの妻であるミシェル・オバマの自伝。貧困街の生まれでありながらも名門プリンストン大学とハーバード・ロースクールを経て弁護士になり、バラクと出会い結婚し、ファーストレディへ。順風満帆に見えるサクセスストーリーの裏側が紹介される。

    自分のことを「賢くて分析好きの野心家」だと考え弁護士の素質に気付いたこと、ハンデを原動力に変え自分を信じて勉強したこと、
    『制限や世間の目等の心労』を『自分の持つ影響力』と捉え活用したこと、
    的確かつ前向きな自己理解のもと自分を信じて努力する聡明さ、芯の強さに惹かれる。
    また、一つの事実でも捉え方次第であり、ミシェルは咀嚼の上手い人だと思った。活かしたもの

    0
    2023年07月23日
  • フェイスブックの失墜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ザッカーバーグはメディアでも取り上げられていますが、サンドバーグがFacebook隆盛に果たした役割、そして凋落が知れてよかったです。
    主役はザッカーバーグよりサンドバーグと感じます。その彼女も2022年にサンドバーグはFacebookとたもとを分かつことになりました。その背景を興味深く書かれていると思います。
    また個人情報の取り扱いについての恐怖を感じた作品でもあります。

    0
    2023年03月23日
  • マイ・ストーリー

    Posted by ブクログ

    2009年から2017年までアメリカのファーストレディを務めたミシェルオバマの人生を自伝的に書いた一冊。

    賢くてたくましくてしなやか。

    誰かの求める女性像に、世間的なものに囚われて私たちは物事を判断しがちである。
    世の中には家柄や肌の色など、自分の力でどうしようも出来ないこともある。
    でも、出来ないことに目を向けるのではなくどうすれば打開していけるのかをいつだって探すことを忘れてはいけない。

    すべての女性に勇気と活力を与えてくれる一冊。

    0
    2022年04月05日
  • マイ・ストーリー

    Posted by ブクログ

    印象的だったフレーズ
    もちろん、このように生まれながらに自信を持っていることは素晴らしいが、…慣れるまでには努力か必要だった。…ただその存在感が強すぎたのだ。その自信、自分が世界に変化をもたらすことができるという彼のそばにいると、どうしても彼と自分を比べて気後れした。…本人が気づかないうちに私自身の目的意識を脅かしているように思えた。

    誰しも、自分より圧倒的に賢い、または、タイプの違う人と共にいることは拒絶反応がでる。ミシェルはバラクへの強い絆を感じ、一緒にいることを諦めず、自分も楽しんで生きることを学んでいった。本文の言葉を借りると、愛が勝ったのだ。

    自伝には成功体験ばかりが載っていると

    0
    2022年04月01日
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    a

    購入済み

    シンプルでいい

    アメリカ合衆国第44代大統領バラク・フセイン・オバマ2世の今までをまとめた内容。分かりやすくまとめられていた。

    0
    2022年03月22日
  • 約束してくれないか、父さん 希望、苦難、そして決意の日々

    Posted by ブクログ

    Michelle Obamaさん・Kamala Harrisさんらの自伝に触れて以来、いま目の前のモニターに映る指導者はどんな背景を背負っている/きたのかをぼんやりとだが考えるようになった。政策の前に人となり。

    本書の存在を知った直後、第46代アメリカ合衆国大統領の映像を目にしてふと↑の疑問が湧き、読むに至った。決然たる眼差しを見慣れているせいか、あらゆる場面において迷いが見られた時は少したじろいだ。
    しかし、と言うかやはり、言葉は実直そのもので、端々から「正しくありたい」という彼の願いを伺わせるものだった。

    中盤ご自身の副大統領時代の話を大幅に挟みはしたものの、Putinさんとの軋轢(や

    0
    2022年02月18日
  • マイ・ストーリー

    Posted by ブクログ

    ミシェルは、賢くて、パワフルで、それでいて優しさあふれる方だと感じました。

    前半の生い立ちから大統領夫人になるまでの記述は、米国の差別意識や教育環境などをうかがい知ることができました。

    後半は、プライベートなど全くない公人としての立場と、家族を守る立場との狭間で、揺れる気持ちが良く伝わってきました。

    ただ頭が良いだけでなく、柔らかな豊かな感情を持つファーストレディだったのだろうと想像します。

    米国民の健康志向を高めたことは、ミシェルの大きな功績だったことと思います。

    全てをさらけ出したわけではないでしょうけれど、ミシェルという素敵なファーストレディの心の内を知ることができ、働く母とし

    0
    2022年02月07日
  • マイ・ストーリー

    Posted by ブクログ

    ・内助の功
    ・その時代のファッションアイコン
    が自分の中のファーストレディー像だった。

    彼女の場合そのどちらも持ち合わせていたけれど夫とはまた別の独立した存在に見えていた。(実際にその人物になることが幼少期からの願いであり、本当に彼女の思惑通りだったのにはビックリした)

    夫が手の届かない賢者であるのに対し、彼女は地に足つけたindependent woman。(事実だけど)まるでフィクションのような対比で、しかもバランスまで取れているところに感心してしまった。

    日本語版タイトルが『マイ・ストーリー』…
    確かに自伝だから主題は一人称なんだけど、彼女だけの物語じゃないんだよな。彼女や家族の人

    0
    2021年10月21日
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上)

    Posted by ブクログ

    まるで映画や小説のように思えるほど臨場感が溢れる内容。
    こんな世界があったのかと信じられない気持ちになり、でもそれが事実なのでとてもやるせない気持ちになる。
    明日、日本がなくなるなんて今の自分には想像つかないけれど、イスラエルには国の成り立ちからして闘わないいけないと思ってしまう理由がある。
    闘いを続ければ続けるほど、どんどん複雑化しているように思う。

    教科書的な事実羅列ではなく、色々な立場の人間のリアルな発言があふれている。
    著者のインタビューにかけた時間と労力が計り知れないし、それをこの本にまとめたのがすごい。
    翻訳も読みやすかった。

    0
    2021年08月21日
  • マイ・ストーリー

    Posted by ブクログ

    ミシェルオバマの幼少期、オバマとの出会い等のプライベート部分が書いてあり、親近感がわき、面白かった。そしてファーストレディーのときに取り組んだことや経験したことが書いてあり、一見華やかにみえる生活であるが、苦労も多いことを学んだ。
    ミシェルオバマほどの才能がある人でも『自分は十分であるか』という疑問が常にあったようで、意外だった。しかし、やはり黒人女性というだけで、いろんな問題が付き纏うので、そのような考え方になってしまうのは仕方ないと思った。

    【自分にも取り入れたいこと】
    ・子供を芸術や文化に触れさせる
    ・週末にブートキャンプ(友人との絆強化)を実施する。
    ・子供には愛情と高い期待を注ぐこ

    0
    2020年12月18日
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上)

    Posted by ブクログ

    国家とユダヤ人を危害から守るためにあらゆる手段を講じるイスラエル。イスラエルの新聞記者が政府・軍関係者への膨大な聞き取り から明らかにした、イスラエルで特殊任務にあたるモサド、シン・ ベト、アマンの3機関による、諜報活動と要人暗殺作戦の初の通史。
    めちゃくちゃ面白そうだけど買う人少ないだろうな・・・と思いながら読み始めました。序文からして恐ろしいにおいがぷんぷん漂うんですけど、あまりに平和ボケした日本人にはかなり衝撃的な内容で、でも怖いもの見たさであっという間に読み終えてしまった。この著者、近いうちに消されるとかない・・・よね?ここまでの証言をよく集めたなあと感嘆しかないです。すごすぎる。筆者

    0
    2020年12月12日