長尾莉紗のレビュー一覧

  • 確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

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    一般的な言葉でいうところのリスクマネジメント思考の重要性を説いた本(少し丸めすぎ、外れているかもしれないが)。学びは大変多い。
    やや冗長っぽさ、読みにくさ(海外翻訳本のあれ)があったので☆マイナス1。

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    2020年12月04日
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(下)

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    ネタバレ

    上巻に続いてイスラエルの各情報機関の行動を描写しているが、完璧に成功した作戦があったかと思えば、その成功から生まれた過信のために手痛い失敗を引き起こすという流れが何回かあり、モサドほどの組織であっても人の集まりなのだと妙な感慨を覚えた。

    最後の章の、『イスラエルの情報機関の物語はさまざまな意味で、見事な戦術的成功に彩られた物語であると同時に、悲惨な戦略的失敗の物語でもある』という一文が、この本の内容をよく表している。大書ではあるが、一読に値する。

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    2020年11月01日
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上)

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    ネタバレ

    スパイやその所属する諜報機関の描写は映画や小説といったフィクションの世界ではよく見かけるが、この本には実際のところインテリジェンスの世界がどのようなものなのかが事細かに書かれている。そもそも諜報機関の内情をノンフィクションとして書くことなどできるのだろうかと思ったが、実際著者はこの本を書くのに並々ならぬ苦労をしたことがうかがえる。その情報収集の結果は巻末の100ページ近い注記に見ることができ、情報の正確さのために多大な努力を払っていることが推察された。また、著者がイスラエルにかかわりが深いこともあり、情報源はイスラエル側のものが多いが、著者個人の主張を極力排し中立な立場で事実を書き連ねるように

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    2020年11月01日
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(下)

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    次々と書かれている暗殺の経過は、いささかうんざりするところもあるが、これがイスラエル側からの見方なのだろう。
    ことの性格上、パレスチナ、アラブ側からの視点は反映されていないので、これを「事実」として一方的に受け容れるのは危険だろう。
    人種問題と宗教問題とが重なり合っていると、本当に血で血を洗う闘いになるのがよくわかるけど、理解しがたいところもある。

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    2020年09月06日
  • マイ・ストーリー

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    友人同士でお喋りしているような感じでゆったり物語が進むので、もし最初から読み始めていて飽きてきたなあ…となってしまったときは、序盤を読み飛ばして大学に入ったあたりから先を読んでみるのがおすすめです。

    ・サウスサイドで生まれ育ったミッシェル氏が、マイノリティであることがどんなことを意味していたか、「どこにも自分のルーツがないと感じる」というのはどういう感じなのか、など、友人に話しているような感じでざっくばらんに打ち明けてくれていて、まるで自分の友人の経験かのように読むことができます。日本に生まれ育った私にはとても稀少な体験でした。

    ・ハーバード卒の弁護士という輝かしいキャリアから非営利団体へ

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    2020年01月21日
  • 確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

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    黒か白、〇か×かではなく、こうなる確率はいくらなのか? という思考で物事を判断していく。この思考法は今後ますます重要で(今までもそうだったかw)、これが人はビジネスでも他でも決定的に差がつくと思う。著者はポーカーのトッププレイヤー。計算で完結できるチェスではなく、ポーカー的な「運」が左右するのが社会であり、確率に賭ける思考法を具体的に伝える。
    とても有用な本なのだが、一つ。この手の本は結構読んでるほうの自分でもちょっと読みにくいと感じて頭が他のこと行ってしまったことが数回w。英語のアメリカ的表現が直訳調の日本語になって意味が通りにくい。もう少し日本語として飲み込みやすくして欲しかったと個人的に

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    2019年08月22日
  • 確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

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    心理学者でポーカプレイヤーが書いた本、
    ・参考資料が細かく掲載されていたのは良いかと思います。
    (全318ページ中35ページが参考文献および推薦書一覧)

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    2018年10月11日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

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    上巻に引き続き、今度は石油やその他のエネルギーや金属資源、工業製品、食料(農業)の観点から世界を俯瞰。

    産業の発展に欠かせなかった灯りは、まずは鯨油、そして石炭と続き、最終的に石油が使われるようになった。その後、石油は主にガソリン、石油精製品に使われるようになり、電力は天然ガスにシフト。石油は中東、旧ソ連、北米で算出されており、特にカナダのサンドオイル、アメリカのシェールオイルにより、アメリカは石油すらもある程度自給が可能に。また天然ガスもシェールガスと呼ばれる副産物で確保可能。

    グリーンテックはそのコストからしばらく本格的な普及は難しく、電気自動車自体が実はその製造段階から多大なCO2を

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    2025年05月23日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

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    地政学は面白い。歴史であれ政治・経済であれ、その場所の持つ特性からは逃れられないから、地政学を出発点にして考えると見えてくることが多いというのはよくわかる。そういう意味で、これからの世界を地政学の視点を基盤にしてみるとこんな風になり得る、と仮説を立ててみたのがこの本。資源や製造業など、個人的にはざっくりした常識程度の知識しかない私にとっては、それぞれどこでどんな風に、どんなものが作られて、どんな風に輸送されて現代の世界ができ上っているか、というのが理解できるという意味では「社会科の勉強」としてとても面白かった。

    半面、グローバリゼーションを推進してきたアメリカ人の視点から“グローバル後”を見

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    2025年04月11日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

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    20250324-0410 上巻が地政学的観点から見た世界史で、下巻が各論。主要国だけではなく世界中の国についてまんべんなく触れているのはすごいなと思った。アメリカ人から見た日本、というのも新鮮だった。

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    2025年04月30日
  • 「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下(集英社シリーズ・コモン)

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    ネタバレ

    グローバル化が終焉し、無秩序の時代がくると、海運の安全は崩れ、グローバルサプライチェーンは寸断される。そのとき 各国はどうなるか?
    著者は中国はやばい と 各章で語る。 石油はなくなれば石炭あるし、半導体禁輸されてもファーウェイ復活したし、 中国は大丈夫な気もするのだが・・・・
    以下 備忘録
    エネルギー:石油・天然ガス アメリカ以外は需要と供給が分断される。供給源がない国は困るだろう。石油が採れる国
    コロンビア・ペルー・トリニダードトバコ・ブラジル(資本が必要)・オーストラリア、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、北欧、北アフリカ、ロシア、ペルシャ湾岸   それ以外の国はエネル

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    2025年02月20日
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    匿名

    購入済み

    回顧録は、ホワイトハウスの中でもっともお気に入りの場所から書き出される。些細な内容ながらも、充実している。

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    2025年02月16日
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

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    著者とGPT-4が議論する形で展開されている。
    このように、自分が知りたいことに対して議論するのにとても有効だが質問者の知識、理解度が問われると同時に感じた
    10章にも及ぶ、幅広いトピックでの議論は面白い。
    1年前の作品だから、すでにここでのGPT-4は遠い過去の物となっているのも、AI時代の変化のスピードが早いと感じることばかりだ。
    人間らしさを大切にしたり、AIが仕事を奪うこと、もっと文化や哲学、芸術に時間をとることなど。

    たしかに現在もよく言われていることを1年前から考えていたのは流石。

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    2024年12月22日
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

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    Open AIの元取締役である著者だけにChatGPTへの問いかけが上手。
    あーこういう風に聞けば良いのかという参考になる。

    一方で、ストーリーとしてはやや冗長であり、途中で猛烈に飽きてしまった。
    発散的に偶発的に質問しているものを特に編集もなく本にしてしまったような内容。
    リードホフマン氏の思考を追うように読むと良い。

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    2023年11月20日
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

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    リードホフマン、chatgptの本

    chat gptを実際に使って対話形式でしるしているのが面白い。

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    2023年10月03日
  • マイ・ストーリー

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    ホワイトハウスの内側の世界への好奇心から手にし、その観点からも十分面白かったが、比較的貧しい地区で生まれ育ちながらエリートとなった意志の強さと行動力に素直に感服した。夫がだんだん政治の世界へ深く入っていくにしたがい生じる、家庭とキャリアの両立という、言葉にすると陳腐なほど普遍的な悩みを両手いっぱいに抱えながらも前に進んでいく姿にも勇気づけられた。

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    2022年07月31日
  • ワンミッション 米軍発、世界最先端の組織活性化メソッド

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    軍隊こそトップダウンの典型であったはずなのに、それだけでは勝てなくなった。だから戦い方を変えるのだ。
    これだけでも時代が大きく変わったと言わざるを得ない。
    軍隊の場合の大目的は、最小の犠牲で戦争に勝つこと。
    トップダウンの作戦だけでは、この目的が達成できなくなっているのだ。
    確実に現場での戦闘が複雑化しており、遠く離れた本部からの指示だけでは限界なのだ。
    トップの間違った指示で犠牲になるのはいつも現場だ。
    だからこそ現場も慎重になる。
    戦争に負けてしまうのであれば、戦略・戦術を変えていくしかない。
    それは本部であれ、現場であれ思いは同じ事だ
    実際にはどうすればよいか。
    本書では、今までのトップ

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    2022年07月01日
  • フェイスブックの失墜

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    今読んでみると、ロシアのアメリカ大統領選挙への介入だとか、他国の首相はほとんど登場しないのにウクライナのゼレンスキー大統領の名前が出てきたりと、今現在に繋がる何かがありそう。偽情報の氾濫が世界に及ぼす影響は、今後更に深刻になるでしょう。ある意味情報の暴走を止められなくなったのはシンギュラリティの一端なのかも。
    本としてはかなり読みづらい。

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    2022年06月29日
  • 約束してくれないか、父さん 希望、苦難、そして決意の日々

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    読むのに時間がかかった。

    バイデン大統領が昔妻子を亡くしていたことは知っていたが、さらに息子さんまで病で亡くしていたとは。

    副大統領という立場で、ウクライナ問題(当時からあった!)やイラク問題など常に緊張と決断を迫られる任務をこなしながら、膠芽腫と闘う息子や家族を支え、さらに期待される大統領選挙への出馬を検討するなんて、時間と体力と頭脳がいくらあっても足りない。
    公職に就いていなければ息子や家族を優先したり、悲しみに浸ったりできるだろうに。それを思うとずしりと気持ちが重くなった。

    バイデン家に限らず、アメリカでは家族が何よりも大事だという価値観なのかな。
    ボーの闘病に両親や妻、子供はもち

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    2022年03月26日
  • マイ・ストーリー

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    オバマ前大統領の妻、ミシェルの自叙伝。
    一般的な家庭から、ファーストレディにまで上り詰めるまでの逸話は、黒人が米国で生きていく事の困難さを認識させられると共に、可能性の国であることも感じられた。
    夫としてのオバマ前大統領の姿は親近感を感じる。

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    2020年11月11日