作品一覧

  • フェイスブックの失墜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。

    「悪いのは殺人犯で、包丁を作った人は悪くない」というロジックと同じく、「悪いのはFacebookではなく、そこにフェイクニュースを投稿する人では?」と思っていたが、そんな単純なものではないと分かった。
    Facebookのアルゴリズムによって、センセーショナルなフェイクニュースが優先的に表示され、加速度的に拡散されていく。札束の暴力で、ファクトチェックの入っていない政治広告が大量に表示される。Facebookの仕組みが悪用され、間違った情報をユーザーは信じ扇動される。まるで新しい時代のプロパガンダで、民主主義社会の大きな脅威だ。

    前半はザッカーバーグの天才的な発明(特にニュース

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    2022年12月23日
  • フェイスブックの失墜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ザッカーバーグはメディアでも取り上げられていますが、サンドバーグがFacebook隆盛に果たした役割、そして凋落が知れてよかったです。
    主役はザッカーバーグよりサンドバーグと感じます。その彼女も2022年にサンドバーグはFacebookとたもとを分かつことになりました。その背景を興味深く書かれていると思います。
    また個人情報の取り扱いについての恐怖を感じた作品でもあります。

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    2023年03月23日
  • フェイスブックの失墜

    Posted by ブクログ

    今読んでみると、ロシアのアメリカ大統領選挙への介入だとか、他国の首相はほとんど登場しないのにウクライナのゼレンスキー大統領の名前が出てきたりと、今現在に繋がる何かがありそう。偽情報の氾濫が世界に及ぼす影響は、今後更に深刻になるでしょう。ある意味情報の暴走を止められなくなったのはシンギュラリティの一端なのかも。
    本としてはかなり読みづらい。

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    2022年06月29日

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