インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日

インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日

495円 (税込)

2pt

【第7回開高健ノンフィクション賞受賞作】広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ――。絵葉書を売るカンボジアの少女に凜とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。

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インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月25日

     開高健ノンフィクション賞を受賞した時から気になっていたけれど、今まで読まずにいた。読み終えた今思うのは、『15年間損した。もっと早く読んでおけばよかった。』と。

     文章は簡潔でいて筋肉質。それでいて情緒はあり、読後は感慨深い。

     ユーラシア大陸からアフリカ大陸を旅して2年。序盤のアジアと終盤の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月20日

    各国での印象に残った出来事を繋いで行くスタイル。答えがない、唐突なエピソードも多いので初め慣れるまで戸惑った。旅をつらつら書いた旅行記かと思ってた。

    精神性の豊かさと貧しさについて考える。わたしも自分の哲学をもっていたい。

    こういった旅をなぜするのか。特に危険地域だったり、国際援助も偽善やバラン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月08日

    こころが大きく揺さぶられる一冊。すべてが生々しく、リアル。読み終わるとどっと疲れが出るくらい、内容も文体もパワフル。
    自分の足で旅をして、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分のこころで感じることの大切さを思い出させてくれる。

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    Posted by ブクログ 2022年03月26日

    友達のおすすめ本。英語で書いて和訳したような、簡潔ですっきりとした文章だった。本当にそうやって書いてるのかも?これを読んで行った気分になるのは傲慢すぎるけど、筆者が感じたその国の風景や、空気が鮮やかに伝わってくる。アフリカに根付いた、将来の計画や貯蓄はないけど、助け合って生きていけるという、いわゆる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    26歳の女性が、アジア・中東・アフリカ・ヨーロッパを684日間、貧乏旅行でまわる。訪問した国数は47カ国。野宿は当たり前で、途中で身体を壊したり、とっても過酷な旅だ。旅行記は、たくさん読んでいるが、女性の旅行記で、ここまで過酷なものは読んだことはない。
    文庫本で、だいたい280ページ程度の本だけれど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月26日

    2019年9冊目。
    著者の旅のテーマのひとつといえそうな、世界の人々にとって「何が必要なのか。何が適切な支援なのか」。
    授業でも単元計画の軸に据えたりしている。
    この作品を読み進める中で、「やっぱり」と思う部分と、「そうか」と気づかされる部分があり、大変勉強になった。レビューをみると批判もあるようだ...続きを読む

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    購入済み

    2回目

    2018年11月22日

    一回目はハードカバーで、二回目が今回。
    正直に、一回目のことは忘れて今回読んだことだけ念頭に置いて書くと、一回目より感動は薄れた。一回目は「途方もなく壮大な女性の旅」という印象で沢山の人に勧めて回りたくなったほど感動したものだが、二回目は「一人旅世界一周したことを書いた本」という平凡に近い感想を抱い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月27日

    久々に旅行記が読みたくなって、手に取った本。
    最初は、やけに淡々と書く人だなあ。なんて感じたが読み進めていくにつれて、この著者の性格が率直で、なかなかの切れ者なんだと気づいた(良い意味で)
    根性と体力、精神面においても非常にタフ。
    相手が誰であろうと、主張するべき時はしっかり主張する。
    だからこそ、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月04日

    1979年生まれの著者が、ユーラシアとアフリカ大陸の47ヶ国を684日間かけて巡った旅の記録。2009年の開高健ノンフィクション賞受賞作。
    著者がバッグパックを背負って日本からユーラシア大陸へ旅立ったのは、バッグパッカーのバイブルである『深夜特急』の沢木耕太郎と同じ26歳のとき(本書は「26歳の春が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月01日

    世の中には、行って見て知らなければいけない、と思ってしまう衝動がある。そしてそこから生産的なものはほとんど生まれないし、ただの自己満足である。ただ、趣味とも違う。この欲求は強迫観念に近いものである。
    情報化社会にあっても足で行かなければわからないことが沢山ある。むしろ情報化社会が他者への想像力を失わ...続きを読む

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