食べる。

食べる。

506円 (税込)

2pt

食べ物を通じて人に出会い、出会った人と食事を共にする。ゲロ雑巾と揶揄されるエチオピア料理“インジェラ”の妖しい魅力にとりつかれ、メキシコで本場のタコスに舌鼓を打ち、ルーマニアでは現地の若者が作る卵焼きを食べる。自宅のテレビから得られる膨大な知識よりも、旅で得られるわずかな手触りにこそ真実がある。気鋭の開高賞作家が世界中を渡り歩いて綴ったノンフィクション。

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食べる。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんかすっごくいい本に出会った…。ほとんどジャケ買いで、おいしいものがいっぱい出てくる旅エッセイなのかな、と軽い気持ちで買ったけれど、この濃さは何。深夜特急をはじめて読んだときのような感動。それは旅のハードさを大げさに語るでもなく、つまらない自分語りばかりをきかされるのでもなく、ほんとうに、ただ、旅

    0
    2014年02月07日

    Posted by ブクログ

    題名通り、観光地ではない海外の食(韻)に関する紀行記。

    スーダン人の田舎の子が都会で働いていて、でも、ゆくゆくは村に帰って細々と生きていくよという言葉が、田舎から出て東京で働く日本人と重なった。

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    本書の筆者である中村安希を最初に読んだのは、3年ほど前のことであり、それは、開高健ノンフィクション賞を受賞した「インパラの朝」という本だった。「インパラの朝」は旅行記だった。アジア・中東・アフリカ・ヨーロッパの47か国をを684日間まわる、とても過酷な旅の記録だった。私はこの本がとても気に入り、その

    0
    2023年06月26日

    Posted by ブクログ

    食べるというのは生きることそのもの。
    中村さんのようにのびのびと真っ直ぐよく食べてありのままに感じて生きたい。

    0
    2020年09月08日

    Posted by ブクログ

    彼女の行動力に驚愕。
    未知の世界に足を踏み入れていく様は逞しくもあるが、同時に心配しながら読んだ。
    本書には書かれていなかったが、きっと危険な目に幾度となくあっているのだろう。

    世界には色々な環境で色々な食べ物を食べている人々がいることを、本書を通じて改めて知った。
    友人から旅の土産話を聞いている

    0
    2018年12月05日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションと小説の中間のような文章。ひりひりとした感じは、「深夜特急」を思い起こさせる。もう少し、続きが読みたい。

    0
    2015年09月05日

    Posted by ブクログ

    食べ物のエッセイだと思ったら、大間違い。国際文化を深く理解するバイブルになります。作者にはそんな意図がないだろうけど。

    0
    2014年04月13日

    Posted by ブクログ

    "この世界のことを何も知らないままでは、自分が何をすればよいかを正確に知ることはできないと思うからです"

    0
    2020年09月22日

    Posted by ブクログ

    もの喰う人々、を思い出す。あの本も世界中を巡って食というミクロ且つ文化の凝縮されたものから世界の現在の姿を読み解く試みでした。
    この中村さんの本は、旅で出会った食に絡めた、ただありのままの旅のことをつづるエッセイ集です。違いといえば、前者ほど大仰な試みではなく、思い出話のようなもの。薄味ではあるが、

    0
    2014年08月05日

    Posted by ブクログ

    旅人の本
    料理の本ではない。

    旅は出会い
    旅は食

    そんな事を思い出させてくれる本です。
    少し独特のクセみたいなものがあると感じたのは、旅に出ていないからかなぁ??

    0
    2014年03月07日

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