満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦

満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦

946円 (税込)

4pt

4.2

混迷の中で建国され13年で崩壊した満洲国。一極集中の特異な社会、急拡大した満鉄、石原莞爾ら陸軍エリートの苦悩――成立と暴走の要因を「東大話法」で話題の著者が解明する。現代にも通ずる欺瞞の系譜が見える。

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満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    敗戦80年の今年2025 年、かねてより念願であった旧満洲(中国では偽満洲国と呼ぶ)の首都、長春の皇宮跡を訪れる事ができた。かつてその地で何が行われたのかを知りたいと思い本書を手に取った。

    14年にわたる植民地経営下での出来事については詳細が語られておらず、その意味では期待した内容ではなかったが、

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    その昔、「共通一次試験」という時代のことじゃ。選択授業の日本史教師が「受験対策はしない」と言い放ち(日教組で有名だった)、好きなことを話した授業が「高校の日本史が届かない」と言われる近代史、満州事変であった。これが滅法面白く、夢中でノートを取ったのも今は昔。現代の日本人は満州について何も知らない。け

    0
    2019年09月02日

    Posted by ブクログ

    満州が大豆によって虎や豹のいる森が切り開かれ、地平線が見える畑になった。
    兵隊の楯に送り込まれた開拓団の農民たち。
    日本政府はきちんと戦後処理をせず、今また泥沼の戦争への道を突き進んでいるのでは。

    0
    2023年06月19日

    Posted by ブクログ

    東大話法で一躍有名になった、
    安冨氏が専門の経済史の分野から
    戦前日本を分析。
    満洲という大陸でも特殊な地域の統治に
    成功したことが、その後の日本の
    戦略を誤らせた可能性を示唆。

    さらに、事態を悪化させる日本の
    「立場主義」を明らかにしていく。

    日本型社会の、イヤな面をたしかに
    浮き彫りにしてい

    0
    2017年01月08日

    Posted by ブクログ

    「大豆・満鉄・総力戦」
    バブル期の日本はまるで満州国のようだと先生が言ってたので、歴史に興味ないけど満州国の本を読んでみた。
    けど、バブル期の日本と満州国の共通点はよくわからなかった。過剰なインフレになったって点だろうか。
    序盤は満州国の変遷を書いた学術っぽい内容だけど、後半になるにつれて著者のイデ

    0
    2021年04月26日

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