もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く

もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く

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「承知しました」という返答で共犯関係と決断責任の回避を成し遂げ、「そこまでやるとは思わなかった」「その件についてはお詫び申し上げます」という弁明で、自らの正当性を主張しつつ形式的に謝罪する欺瞞を成立させる――原発危機、企業不祥事などで頻発するこの「東大話法」を支えるのが、「立場至上主義」。「立場」はどのように日本人を呪縛してきたのか、そこからいかに逃れられるのかを、気鋭の「東大」社会学者が説く。

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もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く のユーザーレビュー

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    購入済み

    震撼して、そして笑った

    kai
    2021年11月05日

    軽くて鋭利な言説は、読んでいて楽しい。しかし、日本に未来はないね。凋落が底をうつまで続くだろう。

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    Posted by ブクログ 2013年08月04日

     「まるで個人など無いかのように組織の一員としてふるまう人々」
     私はこれらを特別な、変わった人だなぁと思っていたのだが…………いやはやなるほど、立場論としてしまえば、非常に腑に落ちる。
     個人ではなく組織の中に居れば、安全であるし、その組織を守る一員としての立場があるだろう。

     しかしながら、立...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月30日

    ■東大話法

    1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する

    2.自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する

    3.都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする

    4.都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す

    5.どんなにいい加減でつじつまが合わないこと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月05日

    おるおるこういう奴!って、感じ。しんきくさい!ウザイ!面倒臭い!時間勿体ない!残念な人!っていうこととわかった。しかし、安冨歩さんって、変わってる人でオモロイなぁ

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    Posted by ブクログ 2019年12月15日

    日本人が日本語を話すのは当たり前と思うかもしれないが、実際はそうではない。日本語を話すといっても、語彙や表現、論理、非言語的なものを加えれば、それこそ、日本語を話すバリエーションは、
    個人、個人かなり違う。

    一般的に言って、沢山の語彙を知っていて、
    論理的な表現方法を得意とし、難しい言葉を、
    意図...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月25日

    先に『原発危機と東大話法』を読んでたから、今回は比較的気楽に読ませてもらった。
    安富さんの本、5冊目くらいだと思うけど、この本は「入門編」に向いてるらしい。
    というのも、あとがきによると、安富さんのお話を編集者の方がまとめた形になってるらしいので、比較的読みやすくなってるからなのだそうだ。
    『原発危...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月22日

    さらっと読めるなあ、と思ってたら、ライターが書き起こした本だった。語り部は、女性装で有名な安富教授。
    自戒を込めて読み、それなりに楽しめたが、ところどころ結論ありきな論法もあったかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2012年12月02日

    僕だって、話をややこしくして、ケムにまいたうえで責任逃れしたい。

    最近「東大話法」なる言葉をよく目にしたもので、多分良い意味ではないであろうけど、世の中とうまい事やっていくために役立つメソッドかもしれない、と下心を抱いて購入した。

    「どこまでも欺瞞的で、どこまでも傍観者ぶったものの言い方」

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    Posted by ブクログ 2012年11月23日

    「立場」に縛られ、欺瞞を隠すために駆使した「東大話法」により、意識をすることなく暴走や犯罪に加担してしまう。このメカニズムについて解説した、安富先生の「東大話法」シリーズ。
    「東大話法」に逆襲するための作戦が「家政婦のミタになる」というあたり、前作で東大を「ショッカー」、小出先生を「ショッカーを裏切...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年11月21日

    「霞が関文学」という文学がある。その中身はというと、霞が関の官僚が都合の悪いことを、うまく薄めるあるいは、抹殺するために句読点や「~等」、「原則~」という言葉を駆使して自分たちの利権をガッチリ確保する利権文学だ。

     その一方で、話す方はというと「東大話法」がある。その心は、「霞が関文学」同様、政官...続きを読む

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