作品一覧

  • ダーリンはネトウヨ――韓国人留学生の私が日本人とつきあったら
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 期待を胸に日本で留学生活を始めた韓国人のうーちゃん。サークルで出会った日本人の先輩いっしーと付き合うことになった。 付き合って一ヶ月、いっしーが「きれいな日本語」を喋ってと言ってきたのだけど…積み重なるモヤモヤの先にしたうーちゃんの選択とは?
  • はじめてのヴィーガン日記 菜食と動物のはなし
    完結
    5.0
    全1巻2,640円 (税込)
    韓国でじわじわ拡大中のムーブメント! “ゆるヴィーガン”コミックエッセイ 食べ物を変えたら、 ネガティブな自分も変わった ■週に1日だけ菜食してみる ■革製品の使用をやめてみる ■肉料理の写真をSNSにアップするのを控える …など 日常の小さな選択の積み重ねで、世界は大きく変わります。 ヴィーガニズムは、自分も、他の存在も尊重できる 平和な生き方のひとつ。 思い立ったらいつでも、気軽にはじめられます。 【あらすじ】 韓国で暮らす女性アメリは、人生に対していつもネガティブ。日々の生活のなかで、自分自身がつらさに苦しんでいるからこそ、「他者の存在を苦しめながら暮らしたくない」と思うようになります。たまたまインターネットで見かけた保護ペンギンが、勇敢に海に帰っていく様子をみて、「少しでも他の存在にやさしい暮らしをしよう」とヴィーガンになろうと決めました。菜食をはじめたことで、アメリの心と体には、少しずつポジティブな変化が現れます。 まわりの友人のリアクションや、菜食を始めてから変わったライフスタイルなど、ヴィーガンの日常生活をやさしいタッチのイラストで描きます。「なぜヴィーガンが環境にいいの?」「食べるものに苦労しない?」といった身近な疑問から、動物の権利など菜食の理論について、初めての方にもわかりやすく紹介する、ヴィーガン入門にぴったりの一冊です。 ・わたしがヴィーガンになった理由 ・菜食主義とは? ・菜食のほうが高くつかない? 栄養は足りる? ・買い物に行ったときの商品の選び方 ・完璧主義者にならなくていい ・いろいろあるお肉の代替料理 ・「動物解放」の思想って? オールカラー232ページ
  • 誰もが別れる一日
    3.7
    1巻1,496円 (税込)
    韓国文学界で大きな存在感を放つ作家ソ・ユミによる小説6編をまとめた待望の短編集。6作品の主人公たちは貧困、失業、借金、離婚、夫の失踪、身近な死、母親との別れなどを経験し、以前とは違う状態に移る瞬間を経験する。変化は不可逆的で、人生は過去の自分との別れの蓄積だ。誰にでも訪れる不安と危機の断面を解剖し、時代と社会の病を敏感に捉え平凡な人間群像を暖かく包み込む、篤実なリアリズム小説
  • 「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき
    4.0
    「悔しいです。助けてください」。人権調査官の著者が見た、差別や冤罪、性暴力、拷問事件の裏側。 心揺さぶるノンフィクション。
  • 終わりの始まり
    -
    1巻1,650円 (税込)
    韓国文学界を背負う一人であるソ・ユミ、待望の初邦訳 恋の記憶、家族の記憶、残酷で美しい春の記憶。 ソ・ユミは、私たち自身の傷と記憶を呼び覚まし、時の流れとは何かを伝えようとする。私たちはいつだって、人生の新しい章を始められるのだ。――櫻木みわ(小説家) 1970年代生まれの韓国女性作家、チョ・ナムジュ、ファン・ジョンウンなどと並び、韓国文学界を背負う一人であるソ・ユミ、待望の初邦訳 【目次】 第一部 第二部 作家の言葉 訳者の言葉 【著者】 ソ・ユミ 1975年ソウル生まれ。2007年「ファンタスティック蟻地獄」で文学手帳作家賞、同年「クールに一歩」で第1回チャンビ長編小説賞を受賞しデビュー 都市に暮らす人々の孤独や葛藤を温かい眼差しで繊細に描く韓国を代表する女性作家。 短編集に『当分は人間』『誰もが別れる一日』『今夜は大丈夫、明日のことはわからないが』長編に『ファンタスティック蟻地獄』『クールに一歩』『あなたのモンスター』『終わりの始まり』『隙間』『ホールディング、ターン』『私たちが失ったもの』エッセイに『ひとつの体の時間』などがある。 金みんじょん ソウル生まれ東京育ち。10代で来日、KBSラジオや京郷新聞などを通して日本のニュースを紹介し日本文化を韓国に伝える活動をしている。 慶應義塾大学総合政策学部卒業、東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程単位取得退学。 韓国語の著書に『母の東京 ― a little about my mother』『トッポッキごときで』韓国語への訳書に『那覇の市場で古本屋』(宇田智子著)『太陽と乙女』(森見登美彦著)『海を抱いて月に眠る』(深沢潮著)など。日本語への訳書は『私は男でフェミニストです』
  • 私は男でフェミニストです
    4.4
    1巻1,870円 (税込)
    韓国の男子高校で教える著者が、学び、実践してきたフェミニズムとは? 生きるための「男フェミ」宣言。 2018年に刊行後、韓国各紙で話題になり、「幸せな朝の読書推薦図書」や「今年の青少年教養図書」にも選定された「本格男フェミ入門書」。初の邦訳。 ▶上野千鶴子さん推薦!  「男なのに、フェミニストです」とか「男のくせにフェミニストなの?」とかいうのを聞くと、その他人ごと感にイラッとする。そうだよ、あんたのことだよ、これはあんたに宛てたメッセージだよ、と言いたくなる。  チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ流に『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』というなら、フェミニストでないひとたちをどう呼ぶか?  セクシスト(性差別主義者)というのだ。  セクシズムって男と女の非対称な関係のことだから、これから自由なひとはいない。このなかでは、ひとは加害者であるか被害者であるかのどちらかだ。いや、もうひとつ、忘れてた。傍観者っていうのがあった。……  ……韓国から、こんな男性フェミニストの本が生まれたとは感激だ。  女にも男にも、誰にも、被害者にも加害者にも、そして傍観者にも、ならないでほしい。   (「解説」より) ▶本文抜粋  私は男子高等学校の教師である。私の職場の半径二〇〇メートル内には、すぐにでも男性ホルモンで爆発しそうな完全なる「雄」八〇〇人が生息している。教室では、悪たれ口を叩き、力自慢に余念がないが、そこに悪意はない。なぜそんな行為をするのかと聞くと「とくに理由はない」という答えがいちばん多く、以下「面白いから」「強く見えるから」の順である。……  男たちに提案したい。声を上げる女性を抑圧する時間で自分を振り返り、フェミニズムを勉強しよう。時代が読み取れず、淘汰されることのないようにしよう。一緒にフェミニストになろう。失うものはマンボックスで、得るものは全世界となるだろう。   (「プロローグ」より) 【目次】 プロローグ――男がフェミニストだって? 1章 母と息子 2章 フェミニズムを学ぶ男 3章 先生、もしかして週末に江南駅に行ってきたんですか? 4章 八〇〇人の男子生徒とともに 5章 ヘイトと戦う方法 エピローグ――共に地獄を生き抜くために 読書案内――男フェミのためのカリキュラム 解説 『82年生まれ、キム・ジヨン』の夫、それとも息子?――上野千鶴子 訳者あとがき

ユーザーレビュー

  • 誰もが別れる一日

    Posted by ブクログ

    人生の色々なしがらみの中を一日一日耐えるように生きる人々を、激励もせず、悲劇にもせず、ただ寄り添うように描くのが心地良かった

    0
    2025年09月21日
  • はじめてのヴィーガン日記 菜食と動物のはなし

    Posted by ブクログ

    最近、自分で自分自身を大切にできないし、自分を大切にしてくれる他人もいないと思っていた。動物の痛みを知るためにヴィーガンという志向をする。毎日じゃなくても週1回の実践でも世界が少しいい方向に向くなら、そんな行動をとれた自分が誇らしくなるんじゃないかと思った。まずは今日一日、自分の選択でヴィーガンで過ごしてみた。完璧じゃないかもしれないけど、意識的に選択できた自分に達成感があった。

    0
    2025年08月19日
  • はじめてのヴィーガン日記 菜食と動物のはなし

    Posted by ブクログ

    最近読んだ中で一番よかった。
    肉や魚を食べて、美味しくて感動してる時
    地獄のような痛みを受けてる動物たちのことが
    きっとこの先頭から離れないだろうけど、そうやって生きていけなきゃ

    0
    2025年06月09日
  • 「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本にはこういう組織、仕組があるのだろうか。デモの過剰鎮圧などで人権が不当に損なわれていないかを監視するためにデモの現場に行ったり、平時に電話などで苦情を受け付けて調査する。自分たちは最後の良心であり、責任を感じる重圧の中でも努めて明るく、誇り高く。慢性的な人手不足で、対応を後回しにして陳情人が自殺した悲しさ。拷問、えん罪、手抜き捜査、外国人労働者への偏見と人権軽視な逮捕、スポーツ選手とコーチ、、、起こっている事象は日本と同じ。そこの裏側、隠ぺい、泣き寝入り、開き直り、、全体を一貫して、事実を書く姿勢、迫力、率直な感情の描写にとても好感。

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    2025年05月27日
  • ダーリンはネトウヨ――韓国人留学生の私が日本人とつきあったら

    Posted by ブクログ

    誰かの言葉や態度によって、まるで酸に浸されるように、じわじわと傷ついていくことがある。
    その言葉がはっきりとした「悪意」に基づくものではなく、むしろ何らかの「思いやり」だったり「正義感」に基づくものだった場合、そんな相手の思いに寄り添うことによって、自分が何に対して傷ついているのかすらわからなくなり、さらには、「傷ついている」と思うのは自分に非があるのではないか、とすら思いはじめ、自らの声を奪われたまま、自分を浸しているはずの酸から目を背けていく…。

    本書は、そんな、じっくり人を傷つけ壊していくような差別が、何気ない日常のなかに突然現れ、「見ないようにしよう」としているうちに、ひとを傷つけて

    0
    2024年10月03日

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