作品一覧

  • はじめてのヴィーガン日記 菜食と動物のはなし
    完結
    -
    全1巻2,640円 (税込)
    韓国でじわじわ拡大中のムーブメント! “ゆるヴィーガン”コミックエッセイ 食べ物を変えたら、 ネガティブな自分も変わった ■週に1日だけ菜食してみる ■革製品の使用をやめてみる ■肉料理の写真をSNSにアップするのを控える …など 日常の小さな選択の積み重ねで、世界は大きく変わります。 ヴィーガニズムは、自分も、他の存在も尊重できる 平和な生き方のひとつ。 思い立ったらいつでも、気軽にはじめられます。 【あらすじ】 韓国で暮らす女性アメリは、人生に対していつもネガティブ。日々の生活のなかで、自分自身がつらさに苦しんでいるからこそ、「他者の存在を苦しめながら暮らしたくない」と思うようになります。たまたまインターネットで見かけた保護ペンギンが、勇敢に海に帰っていく様子をみて、「少しでも他の存在にやさしい暮らしをしよう」とヴィーガンになろうと決めました。菜食をはじめたことで、アメリの心と体には、少しずつポジティブな変化が現れます。 まわりの友人のリアクションや、菜食を始めてから変わったライフスタイルなど、ヴィーガンの日常生活をやさしいタッチのイラストで描きます。「なぜヴィーガンが環境にいいの?」「食べるものに苦労しない?」といった身近な疑問から、動物の権利など菜食の理論について、初めての方にもわかりやすく紹介する、ヴィーガン入門にぴったりの一冊です。 ・わたしがヴィーガンになった理由 ・菜食主義とは? ・菜食のほうが高くつかない? 栄養は足りる? ・買い物に行ったときの商品の選び方 ・完璧主義者にならなくていい ・いろいろあるお肉の代替料理 ・「動物解放」の思想って? オールカラー232ページ
  • 誰もが別れる一日
    3.4
    1巻1,496円 (税込)
    韓国文学界で大きな存在感を放つ作家ソ・ユミによる小説6編をまとめた待望の短編集。6作品の主人公たちは貧困、失業、借金、離婚、夫の失踪、身近な死、母親との別れなどを経験し、以前とは違う状態に移る瞬間を経験する。変化は不可逆的で、人生は過去の自分との別れの蓄積だ。誰にでも訪れる不安と危機の断面を解剖し、時代と社会の病を敏感に捉え平凡な人間群像を暖かく包み込む、篤実なリアリズム小説
  • 「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき
    3.0
    「悔しいです。助けてください」。人権調査官の著者が見た、差別や冤罪、性暴力、拷問事件の裏側。 心揺さぶるノンフィクション。
  • 終わりの始まり
    -
    1巻1,650円 (税込)
    韓国文学界を背負う一人であるソ・ユミ、待望の初邦訳 恋の記憶、家族の記憶、残酷で美しい春の記憶。 ソ・ユミは、私たち自身の傷と記憶を呼び覚まし、時の流れとは何かを伝えようとする。私たちはいつだって、人生の新しい章を始められるのだ。――櫻木みわ(小説家) 1970年代生まれの韓国女性作家、チョ・ナムジュ、ファン・ジョンウンなどと並び、韓国文学界を背負う一人であるソ・ユミ、待望の初邦訳 【目次】 第一部 第二部 作家の言葉 訳者の言葉 【著者】 ソ・ユミ 1975年ソウル生まれ。2007年「ファンタスティック蟻地獄」で文学手帳作家賞、同年「クールに一歩」で第1回チャンビ長編小説賞を受賞しデビュー 都市に暮らす人々の孤独や葛藤を温かい眼差しで繊細に描く韓国を代表する女性作家。 短編集に『当分は人間』『誰もが別れる一日』『今夜は大丈夫、明日のことはわからないが』長編に『ファンタスティック蟻地獄』『クールに一歩』『あなたのモンスター』『終わりの始まり』『隙間』『ホールディング、ターン』『私たちが失ったもの』エッセイに『ひとつの体の時間』などがある。 金みんじょん ソウル生まれ東京育ち。10代で来日、KBSラジオや京郷新聞などを通して日本のニュースを紹介し日本文化を韓国に伝える活動をしている。 慶應義塾大学総合政策学部卒業、東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程単位取得退学。 韓国語の著書に『母の東京 ― a little about my mother』『トッポッキごときで』韓国語への訳書に『那覇の市場で古本屋』(宇田智子著)『太陽と乙女』(森見登美彦著)『海を抱いて月に眠る』(深沢潮著)など。日本語への訳書は『私は男でフェミニストです』
  • 私は男でフェミニストです
    4.4
    1巻1,870円 (税込)
    韓国の男子高校で教える著者が、学び、実践してきたフェミニズムとは? 生きるための「男フェミ」宣言。 2018年に刊行後、韓国各紙で話題になり、「幸せな朝の読書推薦図書」や「今年の青少年教養図書」にも選定された「本格男フェミ入門書」。初の邦訳。 ▶上野千鶴子さん推薦!  「男なのに、フェミニストです」とか「男のくせにフェミニストなの?」とかいうのを聞くと、その他人ごと感にイラッとする。そうだよ、あんたのことだよ、これはあんたに宛てたメッセージだよ、と言いたくなる。  チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ流に『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』というなら、フェミニストでないひとたちをどう呼ぶか?  セクシスト(性差別主義者)というのだ。  セクシズムって男と女の非対称な関係のことだから、これから自由なひとはいない。このなかでは、ひとは加害者であるか被害者であるかのどちらかだ。いや、もうひとつ、忘れてた。傍観者っていうのがあった。……  ……韓国から、こんな男性フェミニストの本が生まれたとは感激だ。  女にも男にも、誰にも、被害者にも加害者にも、そして傍観者にも、ならないでほしい。   (「解説」より) ▶本文抜粋  私は男子高等学校の教師である。私の職場の半径二〇〇メートル内には、すぐにでも男性ホルモンで爆発しそうな完全なる「雄」八〇〇人が生息している。教室では、悪たれ口を叩き、力自慢に余念がないが、そこに悪意はない。なぜそんな行為をするのかと聞くと「とくに理由はない」という答えがいちばん多く、以下「面白いから」「強く見えるから」の順である。……  男たちに提案したい。声を上げる女性を抑圧する時間で自分を振り返り、フェミニズムを勉強しよう。時代が読み取れず、淘汰されることのないようにしよう。一緒にフェミニストになろう。失うものはマンボックスで、得るものは全世界となるだろう。   (「プロローグ」より) 【目次】 プロローグ――男がフェミニストだって? 1章 母と息子 2章 フェミニズムを学ぶ男 3章 先生、もしかして週末に江南駅に行ってきたんですか? 4章 八〇〇人の男子生徒とともに 5章 ヘイトと戦う方法 エピローグ――共に地獄を生き抜くために 読書案内――男フェミのためのカリキュラム 解説 『82年生まれ、キム・ジヨン』の夫、それとも息子?――上野千鶴子 訳者あとがき
  • 私は男でフェミニストです

    Posted by ブクログ

    お母さんの記録を読むだけでも涙が溢れてきた。最近フェミニズムを勉強していて、これは女性だけに限らず、すべての人に必要な考え方なのだと思った。
    マイノリティの代表である女性の権利を主張することはマイノリティの人権を守ることの第一歩になるのだ。

    0
    2023年02月06日
  • 私は男でフェミニストです

    Posted by ブクログ

    別の本で日韓のフェミニズムの浸透率が言及されていて、フェミニズムが気になり入門書として読んだ。
    他国とはいえ、似たところが多い韓国の事例はとても親近感が湧くとともに、読んでいて気持ち悪くなるところもあった。今まで受けてきた言動や行動が私が女性じゃなかったらそうじゃなかったかもしれない、と思うと気持ち悪くなった。フェミニズムについてもっと理解したいと思える本。

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    2022年10月18日
  • 私は男でフェミニストです

    Posted by ブクログ

    フェミニズムって誰のもの?

    男でも女でも社会活動するすべての人が無意識のジェンダー差別を受けているのであれば、フェミニズムはその全ての人のためのものである。この本はそう教えてくれた。

    自分が女性あるというだけで、キャリアのブランクを経験せず、夜道を恐れず、夢をあきらめないでいられる社会。男性であるというだけで涙を堪えなくて済む、育児の楽しみや家事の疲れを知る機会を奪われない、そんな社会。女の子がエンジニアを、男の子がネイリストを目指したって何にもおかしくない社会。自分が好きだから選択し、探索できる社会。そういう社会を私も全力で目指したい。

    フェミニズムは簡単じゃない。だからといって、どう

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    2022年10月07日
  • 私は男でフェミニストです

    Posted by ブクログ

    「百のうち一つを間違えただけで悪い母親になるのに、百のうち一つだけをうまくやれば良い父親になれる社会は正常とはいえない。」
    自分よりも上の世代の男性でフェミニストであることを表明し本を出版する人が出てくるなんて、微かな希望を感じている。悲惨な現状を再確認すると同時にこれを書いているのは男性なんだとという希望で目を輝かせながら読んだ

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    2022年07月20日
  • 私は男でフェミニストです

    Posted by ブクログ

    自分が「性別差別主義者(セクシスト)」だと気付かされる本だった。

    本の中には具体的な事例がたくさん登場し、
    ●女性が夜道を歩くことを怖がることを理解しない男性
    ●男性同士でいじりあう
    など、自分も無意識に差別的な行動をとっていたと身につまされる部分も多い。

    男性は既成世代(日本でいうところのテレビに出てくる失言議員とか、パワハラ上司とか?)と本質的に変わっていないという指摘は重く、ひょっとしたら自分は変われないのかも知れないという絶望感すらあった。

    それでも、作中の「男だからよくわからないんです、学ばないと」ということばの通り学ばないと平等は実現されない。そして、フェミニズムは男性をも楽

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    2022年06月24日

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