金みんじょんの作品一覧
「金みんじょん」の「韓国女性文学シリーズ」「誰もが別れる一日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「金みんじょん」の「韓国女性文学シリーズ」「誰もが別れる一日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本にはこういう組織、仕組があるのだろうか。デモの過剰鎮圧などで人権が不当に損なわれていないかを監視するためにデモの現場に行ったり、平時に電話などで苦情を受け付けて調査する。自分たちは最後の良心であり、責任を感じる重圧の中でも努めて明るく、誇り高く。慢性的な人手不足で、対応を後回しにして陳情人が自殺した悲しさ。拷問、えん罪、手抜き捜査、外国人労働者への偏見と人権軽視な逮捕、スポーツ選手とコーチ、、、起こっている事象は日本と同じ。そこの裏側、隠ぺい、泣き寝入り、開き直り、、全体を一貫して、事実を書く姿勢、迫力、率直な感情の描写にとても好感。
Posted by ブクログ
誰かの言葉や態度によって、まるで酸に浸されるように、じわじわと傷ついていくことがある。
その言葉がはっきりとした「悪意」に基づくものではなく、むしろ何らかの「思いやり」だったり「正義感」に基づくものだった場合、そんな相手の思いに寄り添うことによって、自分が何に対して傷ついているのかすらわからなくなり、さらには、「傷ついている」と思うのは自分に非があるのではないか、とすら思いはじめ、自らの声を奪われたまま、自分を浸しているはずの酸から目を背けていく…。
本書は、そんな、じっくり人を傷つけ壊していくような差別が、何気ない日常のなかに突然現れ、「見ないようにしよう」としているうちに、ひとを傷つけて