金みんじょんのレビュー一覧
-
お母さんの記録を読むだけでも涙が溢れてきた。最近フェミニズムを勉強していて、これは女性だけに限らず、すべての人に必要な考え方なのだと思った。
マイノリティの代表である女性の権利を主張することはマイノリティの人権を守ることの第一歩になるのだ。Posted by ブクログ -
別の本で日韓のフェミニズムの浸透率が言及されていて、フェミニズムが気になり入門書として読んだ。
他国とはいえ、似たところが多い韓国の事例はとても親近感が湧くとともに、読んでいて気持ち悪くなるところもあった。今まで受けてきた言動や行動が私が女性じゃなかったらそうじゃなかったかもしれない、と思うと気持ち...続きを読むPosted by ブクログ -
フェミニズムって誰のもの?
男でも女でも社会活動するすべての人が無意識のジェンダー差別を受けているのであれば、フェミニズムはその全ての人のためのものである。この本はそう教えてくれた。
自分が女性あるというだけで、キャリアのブランクを経験せず、夜道を恐れず、夢をあきらめないでいられる社会。男性であ...続きを読むPosted by ブクログ -
「百のうち一つを間違えただけで悪い母親になるのに、百のうち一つだけをうまくやれば良い父親になれる社会は正常とはいえない。」
自分よりも上の世代の男性でフェミニストであることを表明し本を出版する人が出てくるなんて、微かな希望を感じている。悲惨な現状を再確認すると同時にこれを書いているのは男性なんだとと...続きを読むPosted by ブクログ -
自分が「性別差別主義者(セクシスト)」だと気付かされる本だった。
本の中には具体的な事例がたくさん登場し、
●女性が夜道を歩くことを怖がることを理解しない男性
●男性同士でいじりあう
など、自分も無意識に差別的な行動をとっていたと身につまされる部分も多い。
男性は既成世代(日本でいうところのテレ...続きを読むPosted by ブクログ -
男性がどのようにフェミニストであることができるか、的な内容。巻末の読書案内までめいっぱい充実している。前半はなかなか読んでいて苦しい話が多いが段々テンポが良くなり一気に読めた。Posted by ブクログ
-
言葉に対して持っているイメージがこの本を手に取ろうとするかどうかに影響を与えると思います
特徴的な言葉を一旦おいて主張に目を向けるとスッと入ってくる
固有名詞がコミュニケーションで使われる際には『あれ』『これ』のような指示語に近いもので、人によって同一のものでないということは覚えておきたいですPosted by ブクログ -
フェミニストでなければ、
セクシストである。
不均衡な社会から目を背けた、
傍観や中立はありえない。
という、著者と上野先生の言葉が印象的。
正しくそうだ。
知らないことは 端に落ちる人を無視しているし、(哀れなるもの)目を背ければそれは"関心領域"の世界。
韓国でPosted by ブクログ -
本のタイトルでこれは絶対に読みたいと思って、買って
実際に読んでみてすごくよかった。
男の人目線の女性軽視をする人の発言を聞いた時の意見、フェミニストになったきっかけとフェミニストが男の人たちから、煙たがられるのはなぜかとか述べてて、
興味深くてすぐに読んでしまった。
自分の考えを人に押し付けるこ...続きを読むPosted by ブクログ -
男子校に勤める韓国の高校教師の男性のフェミニズムとの出会いや、学校現場でどう伝えているかの話。
フェミニズム以外にも、政治や人権の問題などでも同様に、あまり課題感を感じていない人に正論を叩きつけても心を閉ざしてしまう。そのあたりの伝え方や導入の仕方はさすが授業のプロ。
このあたりは「真のダイバーシ...続きを読むPosted by ブクログ -
「男だからよくわからないんです。学ばないと」
この言葉、本当に素敵。本質。
著者のフェミニズムをなぜ男が学ぶのかという問いに対し、後輩はこう答えた。
韓国では朱子学の影響か、女性が家庭の仕事をするという文化が日本よりも強く残っているようだ。著者も辛そうな母を見て育ち、フェミニズムを考えるときは母親...続きを読むPosted by ブクログ -
韓国の地方で男子校の教師をしていてフェミニストを自称する男性のエッセイ。やっぱりという感じだが、フェミニストへの入り口は自身の母の生き方を思ってのことだとか。
書いてあることは「ふーん」って感じで、自分としては目からウロコとか認識が変わったってほどじゃないんだけど、こういう本が日本にあるかなと思うと...続きを読むPosted by ブクログ