作品一覧

  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    小説・文芸

    4.6
    1巻2,200円 (税込)
    102歳の古老は、なぜ自ら命を絶ったのか? 東日本大震災、福島第一原子力発電所事故から15年 『安倍三代』の青木 理が満を持して放つ、3・11レクイエム ◆内容紹介◆ 2011年4月11日深夜、東北の小さな村で、百年余を生きたひとりの男が自ら命を絶った――。厳しくもゆたかな自然に囲まれ、人と土地が寄り添ってきた村で、何が彼をそこまで追い詰めたのか。その死の背景を追ううちに見えてきたのは「国策」という名の巨大な影と、時代に翻弄される人々の姿、そして戦争の記憶だった。『安倍三代』の青木 理が静かな筆致で、現代日本の痛みと喪失をえぐり出し、美しい村の記憶と、そこに生きる人々の尊厳を描く渾身のルポルタージュ。 ◆推薦◆ 「この本は、ひとつの村の物語であり、同時にこの国の百年の記録である。」内田樹氏 「“この風景は私”と言えるほど土と人が結びついた暮らしを、原発事故によって断ち切られた人々の喪失が、本書には刻まれている。」藤原辰史氏 「貨幣による豊かさの名のもとに、共同体と暮らしがいかに壊されてきたか。その現実を、本書は静かに突きつけている。」田中優子氏
  • 闇の奥 頽廃する権力とメディア、そして仄かな光をめぐるルポ・時評集

    闇の奥 頽廃する権力とメディア、そして仄かな光をめぐるルポ・時評集

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    大川原化工機冤罪事件から統一教会問題や裏金問題、さらに抵抗を忘れたメディアまで。「闘うジャーナリスト」が絡み合う権力の最暗部に踏み込み、腐蝕の核心を白日の下に晒す決定的な一閃。
  • 日本会議の正体

    日本会議の正体

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻880円 (税込)
    安倍政権とも密接な関係をもち、憲法改正などを掲げて政治運動を展開する、日本最大の草の根右派組織「日本会議」。虚実入り混じって伝えられる、その正体とは。 関係者の証言を軸に、その成り立ちと足跡、活動の現状、今後の行方を余すことなく描く。 反骨のジャーナリストがその実像を炙り出す、決定版ルポルタージュ。
  • カルト権力 公安、軍事、宗教侵蝕の果てに

    カルト権力 公安、軍事、宗教侵蝕の果てに

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    カルトに毒された自民党政権の闇をえぐり出せ!最前線で政権を痛烈に批判する「闘うジャーナリス」トが極限まで煮詰まった戦後政治の暗部に迫る。時代の必読書。
  • 破壊者たちへ

    破壊者たちへ

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,870円 (税込)
    闘うジャーナリストが、暴政に抗い続けた4年間。危機の時代を刻み込む記録にして変革のための必読テキスト。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 情報隠蔽国家

    情報隠蔽国家

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻847円 (税込)
    警察・公安官僚の重用、学術会議任命時の異分子排除、デジタル庁による監視強化、入管法による排外志向、五輪強行に見る人命軽視……安倍・菅政権に通底する闇を暴く。最新の情報を大幅増補した決定版。
  • この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体

    この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻990円 (税込)
    ネットに吹き荒れる誹謗中傷、国民を見殺しにする政府や権力者、強気を助け、弱気を挫くメディアの病巣、日本の歪な現実の病巣を、いまもっとも硬派な論客2人が語り尽くした。 「排他と不寛容の風潮の背後に漂う時代の深層をさらに重層的に解析し、多角的に浮かびあがらせることができるのではないか」 (青木理「まえがき」より) まえがき 「自己責任論」と切り捨ての時代を招いたものとは 第一章 対韓感情悪化の源流とそれをもたらした日本社会の構造的変化 第二章 友好から対立へ 日韓それぞれの事情 第三章 恫喝と狡猾の政治が生む嫌な空気 第四章 社会を蝕む憎悪の病理 ヘイトクライムを呼ぶ確信犯的無責任と無知
  • 日本の公安警察

    日本の公安警察

    小説・文芸

    3.6
    1巻990円 (税込)
    オウム・革マル派との“隠された戦い”とは? 監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は? 誰にも書けなかった“治安活動”の真実! 公安警察の暗部──東京・中野のJR中野駅にほど近い一角。 コンサート会場や結婚式場として有名な中野サンプラザの裏手あたりに広大な敷地を有する警察大学校がある。 この敷地内にかつて、古びた木造の建物があった。 入り口には縦長の看板。 黒い字で「さくら寮」と記されていた。 こここそが戦後間もなくから日本の公安警察に存在する秘密部隊の本拠地だった。 その組織は「四係」と呼ばれていた。 地方分権を建て前としながら、中央集権的な機構を持つ公安警察の中枢として全国の公安警察官の活動を指揮・管理する裏組織。 いつしか警察内や関係者の間では「サクラ」の隠語を冠されて呼称されるようになる。 ……戦後公安警察の暗部を辿っていくと、糸は全てが中野へと収斂されていく。 「サクラ」とはいったい何をなしてきた組織なのか。 (本書より──)
  • 暗黒のスキャンダル国家

    暗黒のスキャンダル国家

    ビジネス・実用

    3.4
    1巻1,815円 (税込)
    自身の「噂の真相」での匿名ライター時代の経験をふまえて、社会と報道の問題を問い、いまこそ戦うジャーナリズムとは何かをさぐる。最も注目されるジャーナリストによる渾身の力編。
  • スノーデン 日本への警告

    スノーデン 日本への警告

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻715円 (税込)
    2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以降、テロ防止の名の下に、アメリカ政府は技術発展の著しいインターネットを通じた大規模な監視体制を構築していた。ところが対象となっていたのはテロリストだけではなく全世界の一般市民すべてだった……。2013年6月、これらの事実を暴露したのが元情報局員のスノーデンである。権力が際限のない監視を行い、それが秘密にされるとき、権力の乱用と腐敗が始まる。本書では、日本人に向け、今起きている深刻な事態や権力を監視するための方途をスノーデンが明快に解説。後半はスノーデンの顧問弁護士やムスリム違法捜査を追及する弁護士、公安事件に詳しいジャーナリストら、日米の精鋭が、議論を多角的に深める。警世の一冊。【目次】刊行にあたって エドワード・スノーデンのメッセージ/第一章 スノーデン 日本への警告/第二章 信教の自由・プライバシーと監視社会――テロ対策を改めて考える/あとがきにかえて ベン・ワイズナーとの対話/付録 スノーデンのメッセージ原文
  • 安倍三代

    安倍三代

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    母方の祖父・岸信介を慕う安倍晋三首相には、もう一つの系譜がある。反戦の政治家として軍部と闘った父方の祖父・寛、その跡を継ぎ若くして政治の道に入った父・晋太郎だ。彼らの足跡から「3代目」の空虚さを照らすアエラ連載に大幅加筆。
  • 誘蛾灯 二つの連続不審死事件

    誘蛾灯 二つの連続不審死事件

    小説・文芸

    4.2
    1巻968円 (税込)
    上田美由紀、35歳。小柄で肥満、鳥取のスナックのホステス。彼女の周りで6人の男が死んだ。この事件の背景には、木嶋佳苗事件とは別の深い闇がある。――美由紀に騙されたのは、あなたかもしれない。筆者は鳥取に通い、美由紀と面会し、彼女に騙された男たちに取材を重ねる。木嶋佳苗が獄中ブログを始めるきっかけとなり、「私の事件を取材してくれていたら…と思い続けたジャーナリスト」と言わしめた一冊が文庫化!
  • 抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心

    抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    朝日バッシング=歴史修正主義と全面対決する。緊急出版! 慰安婦報道の「戦犯」と呼ばれた植村隆、市川速水、若宮啓文、本多勝一ら朝日関係者に徹底取材。報道の現場から問題の全真相をルポルタージュし、バッシングの背後にうごめく歴史修正主義をえぐり出す。闘うジャーナリストが、右派の台頭に抗する画期的な一冊!
  • 増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち

    増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち

    小説・文芸

    3.3
    1巻781円 (税込)
    「国策捜査」とは、特捜検察が政治や世論に後押しされて突き進んだ歪んだ捜査である。被疑者は特捜検察の筋書き通りの事件の犯人にされ、それをマスコミが煽ることが多い。犠牲となった人々の証言を聞く。
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

    トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

    小説・文芸

    3.9
    1巻990円 (税込)
    徳田虎雄氏の「正体」に迫る決定版評伝。  日本一の病院帝国を築いた徳洲会創設者・徳田虎雄氏がいま、己の「生」と向き合っている。ALSとは身体を動かす神経系が壊れ、全身の筋肉が縮んでいく難病だ。02年春に同病を患った徳田氏は、もはや全身の自由が利かない。  それでも眼球の動きで文字盤を追いながら、こう語るのだ。「これからがじんせいのしょうぶ」。  だがそんな徳田氏にも「運命の時」が近づいている。13年に徳洲会グループは、次男・毅氏の衆院選を巡る公選法違反容疑事件で東京地検特捜部の強制捜査を受ける。さらに徳田氏自身の病も進行し、眼の動きすらままならなくなる「完全なる閉じ込め状態」も、近く訪れるかもしれない。  窮地の徳田氏の「心奥」と徳洲会騒動の「核心」を気鋭のジャーナリスト・青木理氏が描く。
  • 僕たちの時代

    僕たちの時代

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻880円 (税込)
    気鋭のジャーナリスト二人が、警察・検察の腐蝕、原発の闇、ナショナリズムの暴発、東京の闇社会、芸能界のタブーなどをめぐって徹底討論。 六本木事件、橋下徹、新宿ゴールデン街、AKB48、関東連合、死刑、原発、バブル、特捜検察…僕たちはこんな時代に生きている。
  • 政権崩壊 民主党政権とはなんだったのか

    政権崩壊 民主党政権とはなんだったのか

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    戦後初の大型政権交代といわれながら、わずか3年3か月で崩壊した民主党政権。その首謀者は誰か。なぜ検察、マスコミは執拗に民主党を攻撃したのか。小沢一郎、長妻昭のインタビューも交え、徹底分析する。
  • 絞首刑

    絞首刑

    小説・文芸

    4.5
    1巻847円 (税込)
    国家の名のもとに命を奪う「死刑」。著者は、数々の証言から執行現場を再現し、実際に起きた5つの事件を再取材しながら処刑に至る道程を検証する。なかでも、1994年に発生した、いわゆる「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」で逮捕され、死刑判決を受けた元少年3名への取材は、精緻を極める。死刑制度に対して是とする人々、非とする人々、あらゆる立場の人々に一読していただきたい、渾身のルポルタージュ。(講談社文庫)

ユーザーレビュー

  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    Posted by ブクログ

    自分もなんてことのない一般人ですが、文雄さんに想いを馳せてしまいます。

    ルポルタージュってなぜこんなにも大変な作業だろうにこんな僕でさえ読めてしまうくらいに分かりやすく、その努力が分からないくらいにまとめられてしまうのか、いつも感心してしまう。

    田畑の憤りから始まり、諦念に尽き、まさか戦争も絡んでくるその筆致で、一瞬で読み終えてしまいました。

    『自身の人生のすべてが詰まった宝物である水田群が、放射性物質に汚染された土壌を詰めこんだフレコンバッグの山に埋め尽くされて、この無惨な光景までもを見ずに世を去ったのは、むしろ幸いだったのかもしれない。ー自死を肯定してしまうようで強烈な躊躇いはあるが、』

    0
    2026年10月24日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    Posted by ブクログ

    舞台は福島県相馬郡飯舘村。
    言わずと知れた福島第一原発事故で放射線の被害を受け、
    全村避難となった村。
    その村で生まれ、育った102歳の老人が、その避難指示を受けた直後に、
    自ら命を絶った。
    やせた土地を耕し、米だけでなく様々な作物を育てた土地から離れることを
    よしとしなかった男の自死。

    この男の生涯を、
    ジャーナリストで、物書きで、温泉ライターの青木理が追い続けた。
    TBSラジオセッションや文化放送ゴールデンラジオ、
    はたまたYoutubeポリタスで説得力のある語りをする青木さん、
    いつこんな取材をしたの、という力作。
    10年かかったそうだ。

    読み進めるにつれ疑問に思ったのが、
    どうして青木さんはこの老人の自死を知り、取材をしたのだろう、と。
    答えはこの本の後半にあった。
    大震災、原発事故、夫が癌、義父が自死という大変な中を生き抜いた妻が、
    義父の無念に対し、何か働きかけをしなくてはいけない、と、
    3年越しに東電を訴えたからだ。
    青木さんがどの段階で取材に入ったか、読み飛ばしてしまったが、
    この裁判に妻は勝訴。霊前に東電が手を合わせた。

    話はこれだけではなかった。
    老人の弟が硫黄島で戦死していた。
    サイパン陥落で全土がB29の標的になり、
    さらに硫黄島が米軍に奪われたらいよいよ日本はもたない、
    日本兵より米兵の死者のほうが多かった唯一の戦いがこの硫黄島だったという。
    弟もここで死に、骨は硫黄島に残された。
    滑走路の下なのか、山の中なのか。

    青木さんが言わんとしているのは、
    兄弟そろって国に殺された、ということ。
    兵役を逃れた老人は、弟が身代わりになった、という思いがあったようだ。
    弟は戦争で、兄である老人は原発政策に殺された。

    国家権力は正しく使えば国を、国民を富ませることができるが、
    失敗したら人を殺せるのだ。
    むろん、人間のやること。失敗はまぬがれまい。
    しかし、失敗しそうになったら軌道修正を図る、これが当然のことだ。
    それを許さない、無謬性神話が、国民に不幸を招いたのではないか。
    だから、国民一人一人が国家権力の使い方を見張らなくてはいけない。
    任せてはいけない。
    青木さんはそう言いたいのではないか。
    私はそう思う。
    宮台真司さんの 『任せてぶーたれる』のではなく『引き受けて共に考える』だ。
    国会議員も官僚も、任せられるような人たちではないのだ。


    序章 衝撃の朝
    1章 美しかった村
    2章 交錯する生と死
    3章 運命を変えた雨
    4章 じいちゃんの生涯
    5章 「国策」に殺された兄弟
    6章 残された者たちの闘い
    終章 それでも美しい村

    0
    2026年10月15日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    Posted by ブクログ

    「原発、戦争、美しい村」、読後はこの3つが密接に繋がっていることが分かると思う。胸が締め付けられる、でも、頁を繰る手を止められないルポ。
    著者の青木さんはラジオでの発言などもとても共感できる。ある出来事から、テレビとは距離を取っているが、このような素晴らしいルポを執筆する時間を確保できるようになったのなら、テレビとの距離も歓迎だ。言葉を慎重に選ぶ文体も素敵。

    0
    2026年09月30日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    Posted by ブクログ

    原発事故で被害を受けた福島の飯館村。自死した百二歳の男性の抱えた思いを探っていくと、東電や当時の政権に対してだけではなく、かつて硫黄島で亡くした自身の弟への申し訳なさや戦争を起こした者達への怒りがあったことがみえてくる。昔も今も人々の暮らしや心を軽く扱い愚かな策を押し付けてくる、自国へ抗議するための自死。公判での東電側の言い草(pp188-190)がものすごくひどい。なんなんだ、この会社。

    0
    2026年08月02日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

    購入済み

    読むべき

    ただの原発非難本ではない。102歳の男性が亡くなる間際に何を思ったか。現代を生きる我々はそのことをじっくりと考えるべきだ

    #タメになる

    0
    2026年07月28日

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