日本の公安警察

日本の公安警察

935円 (税込)

4pt

オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?
監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?
誰にも書けなかった“治安活動”の真実!


公安警察の暗部──東京・中野のJR中野駅にほど近い一角。
コンサート会場や結婚式場として有名な中野サンプラザの裏手あたりに広大な敷地を有する警察大学校がある。
この敷地内にかつて、古びた木造の建物があった。
入り口には縦長の看板。
黒い字で「さくら寮」と記されていた。
こここそが戦後間もなくから日本の公安警察に存在する秘密部隊の本拠地だった。

その組織は「四係」と呼ばれていた。
地方分権を建て前としながら、中央集権的な機構を持つ公安警察の中枢として全国の公安警察官の活動を指揮・管理する裏組織。
いつしか警察内や関係者の間では「サクラ」の隠語を冠されて呼称されるようになる。

……戦後公安警察の暗部を辿っていくと、糸は全てが中野へと収斂されていく。
「サクラ」とはいったい何をなしてきた組織なのか。
(本書より──)

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日本の公安警察 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1999年刊行の本ですが、2023年現在マイナンバーカードに健康保険証機能を無理やりつけようとする施策が行われています。国家が本当に国民の病歴情報にアクセスすることはないのかとても不安です。

    0
    2023年01月28日

    Posted by ブクログ

    某アニメやドラマに影響されて読んだ。
    自分に知識がないせいもあってところどころ難しかった(特に最初の方)が、楽しく読み進めることができた。
    もちろん外に出せない情報がもっとたくさんあるんだろうけど、公安警察の歴史から実際に起こった事件に対しても書き記されていてよかった。
    協力者の部分が個人的に印象に

    0
    2025年07月04日

    Posted by ブクログ

    色々な意味で有名な著者なので若干身構えていたが、最終章以外は主観面は抑えて冷静に事実関係を追っており、日本の公安警察の組織、そして公安事件について論じられていた。文章の読みやすさはさすが共同通信の記者。
    2000年刊行の本で、オウム新法までの公安事件の流れを一通り学ぶにはとてもよい本だと思う。

    0
    2024年07月21日

    匿名

    購入済み

    公安警察についての入門書的性格

    公安警察の内実や活動、歴史的背景が書かれている。公安が戦前の特高から人脈でつながっていたことや、革マルやオウム真理教との対峙、警察組織とのライバル関係など、興味深かった。公安について考える最初の一冊として、いい本だと思う。

    0
    2023年03月20日

    Posted by ブクログ

    公安警察は膨大な情報を持ち、秘密裏にそれらを活用して取り締まりを行ってきた。



    警察の情報量は凄まじいのだろうと想像させられ、様々な情報を収集することが大切だと実感した。

    0
    2020年10月22日

    Posted by ブクログ

    国内の公安体制、いわゆるカウンターインテリジェンスに対する概観ができる一冊。
    公安警察をメインに、その歴史や組織体制、手法、代表的な事件など。
    あわせて、公安調査庁や内閣情報調査室についても触れている。

    しかし国家権力は、末恐ろしいと感じます。

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    タイトル通りの本。
    執筆時期がだいぶ前なので、書かれている内容は少し古い。
    彼ら公安の概略を知るには十分な内容である。

    作者後書きにもあるけれど、
    本当に巨像の背中を撫でただけにすぎないのだろう。

    0
    2014年11月16日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、日本の公安警察について書かれた本。
    刊行されてから15年以上経つが、後半部分で言及されている「監視社会」への道はより一層進んでいると感じる。
    また公安調査庁が自身の存在意義を見出すために、活動していたが「警視庁公安部「イスラム捜査」流出資料」の事件につながっていったのだなと現代にも通じ

    0
    2014年08月02日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?
    監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?
    誰にも書けなかった“治安活動”の真実。

    [ 目次 ]
    1章 厚いベールの内側
    2章 特高から公安へ
    3章 監視・尾行から工作まで
    4章 公安秘密部隊
    5章 戦後の公安事件簿
    6章 オウム・革マル派と

    0
    2010年06月28日

    Posted by ブクログ

    「公安」についてお手軽に概観したいと思って家人に相談したら薦められた本(私が読んだのは古い版)。数年前の情報なので多少古いのは否めないものの、実はいろいろある「公安」と名のつく組織の違いとか、現実の活動の一端など、興味はあったけど初心者という私のような読者にはとってもおすすめ。

    0
    2009年10月04日

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