青木理のレビュー一覧

  • 闇の奥 頽廃する権力とメディア、そして仄かな光をめぐるルポ・時評集

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    青木節炸裂。時の権力が引き起こした問題・事件に対する的確な批判を集めた自評集。

    書かれた媒体は、世界、月間日本、しんぶん赤旗、毎日新聞など。

    こうした文章を書けるになりたいと思いつつ、なかなか文章自体を書けていない今日この頃・・・。

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    2025年11月16日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    ALS(筋萎縮性側索硬化症)をわずらい、懸命に死と戦いながらも自身が一代で築き上げた医療グループ「徳洲会」を隅々まで見通す男、徳田虎雄。本書は彼の本格的な評伝です。壮絶な生き様です。




    本書はジャーナリスト・青木理氏が描く”不随の病院王”徳田虎雄の本格評伝です。 本書が出版されてから読もう読もうと思っておりましたがつい延び延びになって、先日 やっとのことで読み終わりました。

    いやはや…。 一代で日本でも最大規模の医療法人を作った男の なんとも苛烈なる生き様に読み終えたすぐのころは 頭の中が朦朧としました。

    何でも、作者のインタビューを受けたころの徳田虎雄はALS(筋萎縮性側索硬化症)

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    2024年07月13日
  • 絞首刑

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    素晴らしい内容だった。
    一つの事件&死刑囚ごとに章を分け、事件の背景、犯人の動機と行動、裁判、遺族の心情、死刑囚の心理と心境の変化が、事件ごとにフラットに描かれてる。

    著者は明らかに死刑廃止論者なんだけど、その自身の理念はあとがきまで我慢しているのもよかった。

    深い位置まで死刑囚に関わっているから、当然心情的には死刑廃止に傾くのは当然でそれを否定することはない。死刑/死刑囚に近い人ほど死刑廃止論を持つのは皮肉である。

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    2023年06月22日
  • 絞首刑

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    ここまで色々取材できたのがすごいなあというのがシンプルに感じたこと。
    面会中の写真はどうやって撮影できたのか気になる。
    死刑はどちらかというと賛成の立場だけど、こういった実際に死刑に関わる人たちの声を聞くと揺れてしまう。

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    2023年04月09日
  • 日本の公安警察

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    1999年刊行の本ですが、2023年現在マイナンバーカードに健康保険証機能を無理やりつけようとする施策が行われています。国家が本当に国民の病歴情報にアクセスすることはないのかとても不安です。

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    2023年01月28日
  • 日本会議の正体

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    左派はいなくなったのか
    右派の執拗さが常軌を逸していたのか
    どうでもいいこだわりに巻き込まれて日本は失われたのだなあと感慨深い

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    2022年11月13日
  • 日本会議の正体

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    現在の自民党政権を作る両輪というか四輪のうちの二輪が「日本会議」
    一輪は「日本を守る国民会議」
    もう一輪は「日本を守る会」
    両者とも「生長の家」「神社本庁」「真光等の新興宗教」等が関わる宗教色の強い団体。
    この2団体が合流したのが「日本会議」
    その「日本会議の正体」がわかります。
    本書のテーマではありませんが、残り二輪は、
    統一教会と創価学会ですね。
    宗教の四輪駆動で力強く日本を戦前へ?神の国へ?世界統一へ?
    絶賛進軍中!!!!!

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    2022年10月24日
  • 日本会議の正体

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    組織の始まりがよく分かった。何をやろうとしているのかも。ただただ怖い。神社へ行くのは好きだけど考えてしまうなぁ。。。

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    2022年09月02日
  • 破壊者たちへ

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    権力を持ってはいけない者が政権のトップに居座ることで、この国の政治状況がいかに腐敗していったかということをリアルタイムで見聞きし、切歯扼腕している著者の怒りが、ひしひしと伝わってくる。

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    2022年08月26日
  • 絞首刑

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    目には目を。凶悪犯罪の加害者に対する被害者遺族の憎悪と周囲の同情、そこに許しは到底無く、ただ復讐心へと駆り立てる。その結果は何も生まれない、それどころか刑執行に携わる刑務官の精神を蝕んでいく現実に誰も感知しない。愚挙とも言い切れる日本の極刑はなぜいまだに多数支持されるのか、これを正義と言い切る人々は他者を慮る思考を捨てたも同然、自己責任に帰結する現代の病であろう。確かに苦しい、だが居心地良くない感情に真正面から向き合う姿勢こそ徳となる。加害者だけではなく私たちが共に考えることが大切。

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    2022年02月11日
  • 破壊者たちへ

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    短くまとめなければならないコラムだからだろうかこれまで読んだ青木さんの本と比して直接的で、痛快だ。
    私にとって「未来に向けて物事を考察する」ための栄養である。

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    2021年12月12日
  • この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体

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    ニーメラーの言葉をプリントして近くに置いた。
    青木、安田両氏のものの見方に学ぶことが多い。
    発信し続けてほしい。頑張って。

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    2021年09月08日
  • 日本会議の正体

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    日本会議について、関係者にしっかりと取材をしてまとめているルポ。その強固な信念がどこからきているのか、どのような信念を持っているのかがよくわかる内容になっている。
    日本会議はよく聞く名前だが、それがどのような人にどのような影響を与えているのかが不透明だったが、その実態に迫っている。
    かなり以前から様々な活動をしてきたのだが、それがなぜ安倍政権下であれほど力を持つようになったのか、よくわかった。そして、安倍政権下で行われた「改革」が彼らの目指すところとなぜ一致するのかよくわかる。今後の政治を見る上で、重要なことの一つである。

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    2021年06月26日
  • 安倍三代

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    安倍晋三という人物は悪人ではなく物分かりの良過ぎるぼんぼんであろう。彼が率いた長期政権での社会の凋落は彼に付随する利権に群がっていく企業や投資家そして自己愛に終始する為政者に元凶がある。権力を監視する事を諦めずメディアそして私たちが声をあげ続けよう。ちなみに我が家にはアベノマスクがまだ届いていない。

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    2020年12月29日
  • 絞首刑

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    死刑判決が執行された事件の端末や被告の人となりを鋭くえぐるノンフィクション。

    拘置所の中で、キリスト教に帰依し別人のように改心する者あり、控訴せず死刑を受け入れる者あり。検事の作成した調書には自分が言ってないことが書いてあると主張する者あり。著者が雑誌FRIDAYに被告の写真とともに記事を掲載した際に拘置所所長から送られてきた手紙が印象的。法務省による、全てが「ブラックボックス」化され「開かれていない」刑務所、拘置所について大いに考えさせられる。

    被害者の兄「犯罪の被害者遺族は、大切な人を突然奪われることによって不幸な谷底に叩き落とされる。刑事司法やマスコミ、大多数の人々は、平和な崖の上か

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    2020年05月12日
  • 絞首刑

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    死刑のさまざまな「当事者」に、これほど密着したルポは少ないんじゃないだろうか。青木理は、ワイドショーのコメンテーターをやっているせいでなめられがちだが、これはいい本だった。正直、死刑は廃止すべきだな、うん。

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    2020年01月20日
  • 日本会議の正体

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    ネタバレ

    日本会議は突如発生した組織ではない。
    右派勢力へのアンチテーゼが消滅したから次第に勢いを増してきたのだ。
    日本会議とは戦後日本の民主主義体制を死滅に追い込みかねない悪性ウイルスのようなものではないか。
    このままいけば、近代民主主義の原則すら死滅しまいかねない。

    この青木氏の最後のまとめがよかった。

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    2019年10月08日
  • 日本会議の正体

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    陰謀史観に与するわけではないが、現在の日本の政治に日本会議が大きな影響力を行使しているのは、どうやらまちがいがなさそうだ。問題は、権力を行使できる立場にいる人物なり政党なりが、その影響下にあることなのだ。
    この国にとって取り返しのつかないことになる前に、なんとかしなければならないと思うが、まずはこういう実態があるということを知ることから始める必要があるだろう。

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    2019年10月03日
  • 日本会議の正体

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    ネットなどの情報から、日本会議という大きな組織が、阿倍政権に密接に関わっているようだと知り、読んでみた。

    非常によく整理されていて、事実と関係者の発言は、著者の考えとは切り離して、正確に伝えるよう努めていて、日本会議について理解を深めることができた。但し、このようなテーマなので、何を取り上げて、どんな構成で伝えるかによって、伝わるものを変えることができるのも確か。著者の背景や立場を知る必要もあると感じた。

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    2018年12月02日
  • 安倍三代

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    ネタバレ

     日頃、国益とか、国家機密とかいいながら、みんなで集まって酒を飲んでいるということを、世界中に発信している。 飲むのはかまわないが、それを平気で発信する。大災害の夜ということで非難されたが、それ以上にそんな隙だらけの人たちの集まりで良いのか?官邸という所は。
     安部四代にならないことが、唯一の救いかと思いたい。

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    2018年10月18日