青木理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ALS(筋萎縮性側索硬化症)をわずらい、懸命に死と戦いながらも自身が一代で築き上げた医療グループ「徳洲会」を隅々まで見通す男、徳田虎雄。本書は彼の本格的な評伝です。壮絶な生き様です。
本書はジャーナリスト・青木理氏が描く”不随の病院王”徳田虎雄の本格評伝です。 本書が出版されてから読もう読もうと思っておりましたがつい延び延びになって、先日 やっとのことで読み終わりました。
いやはや…。 一代で日本でも最大規模の医療法人を作った男の なんとも苛烈なる生き様に読み終えたすぐのころは 頭の中が朦朧としました。
何でも、作者のインタビューを受けたころの徳田虎雄はALS(筋萎縮性側索硬化症) -
Posted by ブクログ
死刑判決が執行された事件の端末や被告の人となりを鋭くえぐるノンフィクション。
拘置所の中で、キリスト教に帰依し別人のように改心する者あり、控訴せず死刑を受け入れる者あり。検事の作成した調書には自分が言ってないことが書いてあると主張する者あり。著者が雑誌FRIDAYに被告の写真とともに記事を掲載した際に拘置所所長から送られてきた手紙が印象的。法務省による、全てが「ブラックボックス」化され「開かれていない」刑務所、拘置所について大いに考えさせられる。
被害者の兄「犯罪の被害者遺族は、大切な人を突然奪われることによって不幸な谷底に叩き落とされる。刑事司法やマスコミ、大多数の人々は、平和な崖の上か