青木理のレビュー一覧
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「国策捜査」- 鈴木宗雄事件に関わって佐藤優が自著で使ったのが始まりと言われる、特捜が描いたストーリーに基づいて行われる捜査。その中では証拠や自白は、それが真実かどうかよりもそのストーリーに沿うかどうかで判断される。そのため、時に無実ではないかと思われる人に罪を着せることになる...と言われる。真実は闇の中と言うのが安全なのかもしれないが、そこには少なくとも明らかにフェアではない実態がある。
本書は、そういった「国策捜査」の対象となった人たちを招いたカンファレンス「日本の司法を考える会」を元に書籍化したものである。彼らの話を聞くと、何が真実かよりも、検察の描くストーリーや司法組織の論理の方が優 -
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タイトル通り、日本の公安警察について書かれた本。
刊行されてから15年以上経つが、後半部分で言及されている「監視社会」への道はより一層進んでいると感じる。
また公安調査庁が自身の存在意義を見出すために、活動していたが「警視庁公安部「イスラム捜査」流出資料」の事件につながっていったのだなと現代にも通じる問題の端緒を知ることができる。
全体的に情報を端的にまとめたという印象である。
また、思想犯・政治犯を国家の安定維持のために探し出すという公安警察の性質からすると、東西冷戦が崩壊し、それまでのイデオロギーの対立が無くなっていくなかで、政治的思想と国家が必ずしも結び付かなくなった。
同時に、グローバ -
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徳田虎雄、全国に展開される徳州会の元理事長は、先般の公職選挙違反で一躍有名になったが、ALS (筋委縮性側索硬化症)に侵され寝たきりにながらも実験を握ってグループを率いていたという話も併せて広く知られるところとなった。本書は、公職選挙法違反により、徳州会の存在とその活動が世の中一般で広く知られるようにになる前に書かれたものだ。その事件の前後によって、おそらくは徳田に対する印象と評価がほとんど変わらないであろうということからもその稀有さがわかる。著者と同じく、自分もこの徳田虎雄を悪人だと断罪することができない。
「一般的には間違っているといわれるようなことでも、正しい目的を成し遂げるためなら、 -
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死刑囚との生々しい対話、数々のインタビューから再現された執行の描写、被害者家族の苦悶と加害者との意外な交流。経験したことがない者にとっては理解し得ない、もしくは経験すらしたくないことばかり。むしろ機械的に執行できたらどんなに楽なのかという苦悶が見て取れる。それにしても判決結果が同じであれ、裁判所の意識の欠如、弱腰具合は度を越している。裁判員制度が開かれた現在でも到底信用に足るような判断をしていないような気がする。
死刑に関しては否定しないけれども、決定までのプロセスには疑問を感じる。そして刑事・検察・裁判所に対する不信感はさらに強まった。 -
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[ 内容 ]
オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?
監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?
誰にも書けなかった“治安活動”の真実。
[ 目次 ]
1章 厚いベールの内側
2章 特高から公安へ
3章 監視・尾行から工作まで
4章 公安秘密部隊
5章 戦後の公安事件簿
6章 オウム・革マル派との“戦い”
7章 警察の外にある「公安」
8章 監視社会と公安警察
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振 -
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本棚に『闇の奥』を見つけたとき、ジョセフ・コンラッドの同名小説とつながりがあるのかと思い手に取った。ジョセフ・コンラッドの著書は地理的な奥地に作り上げられた王国の闇を描いていたが、本書は日本の権力機構に構成された王国を点描している。そこに一筋の光明を感じたいという著者の希望が、現状を闇の奥と表現しているに過ぎない。
すでに報道された事実をもとに書かれたこのコラムを読むと、暗澹たる気持ちになる。書かれたものは2020年あたりから2025年までのことだが、状況は悪くなるばかりでやはり暗澹たる気持ちが上書きされるばかりだ。 第51回衆議院議員選挙を目前に、権力の中枢である与党の振舞いは見るに堪 -
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考え方や意見は常に対立する事でバランスが取れている。人間が生まれつき本能の様に考えを持って生まれるわけではないのだから、誰しも教育環境や家族の影響など、外部の作用で考え方が確立する。
政教分離の原則は守られるのは当然だが、様々な考え方の人が集まって国家を形成するのだから、意見対立は当然だし、何かしらの宗教に心酔する方々も国民だ。宗教とまで言わずとも、同じ考えや意思を持つ個人が固い信念の下に集まれば、ある意味、熱気や熱狂は宗教染みて見られても仕方ない。団結したり熱い議論を交わす事で、生き甲斐や仲間意識を求める人もいるだろう。
またその様な熱気を集団の力として利用しようとする政治家も合理的と言えば -
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作者青木氏は、サンデーモーニングのコメンティーター。
あの暗殺事件の記憶も新しい安倍晋三と
父、安倍晋太郎、そして晋太郎が敬愛してやまない祖父、安倍寛。
この3代にわたる人物リポルタージュ。
暗殺事件後一般人が口に出していう印象「感じがよかった、フランクだった」
ニュースで出ていたが、私は何か腑に落ちなかった。
その祖父「安倍寛」
平和を希求し、国民の生活を問題視していた
選挙活動時、家には官憲が何人もいて、いつもプレッシャーを感じていた
そんな父を尊敬し、同じように平和を希求し、
毎日新聞に務めた経験からグローバルな視点を持ち
人種を超えて誰からも話が聞ける「安倍寛」