青木理のレビュー一覧

  • 日本の公安警察

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    公安警察は膨大な情報を持ち、秘密裏にそれらを活用して取り締まりを行ってきた。



    警察の情報量は凄まじいのだろうと想像させられ、様々な情報を収集することが大切だと実感した。

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    2020年10月22日
  • 日本会議の正体

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    P206にある、愛国心とはなんなのか考えてみた。

    それって誰かに押し付けられる物なのだろうか?
    個人的な意見ですが、愛せるような国であれば誰かが止めても自然と愛するだろうし、愛せるような国づくりを政治家が行えば言われなくてもその信条を良しと思い投票するのに。
    そういう応援できる人が関わる団体ならば共感しそれも併せて素直に考えに賛同できるのではないのだろうか?これじゃあまりに青臭いか

    あと、明治神宮の印象が…うん、もういいかな



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    2020年10月08日
  • 暗黒のスキャンダル国家

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    青木さん、いささか抑え気味か。コラムだからやむを得ないのかもしれないけど、個々の問題についてもう少し深堀して論じてもよかったのでは?
    ジャニーズ関係者のテレビ界への過剰な進出はわたしも首をかしげていたので、我が意を得たりでした。

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    2019年10月11日
  • 日本会議の正体

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    大前提、過去世代の過ちをラーニングできるから次世代の方が常に頭いいと思ってるのだけど、カルト宗教はその学びを止める呪いだなと思った。政権中枢のほとんどがこのカルトということに目眩を覚えつつも、他国も似たようなもんなので、人間って愚かだなと思った。

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    2019年10月04日
  • スノーデン 日本への警告

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    2016年6月4日に東大で開初めて催された監視をテーマにしたシンポジウムの記録。
    2013年6月に、エドワード・スノーデンがアメリカ政府の監視活動の実態に関する隠されてきた情報を、メディアを通してこの世にさらしてから3年後の話。
    今私がこの話を読んでいる今に至るまでは、そこからさらに3年が経っている。

    「自由を享受できる社会は市民が主役になって初めて実現される」
    政府に勤めながら一市民として行動をとることを恐れなかったスノーデンの力強いメッセージ。
    自分の生きる社会の在り方に関心を抱くこと、受け身にならないこと、いくためには一人一人が社会の構成員として能動的に考え行動することが民主主義社会に

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    2019年09月08日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    トラオさん、近くにいると鬱陶しいと思うけど、こういう人がいるから革新はされていくんだろなと思わせる。
    病気になってもとにかくエネルギッシュ。
    まだご存命なので安心したけど、会の中でゴタゴタが起きてて今の時代やってくのはきついんだろうなと感じた。でも頑張って欲しいなあ。トップが夢を見させてくれるって組織の中にいる限りは居心地良いだろな。

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    2019年06月30日
  • 安倍三代

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    ★4.5(4.00)2017年1月発行。祖父安倍寛(カン)、父晋太郎、そして現首相の晋三の3代にわたる政治家について記したルポルタージュ。安倍首相は岸伸介の孫であるという事は有名だが、この母方の祖父に負けず劣らす優れた政治家であった父方の祖父寛氏がいたというのは地元くらいにしか知られていないのでは。それにしてもここまで祖父、父のことを調べあげ、安倍首相自身についても調べ上げたルポはなかなか素晴らしいですね。安倍首相の生い立ちが分かって面白かったです。安倍晋太郎氏と西村正雄氏が異父兄弟というのも驚きですね。

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    2019年05月05日
  • 誘蛾灯 二つの連続不審死事件

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    2010年頃に話題になった鳥取連続殺人事件に関するルポ。事件を知らない人も、木嶋佳苗の首都圏連続不信死事件と同時期に似たような事件が起きて話題になっていたのは、ぼんやり記憶にあるのではないだろうか。

    事件をざっくり説明すると、「デブ専スナック」と揶揄されるような場末スナックのホステスである上田美由紀(本の表記に合わせて、以下「美由紀」)の周囲で、6名の男が不信死していることが発覚。被害者はみな妻帯者でありながら、美由紀と知り合ったとたん彼女に入れあげ、多額の金を貢いでいた事がわかる。借金を重ねて生活が破綻し、家族を捨て美由紀と暮らし始めるも、しばらくすると不信死をするという同じコースを辿って

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    2018年10月29日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    徳洲会という病院を一代で築き上げた経営者の、壮絶な人生を振り返った話は、幼少時代の悔しい思いが、その後の医師になると言う方向を決めつけ、医師だけでは留まらず、政治に参戦したりと話題に欠ける事がない印象であるが、その志はぶれる事がなく、高尚な目的を果たす事に直向きに生きている姿が分かります。晩年、難病に罹ってもグループの指揮を執り続け、そのカリスマ性は誰も超える事が出来ない。

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    2018年02月26日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    異形の病院王、徳田虎雄の正体に迫るルポルタージュ。
    幼少期に徳之島の貧しい一家で育ち弟を病気で亡くし、苦学の末に大阪大学医学部に入学する様子に始まり、徐々に病院を拡大させながら多額の金がばら撒かれた衆議院選挙当選を経て、鳩山政権時代の普天間飛行場の徳之島移設問題まで、徳田虎雄を巡る様々な出来事が語られていくが、そのどれもがすさまじく面白い。

    文庫版終章では王国の終末として、2012年12月の衆議院選挙を巡る東京地検特捜部による徳洲会への捜査と、徳田虎雄の理事長退任の模様が追記されている。それから約5年が経った今、徳田虎雄が何をしているのかが気になるところではある。

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    2018年02月10日
  • 絞首刑

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     保身と倫理が対立した場合、たいていは保身に走る。
    刑法に関わる部分で保身に走った場合、その保身は死刑という殺人を伴う可能性があり、冤罪が起こる限り合法的な死刑が殺人である場合がある。

     死刑確定確定後に再審によって無罪となった冤罪事件は
    免田事件(逮捕1949年、再審無罪1983年)
    財田川事件(逮捕1950年、再審無罪1984年(丸年)
    島田事件(逮捕1954年、再審無罪1989年)
    松山事件(逮捕1955年、再審無罪1984年)
    足利事件(逮捕1991年、再審無罪2010年)
    と5件となっている。ちなみに、『BOX』という映画にもなった袴田事件は再審判決後、現在は審理中となっている。

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    2017年10月08日
  • スノーデン 日本への警告

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    2013年にスノーデンがアメリカの監視体制を暴露したことを映画で初めて知り、そのときから興味を持ち始めた。今の技術を使えば、スマホやパソコンのカメラやマイクなどあらゆるデバイスを通して情報を政府が管理することが容易に可能である。アメリカの実態から考えると、公開はされていないが日本でもすでにされていると考える方が普通であるとスノーデン氏は言っている。実際にスノーデン・リークからアメリカではそういった情報の取り扱いについてメディアなどが声をあげて監視体制を敷く政府と戦い、国民(アメリカ人)においては監視の対象外になる法律を成立させるまでに至っている。
    この国民のみ監視の対象から外れることは重要で日

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    2017年10月01日
  • スノーデン 日本への警告

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    アメリカの情報機関による無差別監視の実態を暴露した元情報局員
    エドワード・スノーデン氏が参加し、2016年に東京大学で行われた
    シンポジウムの書籍化である。

    2013年に問題が公になった時、アメリカの情報機関が同盟国である
    ドイツ・メルケル首相の携帯電話を盗聴していたことが問題になり、
    日本国内では安倍晋三首相の携帯電話はどうなのかと話題になっ
    たが、本質はそこではない。

    テクノロジーの進歩と共に進む、監視社会の問題であり。政府がどこ
    まで個人の情報を掴んでいるかである。

    公安警察が日本国内のムスリムの人たちを監視していた資料が何者
    かによって流出した事件があった。警

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    2017年08月24日
  • スノーデン 日本への警告

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    スノーデンの行動が、単なる暴露ではなく、あるエリートによるコンピュータネットワーク、IT技術に潜む大きな問題への警笛であることがよくわかる一冊。ウィキ・リークスやアノニマスの行動にも通じるけど、一連を単なる暴露屋に見えている方は必読かと

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    2017年07月30日
  • 安倍三代

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    安倍晋三首相と父親である安倍晋太郎、おじいさんである安倍寛の安倍三代を描いたドキュエンタリー。とは言え、面白いのは安倍2代までで、現首相である晋三氏の伝記は至ってつまらない。

    よく言えば、項羽と劉邦の、ちょっと劉邦に似たところがある点か?

    先代2代の強烈な個性はないものの、空気のような敵を作らないおぼっちゃまなのが、現首相。強烈な個性でリーダーシップを発揮するのではなく、強烈な無個性でリーダーシップを発揮するタイプ。

    こんな首相がいてもいいとは思うのですが、青木氏は批判的です。

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    2017年07月17日
  • 安倍三代

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    安倍晋三の男系ルーツを掘り起こしながら
    世襲政治の是非、安倍晋三の今のあり方を問う本。

    AERA連載で版元は朝日新聞出版。

    非常に面白いんだけど、
    安倍寛、安倍晋太郎を反戦政治家として
    絶賛気味に持ち上げながら
    ただし晋三、てめーはダメだ!という
    結論ありきな感じが強いのが難点。

    安倍晋三に関して、語るべきエピソードが
    どれだけ探してもなかったという書き手としての
    恨み節がすごい。

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    2017年07月17日
  • スノーデン 日本への警告

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    シチズンズ・フォーのおさらいとして。本だと自分のペースで理解が進まるのでよい。ところで、GoogleやFacebookがPRISMで情報を提供していた、という件は本当だったのか?ラリー・ペイジやザッカーバーグの声明は?

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    2017年07月12日
  • 日本会議の正体

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    日本会議とは何か?と読んでみたが、よく知らなかった生長の家、創始者谷口雅春の考え、神社本庁と憲法改正をめぐる現政権との関わりなどよく理解できた。
    (私は若い時に谷口雅春の生命の実相を少し読んだことがあり、その生命哲学は肯定的に評価しているが、過度な天皇崇拝国家主義的な考えには驚いた)
    安倍晋三は知性を持った本当の右翼、保守ではないと個人的に思っていたが、それも氷解した。

    安倍晋三には、そんなに深い政治思想はない!と理解できた部分を以下に一部抜粋。

    私(著者)は最近、取材で安倍の成蹊学園時代の同級生や知人、恩師、会社員時代の上司、同僚らに片っぱしから話を聞いたのだが、政界入りするまでの安倍に

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    2017年05月29日
  • 日本会議の正体

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    左派ジャーナリストによる「日本会議本」。
    日本会議のテーマ
    ①天皇、皇室、天皇制の護持とその崇敬
    ②現行憲法とそれに象徴される戦後体制の打破
    ③「愛国的」な教育の推進
    ④「伝統的」な家族観の固守
    ⑤「自虐的」な歴史観の否定

    「かつては”危ない勢力”と認識されていた者たちが、いまや立派に見えてしまっている。」

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    2017年05月27日
  • 日本の公安警察

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    国内の公安体制、いわゆるカウンターインテリジェンスに対する概観ができる一冊。
    公安警察をメインに、その歴史や組織体制、手法、代表的な事件など。
    あわせて、公安調査庁や内閣情報調査室についても触れている。

    しかし国家権力は、末恐ろしいと感じます。

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    2017年05月07日