青木理のレビュー一覧

  • 日本会議の正体

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    思想に拘束力はない。しかし他人の価値観を規制する恐れがある憲法改正へと向かう運動は、管理社会の歪みを加速していく。世間の空気に流されず、歴史の暗部を直視し反省の繰り返しによって、"謙虚さ" や "思いやり" を自覚して良い社会へと歩もう。決して情報の "鵜吞み" や "心地よさ" に執心してはいけない。そこには権力側の洗脳が潜んでいる。後戻りできなくなってからでは遅すぎる。ご用心。

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    2022年03月05日
  • この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体

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    今年は沖縄返還50周年だけど、沖縄について自分が無関心に生きてきたことを恥ずかしく思っている。韓国のことだって、私は映画「タクシー運転手」を見るまでは知らないことが多すぎた。恥ずかしいけどこれから学ぶしかない。青木さん安田さん応援してます。

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    2022年01月09日
  • 暗黒のスキャンダル国家

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    筆者青木理の言葉は現代社会の違和感を分かりやすく述べている。根底にリベラル思想はしっかとあり、果たしてその対立項は保守ではなく、反民主主義・専制政治にあることが鮮明になる。多くの主権者はなぜ彼らを支持するのか、他に任せられないと思い込むのか、"失敗をしてはいけない" "迷惑をかけてはいけない" という日本の教育に問題の一端はある。失敗を隠すように改ざんする、迷惑をかける人を糾弾する自己責任論、そこに健全な社会は成り立たない。失敗や迷惑を恐れない・許すことに本当の民主主義はある。小さな声だが私は信じる、日常生活と政治のつながりに願いを込める。

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    2021年12月25日
  • 誘蛾灯 二つの連続不審死事件

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    ジャーナリストの青木理氏が、鳥取で起きた連続不審死事件を取材した本。

    お世辞にも美人とは言えない肥満体型の女に、何人もの男たちが夢中になり、人生を狂わせていった。同時期に埼玉で起きた木嶋佳苗事件と比べて注目度は低かったものの、熱狂する木嶋事件報道の「添え物」として取材を開始したらしい。

    本書を読み進めていく中で見えてきたのは、鳥取という地域が置かれた厳しい状況。そしてそんな底辺の街にある寂れたスナックで働くホステスに絡め取られていった男たちが抱える心の隙間、闇…。なぜ立場のある男たちが彼女の虜になって堕ちていったのか。最終的には本書の著者までもが、彼女に振り回される結果になっていたのが可笑

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    2021年12月05日
  • 情報隠蔽国家

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    戦うジャーナリストの心した作品。青木さんのこれからに期待できる作品。ひどい政治の表も裏もジャーナリストならば・・・。

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    2021年11月08日
  • 抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心

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    先に末尾にある慰安婦報道の年表を読んでからスタートしたら分かりやすかった。
    政治の劣化、マスコミの劣化とそれらに踊らされ続ける国民。当時の空気感を知らない自分が普通にこの本を読むと当時のバッシングがいかに的外れなものだったかって事実に驚くけど、もしかしたら今の時事問題にも同じような的外れ批判が蔓延ってるかもしれないよな、と自戒。
    青木さんの文章はクールで読みやすい。
    どんなニュースも報道も、考えて読む、って大事。

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    2021年07月28日
  • この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体

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     青木理と安田浩一ならだいたい読まずとも中身は予想できた。
     思ったとおりの内容だったが、自分にはなかった視点や気付きもあった。
     タイトルが仰々しいが、この濁流に抗おうとする二人はこれからも応援していきたい。

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    2021年07月17日
  • 誘蛾灯 二つの連続不審死事件

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    グロテスクでリアル。 事件背景が目に浮かぶようだった。 陰惨な暗い空気感。 このようなことは、都会や田舎を問わず、また程度の差はあれども(事件になるか、ならないか)一部の女が男を騙し、一部の男も女を騙し続けるのだろう。 昔から一定数いるんだろうなぁ。

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    2021年06月21日
  • スノーデン 日本への警告

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    とても内容の充実したシンポジウムだった様で、書籍で読む機会があり、有難い。
    本書を読んで、スノーデンのリークについて、それがもたらした事への理解を得てく中で、米国におけるジャーナリズム、市民社会、民主主義の成熟度が、日本とかなり違うなぁと改めて感じる。政府による監視について、日本での関心の低さはマズイ、もっと議論が必要、とも。(公安の話も興味深い内容。)

    あと、GDPRって、スノーデンの件がきっかけだったんか...と今更知る。

    あとがきにあるワイズナー氏の「民主主義には行動する責任が伴う」は、肝に銘じたい言葉。

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    2021年05月23日
  • スノーデン 日本への警告

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    アメリカだけでなく、日本も一般市民がスマホなどのビッグデータから監視されていることがよくわかる本。

    個人的には、『(政府によって)監視されることを監視するのが本当の民主主義』という言葉と、青木理さんの『日本のマスメディアのレベルが低いのは市民のレベルが低いから(写す鏡?)』(どちらも引用ママではなく、ニュアンスしか汲み取ってません)が印象的だった。

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    2021年04月09日
  • 安倍三代

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    ★主張あふれるノンフィクション★安倍晋三首相が退陣を表明する直前に偶然読み始めた。政治に疎いので、父型の祖父・寛のことはまったく知らなかったが、なぜ父・晋太郎ではなく、母型の祖父・岸信介の話ばかり取り上げるのだろうと不思議に思っていた。

    寛はもちろん地元の名家ながら、戦争に反対しながら政治的な支えがないまま国政に進出。早くに亡くなったため、晋太郎もバックボーンの乏しく、下関で在日朝鮮人と交流を深めながら泥臭く地盤を築いたという。もちろん岸の娘との結婚はあるが、「寛の息子」というプライドがあったという。

    この2人に対して様々なエピソードを挙げつつ、晋三については何もないと繰り返し書く。薄っぺ

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    2020年11月20日
  • 日本会議の正体

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    日本会議とは何か?その発生とその思想は?日本会議的なものが悪性ウィルスのように広がるこの時代とは?知らないことが多く勉強になった。

    日本会議は最近になって突如発生したわけではなく、源流を辿ると谷口雅春が創始した生長の家や、1960年代の全共闘運動に対抗する学生組織として結成された生学連(生長の家学生会全国総連合)に突き当たる。さらには神社本庁やその他の新興宗教団体の支援を受ける、いわば”宗教右派団体”。政教分離といった近代民主主義社会の大原則を根本から侵し、この国をかつて破滅に導いた思想を孕んだ政治運動である。

    過剰なまでに国家重視のため人権を軽視。天皇中心主義のため国民主権を否定する。エ

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    2020年10月22日
  • 日本の公安警察

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    公安警察は膨大な情報を持ち、秘密裏にそれらを活用して取り締まりを行ってきた。



    警察の情報量は凄まじいのだろうと想像させられ、様々な情報を収集することが大切だと実感した。

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    2020年10月22日
  • 日本会議の正体

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    P206にある、愛国心とはなんなのか考えてみた。

    それって誰かに押し付けられる物なのだろうか?
    個人的な意見ですが、愛せるような国であれば誰かが止めても自然と愛するだろうし、愛せるような国づくりを政治家が行えば言われなくてもその信条を良しと思い投票するのに。
    そういう応援できる人が関わる団体ならば共感しそれも併せて素直に考えに賛同できるのではないのだろうか?これじゃあまりに青臭いか

    あと、明治神宮の印象が…うん、もういいかな



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    2020年10月08日
  • 暗黒のスキャンダル国家

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    青木さん、いささか抑え気味か。コラムだからやむを得ないのかもしれないけど、個々の問題についてもう少し深堀して論じてもよかったのでは?
    ジャニーズ関係者のテレビ界への過剰な進出はわたしも首をかしげていたので、我が意を得たりでした。

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    2019年10月11日
  • 日本会議の正体

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    大前提、過去世代の過ちをラーニングできるから次世代の方が常に頭いいと思ってるのだけど、カルト宗教はその学びを止める呪いだなと思った。政権中枢のほとんどがこのカルトということに目眩を覚えつつも、他国も似たようなもんなので、人間って愚かだなと思った。

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    2019年10月04日
  • スノーデン 日本への警告

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    2016年6月4日に東大で開初めて催された監視をテーマにしたシンポジウムの記録。
    2013年6月に、エドワード・スノーデンがアメリカ政府の監視活動の実態に関する隠されてきた情報を、メディアを通してこの世にさらしてから3年後の話。
    今私がこの話を読んでいる今に至るまでは、そこからさらに3年が経っている。

    「自由を享受できる社会は市民が主役になって初めて実現される」
    政府に勤めながら一市民として行動をとることを恐れなかったスノーデンの力強いメッセージ。
    自分の生きる社会の在り方に関心を抱くこと、受け身にならないこと、いくためには一人一人が社会の構成員として能動的に考え行動することが民主主義社会に

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    2019年09月08日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    トラオさん、近くにいると鬱陶しいと思うけど、こういう人がいるから革新はされていくんだろなと思わせる。
    病気になってもとにかくエネルギッシュ。
    まだご存命なので安心したけど、会の中でゴタゴタが起きてて今の時代やってくのはきついんだろうなと感じた。でも頑張って欲しいなあ。トップが夢を見させてくれるって組織の中にいる限りは居心地良いだろな。

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    2019年06月30日
  • 安倍三代

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    ★4.5(4.00)2017年1月発行。祖父安倍寛(カン)、父晋太郎、そして現首相の晋三の3代にわたる政治家について記したルポルタージュ。安倍首相は岸伸介の孫であるという事は有名だが、この母方の祖父に負けず劣らす優れた政治家であった父方の祖父寛氏がいたというのは地元くらいにしか知られていないのでは。それにしてもここまで祖父、父のことを調べあげ、安倍首相自身についても調べ上げたルポはなかなか素晴らしいですね。安倍首相の生い立ちが分かって面白かったです。安倍晋太郎氏と西村正雄氏が異父兄弟というのも驚きですね。

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    2019年05月05日
  • 誘蛾灯 二つの連続不審死事件

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    2010年頃に話題になった鳥取連続殺人事件に関するルポ。事件を知らない人も、木嶋佳苗の首都圏連続不信死事件と同時期に似たような事件が起きて話題になっていたのは、ぼんやり記憶にあるのではないだろうか。

    事件をざっくり説明すると、「デブ専スナック」と揶揄されるような場末スナックのホステスである上田美由紀(本の表記に合わせて、以下「美由紀」)の周囲で、6名の男が不信死していることが発覚。被害者はみな妻帯者でありながら、美由紀と知り合ったとたん彼女に入れあげ、多額の金を貢いでいた事がわかる。借金を重ねて生活が破綻し、家族を捨て美由紀と暮らし始めるも、しばらくすると不信死をするという同じコースを辿って

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    2018年10月29日