青木理のレビュー一覧

  • 暗黒のスキャンダル国家

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    2016〜2019年、『月間日本』や毎日新聞、週刊現代など寄稿した時評集。論評の記録性を重視した、それぞれの時点における事実や思考。日々新たな出来事に追われつつも、忘却してはならない問題はある。記憶を喚起し、思考を整理し、問題意識を再共有して欲しい。

    独裁政権に斬り込め、スキャンダルを暴け、などすごい帯がついていますが、たくさんの短文からそのような内容を読み取ろうとすると、なかなかハードだと思いました。

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    2020年03月02日
  • 日本会議の正体

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    「日本会議の正体」というタイトルに対し、ジャーナリストとしてこれまでの軌跡と経緯、関係者へのインタビューを含め分かりやすく、そして読みやすくまとまっている。但し、筆者は明らかに懐疑的で批判的な目線をもって日本会議と向き合っている。

    一方で、全共闘時代において活躍した「日本を守る会」、「日本を守る国民会議」が闘う相手を失った後、日本のあるべき姿を追求するという方向性のもと、結成した日本会議も、自主憲法制定を党是とする自民党を正す役割を担ってきたのも事実。
    中立的な目線を養うのであれば、批判的な目線である本書に加え、他の書籍も読むべきと感じた。

    ・日本を守る会、日本を守る国民会議、2つの右派団

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    2020年02月01日
  • 暗黒のスキャンダル国家

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    第1章は書下ろし、第3章、第5章は2016年4月から2019年7月までの毎日新聞大阪本社版のコラム、第2章、第4章は2018年、2019年はその他新聞・雑誌掲載の文章群。
    森友・加計問題、沖縄基地問題、韓国との外交問題、追い続けている日本の司法後進性の問題など改めて考えさせられることが多い。持論の死刑廃止、元号・天皇制の廃止論など反発を恐れぬ提言は現状においては希少であり耳を傾けなければいけない。
    ただ、残念ながらこの著者も「国の借金」とやらを気にしている。政府が何かをやろうとすれば、必ずお金が必要となる。財政問題を正しく理解していなければ、どんな批判や提言にも身動きがとれないという言い訳を正

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    2020年01月13日
  • 安倍三代

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    『安倍三代』(青木理)【レビュー】

    私も安倍晋三氏の表情や発言から、首相としてはあって欲しくない軽薄さを多々感じることがある。だから、個人的には好きではない。
     そんな私がどうやって安倍晋三が造られてきたのかを知ろうと考えるきっかけになればと、メディアでよく目にし、耳にしてきた青木理氏の著作を初めて手にしたわけだが、青木理氏の安倍晋三批判の姿勢が前面に出ているために、ちょっとひいて読むことになったのが残念でならない。
     時代的にも、環境的にも、安倍晋三が育った道程は豊かさというところを除けば、多くの戦後世代の育った道程の典型だった様にも思える。もちろんそれが、政治家を目指し、一国の首相になっ

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    2019年12月28日
  • スノーデン 日本への警告

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    2013年に国家による個人情報の監視の実態をメディアにリークしたエドワード・スノーデンが、亡命先のロシアから日本に向けたメッセージ(警告)です。

    技術の進歩によって、以前とは比較にならないほど簡単に・低コストで国家が個人を監視することが可能になりました。
    そして2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロをきっかけに、ムスリムの監視強化という形で現実のものになります。
    問題は国家による監視が適切に行われていることを監視する仕組みがないまま、なし崩し的に個人の監視が常態化してしまったことです。そして、同様のことが日本でも行われる可能性があるということです。

    執筆されたのがトランプ大統

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    2019年10月06日
  • 日本会議の正体

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    ジャーナリストの視点から、多くの関係者たちへのインタビューをおこない、日本会議の実態を明らかにしている本です。

    生長の家や神社本庁など宗教団体とのつながりについて、客観的な事実をていねいに追っかけており、むろんところどころに著者の立場からコメントが差しはさまれてはいますが、全体的に冷静な筆致でレポートをおこなっています。

    結論としては、日本会議の現実的な影響力にかんしては、一部の危機を扇動するような発言からは、著者は距離を置いているように思います。一方で、日本会議の中核的なメンバーたちの地道な草の根の活動が着実に結果をつくってきたことを押さえつつも、じっさいの政治をどの程度動かしてきたかと

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    2019年06月11日
  • スノーデン 日本への警告

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    2016.6.4東京大学本郷で行われた公益社団法人自由人権協会70周年プレシンポジウム「監視の”今”を考える」がベース。スノーデンのメッセージ、信教の自由・プライバシーと監視社会。

    日本のプレスへの圧力は、銃や暴力ではなく、企業・インセンティブ・取材源や政府の地位や権力によるものという指摘。その通りだと思います。

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    2019年04月14日
  • 日本会議の正体

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    なかなかマスコミで紹介されない日本会議に関するレポート。著者は批判的な視点で書いているように思える。

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    2019年01月20日
  • スノーデン 日本への警告

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    一般市民にとっても想像以上に監視されている話。気をつけようにも気を付けようがないが、ネット社会、スマホ社会によりますます個人情報が流れやすくなっていることは確か。

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    2019年01月20日
  • スノーデン 日本への警告

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    政府による大量監視社会についての問題提起。現在のテクノロジーではあらゆる情報が収集され得ることを改めて感じた。

    テロ、犯罪対策などのため一定程度は必要と思うが、バランスが大切だろう。

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    2019年01月07日
  • スノーデン 日本への警告

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    ネタバレ

    政府による監視の在り方は9.11を境に変わった。事後的な捜査から事前の監視へ、特定の容疑者への狙い撃ちから不特定多数の一般市民を含めた無差別な監視へ、対象を人物からデータへ。
    プライバシーと安全のバランスをとる(特にセキュリティについて適切な評価がなされる)ことが必要であり、政府による監視に対する現状の有効策は市民による監視(監督)と言える(それが有効に機能するように仕組みを構築することも必要)。また、捜査機関に協力/情報提供する主体(企業等)の透明性確保の問題も重要。
    また、そもそもマス・サーベイランスにおけるAIの活用はフォルス・ポジティブ(偽陽性)比率が高いため、テロリスト判定の役に立っ

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    2018年07月08日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    保岡先生との選挙の争いのほか、一代で徳洲会グループを作り上げたことなどが、取材されてくルポ。普通に面白い。

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    2018年06月06日
  • 日本会議の正体

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    新聞も読まない、ニュースも見ないのに、最近、よく耳にする「日本会議」。
    関連書籍がたくさん出ていたので、とりあえず一番新しいものを一冊手にしてみました。

    それにしても「政治」と「宗教」の関係は、古今東西のネタなのでしょうかね。笑

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    2018年04月04日
  • スノーデン 日本への警告

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    ちょっと大げさかなぁと思う部分は多々ありました。テロで死ぬ人間よりバスタブで溺れる人間のが多いというのも、事故と故意的な殺人を同列に語るのもおかしい気もします。
    トランプ嫌いみたいだけどトランプ当選した背景には目を向けてないし、
    バイアスがかった人の意見ということをわかった上で読む事をオススメします。

    こういう極論でもたまに当たるから。

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    2018年02月13日
  • スノーデン 日本への警告

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    スノーデン氏の日本へのメッセージと、パネルディスカッションから成る。USのトラディショナルなディスカバリカルチャからしたら、なんとも諦観の念を抱かざるを得ないような気がしないでもなくない。

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    2018年01月02日
  • スノーデン 日本への警告

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    書評では信頼のおけるブロガーさんが★5つけてたので、読んでみた。が、どうにもついていけない。内容がリベラルチックで陰謀論者でない限りはお勧めできないな。

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    2017年10月18日
  • 絞首刑

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    ネタバレ

    死刑囚や被害者遺族に対する調査・取材をもとに、死刑制度について語った本。私は、死刑制度に格段の関心を持っているわけではなく、同テーマについての知識をつけたり、考えを深めてきたことは無かった。しかし、本書で大きく扱われていた、取材をもとにした死刑囚の考えや行動、冤罪に関する事案について触れ、司法や犯罪に関する感覚がすこし敏感になったと思う。インタビューや事件の経緯の細かく丁寧な記述は読みごたえがあり、取材や調査においては、とても粘り強く多大な力をかけて実施されたことが伝わってくる。末尾の方の、法務当局や拘置所への批判は、大切なことだとは思うが、やや感情的になりすぎている印象もあり、それまでの流れ

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    2017年10月15日
  • 安倍三代

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     「3代」の評伝を書く場合、間に挟まれた「2代目」をうまく描けるかどうかが鍵を握ると思うが、本書の「2代目」安倍晋太郎については、子息安倍晋三の凡庸さを強調するためにやや過大な評価を与えているとの印象を受けた。タカ派派閥の清和会にあって、それに背反する「バランス感覚」を称える証言を多く採用しているが、これは取り巻く状況によっては確乎たる識見がないとも言え、「平和主義者」「リベラル」という形容も1980年代までの思想構図の中では疑問が残る。1980年代にポスト中曽根を競ったいわゆる「ニューリーダー」のうち、実務派の教養人だった宮澤喜一や老獪な世話人タイプの竹下登に比べ、晋太郎はひ弱な「坊ちゃん」

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    2017年09月27日
  • 日本会議の正体

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    話題の書だった「日本会議の研究」の後追いという印象もあるが、上掲の本よりもインタビューなども豊富で、日本会議と神社本庁とのかかわりについてもかなり詳しい説明がある。「研究」と合わせて読めば、日本会議についての全体像が、かなりわかりやすくつかめると思う。

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    2017年09月04日
  • 増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち

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    国策捜査の総花的に書いたもので、内容は薄い。国策捜査入門書。全部知ってる内容で勉強にはならなかった。

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    2017年07月13日