青木理のレビュー一覧

  • 日本会議の正体

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     随分と綺麗な資金源と買いかぶりすぎた運動体なんだという印象。左派運動が資金源や本当のオーナーを隠して活動しているのに対してですが。

    日本を守る会議
     元号を法制化する運動

    日本を守る会
     宗教右派(臨済宗朝比奈宗源)→神社本庁を軸とする新党系宗教団体

    上記二つを統合して、1997年に日本会議誕生


    親米愛国(反共が最大の結節点)→ソ連崩壊により敵失
     →原点回帰
       1.皇室の尊崇
       2.憲法改正
       3.国防の充実
       4.愛国教育
       5.家族観の重視

    日本会議発足と同時に、政治団体「日本会議国会議員懇談会」を発足

    資金源
     →会費 約3億8千万円、広告、協賛金

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    2017年04月09日
  • 日本会議の正体

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    力作。
    驚いた。日本会議の存在、生長の家。
    安倍首相の発言の根拠が腑に落ちた。
    もっとマスコミは、広く取り上げるべきだ。

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    2017年01月12日
  • 日本会議の正体

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    日本会議という団体(?)の存在を知ったのは最近だった。はじめてその名称を知ったときは、どこかで行われる会議のこと?また随分大袈裟な名前の会議だなと思った。
    日本会議が日本の政治に大きく関わっているだなんて思いもしなかった。

    現安倍内閣で日本会議(日本会議国会議員懇談会)のメンバーが何人なのか皆さんは知っているだろうか。
    青木さんの本によると、内閣総理大臣安倍晋三をはじめ13名。
    20の閣僚のうちの13名だ。
    官邸の枢要スタッフに至っては5のうちの4名だ。
    内閣の主要なポストは日本会議メンバーで構成されているといっても過言ではない。

    果たして、日本会議とは一体何なのか。
    それが記してあるのが

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    2017年01月02日
  • 日本会議の正体

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    ここにレビューされているみなさんのような知識がほぼなかった自分。「最近日本会議という言葉をちょいちょい聞くけどそれってナニ?」というところから入りました。

    恐ろしいですね。宗教と政治の繋がりについてはいろいろ聞いたり自分の意見もありましたが、こんなに以前から深く中枢に関わっていた宗教団体があったなんて、本当に恥ずかしいけれど知りませんでした。
    しかし自分の周りを振り返ってみれば、「日本会議」なんて聞いたこともないという私と五十歩百歩の人が大半です。

    知らないでいるということは恐ろしいということを久々に感じさせられた一冊でした。何故安倍首相がああいうスタンスなのか、今までもやっとしていた部分

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    2016年11月24日
  • 日本会議の正体

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    生長の家が源。左派学生運動の対抗組織として活躍した人々が現在の日本会議の中枢。安倍総理は彼らをブレーンとする中で変容。

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    2016年09月01日
  • 誘蛾灯 二つの連続不審死事件

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    2009年、よく似た事件が埼玉県と鳥取県で起きてマスコミの報道は加熱を帯び世間も沸いた。
    埼玉県の事件の容疑者は木嶋佳苗。
    鳥取県の事件の容疑者は上田美由紀。
    ふたりの共通点は、自身の周囲で不審な亡くなり方をする男性が複数いること、それでいて彼女たちは一見して太った美しいとは言えない到底魅力的とは言えない風貌をしていることだ。
    ふたりの相違点は、木嶋佳苗が華やかさを前面に出し自身を演出することに対し、上田美由紀は地味であること。
    同じ時期に似たような事件が起きればマスコミも盛り上がるだろうとは思う。そこで東京に近い埼玉県の事件容疑者が飽きさせない演出をしてくれば、当然マスコミの視線は木嶋佳苗に

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    2016年03月31日
  • 絞首刑

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    日本の死刑制度について、死刑囚、被害者遺族、刑務官、教誨師といった人々を丁寧に取材し纏めた一冊。

    青木さんはテレビでコメンテーターとしてもよく出演される、いかにもジャーナリストな雰囲気の男性。
    青木さんが知人によく似ていて、テレビで拝見するといつも似てるなあとしげしげと眺めてしまう。そうなると著書にも興味が出てきてこちらを読んでみることにした。

    死刑制度や死刑囚についてのルポルタージュは既に多く出版されている。
    それらとの違いとしては、死刑制度に関わる人間を包括的かつ中立であるように書かれていること。
    冷静な文章であるので、読者を悪い奴らは死刑にしろと煽ることもなく、死刑は残酷だから廃止す

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    2015年11月02日
  • 日本の公安警察

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    タイトル通りの本。
    執筆時期がだいぶ前なので、書かれている内容は少し古い。
    彼ら公安の概略を知るには十分な内容である。

    作者後書きにもあるけれど、
    本当に巨像の背中を撫でただけにすぎないのだろう。

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    2014年11月16日
  • 日本の公安警察

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    タイトル通り、日本の公安警察について書かれた本。
    刊行されてから15年以上経つが、後半部分で言及されている「監視社会」への道はより一層進んでいると感じる。
    また公安調査庁が自身の存在意義を見出すために、活動していたが「警視庁公安部「イスラム捜査」流出資料」の事件につながっていったのだなと現代にも通じる問題の端緒を知ることができる。
    全体的に情報を端的にまとめたという印象である。
    また、思想犯・政治犯を国家の安定維持のために探し出すという公安警察の性質からすると、東西冷戦が崩壊し、それまでのイデオロギーの対立が無くなっていくなかで、政治的思想と国家が必ずしも結び付かなくなった。
    同時に、グローバ

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    2014年08月02日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    徳田虎雄、全国に展開される徳州会の元理事長は、先般の公職選挙違反で一躍有名になったが、ALS (筋委縮性側索硬化症)に侵され寝たきりにながらも実験を握ってグループを率いていたという話も併せて広く知られるところとなった。本書は、公職選挙法違反により、徳州会の存在とその活動が世の中一般で広く知られるようにになる前に書かれたものだ。その事件の前後によって、おそらくは徳田に対する印象と評価がほとんど変わらないであろうということからもその稀有さがわかる。著者と同じく、自分もこの徳田虎雄を悪人だと断罪することができない。

    「一般的には間違っているといわれるようなことでも、正しい目的を成し遂げるためなら、

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    2014年04月14日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    ALSという難病にかかりながら、離島にも病院を、という理念を掲げ、大病院グループのトップを務め、政治に関わるバイタリティは、ほんとすごいと思う。
    同じ病気にかかったら、、と想像してみたが、とてもやって行けないと思う。。

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    2014年02月14日
  • 絞首刑

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    死刑囚との生々しい対話、数々のインタビューから再現された執行の描写、被害者家族の苦悶と加害者との意外な交流。経験したことがない者にとっては理解し得ない、もしくは経験すらしたくないことばかり。むしろ機械的に執行できたらどんなに楽なのかという苦悶が見て取れる。それにしても判決結果が同じであれ、裁判所の意識の欠如、弱腰具合は度を越している。裁判員制度が開かれた現在でも到底信用に足るような判断をしていないような気がする。
    死刑に関しては否定しないけれども、決定までのプロセスには疑問を感じる。そして刑事・検察・裁判所に対する不信感はさらに強まった。

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    2013年12月19日
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    現在いろいろな方面から話題になっている徳洲会と徳田虎雄氏の現在、過去、未来を描いたルポ。次男の衆院選での公職選挙法違反、そして東京都知事猪瀬氏への5000万円など。
    しかし、徳田虎雄にとって奄美の過酷な選挙を闘ってきた経験から、公選法違反など小さなもののようだ。ALS(筋委縮性側索硬化症)この難病と彼がいつまで戦えるのか?

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    2013年12月09日
  • 僕たちの時代

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     1960年代後半生まれ、「バブル世代」の社会派ジャーナリストとアングラ系編集者の対談だが、「僕たちの時代」という世代論を連想させるタイトルは明らかにミスリードで、内容の大半は世代観とあまり関係のない現在のマスメディアの劣化状況に対する批判である。司法・警察の闇、やくざやアウトローの変容、死刑制度、芸能界タブー、原発などとメディアの構造的矛盾を突く。メディアの修復不可能なほどの堕落に戦慄を覚えるとともに、管理社会に進んで従うこの国の大衆の民度の低さを改めて突きつけられる。

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    2018年08月16日
  • 政権崩壊 民主党政権とはなんだったのか

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    面白かったです。
    100%本当かどうかは分かりませんが。
    日本の検察。マスコミってあまり信用できない
    部分もあるのだろうと思いました。
    やはり少なくとも、検察・マスコミ・(この本には
    なかったですが)米国に民主党政権は
    つぶされたという側面もあるのだろう。
    それと、管氏と野田氏は、あまりすぐれたリーダー
    ではなかったのだろうと思う部分はあります。

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    2013年08月07日
  • 日本の公安警察

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    [ 内容 ]
    オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?
    監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?
    誰にも書けなかった“治安活動”の真実。

    [ 目次 ]
    1章 厚いベールの内側
    2章 特高から公安へ
    3章 監視・尾行から工作まで
    4章 公安秘密部隊
    5章 戦後の公安事件簿
    6章 オウム・革マル派との“戦い”
    7章 警察の外にある「公安」
    8章 監視社会と公安警察

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    共感度(空振り三振

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    2010年06月28日
  • 日本の公安警察

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    「公安」についてお手軽に概観したいと思って家人に相談したら薦められた本(私が読んだのは古い版)。数年前の情報なので多少古いのは否めないものの、実はいろいろある「公安」と名のつく組織の違いとか、現実の活動の一端など、興味はあったけど初心者という私のような読者にはとってもおすすめ。

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    2009年10月04日
  • 安倍三代

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     安倍寛、安倍晋太郎を祖父·父として持ちながらも、素直で凡庸で決して頭の良くない晋三が、民主主義を、言論の自由を破壊するような政治を行ったのかがよくわかる本だった。

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    2025年04月08日
  • スノーデン 日本への警告

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     アメリカの諜報機関に勤めた著者が、アメリカによる監視の実態を暴露した本。アメリカでは、たとえば民間会社と協力して、無差別、網羅的な監視を行ったり、弁護士に対するスパイ活動は法律上禁止されているのにもかかわらず外国政府との情報共有を行うなど、民主主義、法治国家のアメリカが、秘密裡に監視していることを明かしており、日本も含めて多くの国が監視対象となっている。このように、著者が暴露しなければ判明しなかった情報が、本書で紹介される。

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    2024年12月15日
  • カルト権力 公安、軍事、宗教侵蝕の果てに

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    好きな書き手。忖度が蔓延り、不寛容な時に、書きずらいこと、言い難いことを書いてくれる貴重な存在。難しい(私にとって)話が続いて、少し疲れたのでひと休み。また、手に取る日まで、ひとまず中断。

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    2023年11月05日