青木理のレビュー一覧

  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

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    ALSという病気、徳田虎雄さんという人、奄美諸島の歴史、医師会と徳洲会、選挙と政治のカネ、どれをとっても自分には知らなかったことばかりで、あっという間に読み終えてしまった。

    自浄作用を持った組織としてこれからも存続して欲しいと思う。

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    2013年12月23日
  • 闇の奥 頽廃する権力とメディア、そして仄かな光をめぐるルポ・時評集

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    報道機関のレベルダウンに合わせて、警察・検察関係のやり方が国民の権利を侵害している事例が次々と出てくるのに閉口した。何度も出てくる安倍晋三は今の高市のように国会答弁で嘘を何度もついている。それを報道しない傾向は顕著だ。特にNHKはひどい状態だ。本書のような啓発本が次々と出てくることを期待している。

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    2026年06月07日
  • 破壊者たちへ

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    今の日本はどのような人たちが動かしているのかが、非常に残念ながらも見えてくる一冊です。
    政治の退廃が進んでいく理由が一つ一つのコラムから滲み出てきており、沖縄の米軍基地、憲法第9条、森友学園、日韓の関係性など、政治の傷口にしっかり触れているので、残念であるのと同時に変えていく必要があると強く思いました。

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    2026年06月03日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

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    ネタバレ

    古くからの希少な趣を残す農村の景観を持つ「日本で最も美しい村」のひとつに名を連ねていた福島県飯舘村。

    2011年3月に発生した東日本大震災に伴う原発事故は、この美しい村の光景や、この地に生きてきた人々の運命を根底から変えてしまった。 

    放射性物質に汚染され、計画的避難指示が出された4月11日深夜、飯舘村で百年余を生きてきた大久保文雄が自ら命を絶った。

    何が彼をそこまで追い詰めたのかを著者が渾身の取材で、曝いていく。

    見えてきたのは、「国策」という名の巨大な影と、時代に翻弄される人々の姿、そして戦争の記憶。

    阪神淡路大震災後、設置された政府の地震調査研究推進本部の長期評価に基づき、東京

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    2026年05月20日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

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    美しかった村で、102歳の古老が自死したのは何故なのか…。
    原発事故が招いた悲劇として片づけていいものかとも思うが、事実としてそうなのだろう。
    そこで生まれて育った者としては、その地を穢され、そして離れなければならないというのは、とても堪えられるものではないのが察せられた。
    言いようのない哀しさを感じてしまう。




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    2026年03月24日
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村

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    太平洋戦争と原子力発電所事故。国策に虐げられた民の生活、そして人命の犠牲はあまりに過酷である。責任を取るか、逃げるか。権力側の矜持とかけ離れた無情な対応は、社会の混沌へ突き進んでいく。跋扈する愚劣は緩やかに増大していく故、私たちはそれに慣れてしまう。抵抗を試みない果てに悲劇は待ち受ける。筆者青木理の文章は時に抒情的でありながらも権力者への憤りをみせていく。私たちの尊厳を守る術がその背景にある。

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    2026年03月07日
  • 安倍三代

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    一九七〇年代生まれの私にとって、安倍晋太郎は思春期にテレビ画面で連日目にしていた存在である。あの親しみやすさを晋三には全く感じないなあ、と思っていたら、襲撃事件が起き、彼は殺された。この本は襲撃事件の前に書かれた本。晋三には、晋太郎が「弟がおんねん、ボクには弟がおんねん」(p180)と嬉々として言ったような孤独感や人恋しさや切なさは全く感じられなかった。成蹊学園という一貫校でぬくぬく育ち、空っぽの器のまま大人になった人間が、世襲で政界入りして右寄りの考えに染まっていく。そんな彼は「美しい日本人」(p287)では、どう考えてもなかっただろう。周囲の人たちの冷静な観察眼に驚く。その豊かな人脈を悪い

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    2026年02月04日
  • 闇の奥 頽廃する権力とメディア、そして仄かな光をめぐるルポ・時評集

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    ラジオや配信番組などで日頃活躍する青木理氏をチェックしていれば本書はほぼ既知な内容だが、口語と文語の差異が楽しめる。リベラルな姿勢と権力を茶化す著者は読み応えのある文章を媒介して日本の社会情勢に警鐘を鳴らす。この問題点に私たちは看過してはならず、声をあげるアクションを見定める手段のひとつとして彼の道程は知る価値がある。

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    2025年12月28日
  • 日本の公安警察

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    某アニメやドラマに影響されて読んだ。
    自分に知識がないせいもあってところどころ難しかった(特に最初の方)が、楽しく読み進めることができた。
    もちろん外に出せない情報がもっとたくさんあるんだろうけど、公安警察の歴史から実際に起こった事件に対しても書き記されていてよかった。
    協力者の部分が個人的に印象に残った。

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    2025年07月04日
  • 日本会議の正体

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    1974年に文化人と宗教家を中心に「日本を守る会」が、1981年には政界・財界・学術界による「日本を守る国民会議」が発足する。この2つが合流して1997年に設立されたのが、本書テーマの「日本会議」である。
    日本会議には2つの宗教団体が関わっている。1つは「生長の家」であり、もう1つは「神社本庁」である。
    生長の家は1930年に谷口雅春によって創始された宗教団体で、その教義は「万教帰一」。大宅壮一によって「カクテル宗教」と揶揄された宗教団体だが、それは「天皇への帰一」を目指す、天皇崇拝の信仰であった。政治への関りは第二代総裁の谷口清超(娘婿)、第三代の谷口雅宣によって断たれたが、それに反発した椛

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    2025年06月09日
  • 情報隠蔽国家

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    久しぶりにノンフィクションを読む。
    様々な事象を読み、事実と意見を区別しながら日々情報に触れなければならないと再確認した。

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    2024年08月25日
  • 日本の公安警察

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    色々な意味で有名な著者なので若干身構えていたが、最終章以外は主観面は抑えて冷静に事実関係を追っており、日本の公安警察の組織、そして公安事件について論じられていた。文章の読みやすさはさすが共同通信の記者。
    2000年刊行の本で、オウム新法までの公安事件の流れを一通り学ぶにはとてもよい本だと思う。

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    2024年07月21日
  • カルト権力 公安、軍事、宗教侵蝕の果てに

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    民主主義の体をなさぬ日本における公権力の愚劣な言動は、弱者の命の尊厳を完膚無きまで蹂躙する。だから私も声をあげ続ける。それが私たちの生活を守る選択肢であり、健全な社会への貢献へと向かう。国民の権利や自由を国家権力から守る “憲法” 改正に躍起になる為政者の本心は、権力の横暴の正当化であり、人権の保障など念頭に置いていない。国防という名の軍事力の強化、防衛費増額の風潮を煽る現状は、私たちを戦場に向かわせる証左であろう。国を守るのは決して戦争の肯定ではない。各人によって “国” の定義が異なるからややこしくなる。私たちの生活が国を支えている、”生活を守る”=”国を守る” ことではないだろうか。青木

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    2023年05月23日
  • 日本の公安警察

    匿名

    購入済み

    公安警察についての入門書的性格

    公安警察の内実や活動、歴史的背景が書かれている。公安が戦前の特高から人脈でつながっていたことや、革マルやオウム真理教との対峙、警察組織とのライバル関係など、興味深かった。公安について考える最初の一冊として、いい本だと思う。

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    2023年03月20日
  • 抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心

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    ジャーナリズム精神の根幹として事実に愚直に向き合う姿勢が問われている。そこで怯んだり誤魔化したり忖度するようでは、問題の核心から遠ざかっていく。言葉は時に刃の如く他者を傷つけてしまう。しかし事実は決して反故にしてはいけない。強者はそこに正義や倫理を持ち出して都合の良い歴史を作ろうとする。そこで弱者は理不尽さを噛み締めながら虐げられる。私たちは報道における過ちを許すという寛容を失わず、知る権利を保持しよう。そして都合の悪い過去から学び得よう。

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    2023年02月09日
  • この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体

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    都合の悪い過去や歴史に歪曲や捏造を流布する、そんな愚挙に無頓着な自己愛傾倒者は、安易な分断を扇動しマイノリティを排他しようと罵倒する。だがその対立は限られた範疇での喧騒であり、疎ましく距離を置く無関心層が多数を占めている。心地良さを優先するマジョリティにとっては、どうでもいいとノンポリを気取る、もしくは日々の生活に追われて無知な生活で安穏とする。しかし、無関心は決して有益ではない、深刻な事態へと緩やかに変貌する。その速度は真綿で首を締めるように進行する。そのまま放置して瓦解の一途をたどる社会でいいのか。青木理と安田浩一は様々な言葉で救いの場を内包する社会を模索する。そこに加害・被害という区分け

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    2022年10月25日
  • この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体

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    国の在りようが何かおかしい、権力者が権力を濫用しているのではないかというような、漠然とした疑念や不安を拠って来たるところを、きちんと言葉にしてくれている。二人のジャーナリストとしての矜持が感じられる。

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    2022年09月22日
  • 破壊者たちへ

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    ネタバレ

    ほとんどが2019年から2021年までの社会不安や政権が起こした不祥事についてのエッセイ。 
    読んでいて青木理のイライラが伝わってくるような気がした。
    ここで書かれた問題や不祥事は何一つ解決していない。自民党は今日も元気いっぱい。

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    2022年08月26日
  • 日本会議の正体

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    日本会議ってよく聞くけど、一体何なの?と思って読みました。
    読み出があります。
    こんな思想の団体が、粘り強く運動を続けていたから、日本は今、こんなふうになったのかとよく分かりました。
    知らないことは恐ろしいことです。
    多くの人に読んでほしいです。

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    2022年08月04日
  • 安倍三代

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    安倍晋三氏が2022年7月8日、参議院選挙応援演説の最中に銃撃され67歳で亡くなったのが衝撃的でかねてより気になっていた本書を読んでみる。父方の祖父、安倍寛氏の人物像や選挙区での慕われかたなど、チームの取材は緻密で初めて知ることばかり。それにしても晋三氏は子どもの頃から今に至るまで「何か」を期待する大人に囲まれ、難儀な人生だったろうな…と同情もしてしまう。(立派な葬儀も終えたのに国葬にするとかしないとかで誰かに何かを期待されているようだし)
    政治家として好きではなかったし、数々の疑惑はきちんと解明すべきであると思うが野蛮な犯行によって命を奪われる結末は許されない。今はただ静かに冥福を祈りたい。

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    2022年07月21日