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ルポ 大阪・生野 人口2割が外国籍の街
住民の2割超が外国籍(都市部の市区町村で最多)の大阪市生野区。戦前から在日コリアンが多く住み、近年はベトナム、ネパール、中国など約80カ国の人々が暮らす。ヘイトや差別が飛び交う日本で、生野の人々はそれをどう乗り越えているのか。市民・行政が街をあげて共生に取り組む生野の現場を長期取材したルポルタージュ。 -
昭和史の道を往く
橘孝三郎、東條英機、瀬島龍三、後藤田正晴……。 人との出会いが自らを鍛えた──。 昭和史を題材にノンフィクションの世界を切り開いてきた作家の回想。 反響を呼んだ読売新聞連載「時代の証言者」に大幅加筆 〈目次〉 はじめに 沖村豪 第一章 「時代の記録者」への道 物書きの原体験/開拓民だった祖父母/父との確執/わが修業時代 フリーランスになる 第二章 埋もれた史実を発掘する 「死なう団事件」の真相/農本主義者と五・一五事件/東條英機をめぐって 第三章 時代の深淵に触れる 医学界の構造的欠陥/「庶民宰相」田中角栄/関東大震災の孤児だった父 「大本営参謀」瀬島龍三の神話 第四章 歴史に生きる人間の姿 秩父宮の生涯/崩壊した旧ソ連を歩く/中国国民党の対日戦略/「カミソリ後藤田」の素顔 第五章 同時代への問題提起 特攻と日本人/「わだつみのこえ」の戦後史/光クラブ事件/吉田茂を再定義 戦争責任を論じる覚悟 第六章 歴史を語り継ぐ責務 昭和天皇の八十七年/個人誌「昭和史講座」を主宰/平成の天皇皇后両陛下 象徴天皇制を守る おわりに あとがき 保阪正康 -
エンド・オブ・ライフ
全国の書店員が選んだ「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞 受賞作。 ベストセラー『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』の著者が、こだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った。2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。 「命の閉じ方」をレッスンする。 200名の患者を看取ってきた友人の看護師が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、自身の最期への向き合い方は意外なものだった。残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、7年間にわたり見つめてきた在宅での終末医療の現場を静かな筆致で描く。私たちに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれる感動ノンフィクション。 -
昭和の風雲児(新潮新書)
石原慎太郎氏が八十九歳で亡くなってからもう四年が経つ。「いろいろ残しておきたい話がいっぱいあるんだ。テレコを持ってうちに来てくれ」と呼ばれて通った田園調布の居宅も取り壊されて今はもう無い。読者の皆様におかれては石原家の応接室に招かれたような気持ちで、戦後日本の黄金期に数多くの人と触れ合い、時にぶつかりあって生きた石原氏の思い出話に耳を傾けていただければ幸いである。――新潮新書編集部 -
NEC「ミスターバイオ」の挑戦─AI創薬で「死の谷」を越えた20年の軌跡
「失敗プロジェクト」のレッテルを貼られた男が、NECに創薬の歴史を刻んだ。 1997年、まだ黎明期にあったAIとバイオを同時に託された研究者がいた。 組織解体、60億円の損失、志半ばで逝った同志……それでも彼はがんワクチンという夢を手放さなかった。成功と挫折が交錯する20年の軌跡。 「次代の主流は現在の傍流から生まれる」――そう鼓舞した上司は、夢の実現を見届けることなく逝った。組織は解体され、60億円もの開発資金は泡と消えた。それでも著者は、引き出しの奥に眠らせたAI創薬の資料を抱えたまま、再起の機会を待った。やがて自らベンチャーを立ち上げ、がんワクチンの臨床開発という荒海に漕ぎ出す。IT企業が生命科学の「死の谷」に挑んだ、日本初の記録がここにある。 -
障害者福祉ビジネス 食いものにされる税金と利用者
ここ数年、障害者福祉の世界では利益優先の事業者が多く出現し、利用者・家族・スタッフの人生や生活が狂わされるケースが増えている。背景には「施設から地域社会へ」という国の政策があるが、参入ハードルは低く、不正のチェックは追いついていない。その隙を突いて税金と利用者を食いものにする事業者やコンサルが現れ、社会保障費をますますひっ迫させているのだ。障害者の就労支援、高齢者介護、精神科の訪問看護、ホスピス型住宅・・・・・・巧妙な福祉ビジネスの実態と制度の問題点を徹底追及する。 -
脱ドーパミン中毒(新潮新書)
「脳内快楽物質」ドーパミン――酒にドラッグ、ギャンブルやポルノばかりか、ゲームにSNSにネット動画と1日24時間・1年365日、絶え間なく脳が報酬を受け取れるのが現代社会だ。今や誰がいつ何の依存症になってもおかしくない、と依存症医学の第一人者である著者は言う。前作『ドーパミン中毒』の分析をもとに、どうすれば依存症から脱出できるのか、8ステップでやさしく伝授する現代人必読の実践書。 -
孤独にならない終の棲家 コレクティブハウスで自分らしく生きる
超高齢社会にあって単身者が急増する中、血縁関係のない人たちが暮らすスウェーデン発の「コレクティブハウス」が注目されている。居住者は月1回担当する食事づくりなどの役割を担い、共用・共有の暮らし方のポリシーに賛同した多世代が集う。個人のプライバシーは確保しながらも、一緒に食事を楽しみ、育児や病気などで困った時は助け合うコミュニティでもある。本書は日本初のコレクティブハウス創設に参加、現在も居住し運営に携わる著者が豊富なエピソードを紹介しながら、「終の棲家」としての可能性を考察する。上野千鶴子氏との特別対談も収録! -
シェイクスピア 私はこう訳してきた 悲劇篇
すべて、訳した。だから、わかった。 読めば、台詞の一言一言がより深く味わえる。 全37作品を訳した第一人者による、目からうろこのシェイクスピア読本。 〇To be or not to beは、なぜ訳しにくいのか?(『ハムレット』) 〇独白と傍白はどうちがうのか?(『オセロー』) 〇なぜ台詞を金言にしてはいけないのか?(『リア王』) 〇「明けない夜はない」は正しい訳なのか?(『マクベス』) 「訳していて初めてわかったシェイクスピアのこと、翻訳の際に悩んだこと、稽古場で役者さんが台詞を言うのを見て気がついたこと――劇の台詞の一言一句をより深く味わい、ときに「難解」ともいわれるシェイクスピア演劇を鑑賞するためのガイドにもなるはずです。」(「はじめに」より) <目次> はじめに 第1章 ハムレット 前編—あいだのひと 後編—主語と独白 第2章 オセロー 前編—愚かしさの極み 後編—戯曲の翻訳は稽古場で完成する 第3章 リア王 前編—歓ばしい悲劇 後編—金言にしない 第4章 マクベス 前編—weからalone への旅 後編—先行訳への挑戦 おわりに -
のんフィクション ヒーロー誕生
のんがのんになった理由 「能年玲奈」から20年、「のん」から10年。 作家・小松成美が、新たな道を切り拓いてきた彼女の軌跡と未来を描く、初の本格評伝が発売。 「自分の人生のルールは自分で決めたい」 なぜ彼女はフロンティアになれたのか――。 俳優・アーティストとして唯一無二の道を切り拓いている「のん」に、ノンフィクション作家・小松成美が長期間にわたる取材を重ね、生い立ちから新たな命名、創作活動への飽くなき衝動までを、鮮やかに描き出しました。 本書では、これまでほとんど語られることがなかったのんの心の内が文字によって浮かび上がります。「故郷」という原点、モデル時代の母との葛藤、ギターとロックへの熱狂、『あまちゃん』『この世界の片隅に』で演じることに向き合った日々、そして新しい名前とともに「好きを貫く」姿勢、自らの表現を磨き続ける現在地、等々、のんの矜持が丹念な取材によって明らかにされていきます。 自らの意思で選び取ってきた道を、まっすぐに歩き続けてきた力強い生き方。一点の曇りもないのん自身の流儀には、表現の世界を突き進み続ける喜びと感謝が満ち溢れています。本書にあるのんの軌跡は、自分らしく生きたいと願う現代人の胸に静かな炎を灯すことでしょう。 ■ 本書の読みどころ ◎生まれ育った故郷で築かれたのんの原点と「ガチ・ダイエット」: 兵庫の大自然の中で育った少女時代。モデル時代に体型管理で苦しみ、母と激しく衝突する葛藤の日々。 ◎恩師との出会い:15歳で出会ったアクティングコーチから演技の楽しさを教わる。独自の演技メソッドを授かり、唯一無二の俳優・のんが誕生するまで。 ◎『あまちゃん』出演と、「誰か」を演じる日々。のんを囲んだ人々との記憶: 尊敬すべきレジェンド俳優たちとの出会い。 ◎『この世界の片隅に』片渕須直監督との出会い: 周囲の不安や懸念を押し切って、のんを「すずさん」に起用した片渕監督の想いと、声で「すずさん」を演じ切ったのんの挑戦。 ◎ギターとバンドを愛するのん:ミュージシャンとしての情熱と気概はギターの音色と歌声に込められる。 ◎「チームのん」誕生のストーリーと尽きることがない探究心: ジャンルを越え挑戦し続けるのんを支える深い信頼で結ばれた「チームのん」の存在と、そこから生まれる奇想天外なプロジェクトの数々。 -
特捜検察という名の権力ヤクザ~東京五輪談合事件・人質司法との死闘~
「東京五輪談合事件」は特捜部のでっち上げだった! 無実を主張し196日間も専務が勾留された株式会社セレスポ。元会長・稲葉利彦氏と担当弁護士の郷原信郎氏が、当事者の目線で検察捜査の真実を告発する。罪を認めない限り閉じ込める「人質司法」の恐怖、「権力ヤクザ」と化した特捜部の暴走、追従する公取委の深い闇を白日の下に晒す。ある日突然、企業が標的にされたらどう闘うべきか。すべてのビジネスパーソン必読の書! -
すべてはレスリングのために 藤波朱理、笑顔でつかむ金メダル
パリオリンピックレスリング女子53kg級金メダリスト藤波朱理の軌跡を追いかけたスポーツノンフィクション。藤波は五輪後も、その連勝を153に伸ばし(2026年7月現在)、32年ぶりに国内で開催されるアジア大会、さらに28年のロス五輪でのメダルを視野に入れる。競技を始めたきっかけ、コーチでもある父親との二人三脚など、これまでの歩みから、敗れざる心と強さの秘密に迫る。長年レスリングを取材し続ける著者にしか書けない、熱い1冊。 -
人生を上質で満たす、小さな楽しみ
ドミニック・ローホーさんの「シンプルな生き方」を伝える著書が、世界で300万部超のベストセラーとなっています。 フランス人らしく人生を深く愛するドミニックさんが、本書で、「小さな楽しみ」が、人生にとってどれほど大事かを教えてくれます。変哲のない暮らしの中で見つかる「小さな楽しみ」には、レジリエンス(回復力)を高めたり、人生の質を高めることそのものであったりと、想像以上の秘められた力があります。 たとえば、ドミニックさん自身やバスケットボール選手の八村塁さんが、この「小さな楽しみ」の秘められた力で救われたことが記されています。 本書では、ドミニックさん自身の「小さな楽しみ」を紹介するだけでなく、どうやったらそれを見つけられるかを教えてくれます。 「あなたの小さな楽しみはなんですか?」 その答えの中に、自分らしさや生きがいが隠れています。 「小さな楽しみ」を見つける目があれば、人生はどんどん豊かになります。 ドミニックさんのものさしが見いだした、読書や旅、料理、体の整え方、ものとのつきあい方、人間関係、美意識の磨き方などのリストも公開。 その楽しみ探しが実は、自分を深く理解し、生きがいの発見にもつながっていきます。さらに本書では、あえて簡素な生活を楽しみ、真の豊かさに近づく方法も提案しています。 今ますます、周りに振り回されない幸福観を必要とする時代になっています。だからこそ、1日1日を生まれ変わったように生きるヒントが必要なのです。 -
ボズの素描集
「この本には、天才の溌剌とした最初の躍動が疑いもなく感じられる…どこを開いても、のびやかに、完全な技巧でもって題材が扱われている。全編を通して示される観察力は驚異としか言いようがない」とディケンズの親友は書いた。本作は豊かな想像力、鋭い観察眼、ユーモア、特異な人物描写、語りの面白さ、さらには深刻な社会認識といった、ディケンズ文学のあらゆる要素をはらんでいると同時に、一八三〇年代の社会生活の貴重な記録として、独自の地歩を保っている。通常誰もが気にとめることのないありふれた対象は、ディケンズの想像力によって豊かな色どりを付与され、笑いや涙や怒り、さらには恐怖心を呼び起こすものへと変貌する。ディケンズ24歳のとき、まとめられた処女作! -
「八つ墓村」は実在する ――ルポ「津山三十人殺し」と「落武者殺し伝説」
集落内の墓地。いくつかの墓石の命日には「昭和十三年五月二十一日」という事件が起こった日付が刻まれていた―― 着想の原点をたどる 横溝正史の傑作ミステリー。そのモデルのひとつとされる津山三十人殺し。犯罪史に名を残す大量殺人はどんな事件か。もうひとつのモチーフとされる落武者殺しの伝説は、どのような伝承か。「八つ墓村を歩いてみませんか?」という誘いから始まった、虚構と現実を往復する取材旅の先にあった事実とは。解説 比嘉健二 カバーデザイン 井上則人 カバー写真 関根虎洸 【目次】 「八つ墓村」は実在する――ルポ「津山三十人殺し」と「落武者殺し伝説」 序章 『八つ墓村』とはなにか? 第一章 「津山三十人殺し」の現場を歩く 第二章 「八人の落武者殺し」伝説を追う 第三章 史実と伝説を巡る旅路の果てに 終章 幻の村、「八つ墓村」は実在する あとがき 現実と虚構の狭間で 解説 比嘉健二 -
生きる力
フジテレビのアナウンサーとして活躍し、50代も半ばを過ぎてフリーに転身。直後、ステージ4の悪性リンパ腫であることが発覚する。一時は死を覚悟するほどの絶望のなかで、家族や友人からの励まし、医療者たちとのかかわり、SNSへのメッセージ――小さな希望を積み上げ、がんで失った「引き算」を、「足し算」に変えていく。猛烈に働いていたときには見えなかった発見など、激動の日々と気づきをありのままに綴る。 【目次】 はじめに/第1章 発覚--このタイミングでなぜ!?/第2章 入院--それでも前を向く/第3章 秘訣--「辛い!」を乗り越えるためのヒント/第4章 起動--コロナと私と#STAY HOME/第5章 寛解--どん底が教えてくれた「生きる力」/おわりに/新書版によせて -
禁断の恋愛心理学
「どうすれば女を落とせるか」――そんな小手先のテクニックに溺れる男ほど、残酷なまでに女から見限られます。 女が真に求めているのは、完璧なエスコートや性的な快楽ではなく、「心」を満たす圧倒的な安心感。 本書では、不倫や嫉妬、セックスの裏に隠された生々しい本音を解剖し、ビジネス以上に難解な「女心のメカニズム」を論理的に紐解きます。 薄っぺらな駆け引きを捨て、成熟した男として本質的な信頼を勝ち取るための、究極の恋愛戦略論。 【内容】 まえがき 禁断の恋愛心理学の世界へようこそ 第1章 女が求めるセックス 第2章 自分を超える挑戦(初級編~上級編) 第3章 大人の恋愛に必要な「距離感」 第4章 揺れる心と不倫の現実 第5章 愛と欲望の間で揺れ動く男女の心 第6章 大人の恋愛、その先にあるセックス 【著者】 麻未知花(あさみ・ともか) 作家、恋愛セラピスト、カウンセラー。FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。現代ビジネス(講談社)に連載している記事は常に100万PVを超える人気コンテンツ。 著書『50代から楽しむセックス』(笠倉出版社)、『リアルLOVE・リアルSEX』(無双舎)、『LOVEセラピー』(TOMOKA名義、KKロングセラーズ)など。 電子書籍『真実の愛を引き寄せるセックスの法則 「本当の悦び」を知りたいあなたに贈る心とカラダのつなぎ方60』『エッチな大人の愛し方 異次元の快楽を共有できる「円熟セックス」69の流儀と作法』『子宮がときめくセックス 心も体も蕩ける性生活の手ほどき』『ウィズマスク・セックス コロナ時代の新しい性活様式』『不倫のトリセツ 真実の愛を貫くために』『禁断の恋愛心理学 女心をハックする「テクニック以前」の愛し方』『清楚な女が「淫ら」に変わるとき 奥手な彼女が快楽の沼に堕ちる夜の心理学』など。 -
清楚な女が「淫ら」に変わるとき
「清楚で奥手な女に強い性欲はない」――そんな浅薄なステレオタイプを信じる男は、一生女の真の姿を引き出せません。 彼女たちは欲望がないのではなく、世間体や理性の「ブレーキ」で本能を抑圧しているにすぎないのだから。 女性が心の奥に秘めた情熱と快楽への渇望を論理的に解剖。 強固な信頼構築によって理性のタガを外し、女の淫らな本性を解放する、成熟した大人のための恋愛心理戦略。 【内容】 まえがき 成熟した「愛の形」を見つけるために 第1章 「純粋で真面目な人」ほど秘めた欲求を抱えている 第2章 女性の繊細な本音 第3章 心も身体も深く溶け合うために 第4章 心を抱き、身体を慈しむ 第5章 秘められた欲望とフェティシズムの解放 第6章 もっと自由に、もっと艶やかに 第7章 男には見えない、女の「愛と性の心理」 知花流 心の栄養15 【著者】 麻未知花(あさみ・ともか) 作家、恋愛セラピスト、カウンセラー。FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。現代ビジネス(講談社)に連載している記事は常に100万PVを超える人気コンテンツ。 著書『50代から楽しむセックス』(笠倉出版社)、『リアルLOVE・リアルSEX』(無双舎)、『LOVEセラピー』(TOMOKA名義、KKロングセラーズ)など。 電子書籍『真実の愛を引き寄せるセックスの法則 「本当の悦び」を知りたいあなたに贈る心とカラダのつなぎ方60』『エッチな大人の愛し方 異次元の快楽を共有できる「円熟セックス」69の流儀と作法』『子宮がときめくセックス 心も体も蕩ける性生活の手ほどき』『ウィズマスク・セックス コロナ時代の新しい性活様式』『不倫のトリセツ 真実の愛を貫くために』『禁断の恋愛心理学 女心をハックする「テクニック以前」の愛し方』『清楚な女が「淫ら」に変わるとき 奥手な彼女が快楽の沼に堕ちる夜の心理学』など。 -
ウンム・アーザルのキッチン
イスラエルに住むアラブ人のおばあさん、ウンム・アーザルは大変な苦労をして子育てをしました。嬉しい時も悲しい時も、彼女の力になったのは子どもの頃におぼえた料理でした。文化人類学者の菅瀬晶子さんがウンム・アーザルの家族と生活して見たことを、パレスチナの食文化を交えて描きます。新聞の書評で取り上げられたり、ボローニャブックフェアの栄えあるブックリストに選ばれたりするなど、高い評価を得た作品、待望の復刊。 -
拝啓、底辺より 拳ひとつで人生を変えた男の逆転思考
「RIZE」「RIZIN」などで数々の死闘・名勝負を繰り広げてきた格闘家・YA-MAN、自身の半生を振り返りながら人生哲学を語った初の著書。 彼は、幼い頃からあまりに厳しい現実と向き合ってきた。父は服役し、母方の祖父母に大金を持ち逃げされるなど、貧しい母子家庭で育つことになる。そんな環境のなかで、中学・高校時代は喧嘩に明け暮れた。しかし、高校2年生のときに母のガンが発覚し一念発起。偏差値25から猛勉強を重ね、東海大学工学部に現役で合格する。 大学時代からキックボクシングを始め、2018年「RISE」でプロデビュー。2021年には「RIZIN」で皇治に判定勝ち、2023年には「FIGHT CLUB」で朝倉未来にKO勝ちするなど、「YA-MAN」の名は瞬く間に日本全国へと広がっていった。しかし、2025年暮れの練習中のアクシデントにより「左眼窩底骨折」という重傷を負い戦線離脱。現役復帰が危ぶまれるなか、懸命なリハビリにより2026年9月10日、京セラドーム大阪で開催される「超RIZIN」にて復帰のリングに立つ――。 格闘技ファンだけでなく、いわゆる「親ガチャ」に外れた人、学歴や能力などで際立ったものがないと悩む人、いま現在、人生の壁にぶちあたっている人の背中を押す、逆境を乗り越えるための必読書。 ●CONTENTS 第0章 眼窩底骨折からの復活 プロローグ 生きるか死ぬかの闘い 第1章 「普通」じゃなかった日々 第2章 絶対誰にも負けねえよ 第3章 俺は金持ちになりたい 第4章 センス? そんなものはない 第5章 覚醒までの道のり 第6章 凡人にしか辿り着けない最高の景色 -
ア・ライフ・イン・リリックス A LIFE IN LYRICS
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フレディ・マーキュリー生誕80周年メモリアル・ブック! 楽曲制作時の直筆メモ、スケッチ、未公開写真など、250点以上の貴重な資料をフルカラーで収録。 フレディ・マーキュリーは史上屈指のエンターテイナー――まさに“グレート・プリテンダー”であり、“キラー・クイーン”であり、“伝説のチャンピオン”だった。 その驚異的な歌声と圧倒的なパフォーマンスの裏には、ミュージシャンとして、また作詞家としての非凡な才能が息づいていた。 1991年にこの世を去ったフレディは、最愛の友人であるメアリー・オースティンに、彼の創作の軌跡を伝える膨大なアーカイブを遺した。 その中には、歌詞原稿、スケッチ、そして未公開の写真を含む貴重な資料が収められていた。 この門外不出の個人コレクションに、メアリーが語る当時のエピソードや思い出、秘話を添えた本書『ア・ライフ・イン・リリックス』は、フレディ・マーキュリーという比類なきアーティスト、アイコン、ソングライターが形づくられていく過程を鮮やかに描き出す、秘蔵の一冊である。 -
アクロイドを殺したのは誰か
「困った。もう、■■■■■■が真犯人としか思えない」 青崎有吾(ミステリ作家、『地雷グリコ』) 「テクストを読者の方へ開く思い切りのよさにおいて、バイヤールを凌ぐ批評家はいない」 郷原佳以(東京大学教授、本書解説より) 犯人の意外性によってミステリ史に燦然と輝くアガサ・クリスティー『アクロイド殺し』。だが名探偵の推理は正しいのか? 見過ごされてきた証言や二重の意味をもつ言葉、読者を惑わせる仕掛けをつぶさに検証。そこから導かれるのは、まさかの真犯人だった! 先入観を捨て再読すると、新たな物語が出現する。 『読んでない本について堂々と語る』著者ピエール・バイヤールが、読むことの創造性を鮮やかに示す文学批評。 目次 登場人物 序 A 捜 査 第Ⅰ章 殺 人 第Ⅱ章 捜 査 第Ⅲ章 ヴァン・ダインの法則 第Ⅳ章 黙っているのも嘘のうち B 反捜査 第Ⅰ章 終りなき夜 第Ⅱ章 嘘つきのパラドックス 第Ⅲ章 ここが変だ 第Ⅳ章 理想的な殺人犯 C 妄 想 第Ⅰ章 道の交わるところ 第Ⅱ章 妄想とは何か 第Ⅲ章 妄想と理論 第Ⅳ章 妄想と批評 D 真 実 第Ⅰ章 カーテン 第Ⅱ章 真 実 第Ⅲ章 真実のみを 第Ⅳ章 そしてすべての真実を 訳者あとがき 文庫版あとがき 解説/郷原佳以 -
負けへんで 東証一部上場企業社長vs地検特捜部
冤罪ですべてを失った社長、戦いの全記録 2026年11月、映画化決定! 冤罪事件に巻き込まれた上場企業社長。 創業した会社を失い、248日間にわたり勾留された男が、最強弁護団とともに完全無罪を勝ち取るまで。 【作品概要】 ◎タイトル:『負けへんで』 ◎出演:内野聖陽 松本若菜/北村一輝 ◎監督:本木克英(『空飛ぶタイヤ』『超高速!参勤交代』) ◎脚本:吉川次郎 ◎公開:11月13日(金)公開 ◎配給:ギャガ -
北川進先生に、人生と多孔性金属錯体について聞いてみた
MOF(金属有機構造体)の開発で2025年にノーベル化学賞を受賞した北川進先生・初の一般書。ベストセラー『山中伸弥先生に人生とiPS細胞について、聞いてみた』と同じ聞き手、同じ構成で読みやすいのが特徴です。科学っておもしろい! 本書の主な内容 〇科学は自由で、面白い 〇人生を変えた数冊の本 〇転機となった学会での挑発 〇「孔が空いていますよ」 〇座右の銘は「無用の用」 〇異端にこそチャンスがある 〇汗か涙かわからないものを流す 〇ノーベル委員会の評価 〇MOFは「超小型マンション」 〇日本が資源大国になる日 -
ウナギ・サヤカフォトエッセイ
傷つくたびに、わたしは強くなれた――。 自らを、「極彩色に翔ける傾奇者」と称し、派手なコスチュームと圧倒的な存在感で観客を魅了し続ける人気レスラー、ウナギ・サヤカ。いま、プロレス界でもっとも注目を集めるレスラーであり、その唯一無二のキャラクターはリングの内外からも支持を集めている。 リング上で観客を魅了するその姿は、まさに「強さと勇気の象徴」そのもの。しかし、その極彩色に輝く姿の裏側には、幾度となく経験した痛みと、ひとりの人間としての葛藤があった。 リングに上がれば肉体的なダメージを負い、リングを下りれば心の痛みや孤独感に向き合うこともある。また、話題となった後楽園ホールや両国国技館の自主興行といった大きなチャレンジは、成功体験だけでなく、多くの困難を彼女に課すこととなった。まさに、「出る杭は打たれる」――。批判の言葉に打ちのめされ、己の自信を失いかける瞬間も少なくなかった。しかし、その「もろさ」を抱えながらも、彼女は決して立ち止まろうとしない。 本書は、水着&ランジェリーを中心としたグラビアと、初めて明かす“衝撃の過去”を含むエッセイで構成。40歳を迎えた彼女は、ときに涙を流し、ときに笑顔を見せながら、いかにして困難を乗り越え、自分自身の「強さ」を見出してきたのか――。ウナギ・サヤカの魅力が集約された一冊! 【CONTENTS】 ●CHAPTER1 14の美学 ウナの頭のなか 14のキーワードからウナギ・サヤカの脳内を紐解く ●CHAPTER2 0tq40 ウナの物語 生い立ちから現在までを語り尽くした、自伝的エッセイ ●撮り下ろしグラビア 水着、ランジェリーを中心に、海、和風スタジオ、洋風スタジオで完全撮り下ろし!(計80ページ) -
近親殺人―家族が家族を殺すとき―(新潮文庫) 無料お試し版
日本の殺人事件の半数が、家族を主とした親族間で起きている。「まじ消えてほしいわ」と罵倒し、同居していた病弱な母親を放置、餓死させた姉妹。夫の愛情を独占すると憎しみをつのらせ、我が子をマンションの高層階から突き落とした母親。人はどんな理由から最も大切な存在であった家族を殺すのか。事件が起こる家庭とそうでない家庭とでは何が違うのか。7つの事件が炙り出す、家族の真実。 コミカライズでも話題の原作より、「はじめに――家族に殺される」「1 まじ消えてほしいわ 〈介護放棄〉」までをまるごと読める無料お試し版を配信いたします。 -
アメリカの正義・イランの論理 イラン戦争180日
正気か? 狂気か? なぜ戦わねばならなかったのか? 気鋭のイスラム思想研究者が解き明かす21世紀の「宗教戦争」! ◎イランは中東の北朝鮮 ◎イラン革命により誕生したイスラム独裁神権国家 ◎イランは世界征服を目指している ◎イラン・ロシア・中国・北朝鮮――新悪の枢軸 ◎サウジとUAEの対立で複雑化する中東 ◎メディアが隠すイラン抗議デモの本当の理由 ◎NHKテヘラン支局長拘束事件 ◎イラン攻撃に踏み切ったアメリカの正義とは ◎イランの核交渉とアラブ諸国攻撃 ◎イラン体制転覆計画はなぜ中止されたのか ◎イランの脅迫に屈したトランプ大統領 ◎イラン戦争無限ループ化と中東のグレーな未来 ◎日本の危うい中東外交と偏向報道 ほか 私は、中東や世界情勢を、イスラム研究者の視点から分析してきました。アメリカのメディア報道と同じことしか言わない「国際政治学者」や、トランプ大統領が嫌いでたまらないメディアや、反米反日イデオロギーに駆動された「リベラル」言論人の語る中東と私のそれが全く異なるのは、私の知識もキャリアも、中東をみるスタンスも、彼らとは全く異なるからです。(中略) 想像も及ばないような奇妙で恐ろしい現実を、どうか現実として受け止めてください。みなさんも本当は、「本当のこと」が知りたいはずです。(「はじめに」より) 【目次】 第1章 イランとはどのような国なのか 第2章 イラン・ロシア・中国・北朝鮮――新悪の枢軸 第3章 イラン戦争前夜 ➀ イラン弱体化と中東大変革/➁ イランで反政府デモ発生/➂ アメリカのイラン攻撃準備/➃ NHKテヘラン支局長拘束事件 第4章 イラン戦争と停戦交渉 ➀ イラン攻撃に踏み切ったアメリカの正義/➁ 塗り替えられる中東情勢/➂ 停戦交渉の行方/➃ 日本の危うい中東外交と偏向報道 -
ダーウィンが来た! 生きものたちの奇跡の名場面と取材秘話
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 "大人気番組「ダーウィンが来た!」 放送開始20周年刊行! 世界初大スクープの数々を収録!! 取材班が多くの試練を乗り越えて迫った知られざる生きものたちの素顔 厳選65放送回を再現。 「かわいい人気者」、「親子愛・家族愛」、「最強伝説」、「幻・謎・珍獣」等、もう一度会いたかったあの生きものたちがここに大集合! NHKの人気自然番組「ダーウィンが来た!」放送20年の歴史から、選りすぐりの名場面と感動の取材秘話を一冊にまとめた決定版。 アマゾンの水没ジャングルで1メートルも大ジャンプする古代魚アロワナ、愛らしい姿のラッコやシマエナガ、野生では世界初撮影となったチンアナゴの産卵、そして命がけで子どもを守るライオンやヒョウの母親たち――。 本書には、番組が20年にわたり追い続けてきた生きものたちの驚きの生態と、心を揺さぶるドラマが詰まっています。 さらに本書の大きな魅力は、放送では語り尽くせなかった「取材こぼれ話」。 秘境での過酷なロケ、何週間も粘ってようやく撮影できた奇跡の瞬間、世紀のスクープの裏側など、ディレクターやカメラマンたちの奮闘もたっぷり収録されています。 ページをめくるたびに「こんな生き方があったのか!」という発見と、「生きるってすごい」という感動に出会える一冊。 「ダーウィンが来た!」ファンや動物好きはもちろん、自然の不思議に心を動かされるすべての人に贈る、地球に生きる命の壮大な物語です。" -
《フリー・ジャズ》研究
あの日、何が起きたのか? 1960年12月21日、ニューヨーク。アトランティック・スタジオ。 オーネット・コールマンら、8人のジャズメンによる『Free Jazz』が録音された。 その37分間は、フリー・ジャズという言葉を広め、ジャズ界に大きな衝撃を与えた。 けれど、『Free Jazz』とはどのような「音楽」だったのか。 その中で何が演奏されていたのかは、これまで具体的に語られてこなかった。 本書は、その空白に向き合う。 ステレオの左右に配置された二つの四重奏が、互いに反応しながら同時に演奏する――それもぶっつけ本番・編集なしの一発録りで。 その全過程を、全編採譜と解析によって読み解く。 そこにあるのは、単なる「自由」なのか。 オーネット・コールマンの前衛性の核心とは何か。 大谷能生による、ジャズ批評のひとつの到達点。 【目次】 まえがき #1 少年時代 ――テキサス、戦前と戦後、ビバップと放浪 #2 デビュー ――「擬態」と「呼吸のかたちのリズム」 #3 1960年12月21日 ――『Free Jazz』解析 #4 作曲家オーネット ――モード、自然親和性、下方倍音列、ハーモロディクス 後日譚(あとがきに代えて) -
戦争×書物
戦争と書物の関係とは何だろうか。まず思いつくのは指導者を礼賛し戦意を鼓舞する書籍だ。しかし、近代の戦争ではそれ以外の役割もあった。第一次世界大戦では攻めていくにも地理がわからない。そこで古い観光ガイドを探す羽目になる。しかし侵攻していく地域が平地なのか沼地なのかさえわからない。戦闘も毎日起きるわけではなく、兵士も娯楽が欲しいし故国の様子も知りたいので、雑誌や本が必要になる。これは捕虜についても同様で収容所には図書館もあった。また攻めるに当たっては占領した国を徹底的に破壊するため図書館を破壊したり蔵書(稀覯本など)を盗んだりもした。さらに敗戦国の思想を浄化するために、その国の本を廃棄したり書き換えたりする必要もあった。 戦争によって盗まれた美術品については、その重要な価値ゆえ多くの物語が書かれてきた。しかし、書籍についてはどうだろうか。20世紀以降、数々の戦争によって図書館やその蔵書が焼かれ盗まれてきた。しかし戦後それらの返還や補償は行われていない。ベルリン、ワルシャワ、ミンスク、ミュンヘン、カッセル......これらの都市の図書館は、初期の活字本、楽譜、手稿本などを所蔵していたが、二度と同じ姿を取り戻すことはない。アメリカとロシアの図書館に置いてある本は、必ずしも同等ではないだろう。たとえ自然科学でもだ。その理由は国家の思想的背景によるものだ。では日本の図書館はどういった基準で本を選んでいるのだろうか。これらの世界史的な観点から、なぜ図書館が必要とされ、どう都合よく利用されてきたかを考えると、本というものが、自由に手に入るものだと思わされてきたのかもしれない。本書からは歴史を通じて本がどのように扱われてきたのか、その意図は何だったのかが読み取れる。 -
スピリチュアリズムとナショナリズム 陰謀論時代を読み解く6つの視点
「癒し」はなぜ「右」に傾いたのか? 子宮系、引き寄せ、波動、覚醒、反ワクチン――。 一見、政治とは無縁に思えるスピリチュアルな言説が、陰謀論や排外主義、「愛国」を掲げる右派的な思想と結びついている。 個人の不安や生きづらさを癒すはずの言葉は、なぜ「真実に目覚めた者」と「騙されている者」を分け、やがて反知性主義や他者への敵意へと向かうのか。 そして、スピリチュアルはどのように政治運動へ取り込まれ、現代日本の右傾化を支える水脈となってきたのか。 本書は、日本会議の源流、新宗教の保守運動、子宮系スピリチュアル、オカルト雑誌、反ワクチン運動、Qアノン、排外主義運動などを手がかりに、「スピ」と「ウヨ」が接続する歴史と構造を読み解く。 宗教社会学、カルト研究、陰謀論研究、現場取材、カウンター活動――。 異なる立場からこの問題を追ってきた6人の論者が、アカデミズムと現場の双方から、スピリチュアルと右派思想の危うい結節点に迫る。 陰謀論は、どこから生まれ、なぜ人を惹きつけ、いかにして排外主義の「大衆運動」へと姿を変えるのか。 好評を博した『陰謀論と排外主義』から、さらにその思想的・歴史的背景へ踏み込む理論的発展編。 【主な内容】 ■日本会議の源流とスピリチュアリズム 菅野 完 ■自己啓発ビジネスとナショナリズム 黒猫ドラネコ ■ウヨ雑誌とオカルト 中森聖奈 ■スピリチュアルとナショナルのつながり 塚田穂高 ■Qアノンとスピリチュアルの合流、そして日本への流入 山崎リュウキチ ■排外主義の「大衆運動」化 藤倉善郎 -
だちゃかん ──百二歳の父が遺したことば
「だちゃかん」とつぶやきながら、父は百二年を生き抜いた──。 老いは、人生の終わりではない。心の旧里へ還る道である。ままならぬ人生を、ままならぬままに生きる──。 「だちゃかん」とは、物事がうまく運ばないことを表す金沢の言葉。著者の父「いっちゃん」は、病弱な幼少期、満州での兵役、戦後の郵政勤務を経て、百二歳の生涯を静かに全うした。 弓道、登山、寺参り、図書館通いを日課とし、百歳を超えても独立自尊を貫いた父。その最晩年の言葉と背中を手掛かりに、老いの寄る辺、生命への畏敬、孤独を生きる勁さ、人間を超えた真実とは何かを問う。ままならぬ人生を受け入れ、感謝とともに生きるための、深い思索に満ちた回想的人生論。 -
患者のプロになりなはれ
リハビリは頭を使ってやらなあかん! 回復は患者の覚悟で変わる 脳出血による片麻痺を経験した著者は、自らの体を“実験台”にして回復の道を探り続けた。 違和感を見逃さず、工夫を重ね、失敗しながら前へ進む。 医療任せでは終わらへん――これは、受け身の患者で終わらないための記録である。 49歳で脳出血に倒れ、左半身麻痺に。 救急搬送、手術、長いリハビリ、復職への葛藤、独居生活への挑戦―― 思うように動かない体と向き合いながら、少しずつ生活を取り戻していく。 急性期から維持期までの歩みを克明にたどる実践の記録。 患者として生きるとは何かを、当事者の視点で描き出す。 -
Life Lessons from Legendary Japanese Poet MATSUO BASHO — Life Stories Intertwined —
Was Matsuo Bashō, the great master of haiku, Japan’s first philosopher? 俳聖・松尾芭蕉は、日本初の哲学者だった? "Heidegger’s philosophy emphasizes the importance of returning to one’s authentic self. Matsuo Bashō, whose profound insight produced many outstanding haiku, lived a life devoted to travel. A physician who operates an adult day-care center explores the common ground between the two and offers insights into how we can live without being bound by superficial values. 本来の自分に立ち返る重要性を説いたハイデガーの思想。深い洞察力で優れた俳句を残した、松尾芭蕉の”旅に生きた”人生。デイケアを営む医師が両者の共通点を探り、表面的な価値にとらわれない生き方のヒントを説く。 -
欲望のKPI
生半可なビジネス書より、るるたんの「戦略」を読め。 130万人のフォロワーを抱える人気インフルエンサー・るるたん。「60分20万円」がバズった彼女だが、キャリア開始は19歳・新橋の格安店だった。 友達も、家族も、恋愛も趣味も捨てて仕事に没頭した彼女は、手取り60分8000円から、いかにして月収1億円を稼ぐ「同人AVの女王」になったのか。 その過程には、業種を問わず「売る」「伝える」「選ばれる」に効く実践的なマーケティング思考が濃縮されている。 たった一人でアダルト業界のルールを書き換えた「欲望マーケッター」の頭の中を、鈴木おさむが解剖する──人気ポッドキャスト「欲望のKPI」、待望の書籍化。 巻末には、ふたりの書き下ろし官能リレー小説を特別収録。 【目次】 序章 19歳、新橋デビューしたJDが風俗業界に飛び込んだ理由 第1章 「60分6万円」の風俗嬢になるまで 第2章 同人AVの女王になるまで 第3章 属人性と希少性を高める「タレント化」戦略 終章 野望──看板を、箱にする 特別付録 るるたん&おさむの官能リレー小説 -
防災行政 災害列島ニッポン 防災プロフェッショナル9人の提案
「防災から国土を変えれば日本は安全になる」をテーマに災害列島ニッポンの防災プロフェッショナル9人が送る防災庁への提案集。 世界でも有数の自然災害国・日本。 2026年4月には岩手県で大規模林野火災が発生、青森県では最大震度5強を観測した三陸沖地震、6月には台風7号と8号が相次いで接近。広範囲で大雨となり浸水被害や土砂災害、死者・負傷者が発生しました。いまや「想定外」が「常態化」してきています。そして7月には震度7の令和8年熊本地震が起きました。この地震では、いち早く災害対策本部が設置され、自衛隊の初期動員もスピ―ディーに行われました。ただ「支援物資の受入・物流の滞り」「被災自治体自身の機能不全」という構造的課題も見えました。 2026年11月、日本のあらゆる災害に備える国家の防災司令塔となる防災庁が発足します。本書は防災庁に送る災害列島ニッポン・防災プロフェッショナル9人の提案集。国民はもちろん国会議員に県議、市議……すべての政治家と消防91万人、警察26万人、自衛隊23万人などすべての防災関係者に読んでもらいたい一冊です。 【内容】 第1部 都市の安全をナショナルミニマムへ(土屋信行:リバーフロント研究所審議役) 第2部 震災復興事業例としての女川町(須田善明:宮城県女川町長) 第3部 真実と教訓は現場にあり(山村武彦:防災システム研究所 所長) 第4部 市民の知恵と意見を吸い上げ実行する組織に期待(阿部慶一:防災まちづくり研究会 会長) 第5部 暮らしの安全を支えるインフラとしての防災(山口芳裕:国際医療福祉大学 特任教授) 第6部 避難所は私たちの体と心にとって本当に安全なところなのか(植田信策:日本赤十字社 医療事業推進本部 参事監) 第7部 臨時医療施設の事前整備と運用に関する提言(猪口正孝:一般社団法人 東京都病院協会 会長) 第8部 なぜ水害への備えが大切なのか(伊藤弘人:東北医科薬科大学 医学部 医療管理学教室 教授) 第9部 災害時の栄養・衛生管理(池田直人:フードマネジメントラボ代表) 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 -
後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年
希代の野球人・高田繁、大いに語る 本書は、高田繁という稀代の野球人が歩んだ、昭和から令和までの半世紀を超える人生と組織論に迫る一冊である。 浪商の荒ぶる「ケンカ野球」、明治大学・島岡吉郎の“人間教育野球”、そして巨人V9での川上哲治の冷徹なる組織野球。高田は、昭和の野球が持つ根性・気迫と、組織としての論理・合理性、その両方を骨身に刻み込んできた。 現役引退後は、巨人二軍監督、日本ハム監督、ヤクルト監督と現場で指揮を執り、さらに北海道日本ハムファイターズ・横浜DeNAベイスターズではGMとして球団運営に携わるなど、現場とフロント、両面を知る野球人は、プロ野球史上でも数えるほどしかいない。 高田は現役時代ONの影に隠れ「クールガイ」と呼ばれた一方、インテリヤクザとも囁かれ、フィクサーにも喩えられる。チーム作りのためなら信念の下に誰が何を言おうと実行する。時にスカウトの意見を退け、人気選手を見限りもする。勝つためには嫌われ者になる覚悟が必要──高田は自らその役を引き受けた。 高田繁の激動の野球人生を描く本書には、単なる野球回想録に留まらず、現代の組織運営や人材育成に通じる知恵が詰まっている。 尾崎行雄、王貞治、長嶋茂雄、川上哲治、野村克也、大社義規、新庄剛志、ダルビッシュ有、今永昇太。昭和から令和までを貫く野球史と、名だたる選手・指導者・経営者との交錯から、勝つ組織・負ける組織の本質が浮かび上がる。 高田繁は、決して派手な名将でも大打者でもない。しかし、半世紀にわたってプロ野球の裏側と本質を見つめ、勝てる組織とは何かを追い続けた男である。 -
アジア人物史
カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし! 評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす! ハンムラビ/ダレイオス1世/イエス/ブッダ/アショーカ/孔子/始皇帝/冒頓単于/司馬遷/王莽/曹操/カニシュカ1世/トーラマーナ/ミヒラクラ/カウンディンヤ/プールナヴァルマン/他。 「月報」エッセイ:原泰久 執筆陣:古井龍介/月本昭男/横地優子/牧角悦子/野崎充彦/坂本勝/坂井弘紀/北川香子/柴田大輔/阿部拓児/馬場紀寿/湯浅邦弘/鶴間和幸/林俊雄/藤田勝久/渡邉義浩/宮本亮一/青山亨 -
拳闘魂 井上尚弥・拓真の闘い
1 最強の対抗王者を一蹴! 英国グラスゴーの衝撃 ――井上尚弥対エマニュエル・ロドリゲス 2 キャリア初! 眼の負傷を乗り越えた。さいたまスーパーアリーナでの激闘を制する ――井上尚弥対ノニト・ドネア/井上拓真対ノルディーヌ・ウバーリ 3 なぜ井上尚弥はダウンを奪った後「行かないよ」と言ったのか? 「The DRAMA in SAITAMA 2」のインサイド ――井上尚弥対ノニト・ドネア第二戦 4 ただひたすらに逃げ回る、対抗王者を仕留めきる。ついにバンタム級四団体を統一 ――井上尚弥対ポール・バトラ― 5 兄に続き、弟・拓真もボクシング世界バンタム級王座獲得! でもまだこれがゴールじゃない ――井上拓真対リボリオ・ソリス 6 井上尚弥を激怒させたフルトン陣営の「姑息な」手段。圧勝後、大喜びしたほんとうのワケ ――井上尚弥対スティーブン・フルトン 7 「今回は、あえて六八点に」。タパレス戦、そしてスーパーチャンピオン井上尚弥の未来 ――井上尚弥対マーロン・タパレス 8 尚弥の時にも泣いたことはなかった。拓真の初防衛成功で父が見せた「涙」のわけ ――井上拓真対ジェルウィン・アンカハス 9 井上尚弥、人生初のダウン! 父・真吾氏も凍りついた!「サプライズな完勝」の舞台裏 ――井上尚弥対ルイス・ネリ/井上拓真対石田匠 10 背中まで衝撃が突き抜けた! 強烈ボディーで対戦相手がギブアップ ――井上尚弥対テレンス・ジョン・ドヘニー 11 またしてもダウン! またしても凍りついたラスヴェガスの夜 ――井上尚弥対ラモン・カルデナス 12 「最強の挑戦者」になにもさせずに完勝! ――井上尚弥対ムロジョン・アフマダリエフ 13 井上拓真、大変身! 親と子が、はじめて一つになって戦えた ――井上拓真対那須川天心 14 初めてのサウジ・アラビアで統一王座を年間、四度防衛 ――井上尚弥対アラン・ピカソ 15 名手井岡一翔が二度もダウン! 井上拓真はなぜ完勝できたのか? ――井上拓真対井岡一翔 16 中谷選手がどう来ても、対応する準備はできていた。空前のメガファイト・東京ドーム「THE DAY」の真相 ――井上尚弥対中谷潤人 -
知ったら最後、夜眠れなくなる 世界の未解決ミステリー68
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ消えた? 誰が殺った? ・蒸発した少年少女 ・謎多き怪事件 ・正体不明の真犯人 鉄人ノンフィクション編集部が放つ、 未解決ミステリーシリーズ第6弾! ・神隠しのような失踪 ・迷宮入りした殺人 ・身元不明の遺体 ・不可解な怪死 ・理解不能の怪現象 ・陰謀が囁かれる死亡事件 ――。 今なお解決を見ないコールドケース68本の顛末。 ■目次 ●第1章 人間蒸発・国内編 ・日光市・佐々木奈保子ちゃん失踪事件 ・茨城県三和町・石嵜容子さん消失事件 ・風船おじさん失踪事件 ・苫小牧市会社員・阿部梢さん失踪事件 ・福井県5歳男児・柳田賢志くん失踪事件 ・取手市小3女児・大川経香ちゃん失踪事件 ・大阪市生野区・鈴木龍也さん失踪事件 ・江東区・石田佳奈子さん監禁失踪事件 ・神奈川大生・内田明希さん失踪事件 ・広島大生・水口伶太さん失踪事件 ・佐倉市・山野下せい香さん失踪事件 ・熊野古道アメリカ人女性失踪事件 ・旭川市高1女子・遠藤幸夏さん失踪事件 ・新潟県十日町市中3女子・樋口まりんさん失踪事件 ●第2章 人間蒸発・海外編 ・米・ソダー家児童5人失踪事件 ・英2歳女児、カトリック・リー失踪事件 ・カナダ、ジョアン・ペダーセン消失事件 ・ネパール・南埜佐代子さん失踪事件 ・ウェールズ・アンティークショップ店主、トレヴァリン・エヴァンス失踪事件 ・米コロラド州、デール・ウィリアムズ失踪事件 ・アイルランド銀行ITスペシャリスト、トレバー・ディーリー失踪事件 ・米ミズーリ州、ブランソン・ペリー失踪事件 ・アルゼンチン、ギル一家6人失踪事件 ・シンガポール、ティナ・リム失踪事件 ・米ワシントン州4歳女児、ソフィア・フアレス失踪事件 ・英14歳、アンドリュー・ゴスデン失踪事件 ・シンガポール4歳女児、シャーリーニー・ナシャール失踪事件 ・独15歳少女、レベッカ・ロイシュ失踪事件 ・アメリカ人地質学者、ダニエル・ロビンソン失踪事件 ●第3章 殺人の迷宮・国内編 ・島田市一家4人殺人事件 ・佐賀女性7人連続殺人事件 ・東北自動車道・志波姫PA殺人事件 ・札幌信金職員・生井宙恵さん殺害事件 ・香川県まんのう町高1女子、真鍋和加さん殺害・死体遺棄事件 ・久留米市自衛官・切明信行さん刺殺事件 ・北九州市・関岡晴美さん殺害事件 ・奈良県広陵町6歳保育園児、東本友紀ちゃん死亡ひき逃げ事件 ・鯖江市主婦・鎌谷香央里さん殺害事件 ・宇和島市スナック従業員、山本舞さんバラバラ遺体発見事件 ・多摩信金職員・後藤博樹さん刺殺事件 ・沼津市主婦・森田みずえさん殺害事件 ・熊谷市小4男児、小関孝徳くん死亡ひき逃げ事件 ・浜松市・大橋貞子さん殺害事件 ・蒲郡市・杉浦加津代さん殺害事件 ●第4章 殺人の迷宮・海外編 ・英17歳大学生、アン・ノブレット殺害事件 ・米フロリダ州、ウォーター一家殺害事件 ・豪「ワンダ・ビーチ」2少女殺人事件 ・米オレゴン州、カウデン一家殺害事件 ・英8歳男児、ヴィシャル・メロトラ殺害事件 ・米16歳女子高生、モリー・ビッシュ殺害事件 ・独9歳少女、ペギー・ノブロック殺害事件 ・米バージニア州、ショート一家殺害事件 ・中国・高級クラブNo.1ホステス、リャン・ハイリン殺人事件 ・東ミシガン大学生、ジュリア・ニスウェンダー殺害事件 ・米18歳、エビー・ステパッチ殺害事件 ・カナダ・製薬会社アポテックス創業者、シャーマン夫妻殺害事件 ・米・弁護士、マーク・アンジェルッチ射殺事件 ●第5章 残された謎 ・ハリウッド女優セルマ・トッド不審死事件 ・フィンランド・イムヤルビUFO遭遇事件 ・英・ホリンウェル集団失神事件 ・自称・心臓外科医「山森将智家」事件 ・米・弁護士、デビッド・ルイス失踪死亡事件 ・米カリフォルニア州、グロリア・ラミレス怪死事件 ・独・ヘルゴラント沖「ジェントルマン」事件 ・米ニュージャージー州「ザ・ウォッチャー」事件 ・米ニューヨーク州ロングアイランド、ジョージ・キャロル遺体発見事件 ・セルビア・人気ユーチューバー、クリスティーナ・ジュキッチ死亡事件 ・米オレゴン州・雄牛15頭連続怪死事件 ※本書掲載の情報は2026年7月時点のものです。 ■著者 鉄人ノンフィクション編集部 -
ヤングケアラーの僕が東大に合格するまで―家事、介護、そして勉強 それでも僕はこの家から東大に行く
◆「生きる希望と勇気の書」教育評論家 尾木直樹(尾木ママ)推薦◆ 小さな勇者が挑んだ、1000日間の記録。 「両親の病気」「一家心中未遂」「生活保護」「家事」「介護」「偏差値52」 ――絶望から始まった奇跡の実話。 「美談ではありません。本当のことを書きました」 ◆家族を諦めないために挑んだ、日本で最も過酷な合格体験記◆ 高校3年生の10月。 僕は涙をこらえながら、手に持っていた教科書を強く握り締めました。 寝室の片隅で勉強していたら、 父が「勉強している場合じゃないだろ」と言って、 教科書を奪い取ろうとしたのです。 僕が家事をやらなかったことが原因でした。 東大受験を目前に控え、勉強に集中したかった僕は、 料理も洗濯も掃除もしなくなりました。 心の余裕がなくなって、家のことがどうでもよくなってしまったのです。 両親ともに精神疾患を抱え、不安定な状態だったので、 僕が家事をしなければ誰もする人がいない、という状況でした。 それなのに、僕が家族のことよりも勉強を優先したので、父は激怒したのです。 ――「プロローグ」より抜粋 ◆著者からのメッセージ この本では、「努力をすれば東大に合格できる」ということを 伝えるつもりはありません。 努力できる環境だって、才能だって不平等です。 でも、ヤングケアラーだからといって、夢を諦める必要はありません。 逆境に置かれているすべての人へ、少しでも希望を届けられたら。 ――そんな思いから、この本を執筆しました。 これは病気の家族を抱えて、生活保護世帯から東大に現役合格した実話です。 ぜひ、最後まで読んでみてください。 -
文春ムック 『竜馬がゆく』完全ガイド
文春ムック『竜馬がゆく』完全ガイド 完結60周年・司馬遼太郎没後30年記念 ●司馬遼太郎 竜馬は、生きている ●名対談 坂本龍馬の魅力 司馬遼太郎+芳賀徹 ●磯田道史 龍馬の人生と日本の景色 【総勢141人収録 完全保存版 『竜馬がゆく』人物図鑑】 高知城下の坂本屋敷 坂本権平/坂本春猪/岡上新輔 他 竜馬を愛した女たち 坂本乙女/福岡田鶴/千葉さな子/お登勢/おりょう 他 竜馬の親友 武市半平太/中岡慎太郎/千葉重太郎 竜馬の師匠たち 勝海舟/河田小竜/千葉定吉 他 鯨海酔侯と上士たち 山内容堂/吉田東洋/後藤象二郎/乾退助 他 土佐勤王党と郷士たち 那須信吾/大石団蔵/吉村寅太郎 他 勤王浪士 清河八郎/真木和泉/平野国臣 他 革命の震源地、長州藩 桂小五郎/高杉晋作/久坂玄瑞/吉田松陰 他 維新の主役、薩摩藩 西郷隆盛/大久保利通/小松帯刀 他 二人の将軍と大名たち 徳川家茂/徳川慶喜/松平慶永 他 孝明天皇と過激派の公家 孝明天皇/三条実美/岩倉具視 他 最後に輝いた旗本たち 小栗上野介(忠順)/大久保一翁/永井尚志 亀山社中と長崎の人々 陸奥陽之助(宗光)/石田英吉/岩崎弥太郎 他 英国外交官がみた幕末日本 アーネスト・サトウ/ハリー・パークス 新選組、見廻組と流血の京都 近藤勇/土方歳三/藤堂平助/岡田以蔵 他 諸藩名臣伝 横井小楠/三岡八郎/小原鉄心/渡辺昇 ●年齢、根拠地入り 『竜馬がゆく』年表 【司馬さんが歩いた『竜馬がゆく』 イラストマップ付き】 土佐「竜馬と酒と黒潮と」 京都「“好いても惚れぬ”権力の貸座敷」 長州「維新の起爆力・長州の遺恨」 薩摩「独立王国薩摩の外交感覚」 ●コミック版で躍動する「竜馬」 司馬遼太郎+鈴ノ木ユウ ●竜馬の一代は、革命と海とのいそがしげな往復であった 司馬遼太郎 表紙画・鈴ノ木ユウ ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
謎のおかっぱ集団 気づいたら世界で踊ってた akaneとアバンギャルディの物語
バブリーダンスで社会的ムーブメントを起こし、現在は、世界を席巻するダンスグループアバンギャルディを率いる振付師・akane、初の著書が満を持して登場。その類い稀なる才能は、斬新な振付を生み出すだけでなく、ダンスを通じて人々の心を揺さぶり続けている。そんな彼女の才能の源泉は、どこにあるのか? 本書では、幼少期におけるダンスとの出会いから、学生時代のダンス部での体験を総括。また、母校・大阪府立登美丘高等学校ダンス部をコーチとして全国優勝へと導いた圧倒的な指導哲学やチーム育成術、ダンサーの個性を最大限に引き出してオーディエンスを魅了する演出方法など、その独自のダンス哲学もあますことなく公開。独自性あふれる振付が生み出される思考プロセスにも迫っていく。 いまや世界中で話題を独占するアバンギャルディが、米NBCの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出場し、衝撃を与えるに至るまでの軌跡は、読む者すべての心を震わせる一編の壮大な物語である。 ●CONTENTS Prologue いざ、世界へ! 第1章 ダンスという“魔法”と出会った 第2章 バブリーダンス誕生前夜 第3章 どん底から生まれたバブリーな日々 第4章 Akaneとアバンギャルディ、世界へ! Epilogue ショーはまだまだ終わらない おわりに “夢以上の現実”のなかで -
給料を上げれば日本は復活する
デフレは終わった。しかし、普通の人たちがまだ苦しんでいる――。 この30年、労働生産性の向上と裏腹に実質賃金は低下。成長の果実が適切に分配されない限り、日本はトランプ関税や円安の波につぶれてしまう! この国の経済を知悉した米国人ジャーナリストが韓国との比較や脱成長論の批判的分析を通じ、回復への処方箋を説く -
川崎フロンターレの「面白い」を具現化する方法 プロスポーツを支える愛とお金の話
川崎フロンターレはサッカークラブです―― 国内主要タイトルを7つ獲得しながらも、あまりにトリッキーなイベントやプロモーションを実施しては大きな注目を集めることで、自らこう宣言することになったJリーグクラブが川崎フロンターレだ。多くの選手を世界に羽ばたかせ、そして日本代表にも送り込むクラブがなぜ、選手とスタッフが一体となってサプライズイベントを実施するのか。 現役のクラブスタッフでその”仕掛け人”が、プロスポーツを支えるお金や数字まで掘り下げつつ、その理由とアイデアの根源やプロセスを明かす。 -
翔べ、ワイルド・スワン~激動の時代を生きた母と私、そして中国のいま~
軍閥、日本による占領、毛沢東と残虐な文化大革命……激動の20世紀中国を生き抜いた祖母と母、そして著者自身の姿を描いた『ワイルド・スワン』から30年。その後英国に住み、毛沢東批判の本を書いた著者は、今も共産党に睨まれ、病床の母に会うために入国することもできない。そして習近平体制下、状況はますます悪化するのだった。世界1500万部のベストセラー『ワイルド・スワン』の後日譚。 -
CIA禁書密輸作戦 冷戦を終結させた1000万冊
冷戦時代、鉄のカーテンを越えて密輸された1000万冊もの書籍が人々に勇気を与えた! 冷戦期のポーランド。CIAは、ハンナ・アーレント、ジョージ・オーウェルといった作家たちの「禁書」を密輸する作戦を実施する。本に心を揺さぶられた人々の抵抗は、やがて東西対立に大きな風穴を空けていく。言葉や読書が持つ力を改めて感じさせる、迫真の実話 -
世界一わかりやすい 日本の農業の教科書
日本の農業の「歴史」からおさえておきたい現代農業の「基礎知識」など、日本の農業について基礎から学びたい人向けの一冊! -
ジョン・ボイド
「史上最も偉大な戦闘機パイロット」 「米軍で最高の頭脳の持ち主」 「匹敵するものがいない革新者」 ――全米ベストセラーの“英雄”評伝! 傑作機F-15、F-16生みの親、湾岸戦争勝利の立役者、ハイブリッド戦争の先駆者、そして孫氏以来最も影響力のある理論「OODAループ」を発案した米軍随一の戦闘機パイロットをめぐるオーラルヒストリー。 「人生にはしばしば点呼を受ける場面がある。その時、君は決断しなければならない。なるべきか、なすべきか、どちらに行くか?」(本書より) 多くの人を魅了したその人生とは? ビジネスの現場で活かされる全米ベストセラー。 【目次】 謝辞/序章/回想 第1部 戦闘機パイロット 第1章 呪われた始まり 第2章 逞しき大男と長老派教会 第3章 青二才 第4章 K–13とMiGの小径 第5章 高僧 第6章 教皇ヨハネ音速を厳しく攻める 第7章 ドッグファイト 第8章 四〇秒ボイドと戦術マニュアル 第2部 エンジニア 第9章 熱力学、エントロピー、そして新たな気付き 第10章 Ps=(T‐D)V /W 第11章 金平糖の妖精がゴスペルを奏でる 第12章 翼を引っこ抜いて黄色に塗れ 第13章 戦闘機を設計したことなんてない 第14章 より大きく・より高く・より速く・より遠くへ 第15章 F–15を救う 第16章 ワルキューレの騎行 第17章 戦闘機マフィアは神の仕事をこなす 第18章 短足の鳥 第19章 得体の知れない基地 第20章 B–1を見てみよう 第21章 この概要説明は情報提供のみを目的とする 第22章 ボタンかけ旋回 第3部 学者 第23章 破壊と創造 第24章 OODAループ 第25章 改革 第26章 巨大な陰謀の車輪 第27章 ボイド、海兵隊に加わる 第28章 常に忠誠であれ 第29章 奇跡の人 第30章 変人と思われるじゃないか! 第31章 ゲットー大佐と国防長官 終章 エル・シッドの旅は続く 付録 破壊と創造 ジョン・R・ボイド 情報入手元(ソース)/参考文献/訳者あとがき/索引 【著・訳者プロフィール】 ロバート・コーラム (Robert Coram)(著) 米国ジョージア州アトランタ在住のジャーナリスト。アトランタジャーナルコンスティテューション(AJC)新聞の記者として書いた作品で二度ピューリッツァー賞にノミネートされる。ニューヨーカー誌等の米国誌にも寄稿している他、空軍パイロットや、アメリカ南西部の人物をはじめ多数の評伝やノンフィクションで知られる。実際にF‒100及びF‒15での飛行経験を持つ数少ない民間人でもある。代表作は本書。この本の成功で全米に名を馳せた。 池田 忍(いけだ・しのぶ)(訳) 1984年東京大学工学部電子工学科卒業、1993年MIT研究留学。1984年日本電気入社、以来40年にわたり同社防衛事業部門に在籍。1999‒2002年欧州電気通信標準化機構(ETSI)に出向。1992年度 防衛装備協会賞受賞。2002年度 日本ITU協会 国際活動奨励賞受賞。 冨田 直治(とみた・なおじ)(訳) 1987 年東京大学工学系研究科航空学修士課程修了。1987年三菱商事入社、宇宙航空機部にて国防・安全保障ビジネスに従事。2018年日本電気入社、宇宙防衛営業本部。2023年に日本電気を退職後、起業し、株式会社「冨田塾」を創立。 -
私たちはみんな、失敗を知っている
巷に溢れる〈サクセスの秘訣〉は聞き飽きました。あなたの失敗談を聞かせてください。 百万年書房がお届けする、初のアンソロジー本のテーマは「失敗」。簡単に言えば、テレビでは放映できないエピソード満載の「しくじり先生」と思っていただければ、と。 【目次】 離せなかった 白石果林 失敗は幸福のはじまり 小指 いい人だと思われたくてお金を貸しました こだま 夏の日 野口理恵 本をつくってきて失敗をしたことがない 村井光男 私のもとに残った成分 川内有緒 丸い窓の家 北尾マーモット 失踪の練習さえも失敗 花田菜々子 終わりよければすべてよし 末井昭 【著者】 白石果林 1989年生まれ、さいたま市在住。法政大学現代福祉学部卒。大学や一般企業に勤めたのち、2020年にフリーライターに転身。女と金にだらしない父と、アルコールに依存し暴力を振るう母のもとで育った経験から、家族の問題や依存症などをテーマに取材・執筆を行う。百万年書房の学校「エッセイの技法」第1期生。 小指 漫画家、随筆家。1988年横浜市生まれ。著書に『偶偶放浪記』(白水社)、『宇宙人の部屋』(ROADSIDERS)。他、自主制作本多数。本名の小林紗織名義では画家としても活動している。 こだま 作家、エッセイスト。2017年に私小説『夫のちんぽが入らない』でデビュー。エッセイ集に『ここは、おしまいの地』『縁もゆかりもあったのだ』など。2026年に初の創作小説『けんちゃん』、往復書簡こだまといりえ『虫の時間』刊行。 野口理恵 rn press代表。文芸誌「USO」編集長。書籍を制作する傍らで文筆活動を行う。著書は『私が私らしく死ぬために 私のお葬式ハンドブック』(rn press)、『生きる力が湧いてくる』(百万年書房)。健康体。 村井光男 1976年東京都生まれ。新卒で出版社に入社するも3年で解雇となり、成り行きで立ち上げた個人出版社も2年で頓挫。復職した出版社の倒産を機に、2008年にナナロク社を設立。詩歌を中心に、写真集、絵本、エッセイなど、これまでに刊行したすべての本で、編集または制作を担当している。 川内有緒 ノンフィクション作家。アメリカ、南米、フランス、日本を転々としながら12年間国際協力分野で働いた後に、フリーランスの物書きに。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、『ロッコク・キッチン』でドゥマゴ文学賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』、『ロッコク・キッチン』の共同監督を務める。 北尾マーモット 1984年生まれ。大学卒業後、民間企業で働いたのち教師に転身、特別支援学校に勤務 する。百万年書房の学校「エッセイの技法」第1期生。筆名の名付け親は北尾修一氏。エホバの証人の宗教2世として育った経験や、教師の日々などをnoteに書く。趣味は焚き火とひとり往復書簡。marmotnokenka@gmail.com 花田菜々子 1979年東京都生まれ。書店員としてさまざまな本屋で20年ほど勤めたのち、現在は東京・高円寺で『蟹ブックス』を営む。著書に自身の実体験を綴った『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)など。 末井昭 1948年岡山県生まれ。工員、キャバレー、イラストレーターなどを経て、1975年にセルフ出版(現・白夜書房)設立に参加。編集者として『ウイークエンド・スーパー』『写真時代』『パチンコ必勝ガイド』など、15誌ほどの雑誌を創刊。退社後はエッセイストとして8冊の本を出す。著書『自殺』が第30回講談社エッセイ賞を受賞。親父バンド「ペーソス」のサックス担当。 -
面白すぎる!幕末史の授業――ドラマチック講談×最新歴史研究で一気にわかる
薩長同盟、江戸無血開城、戊辰戦争 などの有名な事件から知られざるエピソードまで! 人々の思惑が複雑に絡み合い、 全貌がつかみにくい激動の幕末を、 ドラマチック講談 × 最新歴史研究で一気に紐解く! 2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』で描かれる、 天才幕臣・小栗忠順の時代を大解剖! ●最新研究でイメージが覆る! 幕末の新常識 講談の後には、歴史作家・河合敦が最新研究をもとに史実を解説。 近年の研究成果から見えてきた新しい幕末像を紹介します。 ・長州藩は実は幕府に忠実な藩だった!? ・「船中八策」は本当にあったのか問題 ・誤解され続ける井伊直弼 ・西洋式の巨大な星形要塞・五稜郭のひみつ ・池田屋事件の真相は……? など 坂本龍馬、西郷隆盛、小栗上野介、土方歳三、高杉晋作など、 幕末の志士たちの破天荒な生き様から恋模様まで、 講談師・神田蘭師匠が臨場感たっぷりに語り、 NHK「歴史探偵」でおなじみの河合敦先生が、 最新研究をもとにわかりやすく解説します! ■目次 ・はじめに ・幕末史年表 ・幕末人物相関図 ●PART1 長州・薩摩・幕府――それぞれの幕末史 ・1時間目 長州藩から見た幕末 長州藩の若者たちが大暴れして幕府を倒しちゃった件 長州藩は実は幕府に忠実な藩だった ・2時間目 薩摩藩から見た幕末 チェスト関ヶ原でちょっとズルもするでごわす 薩摩藩の運命を変えたのは絶望的な借金!? ほか ●PART2 あの事件はなぜ起きた?――そうだったのねの幕末 ・1時間目 桜田門外の変 井伊直弼をそんなに責めないで! 幕府内の派閥争いが幕府の力を弱めた ・2時間目 公武合体と寺田屋事件 外様でもやれます。薩摩藩、政治の中心へ ゆらぐ幕府と意気揚々の薩摩藩 ほか ●PART3 超有名なあの人もこの人も――俺たちの幕末 ・1時間目 西郷隆盛 官軍 ⇒賊軍 ⇒名誉回復 ⇒そして偉人となった西郷どん 新政府の中心人物として活躍しましたが・・・ ・2時間目 高杉晋作 恋も人生も型破りだった高杉晋作 新作の人生をかたちづくった友の存在 ほか ■著者 河合敦(かわいあつし) 歴史作家。1965年、東京都町田市に生まれる。青山学院大学文学部史学科卒業。 早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。 都立紅葉川高等学校、都立白鷗高等学校、文教大学付属高等学校などをへて現在、多摩大学客員教授。 早稲田大学で非常勤講師もつとめる。 著書は『早わかり日本史』(日本実業出版社)、「侍は「幕末・明治」をどう生きたのか」(扶桑社)、 「豊臣一族秀吉・秀長の天下統一を支えた人々」(朝日新聞出版)、 『戦国武将は戦がないとき、何をしていたのか』(ポプラ社)など多数。 その他「歴史探偵」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)、 「大人が知らない日本史の新常識」(BSフジ)、「にっぽん! 歴史鑑定」(BS-TBS)、 「ごごカフェ」(NHKラジオ)など、テレビやラジオにも多数出演。 「ぬけまいる~女三人伊勢参り」「大富豪同心」「大奥 Season2」などNHK時代劇の時代考証も多く手がける。 [受賞歴] 第17回 郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社主催) 第6回 NTTトーク大賞優秀賞 2018、2021年雑学文庫大賞(啓文堂主催) ■著者 神田蘭(かんだらん) 講談師。東京都生まれ埼玉県育ち。 女優・ナレーター・パーソナリティーとして活動する傍ら、 寄席で講談の魅力に惹かれ、2004年に神田紅師匠へ入門。 4年半の前座修業を経て、BS笑点の若手大喜利メンバーに抜擢される。 2008年に二ツ目昇進、2018年5月に真打昇進を果たす。 歴史をこよなく愛し、「木村長門守重成の最期」「南部坂雪の別れ」「伊達政宗の堪忍袋」など 数多くの古典ネタを持つ一方、婚活をテーマとした講談をはじめ、 歌、踊りを取り入れたレビュー講談「ココ・シャネル」「田中絹代」などを発表。 また、「北条政子」「樋口一葉」「和泉式部」などの女性を主人公にした創作講談から、 古典、新作、文芸講談まで幅広い演目を手がける。 「趣味どきっ! 源氏物語の女君たち」(NHK-Eテレ)、「バラエティー生活笑百科」(NHK)、 「ラジオ深夜便『近代日本150年 明治の群像』」(NHKラジオ)などテレビ、 メディアでも活躍し、長寿番組「恋する日本史」(JFNラジオ)にはレギュラー出演中。 著書に『女と男の恋する日本史講談』(辰巳出版)、『恋する日本史講談』(ぶんか社)がある。 -
自分の人生は自分で切り開く 一日も入院せずに逝った乳がん患者から医療を見た風景
乳がんを患いながらも一般病院に一度も入院せず、最期まで自分らしい生き方を貫いて自宅で旅立った妻・瑞子の闘病記。専門的な医学知識や万人に有効な治療指針ではなく、一人の患者が自ら調べ、納得して選択した治療の道のりを夫が綴った一家族の記録です。読者自身の治療選択においては専門医と話し合うことを前提とし、誰もが「この方法で良かった」と思える選択ができるよう願いを込めて贈るノンフィクション。 -
世界の破滅を信じた人たちのとんでもない世界史
世界の終わり、最後の審判、終末などの考えは、地震、隕石、大洪水、戦争、疫病などへの恐怖とともに、世界の歴史でつねに物議を醸してきた。陰謀やカルト教団、預言者たちの驚くべき物語。 「世界の終わり」と「終末の日」に取り憑かれてきた人類史 『メガトン級「大失敗」の世界史』著者による、全く新しい人類史! 黙示録、最後の審判、文明崩壊、予言、カルト教団、集団パニック、大洪水、干ばつ、飢饉、大火、隕石、地震、疫病、戦争……。 「世界の破滅」には、最後の審判、ハルマゲドン、キリストの再臨、蘇る死者、カルト教団、核戦争、宇宙戦争、パンデミック、世界終末時計などのイメージがある。 本書ではそのすべてが取り上げられている。多くは、太古以来のじつにさまざまな終末の予言と、その預言者、予言を信じて終末に取り憑かれてきた人たちだ。 著者によれば終末には予言がつきもので、「世界の終わりが迫っている」という予言で、人は終末が来ると信じ、その預言者を信じる。 1530年代にわずか数年の間に終末教派の指導者になったヤン・マティアスは街を占拠し、君主司教を追い出したが、最終的に訪れたのは世界の終わりではなく本人の終わりだった。彼は君主司教の軍に囲まれて切り刻まれた。 強烈なのは、おそらくメアリー・ベイトマンだ。 1806年、彼女が飼っているめんどりが産んだ卵の殻に「キリストの再臨が迫っている」という文字がはっきりと刻まれていた。人々は終末が迫っている兆候だとばかりに次々と見物に訪れ、メアリーは見物料として1ペニーずつ徴収し、最後の審判で天国に入れてもらうための紙切れまで販売した。 あたり前だが悪事はバレてしまう。産み落とされた卵に自分で文字を書き、その卵をめんどりの腹に押し込んで戻し、もう一度産ませていたのである。根っからの詐欺師だった。 他にも、エイリアンが宇宙船に乗ってきて洪水から救ってくれると信じた預言者や、最終的に集団自殺を行う終末カルトの指導者などが次々と登場するが、予言が当たったという例は、この本にはない。 終末の予言は、歴史を何千年遡ろうと的中したことがないのである。 それでも、人はなぜか終末の予言と預言者を信じ、終末が訪れるのを期待を込めて待つ。 しかし終末とは、決して訪れないただのフィクションなのだろうか。 核戦争、AI、気候変動など。本書では、学校で習わなかった世界史の逸話がちりばめられていて興味が尽きない。 著者 トム・フィリップス Tom Phillips ロンドンを拠点に活動するジャーナリスト兼ユーモア作家。ケンブリッジ大学で考古学、人類学、歴史学、科学哲学を学び、バズフィードUKの編集ディレクターとして、深刻な報道からユーモア記事まで幅広く扱ってきた。テレビや議会でコメディーを披露。その後は、ニュース記事の事実関係の真偽を確認する慈善団体フルファクトの編集に携わる。おもな訳書に『メガトン級「大失敗」の世界史』『とてつもない噓の世界史』(いずれも小社刊)がある。 訳者 寺西のぶ子(てらにし のぶこ) 京都府生まれ。翻訳者。訳書に、ラティ『資本主義で解決する再生可能エネルギー』、ブース『英国一家、日本を食べる』『英国一家、日本をおかわり』、ジャクソン『不潔都市ロンドン』、タッカー『輸血医ドニの人体実験』、レヴェンソン『ニュートンと贋金づくり』、シャンキン『スパイゲーム』など多数。 -
宇野千代 昭和モダニズムの伝道者
昭和史を彩った生涯を描く、時代・風俗考証の第一人者による決定版評伝! 明治、大正、昭和、平成と四つの時代を生きた宇野千代(1897-1996)。その生涯は戦争を挟み、日本人の生活感覚が大きな転換を遂げた時期と重なっている。尾崎士郎や東郷青児、北原武夫らとの華やかな恋愛遍歴が注目される一方で、私小説に描かれなかった実像にはこれまで光が当たってこなかった。 雑誌『スタイル』の編集や手がけた着物のデザイン、そして生涯を通じて書き続けた作品を貫く「昭和モダニズム」の美意識とは何か。和から洋へと移り変わる日本人の価値観に、いかに影響を与えたのか。 近代日本の生活文化に精通する歴史学者が、膨大な史料を精査し、素顔の宇野千代に迫る。 関連年表・著作一覧付きの、朝ドラ「ブラッサム」モデルの決定版評伝! ■作家デビューから尾崎士郎との出会いの真相 ■小説から服飾デザインまでを貫くモダンな美意識はいかに育まれたか ■『スタイル』は「日本初のファッション誌」ではなかった? その真の独自性を徹底検証 ■和から洋へ変化する戦後の価値観に宇野千代が与えた影響とは 目次 第一章 岩国の海老茶式部 第二章 文士たちのモダンライフ 第三章 昭和モダニズムと戦争 第四章 焼け跡からの再生 第五章 昭和の終わりとモダニズムのゆくえ -
戦場で心が壊れて 元海兵隊員の証言
塚本晋也監督「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(2026年9月11日〔金〕よりkino cinema新宿ほか公開)の参考文献。 昼も夜もよみがえる、血なまぐさい戦場、襲いかかる敵……。米海兵隊員としてベトナムで戦った著者を苦しめたPTSD(心的外傷後ストレス障害)。長期の治療の末、自らの罪に向かい合うことで見えたものとは何か。そして、その目に今の日本はどう映るのか。今日の世界でどう生きるのかを問いかける、衝撃的で貴重な証言。 〔目次〕 はじめに I ベトナム戦争とPTSDの日々 1.よみがえる戦場の光景 2.ホームレスになろうとする帰還兵 3.長く苦しい治療の始まり 4.回復に必要だったもの 5.ふたたびベトナムへ II 日本と憲法九条について感じてきたこと 1.国全体がPTSDにかかっている 2.日本の憲法九条について 3.沖縄と基地への思い 4.戦争と平和の語り部として ダニエルズ先生への感謝の言葉 -
四国の聖地巡礼パワーで“裏遍路”タビ!
WEBメディアで連載中から反響を呼んだルポルタージュ「裏遍路タビ」シリーズ。 四国の知られざるパワースポット“裏札所”を巡るニッチな旅歩き企画は、ライターの失踪により連載を終了。旅の道中で取材を重ねたことで詳らかになっていく“裏遍路”の正体と、その真の目的とは―――。 WEB掲載時には公開しなかったエピソードや 、彼が“裏四国”から流したとされる最後の原稿を原文のまま収録。 現在もライターは失踪したままであるため、本書はネクスト・トラベル編集部が責任をもって最終的な構成・校閲を実施いたしました。 -
「いいね!」の裏側で
連続銃乱射事件、民族間紛争、極右政権の誕生、陰謀論の拡散…… YouTube、Facebook、Twitter(X)などのソーシャルメディアが全世界的にもたらした危機の全貌と、それを促したアルゴリズムの巧妙な仕組み、さらには背後に一貫して存在するソーシャルメディア企業の「無責任の構造」を、ピューリッツァー賞最終候補のジャーナリストが徹底的な取材をもとに暴き出す。 ソーシャルメディアの負の影響は、想像をはるかに超えて深刻だった。 【推薦の辞】 ソーシャルメディアの害悪の全貌がこの一冊でつかめる。 --カーカスレビュー 巨大テック企業が利益を優先しフェイクニュースの拡散を促した実態を暴く。 --エイミー・ウェブ(『シグナル』『BIG NINE』著者、未来学者) ソーシャルメディアは世界を変貌させている。だが、その作り手さえもどのように世界を変えているのかほとんど理解していない。 --エズラ・クライン(『アバンダンス』著者、ジャーナリスト) -
絆の極み~さだまさしと渡辺俊幸の半世紀~
大ヒットを生み出した二人の、知られざる絆がいま明かされる――。国民的シンガーソングライター・さだまさし。大河ドラマや映画音楽で知られる作曲家・渡辺俊幸。半世紀にもわたる二人の知られざるパートナーシップを、つまびらかに描く。テンポのいい対談形式で語られていく、成功の裏にあった挫折や困難の数々……。音楽の世界で互いを支え合った「絆」の正体とは何か。すべての人の道しるべとなる一冊。 -
悲劇のプリンス 有間皇子 ―史料と土地から読み直す十九年の生涯
その「謀反」の真相は──。 悲劇の皇子は、いま甦る 有間皇子、十九歳。 彼はなぜ、悲劇的な結末へと追いやられたのか。 『日本書紀』の記述、万葉の歌、そして藤白坂に残る記憶。 史料を読み、土地を歩く。 その先に見えてきたのは、 一人の皇子の運命を左右した非情な構図だ。 有間皇子は、本当に 「謀反人」だったのか。 本書は、その通説に 真正面から異を唱える。 『日本書紀』の行間を精査し、 万葉集に残された 二首の歌を読み直し、 ゆかりの地を歩き検証したとき、 浮かび上がったのは、 朝廷の論理によって 封じられた皇子の声である。 十九歳で藤白坂に散った命。 だが、その名は消えなかった。 有間皇子は、悲劇の人である。 いまなお日本古代史を揺さぶる “もう一つの真実”そのものなのだ。 -
鬼がくれた奇跡 ──父と娘、三十五年目の赦し
父は最低で、最高だった。 昭和の東京。酒、暴力、借金。どうしようもない父と、あきらめない娘。 巨人のONに営業をかける胆力。百枚の葉書に込めた、たったひとつの願い。三十五年後、止まっていた時間が動き出す──。 最低の父だった。それでも、忘れられない。 乱暴で、理不尽で、家族を傷つけ続けた。 それでも父には、人の心をつかんでしまう磁力があった。 娘は怒り、泣き、それでも前へ進んだ。 破天荒な父の記憶。母と娘の長い歳月。 そして三十五年後、百枚の葉書は、父の枕元にあった。 笑えて、泣けて、胸が痛い。 痛みの先に、父と娘をふたたびつなぐ、静かな奇跡が待っている。 これは、どこかで見た家族の話だ。 -
石原莞爾 ――信仰に導かれた戦略家
ユートピアのための戦争は正しいのか 昭和陸軍の「異端児」として名高い石原莞爾。「最終戦争」を唱え、満州事変を計画し、実践した。だが満州国設立後、日中戦争の拡大に反対し、一線を退く。そうした経歴から、石原の戦争責任については様々な評価がこれまで与えられてきた。戦争のみならず永久平和と世界統一のユートピアも論じた彼の多様な主張の背景には、独自の日蓮仏教信仰運動がある。その宗教性を理解しなければ、日本陸軍を大きく動かした思想を見落とすことになる。日本の近代思想に潜む宗教性を研究してきた著者による石原莞爾理解を刷新する一冊。 === 【目次】 第一章 日蓮主義との出会い――信仰者の夢 1 一青年将校の世界観形成 2 日本社会の問題とどう向き合うか 3 将校たちの日蓮信仰 4 石原にとっての日蓮主義 第二章 世界最終戦争論の構想――軍事思想家の誕生 1 漢口での生活 2 はじめての洋行 3 戦争の論理 4 宗教としての戦争 第三章 世界統一――弥勒の世界をめざして 1 世界統一と永久平和 2 イデオロギーの怪物 3 進化する人類 4 分断を超えるユートピア 第四章 東亜連盟への期待――宗教的指導者の改革戦略 1 昭和維新 2 追いやられる夢 3 理想の支持者たち 4 朝鮮人の居場所 第五章 女性解放者の実践――日蓮仏教の龍女成仏 1 女性解放という戦略 2 家庭という前線 3 婦人の昭和維新運動 終章 最後の夢――戦後の歩み 1 敗戦と戦後 2 遺される思想 3 石原主義 === -
迷宮探訪 時効なき未解決事件のプロファイリング
元刑事・北芝健氏が未解決事件の真相を読み解き、事件現場を実際に訪れてプロファイリングをする未解決事件のドキュメンタリーが文庫化。北芝氏による刑事目線の解説で、警察でどんな捜査を行っているのかがつぶさにイメージできる。 世田谷一家殺害事件、八王子スーパー強盗殺人事件など、時効が撤廃された9つの事件を取り上げる。奇想天外な推理と、臨場感あふれる事件後の現場写真も多数収録。2021年に「文春オンライン」にて記事の一部が掲載され、同年の同サイトで反響の大きかった記事の第4位となった。 -
転売ヤーの会計学~儲からないのは理由(わけ)がある~
転売はなぜ、その多くが儲からないのか? 経済のメカニズムをどう浸食しているのか? 儲かる商材、儲かる販売方法とは? 「まんだらけ」や「ブックオフ」と転売ヤーの大きな違いとは? Switch2の転売対策はなぜ成功し、ハッピーセットはなぜ失敗したのか? 会計学者がガンプラ、ポケカ、ゲームソフトやライブチケットなどの実例をもとに、転売の利益構造を「原価計算」「サプライチェーン」といった会計学の視点で分析する。 -
〈身〉の構造 身体論を超えて
前著『精神としての身体』で、心身二元論では我々が具体的に生きている身体のダイナミックスは捉えられないとした著者は、本書では、皮膚の内にとざされた身体という固定観念を取り払い、身体を超えた錯綜体としての〈身〉を追究。さらに、空間が均質化して「身体は宇宙を内蔵する」という身体と宇宙との幸福な入れ子構造が解体している今日、我々にとってどのようなコスモロジーが可能かを問う。 -
未来へのたからもの 陸前高田の文化財レスキュー物語
2011年、東日本大震災の津波により陸前高田市立博物館に保管されていた約56万点の文化財が流され、がれきに埋まった。奇跡的に生き残った学芸員の人々は、「文化財の残らない復興は本当の復興ではない」という強い思いで、文化財の救出と修復を開始。全国各地からの協力のもと文化財レスキューが行われた。現在も被災資料の修復作業は続けられている。ふるさととは何か、復興とは何かをともに考える一冊。 -
右手の指先だけで夢をかなえる 寝たきり系男子ウッディの日々
脊髄性筋萎縮症(SMA)患者で重度障害者。28歳の夢と本音 運動ニューロン(脊髄前角細胞)と呼ばれる神経細胞の変性によって、筋力低下と筋萎縮を引き起こす進行性の難病「脊髄性筋萎縮症(SMA)」を生後間もなく発症。現在は、寝たきりで大阪にて一人暮らし生活を送る著者。唯一動かせる右手の指先とスマホを駆使してXやnoteで日々の暮らしのリアル、障害者としての考えを積極的に発信中! これまで投稿した記事に加筆修正を加えた、初の書籍が刊行。 ※電子版では掲載写真をカラーで収録。 ・障害者の「恋愛と性」 ・障害者が情報発信する意味 ・一人暮らしの夢をかなえるまで ・寝たきりの一人暮らしルーティン ・「障害者は家にいとけ」 社会から排除する言葉に対して思うこと ・目標はもっと稼いで納税すること ・障害者と災害 ・支えてくれている、家族と大切な人たち ・死について ・・・・・・etc 絶望、悲しみ、喜び、感謝。 さまざまな感情を味わったからこそ前を向けた今、 唯一動く右手の指先を使って、まだまだやりたいことがある! -
ドキュメント 三島由紀夫 VS 吉本隆明 思想としての生涯、響き合うそのドラマ
戦後日本の文学と思想を代表する2人の「謎」を追う! 惜しまれながら終刊した思想・文学の批評誌『飢餓陣営』の編集・執筆で独自の領域を切り拓き、硬派のジャーナリストとしても知られる著者が、同時代人である三島由紀夫と吉本隆明の思想と生涯の「謎」をノンフィクションの手法を用いて追う渾身の力作。 -
ヤマケイ文庫 荒地で生きる 「新・冒険論」改訂
「冒険者は脱システムすることで、自力で命をコントロールする自由を経験する。自由であることには不快で面倒くさい面があるが、一方で圧倒的な生きている実感を手にすることもできる――」。 早稲田大学探検部の部室で「三原山計画」に出会ってから国内外でさまざまな冒険と旅に挑み続ける著者が、歴代の探検家の記録や哲学書を引きながら、冒険とは、生きるとは何かを考える。 解説/東畑開人 ■内容 第1章 本多勝一の冒険論 第2章 脱システムとしての冒険 第3章 脱システムの難しさ 第4章 現代における脱システムの実例 第5章 冒険と自由 解説 東畑開人 ■著者について 角幡 唯介(かくはた・ゆうすけ) 極地旅行家・作家。1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。同大探検部OB。2002年~03年冬に長い間「謎の峡谷」と呼ばれていたチベット、ヤル・ツアンポー峡谷の未踏査地域を単独で探検・調査した。2010年、二度のツアンポー探検を書いた『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。『アグルーカの行方』で講談社ノンフィクション賞受賞、『探検家の日々本本』で毎日出版文化賞書評賞受賞。著書多数。近著に『地図なき山』『43歳頂点論』がある。近年は、グリーンランド・シオラパルクと日本との二拠点生活を送りながら毎年、2ヵ月にわたる犬橇長期旅行に出ている。 -
7657日の孤独 岡田彰布は阪神タイガースに何を遺したのか
◆落合博満氏、推薦!! 「一人の記者が本人含め1年以上取材した読み応えのある一冊になっていると思う」 〝頑固者〟と呼ばれた男は、なぜ、再びタテジマに袖を通したのか。 なぜ、たった1年で38年間誰も成し得なかった日本一へ導けたのか。 そしてなぜ、たった2年で愛するチームを去らねばならなかったのか――。 阪神タイガースを18年ぶり悲願のリーグ優勝、38年ぶり日本一に導いた名将・岡田彰布。2022年からの阪神第2次政権時代を中心に、阪神第1次政権時代、オリックス・バファローズ時代、不遇の10年間を過ごしてきた野球人・岡田彰布の「実像」、そして阪神を常勝軍団に変えた「変革の舞台裏」に、14年以上にわたってすべてを見届けてきたデイリースポーツ〝岡田番〟記者が迫る書き下ろしノンフィクション。 本人はもちろん、現役選手、コーチ、OB、球団関係者、そして家族の視点と証言で浮き彫りにした「監督・岡田彰布」全記録。 (目次) 0章 岡田彰布と私 1章 監督の仮面 2章 就任前夜 3章 新監督誕生 4章 4番の条件 5章 適材適所 6章 継承 7章 プロの自覚 8章 幻の完全試合 9章 言葉 10章 勝利の仕組み 11章 監督の仕事 12章 綻びと終焉 13章 遺産 -
プロパガンダとしての祭典 パリ万博から東京五輪へ、権力者たちの狂宴
祭典(フェスティバーリ)を嗤(わら)えるか? 熱狂する群衆もまた、使い捨ての舞台装置にすぎない。 【内容】 華やかな「お祭り騒ぎ」の裏側で、腹の探り合いを続ける世界。 1937年のパリ万博から、1964年の東京オリンピックへ。平和の祭典という大義名分の裏で蠢くのは、独裁者のエゴ、莫大なカネ、そして国家間の泥沼の外交戦だった--。 ヒトラーやド・ゴールらが睨み合う大戦前夜のヨーロッパから、スカルノ大統領の野望に巻き込まれていく熱狂のアジアまで。 巨大な祭典は、いかにして権力者の「舞台装置」として利用されるのか。 膨大な史実とブラックユーモアを交えて描き出す、極上の歴史エンターテインメント! 【目次】 祭典の果て 第一話 パビリオンの遅延 第二話 デザインの国のパビリオン 第三話 鷲と男女の労働者 第四話 スペイン館とゲルニカ 第五話 ファシズムの祭典 第六話 河畔のパビリオンを歩く 第七話 パリ万博閉幕 第八話 一九三八年ヘルシンキ国際博覧会 第九話 ミュンヘン会談 第十話 ニューヨーク万博一九三九 第十一話 トレジャーアイランド 第十二話 万博の終わり 勝利の街の祭典 第一話 国とテレビ 第二話 首都ジャカルタ改造 第三話 ジャカルタの混乱 第四話 ガネフォ 第五話 常に前進! 【著者】 大阪市出身。歴史研究者、作家。 競馬場や公営競技場における建築・産業技術史の研究をライフワークとする傍ら、主に近現代を舞台とした短編歴史小説を執筆。歴史家も驚くような知られざる史実に光を当て、独自の建築的視点や知識を織り交ぜた作風が特徴。普段小説を読まない人や歴史に馴染みのない読者でも楽しめる、ドラマチックで新しい歴史エンターテインメントを追求している。 休日の楽しみは、美術館や博物館を巡ること。 -
千利休と戦国武将
利休が辞世で示したもの 茶道の大成者として知られる千利休。しかし利休は、美の価値を創造した当代随一の文化人であるだけでなく、豊臣秀吉政権において豊臣秀長と共に重きをなす存在でもあった。具体的には、秀吉と戦国武将たちの間を調整する申次(第九・十章参照)を行った。本書では、利休と茶の湯を通して、天下人および戦国武将の内面に迫り、戦国時代を俯瞰する。また、これまで茶人や学者が解釈を試みてきた利休の辞世――後世日本人の価値観に影響を与えた――に対して、著者ならではの視点で解説する。はたして、利休は何を伝えたかったのか。利休以後の世界に生きる私たちが、それ以前の価値観に触れることができる1冊。 ※本書は、月刊「なごみ」(淡交社)に連載された「利休の時代」(2013年1月号~12月号。現在は終了)を再構成して加筆修正し、新章・新原稿を加えたものです。 (以下、目次) 第一章 千利休の前半生は謎だらけ 第二章 利休以前の茶 第三章 勇将の遺言状 第四章 滝川一益の嘆き 第五章 立花〓千代と宗茂 第六章 織田信長という圧倒的な個性 第七章 利休と権力者たち 第八章 公儀と内々 第九章 「申し次ぐ」ということ 第十章 伊達政宗の絶交状 第十一章 政宗と秀吉 第十二章 豊臣秀次切腹事件と利休 第十三章 上方の武士、田舎の武士 第十四章 利休に学んだ大名たち 第十五章 前田家と祖心尼 -
2つのイラン
複雑な「モザイク国家」の解像度が上がる! 実は日本のことが大好きなイラン。その理由は朝ドラ「おしん」に? ◎規制と黙認 ◎敵対と懐柔 ◎スマートフォンと検閲 ◎文明の誇りと搾取の屈辱 ◎中に残る者と外に出た者 ◎強固な信仰心としたたかなパロディ精神 日本のメディアでは語られない、イランとそこに生きる者のリアル! イランとは、常に1つの事象に対して2つ以上の相反するストーリーが存在する複雑な国家だ。 その難解さには、 ①国営放送をはじめとする徹底した情報統制と、それを司るイスラーム共和制という特異な国家体制 ②多重的な構造を持つ「モザイク国家」 といった明確な理由がある。 つまり情報は政治の道具であり、真実は何層にも覆われた文脈の奥深くに隠される。 そして多様な民族が混在するため、国のアイデンティティを単一の物語で語れない。 対外姿勢も混迷を極める。 日本のメディアでイランが話題になるとき、そのほとんどは周辺国、特に米国やイスラエルと衝突しているというニュースだ。 しかし、イラン国内にはユダヤ教徒が厳然として存在し続け、ペルシア人とユダヤ人には2500年を超える共存の歴史がある。 こうした「矛盾」とも言える事象が随所に横たわっていることが、この国の理解を一層難しくしている。 では、イランに生きる人々も、難解で複雑な国のイメージを体現しているのか。 答えは否、である。 悠久の歴史と数多くの世界遺産に誇りを持つ一方で、大国の論理によって領土を削られ、資源を奪われてきた屈辱と怒りの念を抱いている点で、確かに難しい面も持ち合わせる。 しかし、特筆すべきはイラン国民の比類なき「おもてなしの心(メフマーンナヴァーズィー)」。 彼らは見知らぬ旅行者を温かく迎え入れ、親し気に寄り添ってくる。 また、体制による規制や検閲でがんじがらめになりながらも、それをしたたかに搔いくぐり、自由のために声を上げ続ける。 何より、彼らは日本のことが大好きだ。 その意外な理由も本書で明確になる。 ややこしいからこそ惹かれてしまう、中東の大国のリアルが詰まった一冊! -
動物学者の戦争
20世紀初頭に山形県に生まれ、仙台の東北帝国大学に学んだ動物学者・阿部襄。青森県浅虫の臨海実験所、日本統治下の南洋パラオ諸島、さらには帝国日本の傀儡国家・満州国の吉林へと活動の場を広げながら、海洋動物の研究に従事した。敗戦後は故郷に戻り、山形大学で教壇に立つかたわら、晩年まで平和運動に力を注いだ。 阿部は、貝類やナマズ、サンゴなどの研究を進める一方、満洲では軍の要請を受けて森林での動物調査にも関わった。また、動物文学に深く魅せられ、少年少女向けの科学読み物を数多く執筆するなど、研究者の枠にとどまらない多彩な知的活動を展開した。その独特の言動はしばしば畸人とも評されたが、同時に多くの人々から人格者として敬愛を集めた。 自然への飽くなき関心と文学への深い希求を胸に、帝国日本の膨張と崩壊という現実に、彼はいかに向き合ったのか。科学と文学、帝国と戦後、研究と社会運動――。そのはざまを生きた異色の動物学者・阿部襄。その知られざる生涯を通して、日本の知識人の可能性と葛藤を臨場感あふれる筆致で描き出す。 -
人喰い熊大国ニッポン(小学館新書)
緊急出版!我々は熊とどう向き合うべきか。 なぜ熊は人を襲うのか――『神々の復讐~人喰いヒグマたちの北海道開拓史~』の著者で「人喰い熊評論家」として知られる著者が解き明かす。 「人喰い熊」と「変死体」の奇妙な相関関係/ヒグマだけでなくツキノワグマも凶暴化/「小型の個体」こそ危ない/「OSO18」「苫前三毛別事件」「新聞配達員襲撃事件」「愛別松中愛別人喰い熊事件」「奥士別朝日村人喰い熊事件」「沼田幌新事件」ほか凶悪事件・大惨劇を徹底分析/熊撃ち名人・山本兵吉/ヒグマに喰われながら母親に電話した少女――など世界の人喰い熊事件/熊と遭遇して生還できた事例 etc・・・ 凄惨な事件、歴史、地形、熊の生態、世代交代・・・・・・「人喰い熊大国ニッポン」を多方面から徹底分析。我々は熊とどう向き合うべきかーーその答えがわかる。 (底本 2026年7月発売作品) -
世界駐在放浪記 A Nomad expat went around the world.
五つの国で暮らして知った、世界の広さと人間の面白さ。 海外駐在員として、スペイン、メキシコ、オランダ、ロシア、フランスの五か国に赴任した著者が、各地での仕事と暮らしを通して得た実感を綴る異文化体験記。 情熱と頑固さを併せ持つスペイン、陽気さの奥に哀しみをたたえるメキシコ、合理性と独自の価値観が息づくオランダ、広大な大地と深い文化を持つロシア、洗練と複雑さが交差するフランス。旅では見えない国の素顔が、駐在員ならではの視点で描かれていく。 食、歴史、芸術、国民性、ビジネス習慣、そして現地で出会った人々との交流。異国で戸惑い、驚き、時に笑いながら働いた日々を通じて、世界の多様さと人間の面白さ、さらには日本を外から見つめ直す視点が浮かび上がる一冊。 -
続く者あるを信ず 楯の会一兵卒の見た三島由紀夫
作家の自決に、時代が震えた 作家・三島由紀夫はいかにして学生たちを集め、何を託そうとしたのか。民兵組織・楯の会の会員だった著者が、三島が若者と日本に求めたものを、当事者の記録と三島の作品から探っていく。 -
ロシア軍の日本人兵士 最強の特殊部隊「アフマット」で見た地獄
ロシア軍で戦う日本人義勇兵が、戦地での実体験を綴る。 西側諸国が報じないロシア軍の内情、激戦地で行われた過酷な突撃作戦、最新鋭ドローンが空を埋め尽くす現代戦の実態…。最強の特殊部隊「アフマット」に唯一の日本人として所属する著者が、激戦の合間を縫って記した。 【本書の内容】 第1章 激戦地アウディーイウカ ウクライナ東部の工業都市・アウディーイウカ。同地では、ロシア軍とウクライナ軍が互いに要塞を築き、激しい戦闘が繰り広げられていた。民兵組織「ピャトナシュカ旅団」の一員として同地に派兵された著者は、2023年11月、敵要塞への過酷な突撃作戦に参加する。2度の手榴弾を被弾しながら、それでも前進を繰り返した激戦を振り返る。 第2章 義勇兵になるまで 大阪で板金塗装会社を経営し、億を超える資産を築いていた著者が、なぜ、そしていかにしてロシア軍の義勇兵になったか。 第3章 ピャトナシュカ旅団 外国人義勇兵が多数所属する「ピャトナシュカ旅団」に参加。そこで見たロシア軍の内情を明かす。 第4章 ロシアから見た戦争 第5章 特殊部隊「アフマット」 最強の特殊部隊として恐れられる「アフマット」の内情。ウクライナ軍による電撃越境攻撃で占拠されたロシアの都市・クルスクの奪還作戦など、過酷な任務を振り返る。 第6章 地獄のベルゴロド ウクライナ軍が侵攻を繰り返していた国境付近の都市・ベルゴロドへ配置。ドローンが空を埋め尽くす戦地の生活は過酷を極めた。塹壕のなかでの生活では食料も足りず、ドローンに熱探知されるため排泄すらままならない。極限のストレスのなかでの激闘の記録。 第7章 もう一人の日本人義勇兵 ロシア軍には、元自衛官の肩書きを持つ日本人義勇兵がいた。だが、彼は初任務での戦闘で……。 -
恐竜発見 巨大な骨の化石の謎に挑んだ人々の物語
太古の昔、地球を巨大な爬虫類が闊歩していたなどとは夢にも思わず、“恐竜”という単語どころか、絶滅という概念すら持たなかったヴィクトリア朝の人々。断片的な骨の化石というわずかな手掛かりをもとに、彼らはどのようにして未知の“恐竜”を発見し、数億年前の世界を想像し、そして、世界は6,000年前に神が人間のために創造したという当時の常識と恐竜の存在との折り合いをつけたのか? 貧しい女性化石ハンター、風変わりな地質学者、最も尊敬かつ軽蔑された科学者などの物語を軸に、その過程をスリリングに描く、『ヒエログリフを解け』の著者による傑作ノンフィクション! -
世界は「賭け」で動いている~期待値で未来を読むリスクテイカーたちの思考法~
政治、テクノロジー、暗号資産、ギャンブル……わずかな優位性(エッジ)も徹底的に搾取する現代のリスクテイカーたちは、どのように世界を見て、どのように行動するのか。MLB選手のパフォーマンス分析や、大統領選の予測で名を馳せた統計学者ネイト・シルバーが、サム・バンクマン゠フリードのFTX拠点、暗号資産バブル下の狂乱パーティ、ポーカーの世界大会の現場から、ますますカジノ化する世界の実態を描く! -
幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた〈サピエンス納豆〉―(新潮文庫)
世界一の納豆料理はアフリカ大陸にあった! アジアで納豆を追い求めた著者はまだ見ぬ納豆を求め西アフリカへ。そこにはバオバブやハイビスカスで納豆を作る人びとがいた。一方、謎を追って渡った韓国で隠れキリシタン納豆と遭遇。世界を駆けめぐる探検から浮かび上がったのは、ねばねばを愛する諸民族が築いた大納豆人類史だった――。面白さと知的興奮、唯一無二の探検ノンフィクション。(解説・中山誠二) -
凡人プロデューサー 日本映画で世界をかえる!
活躍目覚ましい映画プロデューサー初の著書。 『キングダム』、『国宝』、『ブルーロック』、『ゴールデンカムイ』、『SAKAMOTO DAYS』、『銀魂』、『沈黙の艦隊』『バトル・ロワイアル』・・・本作は、プロデュースした全作品の興収累計が2026年ついに1000億円を突破するという偉業を成し遂げた松橋真三の初の著書です。 青森県に生まれた少年が、どのようにして映画プロデューサーになったのか。 その生い立ち、プロデューサーとしての覚悟と矜持、成功し続けるための秘訣、さらには日本のエンタメの未来像を初めて語ります。 映画ファンはもちろん、映画プロデューサーを目指す若者にとっても必読の内容となっています。 章立て 第1章 プロデューサーって何? 第2章 ハリウッドと漫画の少年時代 第3章 いざ、映画業界へ 第4章 クレデウスの挑戦 第5章 映画の作り方 第6章 私の仕事術 第7章 日本のコンテンツの現在地 (底本 2026年7月発売作品) -
監督、神になる 池田高校 記憶の衝突
蔦文也監督とは何者だったのか? ◎スポーツ総合メディア「NumberWeb」で1100万PV突破の大人気連載を経て、完全書下ろしで待望の書籍化!◎ 「カネはやめられん」 《昭和の甲子園を支配した“高校野球の神様”は、聖人か、守銭奴か?》 甲子園優勝3回、準優勝2回。 「さわやかイレブン」「やまびこ打線」で知られる徳島県立池田高校を率いた蔦文也監督は、日本で最も愛された高校野球監督だった。 しかし池田はその後甲子園から姿を消し、蔦が人前に現れることもなくなっていく。 ◎池田高校はなぜ甲子園から消えたのか? ◎蔦文也は本当に英雄だったのか? 蔦の死から25年が経った今、現地を取材すると「酒好きの豪傑監督」「金好きな欲望ジジイ」など証言者によって人物像は二転三転していく――。 親族、袂を分かった元コーチ、拝金主義を批判する告発文を書いた元球児などへの取材から、池田の真実、そして“神様になった監督”の正体に迫るミステリーノンフィクション。 《本書に登場する証言より抜粋》 「金の好きな欲望ジジイ」――当時の教え子が綴った未公開投書文 「正直言うて、指導力っちゅうのはないね」――川原良正(黄金期を支えたコーチ) 「お寺にはようけ寄付しました」――蔦隆司(次男) 「野球が大好きな、普通のおじいちゃんなんです」――江上光治(甲子園連覇時の主将) 「蔦さんを悪人にはせんといてください」――梶田茂生(86年センバツ優勝投手) 《目次》 序章 白い顔――ある高校教師の死/雨の告別式 第1章 発端――元教え子の告発文/炎上した連載記事 第2章 写真の青年――特攻隊で2度の出撃命令/「父を変えたのは戦争」 第3章 田舎の奇跡――酒に溺れた若き日/「神様になった」甲子園優勝 第4章 甲子園と金――年間4500万円の寄付金/私財を投じた寮建設 第5章 英雄の異変――決別した元コーチ/生徒に迫った“進路の踏み絵” 第6章 告発の行方――告発文を書いた元球児/「講演行ったら50万じゃ」 第7章 反論――食い違う証言/2棟の“マンション” 第8章 一つの答え――生徒との“心の溝”/監督勇退の真相 第9章 神様――「ダメなジジイ」の成長/屋根裏部屋の聖書 終章 あの日の記憶――娘との熊本旅行/最期の肉うどん 《著者プロフィール》 田中仰(たなかあおぐ) 1992年生まれ。2021年から文藝春秋「NumberWeb」編集部所属。ウェブメディアを中心にスポーツ関連のルポやノンフィクションを多数執筆する。本書が長編ノンフィクションデビュー作となる。 -
村のこしの由布院
「由布院」という独特のコミュニティを立ち上げた、亀の井別荘主人の一代記。その人生を通して、地域社会の未来の在り方を考える。 -
移民第2世代のオートエスノグラフィー
日本への移民第2世代である10人の研究者たちが、自らの経験を記述し体系的に分析し、語りを研究へと高めていく「オートエスノグラフィー」の方法を用いた画期的な論集。 移民研究の新たな可能性を提示するとともに、読み物としても興味深い作品である。 -
同志として 妻として 「運命の人」篠田正浩と歩いた道
2025年3月25日、映画監督・篠田正浩さんが肺炎のため、94歳で亡くなった。 妻の女優・岩下志麻さんは、28日、ようやく惜別のコメントを発表した。 「篠田と出会ったことによって沢山の作品で色々な役を演じることが出来ました。今の私があるのは本当に篠田のおかげだと思っております」 「58年間人生を共にして参りましたので、今はただ、悲しみと喪失の思いで胸がいっぱいです」 松竹の新世代を担うと期待された若手監督と、19歳の新進女優の二人は、安保闘争を舞台とする青春映画「乾いた湖」の主演を決めるオーディションで出会った。 打ち上げの席での、「私、どうも監督さんと結婚しそうな気がします」のひと言から、交際・結婚へと発展する。 まだ「結婚したら女優は終わり」と言われていた時代、撮影で通った京都の、出雲阿国ゆかりの寺である大徳寺・高桐院で挙式した。 以来58年間、「あかね雲」「心中天網島」「卑弥呼」「処刑の島」「はなれ瞽女おりん」「悪霊島」「鑓の権三」など数多くの作品で主演女優と監督としてタッグを組み、「少年時代」「瀬戸内少年野球団」「スパイ・ゾルゲ」などの名作で篠田作品をサポートしてきた。 〈「映画という魔物に取り憑かれて、魔物退治をしてきた」という、まさにそんな感じです。篠田は今度はどういう映画をやるんだろう、それを応援していこうと思っていました。ですから最後の最後まで、女優と映画監督という関係でいたような気がするんです。篠田が同志という言葉を使っていますが、確かに、同志というのが一番合っていますね〉 〈本当にすごい人だったなと、あらためて私は、すごい人と一緒にいたんだなと、女優としてこんなに自由に生きさせてもらって、感謝の言葉しかありません。いまは一日の最後に、仏壇の扉を閉めて、「愛してるよ、おやすみなさい」と言うのが眠りにつく前の私の儀式になっているんです〉 「戦友」「同志」として映画に向き合い、数々の名作をつくってきた二人の深い信頼と、互いに尊敬しあった58年間を、岩下さんが語り下ろす。 「100万ドルの笑顔」と言われ、一度口にしたことは決して翻さなかった篠田監督の人間的魅力。 寺山修司、武満徹、河野多惠子、粟津潔、篠田桃紅ら多くの芸術家を映画の世界に招き入れ、郷ひろみ、渡辺謙、草刈正雄、竹中直人らの才能を見出した眼力。 14歳で終戦を迎え、軍国主義から社会が一変するのを経験し、「日本とは何か」を考え続け、模索し続けた戦後日本の最良の知性の一人。 岩下さんは、万感の感謝と尊敬を込めて夫・篠田正浩との日々を語る。 そして篠田監督もまた、「自分にとってももっとも幸運だったのは岩下志麻と出会ったこと」と公言していた。 涙なくしては読めない、心震える一冊。 -
生命の謎を解き明かす 本庶佑「私の履歴書」
ノーベル賞研究者、本庶佑初の自伝。 がん患者を救う”世紀の発見”はいかに成されたか。そして、現在の闘病を語る。 2018年に、これまでの常識を覆す免疫療法の研究で「ノーベル賞 医学・生理学賞」を受賞した本庶佑氏。 アメリカ式の研究室のやり方や、若手の育成などに力を取り入れ、画期的な研究者として実績を残してきた。 日本経済新聞に連載した「私の履歴書」をもとに、研究者としての半生を振り返るとともに、2022年の事故による闘病についても語った。 PD-1の発見、オプジーボの開発、闘病など、様々な難局を乗り越えられたのは、 「生命の謎を解き明かしたい」という純粋な思いと、強い気持ちがあったらからこそ。 多くの命を救ってきた研究者が振り返る、自らの人生、そしてこれから。 【目次】(一部抜粋) はじめに 84歳、生命の神秘はますます深まるばかり Prologue 「生命の謎解き」に没頭した私の人生 Chapter 1 幸運な子ども時代 富山で太平洋戦争を経験 外科医の父と観音様のように優しい母 多くの命を救いたいと基礎医学を選択 Chapter 2 研究者として切磋琢磨の日々 大学紛争に巻き込まれ、研究とは何かに向き合った大学院生活 アメリカへ渡り分子生物学を研究する Chapter 3 革新的な研究室から斬新なアイデアが生まれる Chapter 4 歴史的発見の舞台裏 よりよい研究環境を作るために PD-1発見の功労者 がん免疫治療薬・オプジーボの開発 PD-1抗体の三つのポイント 京大医学部長に就任 Chapter 5 さまざまな交友、そしてこれからの医学への思い 安藤忠雄さん、柳井正さんらとの交友 がん免疫総合研究センター発足 【コラム】 ノーベル生理学・医学賞受賞晩餐会スピーチ オプジーボの開発の歴史と基礎研究の重要性 オンリーワンを目指せ――独創的研究への近道 科研費への感謝と期待 研究の次に情熱をそそいだゴルフ 【本庶佑年表・主な受賞歴】 -
九龍城探訪 完全版 神話と現実、そして消滅後の記憶
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ、この失われた都市に人々は魅了されるのか。 伝説となった九龍城──その実像と、解体後に変容してゆく記憶をたどる。 大幅加筆を経て甦る、唯一無二の完全版。 取り壊しから30年以上が過ぎた今なお、九龍城は世界中の人々を魅了し続けている。 香港の中心部に存在した、法律も行政も十分に及ばない巨大な迷宮都市。なぜそんな場所が生まれ、なぜ半世紀近くも存続できたのか。そして、そこにはどんな人々が暮らしていたのか。 本書は、九龍城砦をめぐる数々の神話や伝説の向こう側へと踏み込み、その実像に迫る決定版である。 ほぼ50年にわたり、九龍城は香港の中心部で異様な存在感を放ち続けた。公共サービスも都市計画も建築基準もほとんど存在しないにもかかわらず、そこには数万人が暮らし、多様な産業が営まれ、一つの巨大なコミュニティが形成されていた。 英国、中国、香港という三つの権力の狭間で「放置された都市」は、なぜ崩壊せずに機能し続けたのか。人々はなぜそこに住み、何を求めて集まったのか。 前作『九龍城探訪 魔窟で暮らす人々』は、その暮らしの一端を伝えた。 しかし本書はさらに踏み込み、九龍城砦の歴史、成長、統治の実態、そして解体に至るまでの全貌を描き出す。 住民インタビューや貴重な写真に加え、この20年で新たに発掘・公開された写真、図面、地図、記録、寄稿を多数収録。1945年から1990年にかけての劇的な発展の過程や、「無法地帯」と呼ばれた背景、そして実際の姿を多角的に検証する。 さらに、立ち退きと解体の舞台裏、香港政府が抱え続けた統治上の難題、そして取り壊し後に九龍城砦がどのように記憶され、再評価されてきたのかも詳しくたどる。 かつては危険な場所として敬遠されていた九龍城砦は、今や建築、映画、文学、漫画、ゲーム、アート、デザインなど、世界のポップカルチャーに大きな影響を与えた伝説的存在となった。 最盛期には約3万5千人が暮らした、世界でも類を見ない超高密度コミュニティ。その驚くべき歴史と人々の営みを、豊富な資料と証言から描き出す。 九龍城砦は、いったい何だったのか――。 その答えが、本書の中にある。 【目次】 日本語版刊行にあたって 九龍城――その現実 ピーター・ポパム ヤオ・ラップ・チェオン 元商店主 ホー・チ・カム 理容師 ウォン・ユー・ミン 歯科医師 ホイ・クォン 潮州音楽クラブメンバー チャウ・サウ・イー 菓子製造 ラウ・ヨン・イン 織物業 ラウ夫人 ウン・カム・ムイ リー・ユン・チュン 製飴業 ラウ・ユー・イー チャン・プイ・イン 漢方医師 チャン・クォン ゴルフボール製造 リー・プイ・ユアン 商店主 電気の供給 モク・チュン・ユク 電気工事エンジニア ゴミの収集 水の供給 チャールズ・ゴダード チュウ・イウ・シャン 不動産ディベロッパー 凝縮された都市の建築 ジェームズ・セイウェル チェン・サン 定規製造 ホイ・トン・チョイ 製麺業 チャン・ヒップ・ピン 城砦福利会幹部 ツィン・ムー・ラム 医師 ポップカルチャーと九龍城 ジョン・レズニック 三重に見捨てられた街 ルイ・タイ・ロク チャン・ワイ・ソイ 製麺業 ウォン・ホイ・ミン 漢方医師 トー・グイ・ボン ゴム加工業 チェン・クーン・イウ 歯科技師 警察の巡回 ウォン・ワイ・チュン ジャッキー・プリンガー 宣教師 世界で最も荒廃した街 キャシー・ブレスリン 伝説と現実 イアン・ランボット イム・クォク・ユアン 肉加工業 ラム・リョン・ポー 魚肉加工業 ラム・ツェン・ヤット 商店主 サイモン・ウォン 救世軍幼稚園 アイザック・ルイ尊師 牧師 クォク・ラウ・ヒン 元清掃人 ユ・ヒン・ワン モスリン製造 チャン・クァン・リョン 鳩ブリーダー 屋上の日常 九龍城砦の終焉 フィオナーラ・マクヒュー 地図 謝辞 -
新版 広島の木に会いにいく
いまも広島で生きる、原爆をたえた被爆樹木。 被爆樹木は、戦争と、それ以前の人びとの営みを記憶して、そのなかにとどめています。 ドキュメンタリー作家が、広島の樹木医と一本一本の木をめぐり、 被爆体験と木との関わりを語る被爆者の方がた、原爆後の樹木をスケッチした当時の大学生、 木のかたむきや放射線の影響をしらべる研究者からさまざまな話をきいて 被爆樹木と原爆についてつづったノンフィクション。 2015年に『広島の木に会いにいく』(石田優子 著、偕成社)を刊行してから10年がたち、広島の街や被爆樹木をめぐる環境は大きく変化しました。戦後80年、被爆80年の年に、原稿を改稿し新しい写真を加えた新版として『新版 広島の木に会いにいく 被爆樹木が見る未来』を刊行することにしました。 被爆体験を語る方がいなくなってしまう中、いまも生き続ける被爆樹木の重要性は増しています。この本では、被爆樹木を長い間見守り続ける樹木医堀口力さんや、被爆体験と木との関わりを語る被爆者の方がた、木の研究者たちを取材したようすが書かれています。「木」を入り口に、子どもたちが原爆と被爆について考えるきっかけとなる1冊です。 巻末には被爆樹木をめぐるマップと、樹木医堀口力さんが推薦する被爆樹木の見学コースを掲載しています。 -
チアリーマンズ 軌跡 空飛ぶサラリーマンの挑戦
ファン待望の初書籍!キャプテン渾身の書き下ろしノンフィクション・ドキュメンタリー。 SNSで瞬く間に話題となり、結成からたった2年で海外のオーディション番組出場を果たした「チアリーマンズ(Cheer Re-Man's)」 総フォロワー数は約60万人を突破。 チアリーマンズの軌跡から、挑戦する勇気、仲間の力、自分の可能性を信じることの大切さを学べる一冊。 ■この本の魅力 •働きながらでも、諦めず挑戦し続ければ夢は実現できる •特別な才能や環境がなくても、情熱と行動力が人生を大きく変える •仲間と共通の目標を持つことで、一人では到達できない成果を生み出せる •「誰もが何者にでもなれる」というメッセージを体現した、現代の挑戦者たちの実録 ■こんな人におすすめ •仕事と夢の両立に悩む人 •新しい挑戦をしたいが踏み出せずにいる人 •チーム作りや仲間との活動に興味がある人 •チアリーディングに興味がある人 •スポーツやエンターテイメントの舞台裏に興味がある人 •チアリーマンズのファン ■この本で学べる5つのこと 1.夢を実現するための行動力 2.仲間を集め、チームを作る方法 3.挫折との向き合い方 4.SNS時代の発信力 5.「応援される人・チーム」になる秘訣 ■Q&A Q. チアリーマンズって何? A.サラリーマンとして働きながら、チアリーディングを主体とした本格的なパフォーマンス活動を行う社会人チーム。「誰もが何者にでもなれる」をテーマに挑戦を続ける。 Q. この本はどんな内容? A.結成からメンバー集め、活動開始、SNS発信、テレビ出演、単独公演、海外進出までの軌跡を描いたノンフィクション。成功だけでなく苦悩や挫折、葛藤も率直に語る。 Q. なぜ多くの人の共感を集めているの? A.働きながら夢を追う等身大の姿に、多くの人が自分を重ね合わせているから。 Q. チアやスポーツ経験がなくても楽しめる? A.もちろんです。本書はチアリーディングの専門書ではなく「夢を追い続ける人々の物語」です。 -
鶏まみれ
【推薦】白石正明さん(編集者) 「大変なものを読まされてしまった。 夜明け前の食鳥処理工場で顔までべっとり血と汚物にまみれ、 午後には風の谷の鶏舎でヒヨコとともに陽を浴びる一人の小柄な女性。 彼女が語り出したのは、「生き物」と「食べ物」をつなぐ壮大なスケールの、 とびきり自前の人類史だった。 生と死が風車のようにくるくる回っている。 私はもはや感動が追いつかない。」 ***** 〈命をめぐり、考え、生きた日々の記録。〉 リストラ失職した夫が「養鶏しようかな」と言う。では最後は肉か? と資格取得のため食鳥処理場に通い始めた。 夥しい数の鶏と働く人々。 私たちの肉はこんなふうに支えられていたのか。 感謝や驚きとともにさまざまな〝なぜ〟も湧きあがる。 ある日、同僚に訊ねようと顔を覗き込んだとき、何かちがう気がした。 この問いは社会に向けるものではないか── 〈『山と獣と肉と皮』『ニワトリと卵と、息子の思春期』に続く最新刊〉 ***** 【目次】 序章 それは見てはいけないものか? 第1章 踏み越えて、向こう側へ 第2章 なぜここは 第3章 ニワトリと卵とお金と、殺すこと 第4章 変わりゆく中で 第5章 どこへ向かうのか あとがき *****
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