配信予定・最新刊

作品一覧

  • アジア人物史 第7巻 近世の帝国の繁栄とヨーロッパ
    続巻入荷
    -
    7~8巻4,400円 (税込)
    カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし! 評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす! イスマーイール1世/スレイマン1世/エヴリヤ・チェレビー/アクバル/ザビエル/豊臣秀吉/李舜臣/光海君/李滉/李珥/鄭成功/康熙帝/黄宗羲/ダライ・ラマ6世/ニャウンヤン/他。 「月報」エッセイ:田中優子 執筆陣:三浦徹/近藤信彰/林佳世子/宮下遼/真下裕之/岡美穂子/中野等/辻大和/川原秀城/豊岡康史/伊東貴之/池尻陽子/伊東利勝/川口洋史/北川香子/菊池陽子/青山亨/菅原由美/田村慶子/今井昭夫/西尾寛治
  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史
    3.5
    1巻1,155円 (税込)
    有史以来、アルメニアは次々と勃興する帝国のはざまで侵略を受け、「ディアスポラ(離散)」という運命に晒されてきた。 離散したアルメニア人たちは、近世のユーラシア大陸では「陸の巡回商人」として活躍していたが、近代になると「海の商人」に変貌し、インド・東南アジアを経て、香港や上海、日本にまで到来していたことが調査により明らかになった。 彼らは各地でどのようにコミュニティを築き、いかに生き抜いてきたのか――。 インド、マレーシアなどでの資料収集、墓碑調査、インタヴューをもとに、アルメニア商人たちの姿をアジア交易の視点から鮮やかに描き出す。
  • マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史
    3.5
    ベンガル湾を内海のように抱えるインドと東南アジアには、どのような文明が形成されてきたのか――。本書が注目するのは、マラッカ海域北端に浮かぶペナン島。淡路島の半分ほどの面積しかないこの小島に、これまで、実に30以上の民族集団が、絶妙なバランスで群居し続けてきた。マレー人、インドネシアの海民アチェやブギス、インドのチェッティ商人、ムスリム海商チュリア、クリン、アラブの海商ハドラミー、ポルトガル人、イギリス人、フランス人、アルメニア人、華僑、日本人、等々――。各地で、ナショナリズムや排外主義的な価値観が増大する中、本書が提示する世界像は、多民族共存の展望と希望を与えてくれるだろう。人間は、共存可能だ――と。ベンガル湾からマラッカ海峡にかけての地域研究の第一人者による、初の本格的な「マラッカ海峡」史。
  • マラッカ海峡のコスモポリス ペナン
    -
    1巻1,430円 (税込)
    ほとんど知られていない東南アジアの小島ペナンを舞台として、多くのエスニックが共存してきたアジアの近代という時代、そしてさまざまな人びとがたどってきた歴史について、わかりやすく紹介する。

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ユーザーレビュー

  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

    Posted by ブクログ

    日本マクドナルドの創業者・藤田田がその商才を称賛したほど、アルメニア人は商業の才に長けた民族として知られている。イランやイスラエルにコミュニティを築き、アメリカやフランスでも影響力を持つ彼らが、実は海洋ルートを通じてインドやシンガポール、さらには日本にまで進出していたことを知り、非常に驚かされた。

    0
    2025年07月17日
  • マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史

    Posted by ブクログ

    ペナン島を旅行するにあたり購入。
    ジョージタウンにおけるエスニック・グループごとの細かい街区の成立ちなどが理解できて、大変有意義だった。
    記述としてはやや冗長。
    また、学問的なオリジナリティは、グローバルに見た場合に不明。

    0
    2019年05月06日
  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

    Posted by ブクログ

    1580年にユーラシアのジュルファ市がオスマントルコにより陥落、廃棄され、イスファハンに強制移住、1622年にホルムズがポルトガルからサファヴィー朝にうおって奪還されたのを機に本格的に交易路を海に移す。1688年にはイギリス東インド会社と手を結ぶが、英蘭西葡と現地との間で、家族単位でニッチ的な交易主体としてインド洋全域に広がり、開国後の日本にもその名を残している。
    後半は具体的な家族や会社にフォーカスして具体的な動きを追う。
    17世紀から20世紀まで、歴史の表舞台に出ないが、交易の重要な結節点として活躍するアルメニア人の存在。

    0
    2024年06月23日
  • マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史

    Posted by ブクログ

    前半はペナン(彼南)を中心に周辺の状況や神戸居留地と上海租界などとの比較。歴史叙述上前後するが、17-19世紀。
    後半はさらにペナン自体にフォーカスして、同地における発展や、日本人の存在、多様な民族とその中心人物など。基本的には19世紀。
    目的がもう少し前の時代だったのもあって、地理も歴史も知識のない部分故、読み流しになるが、改めてこの辺りのダイナミックさを感じる。参考文献が多いので参考にしたい。

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    2024年06月22日
  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

    Posted by ブクログ

     一般書では珍しいアルメニアに関する本ということで、興味を持った。アルメニアというと、トルコによるジェノサイドであったり、ユダヤ人と並ぶ”商業の民”と呼ばれたことなどを想起するが、本書は、陸上交易を主として活躍していたアルメニア人が、「近代になると「海の商人」に変貌し、インド・東南アジアを経て東アジアにまで到来した史実」の歴史的背景と在り様を明らかにしようとしたものである。
     著者は、インド、シンガポール、マレーシアの各地を訪れ、かつてのアルメニア人コミュニティーの現場確認や種々の調査をしたものの史料や情報も十分にはなくから未だ不明な点も多いようだ。しかし、実は日本にもアルメニア人の足跡はあっ

    0
    2024年01月21日

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