海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

1,155円 (税込)

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有史以来、アルメニアは次々と勃興する帝国のはざまで侵略を受け、「ディアスポラ(離散)」という運命に晒されてきた。
離散したアルメニア人たちは、近世のユーラシア大陸では「陸の巡回商人」として活躍していたが、近代になると「海の商人」に変貌し、インド・東南アジアを経て、香港や上海、日本にまで到来していたことが調査により明らかになった。
彼らは各地でどのようにコミュニティを築き、いかに生き抜いてきたのか――。
インド、マレーシアなどでの資料収集、墓碑調査、インタヴューをもとに、アルメニア商人たちの姿をアジア交易の視点から鮮やかに描き出す。

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海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    日本マクドナルドの創業者・藤田田がその商才を称賛したほど、アルメニア人は商業の才に長けた民族として知られている。イランやイスラエルにコミュニティを築き、アメリカやフランスでも影響力を持つ彼らが、実は海洋ルートを通じてインドやシンガポール、さらには日本にまで進出していたことを知り、非常に驚かされた。

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    1580年にユーラシアのジュルファ市がオスマントルコにより陥落、廃棄され、イスファハンに強制移住、1622年にホルムズがポルトガルからサファヴィー朝にうおって奪還されたのを機に本格的に交易路を海に移す。1688年にはイギリス東インド会社と手を結ぶが、英蘭西葡と現地との間で、家族単位でニッチ的な交易主

    0
    2024年06月23日

    Posted by ブクログ

     一般書では珍しいアルメニアに関する本ということで、興味を持った。アルメニアというと、トルコによるジェノサイドであったり、ユダヤ人と並ぶ”商業の民”と呼ばれたことなどを想起するが、本書は、陸上交易を主として活躍していたアルメニア人が、「近代になると「海の商人」に変貌し、インド・東南アジアを経て東アジ

    0
    2024年01月21日

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