重松伸司のレビュー一覧

  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

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    日本マクドナルドの創業者・藤田田がその商才を称賛したほど、アルメニア人は商業の才に長けた民族として知られている。イランやイスラエルにコミュニティを築き、アメリカやフランスでも影響力を持つ彼らが、実は海洋ルートを通じてインドやシンガポール、さらには日本にまで進出していたことを知り、非常に驚かされた。

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    2025年07月17日
  • マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史

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    ペナン島を旅行するにあたり購入。
    ジョージタウンにおけるエスニック・グループごとの細かい街区の成立ちなどが理解できて、大変有意義だった。
    記述としてはやや冗長。
    また、学問的なオリジナリティは、グローバルに見た場合に不明。

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    2019年05月06日
  • マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史

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    ペナン島の歴史について語った本

    無主の地から東インド会社領へ
    居留地ジョージタウン
    居留地ペナン
    ポルトガル人街、日本人街
    アルメニア社会
    華人街
    インド人

    について

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    2025年12月17日
  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

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    1580年にユーラシアのジュルファ市がオスマントルコにより陥落、廃棄され、イスファハンに強制移住、1622年にホルムズがポルトガルからサファヴィー朝にうおって奪還されたのを機に本格的に交易路を海に移す。1688年にはイギリス東インド会社と手を結ぶが、英蘭西葡と現地との間で、家族単位でニッチ的な交易主体としてインド洋全域に広がり、開国後の日本にもその名を残している。
    後半は具体的な家族や会社にフォーカスして具体的な動きを追う。
    17世紀から20世紀まで、歴史の表舞台に出ないが、交易の重要な結節点として活躍するアルメニア人の存在。

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    2024年06月23日
  • マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史

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    前半はペナン(彼南)を中心に周辺の状況や神戸居留地と上海租界などとの比較。歴史叙述上前後するが、17-19世紀。
    後半はさらにペナン自体にフォーカスして、同地における発展や、日本人の存在、多様な民族とその中心人物など。基本的には19世紀。
    目的がもう少し前の時代だったのもあって、地理も歴史も知識のない部分故、読み流しになるが、改めてこの辺りのダイナミックさを感じる。参考文献が多いので参考にしたい。

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    2024年06月22日
  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史

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     一般書では珍しいアルメニアに関する本ということで、興味を持った。アルメニアというと、トルコによるジェノサイドであったり、ユダヤ人と並ぶ”商業の民”と呼ばれたことなどを想起するが、本書は、陸上交易を主として活躍していたアルメニア人が、「近代になると「海の商人」に変貌し、インド・東南アジアを経て東アジアにまで到来した史実」の歴史的背景と在り様を明らかにしようとしたものである。
     著者は、インド、シンガポール、マレーシアの各地を訪れ、かつてのアルメニア人コミュニティーの現場確認や種々の調査をしたものの史料や情報も十分にはなくから未だ不明な点も多いようだ。しかし、実は日本にもアルメニア人の足跡はあっ

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    2024年01月21日