【感想・ネタバレ】マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史のレビュー

あらすじ

ベンガル湾を内海のように抱えるインドと東南アジアには、どのような文明が形成されてきたのか――。本書が注目するのは、マラッカ海域北端に浮かぶペナン島。淡路島の半分ほどの面積しかないこの小島に、これまで、実に30以上の民族集団が、絶妙なバランスで群居し続けてきた。マレー人、インドネシアの海民アチェやブギス、インドのチェッティ商人、ムスリム海商チュリア、クリン、アラブの海商ハドラミー、ポルトガル人、イギリス人、フランス人、アルメニア人、華僑、日本人、等々――。各地で、ナショナリズムや排外主義的な価値観が増大する中、本書が提示する世界像は、多民族共存の展望と希望を与えてくれるだろう。人間は、共存可能だ――と。ベンガル湾からマラッカ海峡にかけての地域研究の第一人者による、初の本格的な「マラッカ海峡」史。

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Posted by ブクログ

ペナン島を旅行するにあたり購入。
ジョージタウンにおけるエスニック・グループごとの細かい街区の成立ちなどが理解できて、大変有意義だった。
記述としてはやや冗長。
また、学問的なオリジナリティは、グローバルに見た場合に不明。

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

ペナン島の歴史について語った本

無主の地から東インド会社領へ
居留地ジョージタウン
居留地ペナン
ポルトガル人街、日本人街
アルメニア社会
華人街
インド人

について

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

前半はペナン(彼南)を中心に周辺の状況や神戸居留地と上海租界などとの比較。歴史叙述上前後するが、17-19世紀。
後半はさらにペナン自体にフォーカスして、同地における発展や、日本人の存在、多様な民族とその中心人物など。基本的には19世紀。
目的がもう少し前の時代だったのもあって、地理も歴史も知識のない部分故、読み流しになるが、改めてこの辺りのダイナミックさを感じる。参考文献が多いので参考にしたい。

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2024年06月22日

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