村井浩紀の作品一覧
「村井浩紀」の「アメリカの世紀は終わらない」「グリーンスパン 何でも知っている男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「村井浩紀」の「アメリカの世紀は終わらない」「グリーンスパン 何でも知っている男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
トランプ時代に国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めていた著者が、長年の軍人としての経験と合わせて、国際紛争に関する広い知見を提供しているのが本書だ。
日本語版では600ページを超える大著でとにかくその要領に圧倒されてしまうが、内容は世界中の紛争を網羅的に捉えており、アメリカの高官はこれだけの情報を処理しているのかと呆然としてしまう(それでも中南米やアフリカは含まれていないのだ)。
ロシアによるウクライナ侵攻の後で本書を読むと、おそらくアメリカは比較的早い段階からロシアの動きを察知していたのではないかと思わされる。日本人の自分には想像もつかない世界だが、彼のような安全保障の専門家かつ最前線
Posted by ブクログ
ポール・A・ボルカーの人生の回顧録。
ウォーレン・バフェットが今年の「株主への手紙」で薦めていた本である。
尊敬されるべき高潔な公僕であり、米国だけでなく世界の健全な金融の発展に尽力した人物である。
「健全な通貨」「健全な金融」「良き政府」この3つを追い求めろ、とのあとがきがある。
ストーリー立っていて面白く、公職ではあるが給与の話もかなり出ており面白い。
また、レーガン大統領から利上げしないように介入されたという逸話も披露していた。常に理想を追い求めながらも、現実と折り合いを付けようとハードワークした稀有な存在であったことがうかがえる。
後世、ドット・フランク法で自己勘定での運用を制
Posted by ブクログ
[下向きに喝]「Gゼロ」や「中国の台頭」といった表現が飛び交い、長期的な衰退が囁かれるようになったアメリカ。そういったいわゆる衰退論を検証した上で、力強く「アメリカの世紀は終わらない」と訴えた作品です。著者は、「ソフトパワー」という概念の提唱で知られるジョセフ・S・ナイ。訳者は、日本経済新聞社で経済解説部長も務めた村井浩紀。原題は、『Is the American Century Over?』。
様々な衰退論を取り上げながら話が進んでいくため、アメリカの世界における立ち位置に関する近年の議論を整理するにあたり有益な一冊。中国やロシア、欧州や日本などの(軍事力やハード・パワーに限定されない)
Posted by ブクログ
シリコンバレーのローカルビジネス(しかし、波及効果はグローバルに)だったVCが東海岸やロシア系ヘッジファンド系を巻き込み、ファイスブックを始め若き起業家の隆起を招き、中国の別の生態系を生み出し、巨大な潮流を生み出した。結果、ウィーワークやウーバーの暴走を生み、今やAIとシリコンを武器とした国家間競争につながる。VCに対しては未だに賛否両論はあれど終章にあるような善の効果が圧倒的に高いと個人的には考える。例えばモデルナはフラッグシップ・パイオニアリング社が資金提供しなければ存在していなかった可能性が高く、COVID-19の終息は更に長引いた可能性が高い。高速に猛省と猛進を繰り返しながらVCの役割