本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編!
〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、
読書においてはどのように作用しているのか。
本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、
テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。
一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。
2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、
ほとんどフォーカスされてこなかった。
生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。

【目次】
プロローグ
第1章 ニュースを無料で読む人たち
――無料ウェブメディアの行き詰まり
第2章 本を読まない人たち
――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉
第3章 本と出合えない人たち
――無料抜粋記事と電子書籍の限界
第4章 本屋に行かない人たち
――聖域としての書店
終 章 紙の本に集う人たち
――読者と消費者

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本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    出版業界が厳しいことはなんとなく理解していたが、本を読んで確かにそうだなと思った。
    電車の中にいて、以前は本を開いている人も多かったが今は皆スマホを見ている
    私自身もスマホでまとめ動画や、ショート動画でおすすめされている本を手に取るなど、現代の流れに乗っている。
    自分が本を読む目的は消費者か鑑賞者か。
    わかりやすい文章で読み進めるのは簡単だが、実際に読んだ人は少ないのか。特権階級の嗜好品になりつつある本だが、これからも本を手に取りたい。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    本を読むのも特殊能力
    宗教の教えを伝導するのに歌や演劇のエンタメが使われているのと同じ
    本を動画 アニメ化 朗読と変換して伝える方がわかりやすい

    ライターが自身の仕事の立ち位置とこれからを
    苦しみながら書き綴っている
    そして 本を売るだけではなく 本に関してメディアや講演に出演する副業の方が収入が途切れない資産価値になっているなど
    今時の事情も綴られている

    本に限らず 知性は磨かれる
    知る手段が 本か 動画か 音声か 人かの
    違いだけなのだ
    そして 本は値が張り 美術館に行く人くらい
    希少な趣味になってきている
    ならば無料で垂れ流されて受け取るだけの媒体へ
    お手軽な手段や値段で使う方が
    コスパ タイパがいい

    本を持つのは趣味だ
    読んで共感する快感
    知らないを知った驚き
    知識を得る手段は本に限らない
    本を読めなくても代わりがある
    それでも
    私は本も好きだ

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    感情論ではなく、若者を中心としたさまざまな人に聞いて書かれているのがよかった。たとえば、若い方が情報に対して受動的であるという説に出てくる「グーグルディスカバー」については、最後に「ちなみに、彼らのうちその名称を答えられたひとはひとりもいなかった」というように、本書では直接的な非難ではなく事実を並べていくことで浮かび上がる実態が書かれている。

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    「映画を早送りで観る人たち」の続編だそうな。これは本文中に語られたので初めて知った。第1章、第2章はほとんど知らないことだったので、単純に勉強になった。著者の地道な取材に脱帽した。著者の文章に関する考察については大変説得力があり、自分も同じ意見。技術の発達により、産業構造が変わり、文化慣習が変わったのだと思う。あとがきで語られる著者の心情の吐露は感動した。次回作も是非読みたい。

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    『映画を早送りで観る人たち』の著者とは知らずに手に取ったのだが、前作に続いてこちらも素晴らしい内容だった。「ニュースを無料で読む人たち」「本を読まない人たち」「本と出合えない人たち」「本屋に行かない人たち」「紙の本に集う人たち」と、各章が多様な切り口から多角的に分析されていて興味深い。現代の社会構造や人々の行動様式への分析が手厚く、個人的には『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』以上に響くものがあった(あちらはあちらで面白かったけれど)。特にあとがきで明かされるタイトルへのこだわり(『読めない』『読まない』ではなく、あえて『読めなくなった』としている点)は、現代人が置かれた状況の本質を突いていると感じた。

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    非常に面白かった。自分にとって本のある生活は当たり前だが、多くの人にとってそれは異次元の暮らしのようだ。
    活字離れが進んでいるとは耳にしていたが、その実態がここまで進んでいるとは思わなかった。
    自分自身、本を読むことで深い思考力が養われている、と自覚したことはない。長い文章を読むこと自体が特殊技能、と言われてもピンとこない。
    目を通すこと自体に負荷がかかる書物が多くあることも身に染みているが、現代人にとって文章全体がそういう感じになっているのだろうか。
    本屋が好きな民としては、読書文化が廃れていくことが残念でならない。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    浜松駅のリアル書店にて。
    本書では、テキストを無料でいくらでも読める、という価値観が社会に蔓延してしまっていることを過大視し、執筆・出版・書店業界の観点から考察している。
    さらに、長い文章を読むこと自体は特殊能力になりつつあり、書店で本を選ぶことは時間的経済的余裕のある一部の人にのみ許された特権階級の趣味という考え方が紹介されていた。
    実際、私個人の感覚としても、英語などの言語学習やプログラミング同様、情報を収集する目的においてはもっと効率的な方法が多数あるなかで、読書(本)にこだわるのは違和感があるし、本が読める時期・書店巡りできる時期は間違いなく余裕がある時期だ。
    その意味で、市場規模として縮小していくことは避けられないとしても、趣味が読書・書店巡りである人が楽しみ続けられる社会ではあり続けてほしい。
    また、本書では「本が好きな私が好き」という人に対し、どちらかというと冷ややかな目を向けているように感じたが、それも読書を趣味だと割りきれば普通では?とおもう。
    むしろ、この書籍のタイトル「本を読めなくなった人たち」は、「本が好きな私が好き」な人たちをおもいっきりターゲットにしていると思ったのだが、穿った見方だろうか?

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    かつて本が大好きだった自分。気づくと動画コンテンツの消費に時間を割かれている。そんなときにこの本に出会い共感や納得の連続でスルスル読んだ。
    コンテンツとの向き合い方や、自分の置かれている本と読書との付き合い方を再考させられる本でした。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    本が好き(自称)な自分にとっては耳が痛かったし、目を背けたくなる事実の記載もあった(めちゃくちゃ核心を突かれた、、)
    本がレガシー化してることには気づいていたけど信じたくなかった。でも時代は変わっていくし、古い観念に固執してしまうより脳をアップデートしていかないと、とも思った。
    だけど本という物質的媒体には一定の価値は絶対あると信じたいし、今後も本は買い続けると思う。
    やっぱりデジタルとアナログのバランスが大事だよね!
    今こういった時代の過渡期に生きれて幸せだな、こういうテーマで思索に耽れてとても良い読書体験だった。

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    まず、「え!?本屋に言ってパっと興味を惹かれた紙の本を買って読む人って少数派なの??」と驚きました、、、

    0
    2026年08月07日

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