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なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。
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Posted by ブクログ
この一冊でZ世代を理解したと言うのは危険かもしれないが、納得というか物凄く腑に落ちた。私は早送りで見ないので、何故そんなに急いで見る必要があるのか分からなかったが、内容を知れれば良いだけなら納得。話題についていくためだったり、自分も推しだからと言いたい思いで見るなんて。そりゃ忙しくなって時間もない...続きを読むからタイパって言うし、やることが多くて大変だなぁ。この先どうなるのか分からないのが面白いと思うし、伏線を見つけると嬉しくなるけどな。辛いところは見たくないとか、幸せで終わってほしいというところは、共感力が高いからなんだろう。 楽しみ方がこんなにも違うのかと驚き。ナンバーワンじゃなくて良いと言われて気楽になるどころか、オンリー・ワンでなければならないことで、逆に追いつめられるなんて、皮肉だな。
2023年新書大賞2位に選ばれた実質個人的1位の力作 新書を普段読まない人に是非とも読ませたい迷ったらとりあえず読んでほしい現代人の鏡になります。 倍速で見る、飛ばして見る。これらは一度YouTubeやネトフリ、プライムなんかでやってきませんでしたか? 別に普通じゃね?珍しくないよな。そう思うのが...続きを読む普通でした。卒論研究で読むまではです! 読んでみて、あれ、現代人って確かにこれだけどなんかやってることおかしくない? 確かにこんなことしてたけど、これってよくないかもって思うには思うだけ じゃあ倍速視聴を手放せますかって言われたらいや、できないかと思います。 私も同じです。けど間違いなくタイパ的にはいいんですよね。時間をかけて過ごしたくないんですよね。時代に追いつけないからダメなんですよ。それをわかっているから読んでいて今までを反省しました。 私たちは間違いなく時間に囚われている!それはこれからの私たちの未来だと思います。 倍速視聴は文化の発展かそれとも後退か、これを機に考えるべきだと思います。 個人的にこれを読んで気付いたことがあって、YouTube、映画、ドラマ、サブスク、読書、SNS、TikTok、ゲームと明らかに現代人の娯楽が多すぎると思います。そして明らかに切り離せないものの共通点が全部ネットに集まっていること、つまり映画、ドラマ、読書、場合によってはゲームにおいては切り離しが可能なんですね。この時点でヤバさに気づかない人は今すぐ読んでください。 そして切り離せるそれらが今、離れしている。離れを防ぐ手段として倍速があること。
確かに私も映画とか本とか、 話題のやつとかとにかく見ないと読まないと!ってコンテンツ消費を頑張っているところあるなー そういえばこの間YouTubeで友近サスペンス、飛ばしたり早送りしないで約2時間見てめちゃ面白かった!昔のサスペンスドラマにはあった間とか俳優さんの表情とかああいうの今のドラマには...続きを読むないけど面白いよね!今のドラマにあったらスキップされちゃうんだろうな…
ときどき動画を倍速再生している人間としては身につまされる本だった。 倍速再生する人たちのインタビューを見ていると、彼らの浅薄な考えや、作り手がガッカリするようなコメント散見されるが、 筆者がそういった人たちを一方的に批判しない姿勢が印象的だった。 また歴史を辿ると、生演奏ではなくレコードでの音楽...続きを読む鑑賞、外国映画の翻訳や吹き替え、映画館でなくテレビでの映画鑑賞など、オリジナルの形でない鑑賞は今に始まったことではないという指摘にはハッとさせられた。 そう思うと、倍速再生も今後当たり前になる可能性もあるが、やはり個人的にはまだ違和感もある。 また倍速再生する人たちが、周りの話題に追いつくためにせき立てられるように倍速で映画や動画コンテンツを見ている点は、なんとも痛ましいく、そこまでして話題についていかないといけないのか?と疑問だった。
z世代はタイパを求める という一本の筋で話が進みます、筆者はz世代ではないためその生き方のギャップを説明してくれます 書き手としては極力隠しているように見えますが、z世代は考えることが難しく直情型、そのくせSNSのせいで周りと比較してしまう環境にいてしまうのでプライドが高い傾向にある そんな中、...続きを読む就活などで個性を出すために特技やオタクであることを求めますが結局やっていることは一般的なので個性にはならない とz世代を腐しましたがそんな私もz世代です、なぜそのようなタイパ重視になってしまったかも書いてあるのでどの世代が読んでも実生活に生きると思われます
映像作品の供給過多 現代人の多忙に端を発するコスパ、タイパ志向 セリフで全てを説明する映像作品が増えたこと 角度を変えて考察されていた。確かに倍速で視聴せざるを得ない背景、それがどう必然を獲得していったかも納得、理解できるところもあった。それでもやはり、同意できない。倍速でみて楽しいのだろうか?
私は映画を早送りでは観ない。できれば映画館でじっくり観たいほうだ。だが、うちの子どもはiPadで動画を観る時、ごく普通に10秒飛ばししていた。「もったいなくないのか。」と聞いたら、「時間がもったいない。いいシーンはじっくり観るよ。」と言っていた。世代間ギャップと感覚の違いを感じた。
わたし自身は映画を早送りで観たことはないが、 供給過多の映画をキャッチアップするために、観る態度がまさに「コンテンツを消費する」になっていたかもしれない…と気がついてゾッとした。 自分には関係ない話、じゃ全くなかった。
最高に面白い。 アニメと漫画の違い、その演出と脚本のありかたについても語っている。 コンテンツが増えすぎた、アクセシビリティの向上、演出の直喩化がタイパ至上主義を加速させている。
ここ最近でNO.1でした。 作品を味わうのではなく知ることのみが必要となってしまった現代社会の背景について説明されています。 一概にZ世代が悪いとは言えないが、作品を作る者としてやりきれない気持ち、味わう余裕すらなくなってしまったタイパ、コスパ至上主義、なんでこうなってしまったんだろうと読めば読むほ...続きを読むど迷宮入りする気持ちでいっぱいでした。 そんな一方で、何でもかんでも言語化を押しつけてくる会社とは裏腹に何に対しても「ヤバい」や「神」を使って言語化の種類が極端に減ってきたことに違和感を感じてます。 時代の流れは加速するとともに、表面上でのやり取りで済ませられるようになってきました。また、字面だけで自分の都合の良いように判断して他者を退けることも簡単な世の中にもなりました。 言葉の深みがなくなってきたことに危機感をさらに抱くようになりました。
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稲田豊史
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