【感想・ネタバレ】本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形のレビュー

あらすじ

著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編!
〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、
読書においてはどのように作用しているのか。
本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、
テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。
一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。
2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、
ほとんどフォーカスされてこなかった。
生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。

【目次】
プロローグ
第1章 ニュースを無料で読む人たち
――無料ウェブメディアの行き詰まり
第2章 本を読まない人たち
――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉
第3章 本と出合えない人たち
――無料抜粋記事と電子書籍の限界
第4章 本屋に行かない人たち
――聖域としての書店
終 章 紙の本に集う人たち
――読者と消費者

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「わかりみ」と「おもしろみ」の話が興味深い。おもしろみを追求できる心の余裕を持ちたい。
全編を通して筆者のテキストに対する愛が垣間見え、テキストに対して正当な対価が支払われていないことへの憤りが感じられる文章。

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2026年10月21日

Posted by ブクログ

読書が好きな自分としてはグサグサ刺さる辛い言葉が多かった。終章では書籍への希望が見えた気がしてホッとする。そして、あとがきにある筆者の心中の描写には心打たれた。

動画メディアは『読みたいけど読めない人たち』が知識を得られる場を開いた。その事実を受け止めつつ、簡単に得られる分0か100の極端な議論になりがちかなと感じる。

本を読まない人たちの考え方も共感できる。
書籍・書店を巡る現実は本を読む派の自分にとっては辛い。ましてや、生成AIの登場で文章そのものの価値も下がっている現実は苦しい。

本の現実を突き付けられたが、読んでよかった。
心に留めておきたいことが山ほどあった。同時に書店が近くにあるありがたさを改めて感じた。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

書店が次々と閉店していく現状と、なぜ人は本を読めなくなって行ったのかその理由がよく理解出来た
そして思ってた以上に本を読まない人が多い事、電子書籍が思った以上に伸びていないことを知った
逆に私はその書店業界を盛り上げようとしてるYouTubeを見て読書欲が再熱している少数派なのだという確認をした

少し心外だったのは読んだ本をSNSにUPする事で読書している私が好きという内容の声が書かれていてそれを肯定しているところもあったようだけど、素直に感動したことを誰かに伝えたい!っていう意図も多いのでは?と思った

私自身、周りに読書好きがあまりいないので、面白い本を読んだ時なんかはその喜びをSNSで伝えたくもなる
しかし承認欲求的なものと思われては嫌なので自粛する時も大いにあるのだ

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2026年10月10日

Posted by ブクログ

出版業界が厳しいことはなんとなく理解していたが、本を読んで確かにそうだなと思った。
電車の中にいて、以前は本を開いている人も多かったが今は皆スマホを見ている
私自身もスマホでまとめ動画や、ショート動画でおすすめされている本を手に取るなど、現代の流れに乗っている。
自分が本を読む目的は消費者か鑑賞者か。
わかりやすい文章で読み進めるのは簡単だが、実際に読んだ人は少ないのか。特権階級の嗜好品になりつつある本だが、これからも本を手に取りたい。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

本を読むのも特殊能力
宗教の教えを伝導するのに歌や演劇のエンタメが使われているのと同じ
本を動画 アニメ化 朗読と変換して伝える方がわかりやすい

ライターが自身の仕事の立ち位置とこれからを
苦しみながら書き綴っている
そして 本を売るだけではなく 本に関してメディアや講演に出演する副業の方が収入が途切れない資産価値になっているなど
今時の事情も綴られている

本に限らず 知性は磨かれる
知る手段が 本か 動画か 音声か 人かの
違いだけなのだ
そして 本は値が張り 美術館に行く人くらい
希少な趣味になってきている
ならば無料で垂れ流されて受け取るだけの媒体へ
お手軽な手段や値段で使う方が
コスパ タイパがいい

本を持つのは趣味だ
読んで共感する快感
知らないを知った驚き
知識を得る手段は本に限らない
本を読めなくても代わりがある
それでも
私は本も好きだ

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2026年09月19日

Posted by ブクログ

感情論ではなく、若者を中心としたさまざまな人に聞いて書かれているのがよかった。たとえば、若い方が情報に対して受動的であるという説に出てくる「グーグルディスカバー」については、最後に「ちなみに、彼らのうちその名称を答えられたひとはひとりもいなかった」というように、本書では直接的な非難ではなく事実を並べていくことで浮かび上がる実態が書かれている。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

「映画を早送りで観る人たち」の続編だそうな。これは本文中に語られたので初めて知った。第1章、第2章はほとんど知らないことだったので、単純に勉強になった。著者の地道な取材に脱帽した。著者の文章に関する考察については大変説得力があり、自分も同じ意見。技術の発達により、産業構造が変わり、文化慣習が変わったのだと思う。あとがきで語られる著者の心情の吐露は感動した。次回作も是非読みたい。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

『映画を早送りで観る人たち』の著者とは知らずに手に取ったのだが、前作に続いてこちらも素晴らしい内容だった。「ニュースを無料で読む人たち」「本を読まない人たち」「本と出合えない人たち」「本屋に行かない人たち」「紙の本に集う人たち」と、各章が多様な切り口から多角的に分析されていて興味深い。現代の社会構造や人々の行動様式への分析が手厚く、個人的には『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』以上に響くものがあった(あちらはあちらで面白かったけれど)。特にあとがきで明かされるタイトルへのこだわり(『読めない』『読まない』ではなく、あえて『読めなくなった』としている点)は、現代人が置かれた状況の本質を突いていると感じた。

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2026年09月04日

Posted by ブクログ

非常に面白かった。自分にとって本のある生活は当たり前だが、多くの人にとってそれは異次元の暮らしのようだ。
活字離れが進んでいるとは耳にしていたが、その実態がここまで進んでいるとは思わなかった。
自分自身、本を読むことで深い思考力が養われている、と自覚したことはない。長い文章を読むこと自体が特殊技能、と言われてもピンとこない。
目を通すこと自体に負荷がかかる書物が多くあることも身に染みているが、現代人にとって文章全体がそういう感じになっているのだろうか。
本屋が好きな民としては、読書文化が廃れていくことが残念でならない。

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2026年08月30日

Posted by ブクログ

浜松駅のリアル書店にて。
本書では、テキストを無料でいくらでも読める、という価値観が社会に蔓延してしまっていることを過大視し、執筆・出版・書店業界の観点から考察している。
さらに、長い文章を読むこと自体は特殊能力になりつつあり、書店で本を選ぶことは時間的経済的余裕のある一部の人にのみ許された特権階級の趣味という考え方が紹介されていた。
実際、私個人の感覚としても、英語などの言語学習やプログラミング同様、情報を収集する目的においてはもっと効率的な方法が多数あるなかで、読書(本)にこだわるのは違和感があるし、本が読める時期・書店巡りできる時期は間違いなく余裕がある時期だ。
その意味で、市場規模として縮小していくことは避けられないとしても、趣味が読書・書店巡りである人が楽しみ続けられる社会ではあり続けてほしい。
また、本書では「本が好きな私が好き」という人に対し、どちらかというと冷ややかな目を向けているように感じたが、それも読書を趣味だと割りきれば普通では?とおもう。
むしろ、この書籍のタイトル「本を読めなくなった人たち」は、「本が好きな私が好き」な人たちをおもいっきりターゲットにしていると思ったのだが、穿った見方だろうか?

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

普段から本を読むことが当たり前だったからこそ、興味を持って手に取った本でした。
​しかし読み進めるうちに、「どうして私は本を読むのだろう?」と自問自答。読書でしか得られない知識や教養があると思い込んでいたのかも、読むこと自体に満足していたのかも。そんな自分にハッとしました。
情報を得る手段は人それぞれであり、自分にとってそれがたまたま「本」だっただけなのだと気づかされました。
​読書を今の時代に照らし合わせて客観視させてくれる場面もあり、「本を読むことが無条件に良いこととは言い切れない」という視点がすっと腑に落ちました。
多くのインタビューから得た見解だからこそ、人それぞれの価値観に触れ、自分の視野がやわらかく広がっていくのを感じられる一冊です。

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2026年10月26日

Posted by ブクログ

ひさびさに面白い新書だった。
自分は紙の本にこだわりがあるが、たまに電子書籍・コミックも手に取ることある。
本に対する現代人の志向としては、
・選ぶことに時間、コストをかけたくない
・感覚の合う人(著名人とかインフルエンサー)に薦めてもらう方がいい
 →自分で考えないし、考えたくない
 (タイパ重視)
・デジタル環境下で「いいね」「リポスト」がコミュニケーション手段になっている。

こんな感じになってるみたい。

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2026年10月23日

Posted by ブクログ

本書を読んで、コンテンツに対して"わかりみ"(わかりやすさ・共感しやすさ)を求める概念があることを知りました。昨今、結論や要約だけで満足してしまう人が増えている印象がありましたが、多くの人が「おもしろみ」と「わかりみ」の違いを混同しているのだと腑に落ちました。「わかりやすいこと」を「面白い」と錯覚している人は、実際に多いのではないでしょうか。
​さらに、AIの普及によって長い文章も瞬時に要約できるようになりました。その結果、長い文章に触れる機会そのものが失われ、長文への抵抗感が生まれたり、「読んだ気になっているだけで、実は深く理解できていない」人が増えたりしているのだと感じます。
​長文の代表格である「本」が読まれなくなり、読者が減れば、当然ながら書店も減少していきます。自分の好みの情報ばかりが表示されるフィルターバブルの世の中で、書店での「意図しない本との出会い」という貴重な体験すらもすべて失われてしまうのではないかと想像をしてしまいました。
​
本書は、決して「本を読まない(読めない)人たち」をバカにしたり見下したりするものではなく、むしろ、普段から本を読む私たちが、なぜ彼らが「本を読めなくなってしまったのか」という背景や社会の仕組みを理解できるような視点で書かれています。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

なぜ本が読めなくなったのか、なぜ文章の経済的価値が下がってしまったのか。インターネットやAIなどすぐに答えを教えてくれるツールがあり、集中して深く思考しなければならない場面が減ってきている。読書をすることで、人は自分を絶対視せず、過信せず、自らを冷静に見つめ、何事に対しても思慮深くあろうとする自分が確立できる。
何かについて説明しても説明したばかりのことを質問する。質問はするけど説明を聞こうとしない。でも質問し始めるとわかったと言う。すぐに答えが欲しい。でもしばらくするとわからないと言う。その繰り返し。まさに子供に勉強を教えている時、同じことが起こっていて共感できた。子供たちに何が起こっているのか筆者の説明を読んで、理解することができた。深く考えることもせず、受動的に情報を享受する時代、能動的に情報を取る必要のある読書は今後消失していくのであろうかという危機感を感じた。もっと本を読み、本を買おうと思った。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

おもしろかった!

冒頭では、「ニュースを無料で読む人たち」が引き合いに出される。本書を手に取った際に知りたいと思っていたこととは別の話が始まってしまうのではないか。読み始めは、そんな危惧を抱いた。

しかし、あくまでその話題を起点とし、筆者と「本を読めなくなった人たち」とのグループセッションを通じて、出版を取り巻く環境や社会全体の変化も含め、表題の問題について考察を深めていく構成になっている。

良かった点

* グループセッションの対象を現代の若者に絞っていること
* それによって、本離れの最前線にある実態を、当事者の生の声から知ることができること
* 「本好き」を礼賛する内容になっていないこと

グループセッションについては、あえて若者に対象を絞ったことが功を奏していた。

動画世代が語る「本を読まない理由」は、意外にも聞き慣れないものではなく、私の周囲にいる、本を読まない社会人たちのそれとほぼ同じだった。

本離れ自体は、動画が覇権を握る以前から繰り返し論じられてきた問題である。にもかかわらず、ネット黎明期以降に顕在化した読書離れ層の態度、いわゆる「ネットで調べればすぐにわかるのに、本を読む意味はない」という考え方は、少しも進歩することなく、ただ再生産され続けている。

それは単に「本を読まない人間は思考が浅い」という話ではない。むしろ、若い世代にとって読書という行為が、もはやその意義を深く考える必要すらないほどに透明化している、ということなのだろう。

また、この手の新書にありがちな、若者世代の理解しがたい価値観を対立軸に据え、それによって若者以外の多数派世代に迎合するような姿勢が見られなかった点も良かった。

あくまで冷静に若者の意見と向き合い、本を読まない人々の意見に筆者が賛同する場面も少なくない。

なかでも、最近、私自身も目につくように感じていた「自称本好き」への冷ややかな視線については、首肯できる部分が多かった。

読後、私なりに、本を買って読むことの意義について考えてみた。

本屋へ行くのは、「偶然の出会い」を求めてのことでもある。しかし、私にとってはもう一つ、重要な目的がある。それは、最近よくモヤモヤと考えているものの、うまく言語化できずにいる事象について、その輪郭を捉え、名を与えてくれそうな本を探すことだ。

その役割を担うのは新書であることが多いが、人間関係や仕事の悩みを小説に当てはめ、そこから考えを広げるヒントを得ることもある。

本書を読むことで、当初の目的であった「動画が覇権を握る時代に、なぜわざわざ本を読むのか。その理由を、本を読めなくなった人たちに対して、筋道立てて説明できるのか」という問いに対し、理路整然とした答えとまではいかないものの、いくつかの手がかりを得ることができた。また、議論の相手となる人々の背景を、その生の声を通じて知ることができた点も大きい。

さらに副次的な効果として、SNSや書店で見かけるたびにモヤモヤしていた、「本を読む自分」をことさらに喧伝しようとする人たちの感覚について、同じ時代を生きるライター自身もまた、似たような違和感を抱いていると知ることができた。

直近では、「ひとつの場所に集まって、音楽を聴きながら、みんなで同じ本を読む様子」を動画で見た際にも、同じようなモヤモヤを覚えた。本書を通じて、その違和感に言葉を与えられたような感覚があった。

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2026年10月04日

Posted by ブクログ

本屋を取り巻く現状を知り、知り合いに本屋経営者がいるので、本当に大変な時代になっているんだなと思った。私は本屋が大好きだが、確かに町の本屋がどんどんなくなっていっている。
本を読む人たちは特権階級、たしかに。
だからどうしたらいいのか、というわけではなく、現状を知るための内容だった。
時代はかなしいかな、スマホの登場によってどんどん変わっていく。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1ページ1ページに納得や、「そういう風に考えるのか」という新鮮な発見があり、読み物としてすごく面白かった。興味のある内容なだけに夢中で読み切りました。
でも読んでいる間ずっと、「私がおばあちゃんになる頃、本はどうなっているのかな」という不安に襲われていた。色々と考えさせられた。今までも出版不況だとか、本屋が消えていってるとか、本が高いとか、ニュースで見たり実際に感じることもあったけれど、あまり深く考えたことがなかった、というか、考えないようにしていた気がする。私はただの、たまに小説を読む、一読者でしかない。業界の人たちは頑張っているのだし、本はなくならないだろうと。
でも、確実に、その悲しい未来は現実として迫ってきているんだな。

後書きで「今は過渡期なのだ」と書かれていて、本当にその通りだなと思った。私も小学生の頃からスマホを持っていたら、本なんて見向きもしなかったかもしれない。それに読書をしなくても賢い人は死ぬほどいるし、読書をしても頭の悪い人(言い方最悪ですが…)も沢山いる。と思う。読書は必須の教養ではない。
これだけ周りに情報が溢れ、みんな忙しくて、物価高で、時間もお金も気持ちにも余裕を作りにくい時代に、便利で楽な方法や道具に頼るのは当たり前のことだ。私も社会人になってから数年は、活字の本はほとんど読んでいなかった。本と向き合う気力はなかった。嗜好品、という表現に非常に納得した。そうなっていくだろうな、と。

感想が段々と自分語りになってしまい、本書の「本が好きな自分が好き」という痛烈な指摘を思い出してしまった。この部分だけはうん、ちょっと意地悪じゃねと思ってしまったが…だって本好きの陽キャ(snsも交流も大好き)だって沢山いるんじゃないか?その層を冷笑してしまうと、ますます読書への入り口が狭くなるし、人の「好き」の発露の形をうっすら否定するのはどうなんだろう、とか…。確かにそういうsns投稿を見て内輪感や近寄りがたさを感じる人間もいるかもしれないが、それはどんな趣味界隈にも当てはまることなんじゃないの。憧れから入ることはよくあることだと思う。
ていうか本が好き、って別に尊敬されることでも、高尚な行為でもない。筆者の言う通り、一口に「本」といってもめちゃくちゃ幅広いのだから。
私は基本小説しか読まないしその中でも文学や古典は苦手、冊数も少ないので、「趣味は読書」とは言いにくい。誰かに「そのくらいで…」と突っ込まれたら困るし恥ずかしいからだ。でも確かに自分にもこういう感情があるので、普段読まない人には「読書」へのハードルは更に高いのかもしれない。

文章や本の意義、読書が特権化していく未来…
自分なりにこの本を読みながら「どうすればいいんだろう」と色々と考えたが、みんなまず小説を読んでみませんか?という結論になった。私は本全般というか、特に小説が好きなのだ。アニメもドラマも映画もゲームもYouTubeも楽しいけど、小説、つまり文章で綴られるフィクションでしか味わえない超絶的面白さ、読んだ後の達成感、消えない余韻、は確実にある。これは自信をもって言える。150%ある。私は目が痛くなるから紙派だけど、慣れているなら電子でいいと思う。本書ではあまり良く言われていなかった気がするが(?)、学生時代読んだライトノベルにも、感動した作品がたくさんある。心に残る1冊に出会えたら、「本もアリだな」と思う人間が少しは増えるんじゃないか。母数を増やすしかないよね?

とっつき易い小説から活字に親しんでもらえれば…と考えたけど、結局長文を読む習慣(才能)や、環境・時間がない、という最初の問題に戻るのか。どん詰まりすぎる。
集中力や読解力の差はあれど、長文を読むのに特殊な才能なんているのか?本当に?誰でも興味のない文章は読むのに苦戦するが、没頭できる内容なら読めると思うけどなあ…論点ズレてるか…

でも結局、読書という行為が継続して刺さり続けるのは孤独な人だと思う。色んな意味で。主観で寂しい人間に合う娯楽なんだと思う。

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

 本を読む人はえらい、教養がある、読まない人は軽んじられるという考え方自体が、もはや通用しない時代になってきているのか?
SNSがますます進化していく時代に紙の本はどのような意味を持つものとして生き残っていくのか?
 パラダイムシフトを迫られる読んでおいて損はない作品です。

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学生の頃は全く本を読まずに社会人になってからとある芸能人をきっかけに読書するようになった。スマホのおかげで集中力もなくなり最初は読むのに苦労したけど、毎日読んでるうちにだんだん読めるようになってきて、今は楽しんで読んでいる。読書は嗜好品と言われるし、読書すると頭が良くなるなんていうけどそんな実感はないし、楽しめればそれで良いと思う。「本を読むことができている、そんな自分が好き」状態にはならないようにしたいと思う。読み手は減少してるけど、承認欲求を満たすために書き手は増加しているというのは今の時代っぽいなと思った。

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2026年08月30日

Posted by ブクログ

私はせっかちだ。
AIに質問するときは必ず「2行以内で回答してください」とお願いする。
本書を読んでZ世代のほとんどが自分と同じ感覚であると知った。
200ページある本の内容を
・2行で知りたい
・5分の動画で知りたい
同じ知識・情報を得るなら短時間がいいに決まっている。
小説などから得られる「おもしろみ」(複雑な知的探索の楽しさ)は一切不要だという。
もう活字文化が復活することがないことを痛感した。
これからは調べることが面倒な人のために働こうと思います。

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

本を読むことに価値がある、文化は残ると言ってってくれ、と祈る気持ちで読み始める本好きたちを粉砕するようなシビアな内容でした。一方で、一冊の本として面白すぎるというところが面白いところです。

いまやもっと便利に素早く情報を得られるメディアがたくさんあるので、本を読むことが富裕層の知的な趣味になるという本書の予想は当たる気しかしません。今欲しいと思った本は迷わず買っておいた方がいいな、と思いつつもお金と時間が足りない(働くと本が読めない)自分がもどかしいです。

個人的に目から鱗だったのは、ウェブの記事は本より短命であるということです。言われてみれば、過去に自分が読んでいた記事って今読めるのか?と考えると大半は消えていそうです。デジタルは永久保存だというのが迷信だということに気付かされました。

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

読書が趣味となって1年が経ち、タイトルが気になり手に取った1冊。

これまで集積してきた人類の叡智である文章をもとにAIが学び、AIが文章を書いていく。そうしてアウトプットされたものをインプットし、更にAIが文章を書いていく、そんな時代。

AIにタスクを任せ、いかに質の良い問を設定するかが重要と言われてきているが、経験がないのにどうやって質の高い問が設定できるのだろうか。
今後は全てをAIが回し、人間は余暇だけを楽しむ時代になってしまうのかもしれない。

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2026年10月25日

Posted by ブクログ

この手の本は常に自分目線での話になり客観性がかけているのは気になる
しかし、本関係のネガキャンになり得ないものを当事者が本で公表するという挑戦心は常に感じた
悲観ではなく実情なのだろう

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2026年10月22日

Posted by ブクログ

本を読めなくなった人たちに本のある生活を勧めたい
現代が読めない環境であることはよくわかる
だからこそ読む価値がある

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2026年10月07日

Posted by ブクログ

何かを調べる時
ネットで検索したけどなかったから分からない
この発想の恐ろしさ。

そして、今の若者は話を聞こうとしない。
質問をしても質問したことに満足で
回答に興味なし。

この問題を学校はどう解決できるのかを
考えながら読んだけど、難しい…

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2026年10月04日

Posted by ブクログ

「読書」という手段は、絵がないので活字から創造力を働かせる必要がある、そして効率良く"ながら見"するにも向かない現代において選ばれづらい手段となっている。情報収集を目的とせず、「読んで想像する楽しみ」に目的を見出していきたい。

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

主題で察するように、現代の人々が読書をしなくなった原因を「不読」ではなく、「非読」と称して批判する書評だ。

長い文章を読める人はその特殊能力をもっていると揶揄するように、読書をしない人々がなぜしないのか原因を探求するが、おおよそ予想していた内容だ。一方で読書行為について、過去の読書の歴史と重ねて権威や富める者の嗜みと論じるが、この書評そのものが読書によって論じられる体裁をとるためにこの著書の読者が教養や品のある人物であると錯覚する偏見をもたらすことが危惧され、そのように錯覚する読者がいるならば私は皮肉をこめた羨望の眼差しを向けるだろう。

ただし、昭和時代では漫画やテレビばかり見ていたら馬鹿になると言うように、現代においてもショート動画やAI生成ばかり利用していたら馬鹿になるという言説は間違っているという著者の意見には同意する。
少年時代を漫画やテレビに費やした人間は、今や日本経済を支える中核的存在だ。その時代区分で適切な知識を育んでいると捉える事が妥当であるし、この多様性こそが人類の行く末を左右する選択なのだ。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

読書する人が減っているのはもうかなり前から知ってはいたけどスマホや電子により昔より読解力や理解力がなくなってきたのは自分自身でも感じる節はかなりある。なぜ本が読めなくなったのか事例を出しながら分かりやすく説明されていて書店が日本から消えている現状もかなり納得いく内容でした。もう本を読む人は希少な奇異な部類に自分も入るんだと改めて感じた。

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

今の時代、「コスパ」も「タイパ」も悪い「読書」は貴族の娯楽なんですね。そして「本を読めなくなった人たち」はこの本を手に取ることはないんだろうなぁ〜

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2026年08月20日

Posted by ブクログ

第一章二章は面白く読み、三章から終章は暗い気持ちになりつつ読む。

私は動画より活字派で、動画見てる時間あったら読めるやん。と、短尺の動画に対して思ってしまい、待ちきれずスクリプトくれ、と思うのだが、そういうことでもないのか、と納得したり、

なるほど、
「元来、人は怠け者なので、なるべく楽をしたい。脳を回すという苦痛は避けたい。それゆえに「考えなくていいもの」は選ばれやすい」(『フリー〈無料〉からお金を生み出す新戦略』より)
よな。。。
よくわかります。これが、昨年の仕事が予想通りの数にならなかった理由やな、とか思う。

しかし、本屋にいる自分がかっこいい説、胸に刺さるわ。や、決してそれだけではないのだが、そういうこと思ってないとは言い切れない。。。恥ず。


しかし、昨日読み終わった『本屋さんのある街で』と合間って本屋で本買おう!と改めて思うのでした。
(『本屋さん…』はこの本とはだいぶ方向性は違くて、本屋への温かい眼差しであったが)



そー、そして、本はながら読みできないから、贅沢な嗜好品なのよね。(と、今、ドラマ見始めつつ実感した)

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2026年08月15日

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