作品一覧

  • ゲームAI研究の新展開
    5.0
    1巻3,960円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 ゲームAI研究の「これまで」と「これから」を第一線の研究者がわかりやすく解説  本書は,ゲームAI研究の「これまで」と「これから」を第一線の研究者がわかりやすく解説した書籍です.  ゲームAI研究は従来より,AIの社会実装における重要な示唆を与えるものとして大きな役割を果たしてきました.特に近年,深層学習の登場により注目を集める分野になっています.しかし,すべての情報を得られない不完全情報ゲームや実環境の外乱が結果を大きく左右するスポーツ等の不確定ゲーム,コミュニケーションがゲームの勝敗に大きな影響を与えるコミュニケーションゲームなど,まだまだ多くのゲームで人間を超えるゲームAIをつくることが困難な分野もあります.さらに,AlphaGoZeroが人間のプロを超越したとされる完全情報ゲームの囲碁でも,囲碁AIが陥ってしまう穴が見つかっています.  また,人間を超越したゲームAIが人間と共存するために求められる人間らしさや楽しさの理解,これからのデジタルゲームに求められるゲームデザインとゲームAI,ゲーム体験の評価手法および人間の認知機能の理解なども課題として残されています.  本書は,これまでのゲームAI研究の理解の上に,これからゲームAI研究をする人にとってヒントとなるエッセンスの詰まった必読書です. CHAPTER 1 ゲームと知能研究 1.1 知能研究におけるゲーム 1.2 ゲーム研究のメインストリーム 1.3 ゲーム研究の残された課題 CHAPTER 2 不完全情報ゲーム 2.1 CFR 2.2 ガイスター 2.3 大貧民 2.4 ポーカー 2.5 不完全情報ゲームのゲームAIの可能性 CHAPTER 3 不確定ゲーム 3.1 バックギャモン 3.2 バックギャモンのゲームAI 3.3 ゲームAIの評価の可視化 CHAPTER 4 コミュニケーションゲーム 4.1 ゲームにおける社会的相互作用 4.2 Hanabi 4.3 人 狼 CHAPTER 5 実環境のゲーム 5.1 カーリング 5.2 測定データの処理 5.3 研究事例 5.4 実環境で人間プレイヤを支援する技術 5.5 実戦運用と課題 5.6 ミニ四駆AI 5.7 ミニ四駆AIの技術と課題 CHAPTER 6 ゲームデザイン 6.1 ゲームにおけるゴール 6.2 ルール設定 6.3 ゲームデザインの表現 6.4 レベルデザイン 6.5 難易度の調整 CHAPTER 7 メタAIとプロシージャル コンテンツ ジェネレーション 7.1 メタAI,PCG,機械学習 7.2 メタAIとは 7.3 アルゴリズムによるPCG 7.4 機械学習を用いたPCG 7.5 学習を含んだMCS-AI動的連携モデル CHAPTER 8 人間らしさと楽しさの演出 8.1 人間らしさのさまざまな側面 8.2 ゲームの要素とAI技術 8.3 ゲームAIに求められる人間らしさ 8.4 人間プレイヤの人間らしさ 8.5 人間らしさの実装方法 8.6 人間プレイヤの感じ方のモデリング 8.7 実例(FPS,スーパーマリオブラザーズ,囲碁,不確定ゲーム) CHAPTER 9 ゲーム体験の評価 9.1 AlphaZero以後のゲームAI研究 9.2 主観的事項の評価・計測手法 9.3 楽しさの評価 9.4 今後の課題 CHAPTER 10 人間の認知機能とスキルアップの原理 10.1 スキルアップの原理 10.2 熟達にともなう潜在化と自動化 10.3 熟達者の認知特性の実例 10.4 熟達者の脳 CHAPTER 11 認知研究とAIの人間への影響 11.1 ゲームと認知研究 11.2 ゲームの認知科学的研究 11.3 生体データの計測と解析 11.4 ゲームによる学習支援 11.5 人間を超えるゲームAIの反響 11.6 将棋界に起こった変化と邂逅 11.7 囲碁AIが囲碁界に与えた影響 11.8 eスポーツとゲームAI 11.9 人間の知を超えたゲームAIとその応用
  • 僕らのAI論 9名の識者が語る人工知能と「こころ」
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 AIの「こころ」をテーマに、各界の第一人者が人工知能の今と未来について論じる一冊。 「AIに心は宿るのか?」 「そもそも、心とは何なのか?」 「AIが心を持ったとき、世界はどう変わるのか?」 など、私たちが普段感じている素朴な疑問について掘り下げながら、AIの未来像に迫ります。 一般的にAIの本は、AIの専門家によって書かれた本が多いのですが、AIのこころをテーマにした本書では、人とのコミュニケーション、言葉によるコミュニケーションを扱うことになるため、心の専門家の方や言葉の専門家の方にも話をうかがいました。 AI研究だけでなく、いろいろな角度からAIとこころの関係を見ることで、ロボットとAIの今までにないシルエットが見えてくるのではないかと思います。
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)
    4.2
    天才は何がすごいのか? そんな素朴な疑問を、誰もが認める天才棋士・羽生善治をモデルに徹底解明。将棋との出会い、勉強法、対局で大切にしていることなど、本人が明かす驚愕の思考を最新科学がすっきり整理し、ついに能力の秘密が明らかになっていく。常に多くの決断を迫られる将棋だからこそ、その極意は人生の様々な局面にも生きてくるはず。向上心ある日本人のための画期的な一冊。

ユーザーレビュー

  • ゲームAI研究の新展開

    Posted by ブクログ

    「ゲームAI」ということで、てっきりアルファGOのようなゲームを解く強いAIアルゴリズムに関する本なのかと思った。

    しかしそういった内容は前半の一部のみで、本書はそれ以外にも、ゲーム世界の創造・生成に使用されるAIの話、人間の認知に与える影響、AIの登場による人間とゲームとの関係の変化等々、ゲーム関連のAIに関する幅広い話題が網羅されている。

    最初のアルゴリズムの話が、当該ゲームに興味がない人だと関心がわきにくく部分であり、本書を読み通す上での障害となるが、その部分を適当に読み飛ばしてしまえば、残りはほぼ一気に読める内容となっている。

    0
    2024年08月06日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    "羽生さんという将棋のプロ、名人、天才といわれている人の思考のメカニズムに迫ろうというのが本書。
    羽生さんが語る言葉は、思考を言語化するお手本ともいえる。自らの思考を言葉で表すことはとても難しいこと。そして、その言語化した思考について解説もしてくれるのが本書の特徴。
    できる人の思考回路を除き見ることで、我が身にも活用できるものなのか?思考の見える化を志した良書。"

    0
    2018年10月21日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    羽生善治の将棋的世界観を 
    認知科学(伊藤)と人工知能(松原)から
    科学的にアプローチする。

    コンピュータはニンゲンの知的行動を模倣する。
    ニンゲンの臨機応変な対応。
    的確な判断を直感的にくだす。
    経験的な知識を用いて常識的に考える。

    羽生善治の『頭脳の回転の速さ』『泰然とした余裕』
    的確に、わかりやすく応える。
    自分の思考力を極めて客観的にとらえる能力。
    →メタ認識。
    それを包みかくさず理路整然と説明する能力。
    →自己説明能力。

    超エキスパートの形成
    ステップがある。
    『友達から教わる』『興味』『どんどん指す』『道場に通う』
    『さらに専門書などを読んで自分で勉強する』
    『自分を見つめる

    0
    2016年03月13日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本当に頭のいい人は、難しい内容を平易な言葉で
    とても分かりやすく話すんだなと思った

    将棋の歴史や奥深さ、また羽生さん自身の強さの秘密についてなど
    ページ数はそんなに多くないけれど内容の濃い1冊
    将棋のルールはまったく知らないけど、かなりおもしろかった

    あと、数学大嫌いなド文系の私ですが、
    認知科学という分野にはすごく興味がわいた!

    0
    2016年02月06日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チャンクという考え方が良かった
    今は米長邦雄さんがコンピュータに負けたのだが、それを予言した本でもある

    0
    2012年04月29日

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