伊藤毅志のレビュー一覧

  • ゲームAI研究の新展開

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    「ゲームAI」ということで、てっきりアルファGOのようなゲームを解く強いAIアルゴリズムに関する本なのかと思った。

    しかしそういった内容は前半の一部のみで、本書はそれ以外にも、ゲーム世界の創造・生成に使用されるAIの話、人間の認知に与える影響、AIの登場による人間とゲームとの関係の変化等々、ゲーム関連のAIに関する幅広い話題が網羅されている。

    最初のアルゴリズムの話が、当該ゲームに興味がない人だと関心がわきにくく部分であり、本書を読み通す上での障害となるが、その部分を適当に読み飛ばしてしまえば、残りはほぼ一気に読める内容となっている。

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    2024年08月06日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    "羽生さんという将棋のプロ、名人、天才といわれている人の思考のメカニズムに迫ろうというのが本書。
    羽生さんが語る言葉は、思考を言語化するお手本ともいえる。自らの思考を言葉で表すことはとても難しいこと。そして、その言語化した思考について解説もしてくれるのが本書の特徴。
    できる人の思考回路を除き見ることで、我が身にも活用できるものなのか?思考の見える化を志した良書。"

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    2018年10月21日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    羽生善治の将棋的世界観を 
    認知科学(伊藤)と人工知能(松原)から
    科学的にアプローチする。

    コンピュータはニンゲンの知的行動を模倣する。
    ニンゲンの臨機応変な対応。
    的確な判断を直感的にくだす。
    経験的な知識を用いて常識的に考える。

    羽生善治の『頭脳の回転の速さ』『泰然とした余裕』
    的確に、わかりやすく応える。
    自分の思考力を極めて客観的にとらえる能力。
    →メタ認識。
    それを包みかくさず理路整然と説明する能力。
    →自己説明能力。

    超エキスパートの形成
    ステップがある。
    『友達から教わる』『興味』『どんどん指す』『道場に通う』
    『さらに専門書などを読んで自分で勉強する』
    『自分を見つめる

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    2016年03月13日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    本当に頭のいい人は、難しい内容を平易な言葉で
    とても分かりやすく話すんだなと思った

    将棋の歴史や奥深さ、また羽生さん自身の強さの秘密についてなど
    ページ数はそんなに多くないけれど内容の濃い1冊
    将棋のルールはまったく知らないけど、かなりおもしろかった

    あと、数学大嫌いなド文系の私ですが、
    認知科学という分野にはすごく興味がわいた!

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    2016年02月06日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    ネタバレ

    チャンクという考え方が良かった
    今は米長邦雄さんがコンピュータに負けたのだが、それを予言した本でもある

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    2012年04月29日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    「自分は選択の幅をたくさん残しながら、相手の手は限定されるように指していって、ゲームが進むにつれて、最終的に相手には戦略的に有効な手がないという場面だすのが、理想的な指し方となるのです」

     これはあらゆるゲーム(囲碁・チェス・戦争・外交・経営・政治等々)について言える、まさに究極的な考え方ではないかと思う。あらゆるゲームの手段、戦略は相手がどういう手を使っても、それに対して互角か勝つ状態を作ることを方向として持っている。

     またそれはゲーム内における戦略オプションをいかに豊富に持つかということだけでなく、時にはルールさえも変更することをも考慮に入れるべきものである。

     ゲームに弱いプレイ

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    2012年04月28日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    人から教わり、興味からどんどん実践し、道場に通い、専門書などで自分で勉強するという学習プロセス。
    ある分野を掘り下げて、考え続けること。

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    2011年09月28日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    将棋の話なのですが、これは勉強というか色々なことを学ぶことに応用がきく内容だと思いました。かなりお薦めの本です

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    2011年03月01日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    本当に頭のいい人は、難しい内容を平易な言葉で
    とてもわかりやすく話すんだなと思った

    将棋の歴史や奥深さ、また羽生さん自身の強さの秘密についてなど
    ページ数はそんなに多くないけれど内容の濃い1冊
    将棋のルールはまったく知らないけれど、かなりおもしろかった

    あと、数字大嫌いなド文系の私ですが、
    認知科学という分野にはすごく興味がわいた!

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    2011年02月20日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    将棋を取り上げていますが、内容は脳科学よりだと思います。

    なぜ、将棋でコンピュータ相手に人間が勝てるのか不思議に思って買いました。

    だって、コンピュータが全パターン予想すれば人間が勝てるわけないでしょ?

    本書を読めば、人間の不思議、特に脳の不思議に興味を持つのではないでしょうか。

    脳科学的に重要だと思ったのは下記1点のみでした。

    「人間はある事柄を理解するとき、その事柄を自分がすでに持っている知識に照らし合わして、なんらかのマッチングをとって解釈している」

    この点は非常に重要だと思います。
    上記のように、すでに持っている知識に照らし合わせるのであれば、すでに持っている知識が多いと照

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    2011年02月19日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    羽生さんが何を考えているのかを科学的に考察していく本。センスと継続力...羽生さんのすごさには感服させられました。

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    2010年05月07日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    超おもしろかった!
    羽生さんの頭の中を覗かせていただき勉強になったなぁ
    やっぱり、何かを習得していくには見よう見まねでパターンを自分の中に作ることが土台で、そのうえで熟考して自分らしさを作っていくもんなんだなぁ。

    シンプルなんだけど、よく迷ってしまう自分の選択方法。
    これ読むと、「やっぱそうだよね」と納得する面が多くて、
    じゃぁ20代半ばのあたしはどう生きていこうか、と人生にも応用できると思います。

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    2009年12月10日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    至る所に考えるヒントが散りばめられています。スポーツにも仕事にも役立つ考え方を学べると思います。とくにメンタル面で学ぶところが多いです。

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    2009年10月13日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    とても面白く読めました。
    将棋って自分ではやらないので、トッププロがどのように考えているのかなんて、まったく理解もできない世界。それが読みやすく解説されていて、興味深かったです。

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    2019年01月02日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    まだコンピュータが人間を将棋で破ることができなかった時代の話で、懐かしくもある。
    羽生さんのメタ認知的な能力、言語化能力はやはり高い。また、脳科学者が羽生さんとその他のアマチュア棋士とで脳の働きを研究した結果なども出ていて面白い。棋士の記憶力が圧倒的というより、棋理に適う直観というものがあって、ランダムな指し手とかは覚えるのが難しいよう。

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    2018年08月07日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    羽生さんと脳科学者お二人の共著。羽生さんが自身の将棋観、子供のころからのトレーニングなどについて語り、それを科学的な視野から二人の科学者が解説していく。
    将棋における序盤、中盤、終盤の考え方、他のボードゲームと将棋の違い、大局観の重要性、コンピュータの発想と人間の指す将棋の発想の違いなど興味深い話が満載で、ビジネスにも生活にも非常に参考になる。中でも、羽生さんが他の著作でも強調されている大局観の重要性については、あらためて共感しました。
    将棋好きにはたまらない1冊ですが、そうでなくても十分に参考になる。それは、第一人者の羽生さんがここまで自分の思考をオープンにし、研究材料として提供する姿勢があ

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    2011年11月22日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    羽生名人のたおやか且つしなやかな思想を科学的な視点から解説した一冊。将棋を使った様々な実験結果なども載っていて面白い。

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    2011年04月21日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    「良い手を見つける」「形勢判断する」といった、先を読む力たるや脱帽でした。数十手先を読む、ビジネスの世界にも応用出来る内容が書かれていると感じました。

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    2011年01月30日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    これ面白いね。天才が頭の中で何考えているか、という問を人工知能、認知科学の視点から明らかにした本。この本の中で沢山出てくる言葉が、大局観、つまり全体を見渡す力、単なる視野の広さだけではなく直感力も含むことなんだけれど、この部分非常にわかり易く人類特有の理解力の一端に触れたようや気がした。サッカーでいうと中田が持ち合わせている能力、瞬時にフィールド全体を見渡して情況を理解する能力なんだろうな、と。

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    2010年09月30日
  • 先を読む頭脳(新潮文庫)

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    人工知能とかの話が全然興味なかったけどちゃんと読めばそれらしい事を言っているのがわかった。

    そしてやっぱり注目すべきは羽生さん。説明がとにかく分かり易かった。だから逆に天才オーラが消えていたwww

    話すの中で感じた大事な事は、物事を形で認識する事、若い内に経験を積む事、そして考え続ける根気。

    天才はそれ相応の蓄積がやっぱりある。持って生まれたセンスは本当に少ないんだろうな。。。

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    2010年07月06日