拉致と決断

拉致と決断

605円 (税込)

3pt

恋人と語らう柏崎の浜辺で、声をかけてきた見知らぬ男。「煙草の火を貸してくれませんか」。この言葉が、〈拉致〉のはじまりだった――。言動・思想の自由を奪われた生活、脱出への希望と挫折、子どもについた大きな嘘……。夢と絆を断たれながらも必死で生き抜いた、北朝鮮での24年間とは。帰国から10年を経て初めて綴られた、衝撃の手記。拉致の当日を記した原稿を新たに収録。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

拉致と決断 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生きていれば辛いこと、悲しいことも多いが、生きるために自己否定を迫られることほど辛いことはないだろう。しかも拉致という不合理な手段によってならなおさらだと思う。本書はそのリアルな記録であり、生きる目的とは何なのかを考える素晴らしい教科書であると感じた。

    1
    2016年01月28日

    Posted by ブクログ

    2002年に北朝鮮から帰国した蓮池薫氏が、帰国から10年を経て、初めて北朝鮮で過ごした24年間を綴った手記。2012年に単行本で発行され、2015年に文庫化された。
    本書を読み終わって、北朝鮮で過ごした24年と帰国後の10年の蓮池さんの心の葛藤は如何ばかりのものであっただろうかと、心が締め付けられる

    1
    2016年01月11日

    Posted by ブクログ

    蓮池薫さんは、生まれた子供には「日本から拉致された」とは伝えずに育ててきたという。嘘をつき続けながら(しかも大切な子供達に)生き続けるというのはどれほど辛いことか。

    日朝両政府にとって互いに交渉のカードとなりつつある拉致問題だが、人の運命を現在進行形で翻弄し続けていることを改めて認識し、1日でも早

    0
    2023年07月08日

    Posted by ブクログ

    壮絶な内容で、胸を何度痛めたことか。極限の状態になったからこそ、考え抜かれた蓮池さんの考え1つ1つにはっとさせられた。

    この本でいう「革命」と「招待所」が何か詳しく分からず、気になってしまった。

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    蓮池さんご夫妻をはじめとして、拉致被害に関しては、とても日本人の乗り越えられる労力・負担・重荷の限界を超えているのではないのかと暗澹たる思いになりました。

    この本の内容にしても、これだけではなくて、もっともっといろいろな生々しいご経験が必ずあったはずです。
    いろいろな葛藤、お悩みとか。人には言えな

    0
    2020年12月28日

    購入済み

    無関心はいけない

    近所で蓮池さんの講演会があって、私は行かなかったのですが、行った人から拉致の話を伝え聞いた。
    興味を持って、こちらを読んでみたのだが、うかがい知れない北朝鮮の内情が細かく書かれていて興味深かった。
    まだ帰れない拉致被害者の方たちがどんな思いでいまの情勢を見ているかと思うと、なんともいえない気持ち

    0
    2017年05月04日

    Posted by ブクログ

    自分が語る事で、まだ残る拉致被害者が危険な目に遭わぬように…。

    どのように拉致されたか。北朝鮮で、日々、どんな生活を送っていたか。どんな待遇を受けたか。そして今、何をやって過ごしているか。赤裸々に語られる。社会人になる前の学生カップルを突如襲った工作員。その日から急激に変わる運命。長い長い時間。受

    0
    2016年09月07日

    Posted by ブクログ

    北朝鮮に拉致された蓮池薫さんの自伝。拉致されて北朝鮮で生活していた時の話が描かれている。北朝鮮での生活や実際の北朝鮮の人々の描写など知られざる部分を知ることができる作品。やはり北朝鮮は金日成の頃はまだ良かったがだんだんと生活困窮と体制が崩壊しつつあり今後どうなるのか予断を許さない様に感じると同時にま

    0
    2016年08月03日

    Posted by ブクログ

    何をどう書いたらいいのか……。

    この方がとても頭の良い方であるということと、
    いまもってして蓮池さんと同じような人がまだ彼の地にいることを思うと、とても辛いことだと思う。

    0
    2015年07月26日

    Posted by ブクログ

    同じ大学・同じ学部で私より一学年後輩。しかも同じ年の春に日本海の海岸近くで車に寝泊まりしながら旅行をしていた。
    私だったら、蓮池さんのように冷静でいられたろうか?
    早く拉致された全員の帰国を願ってやまない。

    0
    2015年06月14日

拉致と決断 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

蓮池薫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す