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Posted by ブクログ
私の地元新潟の拉致被害当事者の蓮池薫さんによる、いまだからこそ伝えるべきと取り組んだ、自身の体験と拉致された後、どんな生活をしていたのかを回想を交えながら書き記した本です。
拉致されていた時の心境が赤裸々に綴られていて、奪われた年数を考えると悔しさは今も消えていないでしょう。
私の幼少期、おじが刑事をしていたこともあり、人攫いが起きているとか、海岸に子供だけで近づくなとか、物騒な事を言われて注意された記憶を思い出します。
未だ帰国の叶わない方々がいて、風化をさせてはいけないのに、報道されることも減ってきている状況なので、この本を是非中学、高校の教育資料として使って頂きたいと感じました。
Posted by ブクログ
北朝鮮の拉致問題。関心が高かった訳ではなく、5人の日本人が帰国できていた事実すら、知らなかった。
実家に帰ったら、たまたま母が買ってきて、拉致された方が書いた本ということで興味を引かれて読みました。
暗闇の中、いきなり殴られて袋詰めにされて拉致される(連れ去られる)ことの恐怖、理不尽さ。
北に渡ったが最後、監視下におかれ、生殺与奪の権を握られ、先が見えない中、「上層部」のさじ加減で運命が決まるんだ、と衝撃的でした。
拉致して洗脳して、対日本のスパイに仕立てるための拉致。日本人になりすます為の拉致。。
もし私が不意に連れ去られるような事態に直面したら、どう対処すべきか…?
反抗せず従順に振る舞うのが無難か。隙をみて逃げて捕まって、もっと酷い目に遭うのは嫌だなあ、、
筆者が、北に滞在中、日本に帰る望みは絶っていたけど、その時々を懸命に生きておられたことが心に沁みた。
結婚して子供ができて、その子をスパイにされないために、日本語は教えなかったこと、不当な差別を受けないために、日本人であることは伏せていたこと。
非常事態には、日本人としてのアイデンティティよりも、家族の安全が望まれる。
どんな過酷な環境に置かれても、よく考えて最善を尽くし、命を繋ぎたい。
日本には、ほんの1週間の滞在のつもりで帰還したというのも印象的だった。
(まだ北に居て、相手の支配下にある時に、本音で語れるはずもないけど。。)
…マインドコントロールっていうのは、本人が自覚出来るのは、そこから抜け出せた後なんだ。
ご家族が、北に渡ることを拒んで被害者の日本への帰還を求めたのは、とても大事なことだった。
子どもたちが、後に無事に日本に帰れたことも調べて知り、安堵した。
まだ帰還できていない拉致被害者の方々も、どうか無事でいてほしい。
全体主義というのは、ワンマンの会社みたい。
ライバルを蹴落としてでも、トップに気に入られたら勝ち。トップの役に立ち、機嫌をとることが生き残り戦略なんて、、、
拉致被害者の帰還と同時に、日本は北に対して食糧援助をしていた。人道支援として必要だけど、拉致者の返還のお礼みたいになってるのが腹立たしい。
北が死亡したと主張している方々は、日本に帰って話をされると、北にとっては都合が悪い事情がある。。
どうしたら解決に動くのか。
日本の世論が高まれば、変化するのか。
私も責任を感じる。
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