作品一覧

  • DOPESICK~アメリカを蝕むオピオイド危機~
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    本書は、今やアメリカ史上最悪の薬物汚染問題になっているオピオイド蔓延の実態を余すことなく描いたドキュメントだ。「夢の鎮痛薬」と大々的に宣伝されていたオピオイドの被害について、欲深い製薬会社と堕落した医師の癒着、麻薬密売人も含めての共謀関係、後手後手に回った行政、そして多勢に無勢を覚悟で問題に立ち向かう被害者の遺族や地域のボランティアたちの姿を、著者が5年にわたる取材で克明に記録したものである。
  • 暴君誕生―――私たちの民主主義が壊れるまでに起こったことのすべて
    4.0
    1巻1,782円 (税込)
    ローリング・ストーン誌の超人気辛口コラムニスト&ベストセラー作家が、大嫌いな大統領候補の選挙活動にアメリカ全土をついて回って目撃した「私たちが本当に頭がカラッポのリーダーを選んでしまうこれだけの理由とアメリカの大切な民主主義が崩壊するまでの日々」である
  • 反グローバリゼーションとポピュリズム~「トランプ化」する世界 マル激トーク・オン・ディマンドvol. 11~
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    トランプ政権の誕生で、世界はどう変わるのか? グローバリゼーションの波が逆戻りし、自国主義が世界を覆うのか? 人々の不満を吸収したポピュリズム政権が広がるのか――? アメリカ政治、思想研究、憲法学者、国際ジャーナリストなど米国の動向に精通する論客らと共に、米大統領選以降の世界情勢と未来予想図を語り尽くす。神保哲生が主宰するビデオニュース「マル激トーク・オン・ディマンド」シリーズ、待望の新刊!
  • PC遠隔操作事件
    4.3
    2012年、パソコンを乗っ取られた人々が、遠隔操作で飛行機の爆破予告や小学校の襲撃予告などを書いたことにされ、うち4人が誤認逮捕されるという事件が起きた。この通称「PC遠隔操作事件」の犯人・片山祐輔は、そもそもなぜ一文の得にもならないこのような事件を引き起こさなければならなかったのか? なぜ警察・検察・メディアは、片山の情報発信にミスリードされ続けたのか? 読んだ人の腹にズシンとくる、560ページ52万字。
  • 「衝動」に支配される世界
    4.0
    1巻2,376円 (税込)
    かつて経済発展は社会全体の利益をもたらしていた。しかし、個人、企業そして政治までが近視眼的で自己中心的に振る舞うインパルス・ソサエティでは、富は奪い合うものでしかない。その結果、社会全体は消耗し、もはや持続不可能となりつつある。この現状からいかにして脱却を図り、どんな社会を目指していくべきなのか。
  • 食の終焉
    4.4
    1巻2,772円 (税込)
    高度な食料経済の構築により、農産物や食肉、加工食品を一年中どこでも買えるようになった。しかし、低コスト・大量生産モデルを世界的規模に拡大することで、私たちはその恩恵だけでなく、負の要素も世界中に広めてしまった。その負の要素とは何か、このシステムは持続可能なのか、膨大な取材をもとに明らかにする。
  • 経済政策の射程と限界
    4.0
    1巻1,257円 (税込)
    高橋洋一、野口悠紀雄、北野一、浜矩子、小幡績、萱野稔人各氏という第一級の論客らの討論集。アベノミクスへの賛否両論、さらには経済論争を越えた社会問題に迫る。

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  • 増税は誰のためか
    4.3
    1巻942円 (税込)
    税収不足が年40兆~50兆円。消費税率5%アップによる増収が単純計算で年12兆円。金額だけを見ても「焼け石に水」で、さらなる増税を求められることは確実だ。増税しか手はないのか?財政・経済の第一人者や元財務官僚など真っ向から主張の違うゲストを招き、神保哲生と宮台真司が税の本質を問う。

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  • IT時代の震災と核被害 【第一部】初動 電子版分冊1
    -
    1~3巻261~523円 (税込)
    『IT時代の震災と核被害』分冊版第一部です。ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフーなどの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべくお送りします。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

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  • IT時代の震災と核被害
    3.8
    ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフー、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべく、当社としては異例の著者陣でお送りします。経産省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会に参画する飯田哲也氏や、ツイッターのフォロワー18万人を誇るジャーナリストの津田大介氏など、注目の論者ばかりです。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

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  • 食の終焉

    Posted by ブクログ

    食のグローバル経済の光と影を描いた作品である。世界をつなぐ食のサプライチェーン、ジャストインタイム方式、農地を耕して食肉を育てるための牧草地を広げたり、畑を広げ過ぎて、病原菌と交差したり、遺伝子組み換え、有機農業まで、膨大な資料を調べて、整理しつくしたこの著書は貴重な資料文献と言っていい。2012年の作品だが、今も通ずる。
    単純に人口が増えるに見合う食の増産を可能にするために、食のグローバル化がもたらした未来の悲劇を予想するだけでなく、限界がありながら、それを止められない現実、そして対案も限られてしまう現状を冷徹な筆致で描く。

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    2024年11月13日
  • 増税は誰のためか

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    (2012/7/10)
    神保 哲生, 宮台 真司, 神野 直彦, 高橋 洋一, 野口 悠紀雄, 波頭 亮, 大野 更紗, 武田 徹

    「日本の財政再建のためには消費税増税はやむを得ない」という輩が増えている。
    お叱りを受けるかもしれないが、私はこれは官報複合体のなせる業だと思っている。
    記者クラブメディアはいつの間にか増税やむなしを連発しており、
    その記事の、放送時間の量に従って、増税やむなしが増えている。
    物わかりがいいというかなんというか。
    本当に国を憂いているのか、生活にゆとりがあるのか、増税デメリットがある立場にいるのか、、、
    その真意はわからないが、そういう方々にはまずこの本を読んで

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    2024年06月18日
  • 食の終焉

    Posted by ブクログ

    (2012/7/3)
    ビデオジャーナリストでネットで鋭く世相をえぐる神保哲生氏が、
    本当は自らが書きたかったテーマをポールロバーツにしっかり分析の上書かれてしまい、
    仕方なく?翻訳をしたという本。
    大著だがなかなか興味深かった。
    出だしは人類における「食」の歴史。
    肉食から始まり、植物を育てることを覚え、、、、
    興味深く読み始めた。
    マルサスの人口論。
    やがてネスレが、ウォルマートが、マクドナルドが出てきて、
    何やら食がシステム化され、暗雲がたちこめる。
    補助金。
    肥満ばかりのアメリカ人。
    干ばつ、食中毒、鳥インフルエンザ。
    なぜそうなっていったか。
    500ページの大著でそれを記している。

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    2024年06月18日
  • PC遠隔操作事件

    Posted by ブクログ

    一つの事件をあらゆる視点で深く考察すると、こんなにも色んなテーマが出てくるのかと。新聞を浅く広く浚うような読み方をするのではなく、こうして掘り下げる事の意味を改めて感じた。

    ウイルスで仕込まれた遠隔操作ツールにより、他人のパソコンから爆破予告や殺害予告を発信。その後、警察をおちょくるように、謎解きを仕掛け、江ノ島の猫の首輪にSDカードを貼り付けた男。確たる証拠を上げられず逮捕出来ぬままに、日々ニュースで放映されていた事を思い出す。2012年頃からの事件、あれから、10年が経つ。

    ハイジャック防止法も適用され、再犯加重、併合罪を加味して実刑、懲役8年。ただの愉快犯にしては厳しい気もするが、他

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    2022年06月11日
  • 経済政策の射程と限界

    Posted by ブクログ

    2020/10/06社会学のレンジの広さ 神保哲生氏・宮台真司氏
    社会学者哲学者の視点は大きい

    経済学は科学の装いーその代償に矮小化
    アダムスミスは道徳哲学者
    道徳感情論 同感能力が社会構成人に備る
    国富論   神の見えざる手
    経済学には市場の外部性の前提がある
    社会学では経済学の主流争いは無意味=前提の違いだけ

    日本社会の問題 中枢が空 空気・天皇
    →「公」の概念がない
    既得権益のシフトができない 社会のダイナミズムない
    政治力=ゲバルトが機能せず 行政官寮に大ボス不在 
    コロナ・デフレの「大問題」には対応不能

    グローバリズムの中で、市場主義に対抗して
    「社会的共通資本」宇沢弘文・岩井

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    2020年10月06日

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