作品一覧

  • IT時代の震災と核被害

    IT時代の震災と核被害

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,257円 (税込)
    ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフー、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべく、当社としては異例の著者陣でお送りします。経産省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会に参画する飯田哲也氏や、ツイッターのフォロワー18万人を誇るジャーナリストの津田大介氏など、注目の論者ばかりです。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

    試し読み

    フォロー
  • IT時代の震災と核被害 【第一部】初動 電子版分冊1

    IT時代の震災と核被害 電子版

    ビジネス・実用

    -
    1~3巻261~523円 (税込)
    『IT時代の震災と核被害』分冊版第一部です。ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフーなどの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべくお送りします。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

    試し読み

    フォロー
  • 経済政策の射程と限界

    経済政策の射程と限界

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,257円 (税込)
    高橋洋一、野口悠紀雄、北野一、浜矩子、小幡績、萱野稔人各氏という第一級の論客らの討論集。アベノミクスへの賛否両論、さらには経済論争を越えた社会問題に迫る。
  • 「衝動」に支配される世界

    「衝動」に支配される世界

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    かつて経済発展は社会全体の利益をもたらしていた。しかし、個人、企業そして政治までが近視眼的で自己中心的に振る舞うインパルス・ソサエティでは、富は奪い合うものでしかない。その結果、社会全体は消耗し、もはや持続不可能となりつつある。この現状からいかにして脱却を図り、どんな社会を目指していくべきなのか。
  • 食の終焉

    食の終焉

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻2,772円 (税込)
    高度な食料経済の構築により、農産物や食肉、加工食品を一年中どこでも買えるようになった。しかし、低コスト・大量生産モデルを世界的規模に拡大することで、私たちはその恩恵だけでなく、負の要素も世界中に広めてしまった。その負の要素とは何か、このシステムは持続可能なのか、膨大な取材をもとに明らかにする。
  • 増税は誰のためか

    増税は誰のためか

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻942円 (税込)
    税収不足が年40兆~50兆円。消費税率5%アップによる増収が単純計算で年12兆円。金額だけを見ても「焼け石に水」で、さらなる増税を求められることは確実だ。増税しか手はないのか?財政・経済の第一人者や元財務官僚など真っ向から主張の違うゲストを招き、神保哲生と宮台真司が税の本質を問う。
  • DOPESICK~アメリカを蝕むオピオイド危機~

    DOPESICK~アメリカを蝕むオピオイド危機~

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    本書は、今やアメリカ史上最悪の薬物汚染問題になっているオピオイド蔓延の実態を余すことなく描いたドキュメントだ。「夢の鎮痛薬」と大々的に宣伝されていたオピオイドの被害について、欲深い製薬会社と堕落した医師の癒着、麻薬密売人も含めての共謀関係、後手後手に回った行政、そして多勢に無勢を覚悟で問題に立ち向かう被害者の遺族や地域のボランティアたちの姿を、著者が5年にわたる取材で克明に記録したものである。
  • 日本の新構想 ~生成AI時代を生き抜く6つの英智~(小学館新書)

    日本の新構想 ~生成AI時代を生き抜く6つの英智~(小学館新書)

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    豪華論客が生成AI時代の日本の指針を示す。 「生成AI」誕生は、「農耕革命」「産業革命」に続く、第3の革命である。 磯田道史(歴史学者)、島田雅彦(小説家)、神保哲生(ジャーナリスト)、中島岳志(政治学者)、西川伸一(生命科学者)、波頭亮(ソシオエコノミスト)――。 日本が誇る各界のスペシャリスト6人が豊富なデータと知見をもとに、生成AI時代にこの国が進むべき道を指し示す。 <AI化以前の社会とAI化以降とは、全く違った世界になる。仕事の中身も、ライフスタイルも、権力構造も、物事の善悪の判断基準も、これまでとは全く異なったものとなっていく。世界全体が、一人一人の人生が、根本的に変貌を遂げる。今はまさにその時である。社会全体の大変革の夜明け前である今、何より大事なことは、これから起こる変化を見通した上で、私たちが作り上げるべき社会を構想していくことである。(波頭亮・まえがきより)> (底本 2025年1月発売作品)
  • 反グローバリゼーションとポピュリズム~「トランプ化」する世界 マル激トーク・オン・ディマンドvol. 11~

    反グローバリゼーションとポピュリズム~「トランプ化」する世界 マル激トーク・オン・ディマンドvol. 11~

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    トランプ政権の誕生で、世界はどう変わるのか? グローバリゼーションの波が逆戻りし、自国主義が世界を覆うのか? 人々の不満を吸収したポピュリズム政権が広がるのか――? アメリカ政治、思想研究、憲法学者、国際ジャーナリストなど米国の動向に精通する論客らと共に、米大統領選以降の世界情勢と未来予想図を語り尽くす。神保哲生が主宰するビデオニュース「マル激トーク・オン・ディマンド」シリーズ、待望の新刊!
  • PC遠隔操作事件

    PC遠隔操作事件

    小説・文芸

    4.2
    1巻2,090円 (税込)
    2012年、パソコンを乗っ取られた人々が、遠隔操作で飛行機の爆破予告や小学校の襲撃予告などを書いたことにされ、うち4人が誤認逮捕されるという事件が起きた。この通称「PC遠隔操作事件」の犯人・片山祐輔は、そもそもなぜ一文の得にもならないこのような事件を引き起こさなければならなかったのか? なぜ警察・検察・メディアは、片山の情報発信にミスリードされ続けたのか? 読んだ人の腹にズシンとくる、560ページ52万字。
  • 暴君誕生―――私たちの民主主義が壊れるまでに起こったことのすべて

    暴君誕生

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,782円 (税込)
    ローリング・ストーン誌の超人気辛口コラムニスト&ベストセラー作家が、大嫌いな大統領候補の選挙活動にアメリカ全土をついて回って目撃した「私たちが本当に頭がカラッポのリーダーを選んでしまうこれだけの理由とアメリカの大切な民主主義が崩壊するまでの日々」である

ユーザーレビュー

  • 日本の新構想 ~生成AI時代を生き抜く6つの英智~(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    6人の論客が日本の問題点を明らかにする。
    275ページの新書に6つの論文。
    1人40-50ページと短い文章だが、
    その中に鋭い視点を見た。

    一番鋭いと思ったのは中島岳志氏。
    「保守とリベラル」という対立軸に、新しい視点をもたらした。
    「リベラルとパターナル」がそれ。
    パターナルとは、家父長的、権威主義的。
    そこにリスクの社会化、リスクの個人化という軸を合わせ、
    4象限で自民党の政策の変遷を分析する。
    田中大平のころの自民党はリスクの社会化+リベラルだった、
    それが小泉で個人化、リベラルとなり、
    安倍で個人化、パターナルとなったと。
    自民は時代とともに鵺のように変遷していると。
    ちなみに「民主党」は社会化・リベラルだったと。
    さらに中島氏は社会化・リベラルが好ましいとしている。
    私もかなあ。。
    以前は自己責任!と思っていたが、生まれ育った環境など運が大きすぎる現在、
    社会化が大事だと思っている。パターナルなどもってのほか。

    お次はお馴染み神保哲生さん。
    政府に食いつくべきマスコミが、官僚になりそこなった偏差値エリートの
    おりこうさんばかりになると、素直に言うことを聴いてしまう。まずい、と。
    記者クラブ、クロスオーナーシップは論外と。
    独立系メディア、ビデオニュースドットコムを自ら立ち上げた神保氏だから言えることば。

    そして流石波頭さん。
    法人税を下げ、消費税を上げ、消費を冷やしてしまった日本。
    企業は法人税が下がって生まれた利益を配当で海外にばらまいてしまった。
    結果需要は伸びず、負のスパイラルに陥ってしまったと。

    ここからは私の意見。
    百歩譲って安定財源の消費税を確保させるとして、
    何で所得税を下げないのか。数式を変えるだけで、所得税減税は可能。
    消費税をとっているのだからそれでよいではないか。
    税収上振れが何年も続いているという無策。
    財務省はそれで喜んでいるのかもしれないが、国民はどんどん疲弊する。
    減税を歌えば「財源は?」と問うくせに、
    政治家が五輪だ万博だといえば、どこからともなく出てくる予算。
    それも当初予算より増えてもスルー。
    バカすぎる。

    AI本格稼働で労働力が賄えるようになれば、
    ベーシックインカムを国民に与えることが現実的になる、
    というものも2人からあった。
    それを真剣に考えられる時代になってきたが、、
    基礎控除の引き上げや選択的夫婦別姓すら決められない機能不全の国会に
    それを求めるのは無理な気がする、、、

    ピンチだよなア日本

    第1章 歴史に学ぶ日本の再興(磯田道史)
    第2章 生成AI:38億年目の創発(西川伸一)
    第3章 わが国の今とこれからの方向性~経済からのスコープ~(波頭亮)
    第4章 現代日本の政治思想(中島岳志)
    第5章 日本のメディアの構造問題(神保哲生)
    第6章 夢見るAI(島田雅彦)

    0
    2025年07月01日
  • 食の終焉

    Posted by ブクログ

    食のグローバル経済の光と影を描いた作品である。世界をつなぐ食のサプライチェーン、ジャストインタイム方式、農地を耕して食肉を育てるための牧草地を広げたり、畑を広げ過ぎて、病原菌と交差したり、遺伝子組み換え、有機農業まで、膨大な資料を調べて、整理しつくしたこの著書は貴重な資料文献と言っていい。2012年の作品だが、今も通ずる。
    単純に人口が増えるに見合う食の増産を可能にするために、食のグローバル化がもたらした未来の悲劇を予想するだけでなく、限界がありながら、それを止められない現実、そして対案も限られてしまう現状を冷徹な筆致で描く。

    0
    2024年11月13日
  • 増税は誰のためか

    Posted by ブクログ

    (2012/7/10)
    神保 哲生, 宮台 真司, 神野 直彦, 高橋 洋一, 野口 悠紀雄, 波頭 亮, 大野 更紗, 武田 徹

    「日本の財政再建のためには消費税増税はやむを得ない」という輩が増えている。
    お叱りを受けるかもしれないが、私はこれは官報複合体のなせる業だと思っている。
    記者クラブメディアはいつの間にか増税やむなしを連発しており、
    その記事の、放送時間の量に従って、増税やむなしが増えている。
    物わかりがいいというかなんというか。
    本当に国を憂いているのか、生活にゆとりがあるのか、増税デメリットがある立場にいるのか、、、
    その真意はわからないが、そういう方々にはまずこの本を読んでもらいたい。

    私はこの本を読むずっと前、父親の相続で苦労してをして税金のからくりがわかって以来増税反対だが、
    その考えをあらためて整理確信できる内容になっている。

    目次に沿って自分の考えと合わせてみよう。


    プロローグ 「足りないから増税」ではなく、税を通して国のあり方を議論する好機に 神保

    「納税」でなく「払税」(古川元久衆院議員) これは初めて知ったがいい概念。
    確定申告。そう、これをするかしないかで税に対する意識は変わる。

    1 すぐ捻出できる200兆円を隠してまやかしの増税に走る財務省の罪
     (元財務官僚・「政策工房」会長・高橋洋一 神保哲生 宮台真司)

    高橋さんの本やお話しは何度か読んだり伺う機会があり、少なからず私の財政に対する考え方を構成している。
    歳入庁を作ると国税庁がその管轄下になり財務省の権益がなくなるからできない、、。
    80万の法人が税は払うが保険料は払っていないというのに。
    日銀がお札を刷って国債を買えばいい、という説。金融緩和派。

    2 貧しい人がより貧しくなる税制から「分かち合い」の税制へ
     (東京大学名誉教授・神野直彦 神保哲生 宮台真司)

    公共サービス。
    私は大きな政府には反対だが、学校は教育バウチャーにして親の負担をなくし、
    しかし私立であれ公立であれ親が学校を選ぶ権利を与えるべきだと思う。
    競争のない、あるいは中途半端な公立学校に任せられないというのは持論。
    それを強調させるような悲しすぎる事件が大津で起こってしまったが。いじめ-自殺。
    教育委員会管轄の中途半端な競争原理のためいじめを隠し被害を大きくしたといってもいいだろう。

    3 産業構造が変わらない限り日本経済は再生しない
     (早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問・野口悠紀雄 神保哲生 宮台真司)

    金融緩和ではだめ、と、高橋説を否定。インフレターゲットも否定。官僚批判も否定。
    日本は廃墟にならねば立ち直らぬと。産業構造改革。
    延命措置で死ぬべき産業を生きながらえさせたために現状があると。
    日本の医療と一緒。
    体がダメになってなくなるべき人を生かして、医療と年金に膨大な費用をかける。
    使命を終えて終焉を遂げるべき企業を、雇用政策とか何とか言って、税金を使って生き延びさせる。
    どちらも税金が延命に使われてる。

    4 医・食・住に困らない社会を作るための増税/分配論
     (経営コンサルタントXEED代表・波頭亮 神保哲生 宮台真司)

    大前さんの元弟子の波頭さん!
    ベーシックインカム月8万円であとは余計なことはしない!
    たしかにすっきりする。
    役所、官僚の余計な采配はいらない。
    ただね、医療はほっとくと際限ない。まあ8万円だけ配ってあとは払いたければ自分で、とやればいいのか。
    ここで波頭さんと宮台さんがミルトン・フリードマンを持ち出す。ネオリベラリズムとして。
    私は大学時代からフリードマン派。「選択の自由」は何度も読んだ。今やネオリベラリズムは世間では否定的?な気がするが、
    私は今もこれが一番と思っている。
    先ほどあげた教育バウチャーも彼の発案。素晴らしいと思う。
    宮台さんもフリードマンの考えに近いといっている。だから彼の主張が聞きやすいのかな。
    マイナスの所得税、小さな政府。
    そう、国は余計なことをしないほうがいいのだ。何が余計か、を決めるのが難しいが、
    少なくとも変な外郭団体作って天下りして補助金を操作するのは余計でしょう。
    国家権力の名のもとに税金を国民から搾り取って、わけのわからぬ分配、分捕りをする姿をよしとは絶対言えない。
    必要悪とも思わない。

    5 「困ってるひと」から見た「弱者」と愛と社会保障
     (作家・大学院生 大野更紗 武田徹 神保哲生 宮台真司)

    そこにこういう人が出てくるからややこしい。
    困ってるひと、は私も読んだ。
    カンボジア難民を支援する活動をしていた上智大生が難病にかかり、
    自ら病気難民になって、闘ったという本。
    苦しい闘いをコミカルに表現している本だった。
    しかし、彼女の闘病は国の支援なくしてはありえない。
    そうでなければ親が破産する。
    これに対しどう考えるのか。
    めったにない難病だから高額をかけても助けるのか、
    こんな本が書ける才能があるから助けるのか、
    とにもかくにも助けるのか、
    その金は誰が出すのか、
    いくらまで出すのか。
    海外心臓移植手術のためのかんぱ、
    なんてニュースを時々見ることを考えると、
    正解はわからない。
    感情移入しちゃうからね、本読むと。
    でも私は否定的。
    助けるのは国ではない、国民の税金なのだ。

    6 自己改革できないまま日本がクラッシュする前に
     (神保哲生 宮台真司)

    二人の意見はここ数年よく聞くので、目新しいことはない。
    むしろ状況がシビアになっているのを感じる。
    クラッシュしかないのか。野口さんの意見からきているが。
    ハイパーインフレになって、結果資産を持っている人から搾取する、、
    これが現実的かもしれない。
    いつの世もそういう形でリセットしている。

    エピローグ 既得権を移動させるために私たち消費者ができること 宮台

    自ら考え発信する。

    そうありたい。こんなブログ、なんの役に立つのかと思わないでもない。
    最低自分の備忘録であればいい、が、
    少なくとも泣き寝入りはしたくない。犬の遠吠えであろうとなんだろうと、
    自分で考え、発信したい。

    0
    2024年06月18日
  • 食の終焉

    Posted by ブクログ

    (2012/7/3)
    ビデオジャーナリストでネットで鋭く世相をえぐる神保哲生氏が、
    本当は自らが書きたかったテーマをポールロバーツにしっかり分析の上書かれてしまい、
    仕方なく?翻訳をしたという本。
    大著だがなかなか興味深かった。
    出だしは人類における「食」の歴史。
    肉食から始まり、植物を育てることを覚え、、、、
    興味深く読み始めた。
    マルサスの人口論。
    やがてネスレが、ウォルマートが、マクドナルドが出てきて、
    何やら食がシステム化され、暗雲がたちこめる。
    補助金。
    肥満ばかりのアメリカ人。
    干ばつ、食中毒、鳥インフルエンザ。
    なぜそうなっていったか。
    500ページの大著でそれを記している。
    食をこんなにした巨悪は「人間」。
    一人一人の食生活が、安い食を求め、
    ビジネスがそれを追求した結果、
    こんな世の中になったという。
    秀逸なのはエピローグののこの文章ではないか。
    勝手に引用させていただく。
    そこで私たちが目にするものは、来る日も来る日も、より新鮮でより多種多様な商品を、
    市場の要求に応えて少しでも安く供給するために限界まで働き続ける巨大システムの姿だ。
    それはたとえば、まったく同じ外見をした動物が何千頭も替われている飼育場や、
    同じ植物が何エーカーもの土地を埋め尽くす広大な工場式農場。
    農場に流れ込んではこぼれ出す大量の資料や肥料、
    アトラジンやラウンドアップなどの農業用化学物質。
    浸食が進む土壌、農薬体制を持つ害虫。
    森が農地に変わり、農地がショッピングセンターに変わる姿。
    低下する地下水面を追いかけるようにますます深く掘られる灌漑用井戸、
    低賃金の労働力を求めてどこまでも伸びる貨物用航空路。
    低い利益率や少ない在庫、そして時間当たりの処理能力の要求レベルがどんどん上がり、
    失敗の余地がなくなっていく中で、細く長く伸びていくサプライチェーン・・・・
    引用終わり
    最悪な事態はアジアで起こると予想している。
    爆発的な人口増、さらに経済発展。
    無理に無理を重ねて、鳥インフルや干ばつにやられるというのかもしれない。
    なるべくまっとうな食事をとりたいが、昼が外食になれば、少しでも安くてボリュームのある食を求めているのは
    このブログからもばれている。
    考えねば。



    目次


    プロローグ

    食経済が抱える矛盾
    破綻の兆候
    限界を迎える食料生産能力
    航図なき食の未来
    本書について

    第1部 食システムの起源と発達

    第1章 豊かさの飽くなき追求

    食の起源
    農業と文明の始まり
    マルサスの予言
    人口増加と食のグローバリズム
    化学肥料の登場
    アグリカルチャーからアグリビジネスへ
    食料生産の近代化が変える社会
    勝利の代償

    第2章 すべては利便性のために

    ネスレの戦略
    付加価値による差別化
    市場を支える新製品
    フレックス・イーティングがもたらす変化
    添加物が可能にした大量生産
    外食産業との戦い
    ブランド価値の下落
    成長の可能性を秘める新興市場

    第3章 より良く、より多く、より安く

    スーパーマーケットの反乱
    小売業界を変革したウォルマートの功績
    農作物に見るサプライチェーンの変革
    鶏肉産業の犠牲者
    一極集中化する食肉産業
    畜産効率化の副作用
    淘汰の果てに待つもの

    第4章 暴走する食システムと体重計の目盛り

    肥満化する人類
    体重増加が招く健康リスク
    自然進化の終点
    大量摂取される高カロリー原料
    スーパーサイズ化戦略
    洗脳される消費者
    大量低価格システムの副作用

    第2部 食システムの抱える問題

    第5章 誰が中国を養うのか

    比較優位の原則
    国家安全のための農業保護政策
    自由化への転換とその失敗
    制度化された過剰生産
    中国農業の脅威
    食の力関係を変えたワシントン・コンセンサス
    多国籍企業のための食料貿易の自由化
    食料貿易の自由化がもたらすリスク
    「自由」を管理するアメリカの事情
    中国という爆弾
    新参国を育てる中国需要
    激変する食糧市場のパワーバランス

    第6章 飽食と飢餓の狭間で

    アフリカの農業生産者の憂鬱
    中南米、アジアを発展させた「緑の革命」
    アフリカの誤算
    原因は土壌有機物の枯渇
    コーヒー豆に見る過剰供給構造
    輸出先導型農業の限界
    広がる大規模農家と小規模農家の格差
    自由化された食経済に伴うリスク
    食料安全保障システムの崩壊

    第7章 病原菌という時限爆弾

    高まる汚染食品の拡散リスク
    環境に鍛えられ毒性を増す病原菌
    病原菌への政府の対応
    HACCPシステムの限界
    消費者頼みの病原菌対策
    止められない汚染経路
    困難な生鮮野菜の殺菌
    自主規制のコストパフォーマンス
    鳥インフルエンザの恐怖
    大流行のXデー
    安全より圧力で解決を図る中国

    第8章 肉、その罪深きもの

    飼料となる穀物生産の限界
    飼料効率化の限界
    増え続ける世界の食肉消費量
    鈍化する収穫量
    肥料の原材料と土地の不足
    土中窒素の流出問題
    農薬という麻薬
    外部費用の顕在化
    石油の限界が意味するもの
    地球温暖化がもたらすリスク
    深刻化する水資源不足
    間近に迫る破たんのXデー

    第3部 食システムの未来

    第9章 遺伝子組み換えかオーガニックか

    遺伝子革命の誕生
    旧来型品種改良の限界
    社会的要素としてのオルタナティブ農業
    オーガニック産業と遺伝子組み換え支持者の戦い
    遺伝子組み換え商品は安全か?
    種子の特許保護と種子産業の統合
    遺伝子組み換えでは解決できない開発途上国の問題
    工業農業化するオーガニック農業
    農業への新しい考え方が未来を変える

    第10章 新しい食システムを求めて

    持続可能な食システムへの乗り換えに必要なもの
    古野の循環式生産モデル
    複合農業回帰を阻むもの
    持続的農業の成功例
    脱「仲介業者」の成功条件
    地産池消のメリット・デメリット
    消費者心理というハードル
    食料政策の現実
    助成金の功罪と食の未来

    エピローグ

    Xデー
    キューバの成功
    地域重視の食システム
    青の革命
    肉の需要を減らせるか
    「食」を自分の手に

    訳者解説

    原註

    参考文献

    0
    2024年06月18日
  • 経済政策の射程と限界

    Posted by ブクログ

    2020/10/06社会学のレンジの広さ 神保哲生氏・宮台真司氏
    社会学者哲学者の視点は大きい

    経済学は科学の装いーその代償に矮小化
    アダムスミスは道徳哲学者
    道徳感情論 同感能力が社会構成人に備る
    国富論   神の見えざる手
    経済学には市場の外部性の前提がある
    社会学では経済学の主流争いは無意味=前提の違いだけ

    日本社会の問題 中枢が空 空気・天皇
    →「公」の概念がない
    既得権益のシフトができない 社会のダイナミズムない
    政治力=ゲバルトが機能せず 行政官寮に大ボス不在 
    コロナ・デフレの「大問題」には対応不能

    グローバリズムの中で、市場主義に対抗して
    「社会的共通資本」宇沢弘文・岩井克人→今こそ!

    特筆すべき章 
    北野一  賃金増→消費拡大→投資増加→経済拡大 非正規雇用は間違い
    浜矩子  経済の担い手は民間 アベノミクスは破綻し、恐慌へ
    小幡績  政治は国民国家「国体」→地元利益誘導 経済はグローバル「オリンピック」

    0
    2020年10月06日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET