「衝動」に支配される世界

「衝動」に支配される世界

かつて経済発展は社会全体の利益をもたらしていた。しかし、個人、企業そして政治までが近視眼的で自己中心的に振る舞うインパルス・ソサエティでは、富は奪い合うものでしかない。その結果、社会全体は消耗し、もはや持続不可能となりつつある。この現状からいかにして脱却を図り、どんな社会を目指していくべきなのか。

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「衝動」に支配される世界 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年05月30日

    今年の上半期に読んだ中でいちばん良い内容だった。

    極度に「自分化」された生活、支払いはあとまわしにして欲しいものを今すぐ手に入れる決済手段を得たことでパワーを増した(ように感じられる)消費者、倫理観なくオンラインで転がされる企業の株式、市場化する政治……
    近視眼的で他者を顧みないマネー・ゲーム的社...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月08日

    「衝動」に支配される世界 ということで、アメリカにおいては金融資本主義が消費者を巻き込み、次々と商品・サービスを購入させてしまう「市場」を政府も取り込み創ってしまった。
    古き良き時代の市民・消費者が保有していたキャラクターはパーソナリティへと変質してしまった。
    行きつくところまで、社会関係資本は破壊...続きを読む

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