無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2022年06月11日
一つの事件をあらゆる視点で深く考察すると、こんなにも色んなテーマが出てくるのかと。新聞を浅く広く浚うような読み方をするのではなく、こうして掘り下げる事の意味を改めて感じた。
ウイルスで仕込まれた遠隔操作ツールにより、他人のパソコンから爆破予告や殺害予告を発信。その後、警察をおちょくるように、謎解き...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月13日
【告白と沈黙の狭間で】殺人や航空機に対するテロの予告により,社会的に大きな注目を浴びたPC遠隔操作事件。この事件の全内幕を明らかにすることにより,現代の捜査制度や司法が抱える問題に深く迫った作品です。著者は,日本初のニュース専門インターネット放送局の設立者でもある神保哲生。
こういうニュースがあっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月12日
読み応え充分。著者は私が好きなラジオ番組によく出演されているのでなじみがあり、解説もわかり易く好きなので著書を読みたくなった。綿密な取材に基づく内容でこの嵩に見合った内容だ。マスコミの報道、警察の捜査・取り調べ、検察の姿勢などにも言及していて、単なる遠隔操作事件の詳細にとどまらない。この事件は結果オ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月23日
パソコンを遠隔操作されて、何も悪いことしてないのに警察に逮捕された人たちが、致命的な被害を被っている。
警察がリークした情報を、記者クラブの飼い犬たちが、ろくに検証もしないまま、被疑者の実名まで晒して、ただただ間違った情報を垂れ流したために。
中でも、明治大学を退学に追い込まれた大学生や、仕事が忙し...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月01日
2000年代小泉政権で「構造改革路線」を提唱。
なんでも政府が面倒を見てくれる日本従来の護送船団方式から新自由主義路線、つまり自己責任の社会へ政策転換された。
終身雇用、学歴、結婚、を通じて安定した居場所を提供してくれていた社会が壊れ、自分で自分の居場所を見つけなければならなくなった。
「誰かに自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月01日
他人事の世界を、自分のところに引き寄せる。
--------
もう多くの人が忘れているのではないか、というPC遠隔操作事件。
550ページ超の大作であり、その多くが事件の顛末を追っているのだが、つまるところ、本書が語るべきことは2つだろう。
ひとつは、真犯人とされる男(片山)は、なぜこんな事件を起...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月01日
知っているようで知らなかった事件。500頁超の大作でよく調査されていることには敬意を表したいです。ただ、同じことを何度も繰り返し述べている部分が多すぎて余りにも冗長でノンフィクション作品の出来としては今ひとつ。色々な問題提起がされているが提起して終わっているのも残念(そもそも他メディアは問題があるこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月18日
この本が出版されたとき、何故今更この事件をという気持ちがあった。
事件発生から、片山が自供し逮捕されるまでは、テレビや神保氏の運営するインターネットメディア『ビデオニュース』でも長い期間、日々のニュースの上位にあったような記憶がある。神保氏は当初から、大手メディアの興味本位の報道とは違っ視点「司法プ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。