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伝説のやくざ ボンノ
ヤクザ界のスーパースター菅谷政雄、通称ボンノ。若いヤクザは彼の優れた美的感覚と人間的魅力に憧れ、有名映画俳優も彼から影響を受けた。山口組の全国展開に尽くし誰からも実力者と思われていた彼が、突然絶縁処分を受けた理由とは?自由奔放な性格のせいか、それとも権力争いの結果か……。今もヤクザ史に燦然と輝く男の伝説のモニュメント。 -
人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期
2013年、87歳で亡くなった父は元医師だが、医療否定主義者だった。不摂生ぶりも医者の不養生の限度を超えていた。若いころ、糖尿病になったが血糖値も測らず甘い物食べ放題の生活を続けながら勝手にインシュリンの量を増やして自然治癒させた。前立腺がんになっても「これで長生きせんですむ!」と叫び治療を拒否。こんなふうに医学常識を無視し自由奔放に暮らした。そんな父が寝たきりになって1年数カ月、医療や介護に対する私自身の常識が次々と覆った。父から教わった医療の無力と死への考え方をここでご紹介したい。 -
いのちのハードル 「1リットルの涙」母の手記
「生まれてきてよかった、生きていてよかったと一度でいいからこの子に感じさせてあげたい」難病という重い障害を背負いながらも懸命に生きる娘、亜也。母の私はいったい何ができるのだろうか……。ついに娘の命が尽きようとする時、亜也の夢を叶えるため天国へ嫁がせる結婚式を行うことを決意する。母と娘の絆、生きる意味を問う、感動の手記。 -
希望 命のメッセージ
東日本大震災で傷ついた子どもたち。子どもたちに今どんな言葉を語ればよいであろうか。「生きる」ということ、「命」ということ、「希望」ということについて、鎌田さんが現地の写真とあわせて、あふれる言葉を伝えます。後半では、鎌田さんが取り組むイラクの子どもたちへの医療支援についても、温かいメッセージを展開します。 -
魂の在処
サッカーにすべてを捧げた男。 希代のストライカー、その実像。 足が折れても走り続ける熱情の源を、自身の言葉と関係者の証言で明らかに! 中山雅史の核にあるのは負けず嫌いとサッカーを愛する気持ちだけ。ほかにはなにもないから中山雅史だった。なにもないからなにかを得ようともがき苦しみ、もがき苦しむことから抜け出すために、手を伸ばし、その先をつかもうと努力した。ずっとその繰り返しだった。 (本文「なにもないから中山雅史」より抜粋) 本番になったら本気でやるというスーパーな選手がいる。それができるのならすごいと思う。 でもぼくはスーパーじゃない。本番になったら本気でやるということはあり得ない。言いわけをしないためには練習のときから本気を積み重ねるしかない。自信は積み重ねのなかからしか生まれない。 (本文「自信は積み重ねのなかからしか生まれない」より抜粋) -
犠牲 わが息子・脳死の11日
「脳が死んでも体で話しかけてくる」 冷たい夏の日の夕方、25歳の青年が自死を図った。彼は意識が戻らないまま脳死状態に。生前、心を病みながらも自己犠牲に思いを馳せていた彼のため、父・柳田邦男は思い悩んだ末に臓器提供を決意する。医療、脳死問題にも造詣の深い著者が最愛の息子を喪って動揺し、苦しみ、生と死について考え抜いた最後の11日間。その日々を克明に綴った感動の手記。 -
世にも奇妙なマラソン大会
サハラ砂漠でマラソン!? ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる――。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する超絶ノンフィクション作品集。 -
勝率ゼロへの挑戦~史上初の無罪はいかにして生まれたか~
刑事裁判の有罪率は99.9%を超える。ましてや、マルサ(国税局査察部)が刑事告発して、検察特捜部が起訴しなかったこともなければ、起訴されて無罪になったことも歴史上一件もない。そんな勝率100%を誇る、国家最強捜査権力タッグから、いかに史上初の無罪を勝ち取ったのか? 確信犯的に、シロをクロに塗り替えようとする捜査権力との戦いを白日のもとにさらす、戦慄の物語。堀江貴文氏絶賛! 解説:江川紹子氏。 -
シーラという子
清潔とはいえぬ姿に敵意むきだしの目。シーラは6歳で傷害事件を起こし、トリイの特殊教室に送られてきた。決してしゃべろうとせず泣きもしない。ときに感情を爆発させ大暴れする。だが実は高知能の持ち主で、心身に深い傷を負っていた……虐待に蝕まれた少女が堅く閉ざした心を次第に開いていく姿を描く感動作 -
誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち
心の傷と闘う子どもたちの現実と、再生への希望。“お化けの声”が聞こえてくる美由。「カーテンのお部屋」に何時間も引きこもる雅人。家族を知らず、周囲はすべて敵だった拓海。どんなに傷ついても、実母のもとに帰りたいと願う明日香。「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ沙織。そして、彼らに寄り添い、再生へと導く医師や里親たち。家族とは何か!? 生きるとは何か!? 人間の可能性を見つめた感動の記録。 -
自殺って言えなかった。
「もう逃げない。堂々と生きていきたい!」 自殺で親を亡くした子どもたちが、社会に向けて語りはじめた。 日本全国の自殺者数は1998年から2004年まで、7年連続で3万人を超えています(警察庁調べ)。 その影には、何の罪もない「自死遺児」と呼ばれる子どもたちが、 毎年1万人以上も増えつづけていることをあなたはご存知でしょうか? 子どもたちは心に傷を負うだけでなく、経済苦や社会の偏見などと向き合わなければなりません。 彼らがいま伝えたいことは何か? 語りはじめたメッセージを受け止めてください。 ※以上は『自殺って言えなかった。』(サンマーク文庫)が刊行された 2005年9月当時にまとめられた紹介文です。 *目次より ◎声を出せないでいる遺児や遺族のために(山口和浩・21歳) ◎どうしたら父は死ななかったのだろう(藤田優子・19歳) ◎私が学生としてできることを(ツバサ・21歳) ◎お父さんへ(ショウ・10歳) ◎今まで言えなかったこと(ツグミ・16歳) ◎まだ子どもには話せません(マリコ・48歳) ◎「自殺」(ユミコ・37歳) ◎【座談会】たくさんの壁を乗り越えて。 ほか -
よその子 見放された子どもたちの物語
トリイの補習教室は、あらゆるクラスからはみ出した子どもたちで大混乱。自閉症、識字障害の子、暴力的な子、鬱状態の子に全精力を傾けるトリイに彼らはいう。「わたしたち、どうせよその子じゃない。なんでそんなに気にかけるの?」やがて四人は互いの能力を引きだしあい、トリイとの間に特別な絆が結ばれていく/掲出の書影は底本のものです -
最後の黄金世代 遠藤保仁
34歳を迎えた遅咲きの天才・遠藤保仁が今なお代表で活躍できる秘密とは。アスリート然としないキャラクターや関係者が驚くメンタルコントロールなど、多くのテーマに満ちた遠藤を読み解く渾身ノンフィクション! -
ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち
昭和39年、東京オリンピックで大空に五輪マークを描いてデビューした航空自衛隊のアクロバット飛行チーム、ブルーインパルス。26年ごしの取材に基づき、彼らの栄光と苦悩の歴史を余さず描く。命名にまつわる原爆との因縁、7万人が目撃した浜松基地航空祭墜落事故の秘められた核心――。限界を超えるアクロバットに命をかけた男たちの全軌跡! -
宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由
《 MIT流・夢の叶え方 & 本物の理系エリートの学び/遊びの流儀! 》 少年の頃の夢を抱いたままに長じ航空宇宙工学の道へ。 開成、東大、マサチューセッツ工科大学(MIT)へのPh.D.(博士)学位留学。 慶應義塾大学教員としての仕事を経て、 2013年、30歳のとき、ついにNASA ジェット推進研究所に職を得る。 6年半のMIT留学を経験した著者が、 日本人留学生を待ち構える現代版アメリカの洗礼を鮮やかな筆致で描く! ……だけでなく、 【留学にまつわる体験を縦糸(奇数章)】×【体験を咀嚼して得た考え方の基本を横糸(偶数章)】 として、MIT流・夢の叶え方、 本物の理系エリートの学び/遊びの流儀を一冊に織り上げた、待望のデビュー作!! ☆グローバル人材を目指してはいけない理由とは? ――グローバル人材志向、妥協の「就活」から自由になる! ☆約80人のノーベル賞受賞者を輩出、MITのハック文化とは? /遊んでいるヤツにかぎって信じられないくらいデキるのはどうしてなのか? ――世界トップ研究機関の秘密を公開! ☆怠惰で意志の弱い人間こそ、競争本位のシステムに向いている? ――あの厳しいシステムは、実は優しい!? ☆なぜ、理系が成功するための必要条件が、国語力なのか? ――理系学生、『春琴抄』を読む!? ☆グリーンカード取得、就職活動、現実に活きるコネをいかに作っておくか? ――あなたのことを、責任持って「推薦」してくれる人とは? ☆NASA JPLに雇われていても、常に「就職活動」が必要? ――若手に機会を与え、窓際族が存在できない仕組みとは ☆なぜ、宇宙開発に各国が大枚をはたくのか? ――「役に立つ」と宇宙の間を埋める考え方 経歴だけ見るとクールなエリート(!?)、 実際のところは、悩み、もがき、騒ぎながら、 ひたすら愚直に夢の入り口に近づこうとした一人の不器用な日本人。 野心を秘めた人の背中を力強く押す、異色のビジネス書!! 【ひとつでも当てはまる人へ】 ・ハーバードやスタンフォードはわかった、今度はMIT独特の“すごさ”を知りたい ・“あきらめる”、“ゆるく”、そんなムードになんとなく違和感がある ・日本の“就活”に納得がいかない ・留学生活を生々しく知りたい ・叶えたい夢がある、自分自身の夢を持ちたい ・グローバル人材になりたい ・英語が苦手、日本語の本もふだんあまり読まない 【主な内容】 はじめに プロローグ ~青き夢~ 第1章 僕はなぜ海を渡ったか 第2章 競争:アメリカの学生が必死に勉強する理由 第3章 僕はいかにしてMITで自信を失い、再び取り戻したか 第4章 国語力:伝えられなければどんな発見もないのと同じ 第5章 僕はなぜMITを好きになったか 第6章 創造:革新を生む不真面目さ 第7章 僕はなぜ留学支援の活動を始めたか 第8章 人材:流出とグローバルのジレンマ 第9章 僕はなぜ旅をするのか 第10章 挑戦:スケジュールをこなす以上の人生を生きたければ 第11章 僕はいかにして宇宙への夢を見失い、それを取り戻したか 第12章 進路:夢と選択肢の根本的な違い 第13章 僕はいかにして伴侶を得たか 第14章 決断 第15章 僕はいかにしてNASA JPLに職を得たか 第16章 夢と死:宇宙開発の意義とは エピローグ ~NASA JPLへの出発~ 謝辞 -
ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか
私達は身体ではなく「心」を進化させてきたのだ――。人類の起源を追い求め、約20万年のホモ・サピエンスの歴史を遡る。構想12年を経て映像化された壮大なドキュメンタリー番組が、待望の文庫化!! -
建築武者修行 放課後のベルリン
内田樹氏、推薦! いまもっとも旬な若手建築家による希望の書。若き建築家がこれまで重ねてきた研鑽の日々。 コルビュジエ、ミース、ガウディ、ズントー…… 先人が残した憧れの建築を訪ね歩いた10年間。 行く先々で触れ合った現地の人々、そして各地の綺羅星のような建築たちとの邂逅を通してぼくは建築家になった。 内田樹邸で「宴会ができる武家屋敷」を、レッドブルジャパン本社オフィスで「路地や縁側まで内包する新しいオフィスの形」をそれぞれ実現させた若き建築家がこれまで重ねてきた研鑽の日々。 膨大なスケッチと写真も収録! -
斎藤一人物語
人生を変える縁(えにし)は、 ある日突然やってくる! 「銀座まるかん」の創設者であり、納税額日本一の実業家としても知られている斎藤一人さん。 9人のお弟子さんたちと出会い、事業が広がっていったことは周知のとおりですが、 そんな誰もが知りたかった斎藤一人さんの物語が、初めて一篇の小説になりました! 舞台は喫茶店「十夢想家(トムソーヤ)」。夢見るフツーの女の子が、1人の紳士との出会いから人生を輝かせていく――。 「しあわせって、誰でもなれるものなんですかね?」 「なれるよ、誰でも」 「私、今もしあわせだけど、もっと、しあわせになれますか?」 「なれるよ。人は誰でも、しあわせになるために生まれてきたからね」 *目次より ◎白いジャガーの紳士 ~幸運の女神がほほえんだ!?~ ◎ツヤツヤ顔と福の神 ~一人ひとりに幸運の天使が舞い降りた~ ◎人のしあわせを願う ~自分も人も、しあわせになる方法~ ◎ラッキー☆スター大作戦 ~えっ!? 私がスターになれるの?~ ◎“本当の自分”と出会う旅へ ~魂のきらめき、愛の波動 そして、私たちは今……~ -
「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔
――オウムの中から見ると、外の世界はどう映るのだろう?1995年。熱狂的なオウム報道に感じる欠落感の由来を求めて、森達也はオウム真理教のドキュメンタリーを撮り始める。オウムと世間という2つの乖離した社会の狭間であがく広報担当の荒木浩。彼をピンホールとして照射した世界は、かつて見たことのない、生々しい敵意と偏見を剥き出しにしていく――!メディアが流す現実感のない2次情報、正義感の麻痺、蔓延する世論(ルサンチマン)を鋭く批判した問題作!ベルリン映画祭を始め、各国映画祭で絶賛された「A」の全てを描く。 -
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い
東日本大震災発災直後、岩手県庁内に設置された災害対策本部で、医療班の指揮にあたったのはある若き医師だった。通信網の崩壊。ヘリが足りない。燃料も不足。支援物資も届かない。雪が、余震が、無情に襲いかかる。「それでも、被災者を救いたい」。張りつめた緊張と混乱の中で、寝食を忘れ奮闘する九日間を綴る、感動のノンフィクションノベル。 -
「ホームレス」襲撃事件と子どもたち いじめの連鎖を断つために
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「道頓堀ホームレス事件」から14年。子どもたちによる「ホームレス」襲撃はやまない。ときに命さえ奪う弱者嫌悪の根源に迫り続けたルポ。川崎の教育現場での取り組みを第II部に、この10年の事件と新たな取り組みを第III部に。前著に大幅加筆した完全保存版。 -
犬と猫と人間と いのちをめぐる旅
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本で飼われている犬猫の数、約2684万頭。そのうち年間30万頭以上の犬・猫が殺処分されている。目の前の命への愛情と、救えない命への葛藤。感傷を乗り越えて、現実に向きあいつづける人々がいる。ドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』の監督が綴る、いのちをめぐる旅。 -
複合汚染
工業廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれていく……。毒性物質の複合がもたらす汚染の実態は、現代科学をもってしても解明できない。おそるべき環境汚染を食い止めることは出来るのか? 小説家の直感と広汎な調査により、自然と生命の危機を訴え、世間を震撼させた衝撃の問題作! -
ダライ・ラマ「死の謎」を説く
チベットの精神的指導者ダライ・ラマ一四世が、輪廻転生の死生観を通してチベット仏教の考え方をわかりやすく説く入門書。非暴力で平和を願う、おおらかなダライ・ラマ自身の人柄を髣髴とさせる好著。 -
神戸新聞の100日
阪神・淡路大震災。その瞬間、本社は崩壊し、システムは完全に麻痺した。ジャーナリストとして、一人の人間として、危機に立ち向かい新聞を発行し続けた、一三〇〇人の戦いを克明に描くノンフィクション。 -
「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か
『NHKスペシャル』で取り上げられて以来、佐村河内守の名声と人気はいや増すばかりの天井知らずである。本稿では、テレビ出演以来くすぶる「本当に氏は全聾なのか?」は棚上げするにせよ、音楽自体にマスコミが絶賛するような価値があるのか否かを考えてみた。心ある音楽ファンなら誰もが溜飲の下がるしごく真っ当な批判であろうと自負している。 -
アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極
デビュー作『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で2010年第8回開高健ノンフィクション賞、2011年第42回大宅壮一ノンフィクション賞、2011年第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞し、『雪男は向こうからやって来た』で2012年第31回新田次郎文学賞を受賞した若き冒険作家の最新作! 今なお命の瀬戸際まで人間を追いつめる酷寒の北極圏。19世紀、地図なき世界と戦い、還らなかった人々を追う、壮絶な1600キロ徒歩行! 人間の生と死をめぐる力強い物語! -
溶けていく暴力団
大ベストセラー「暴力団」「続・暴力団」を手掛けた巨匠・溝口敦が齢70を超え、自身、「最後の闇モノ」として望む、「裏社会の今」を暴く決定版。衰退する暴力団の現状と今後、半グレ集団などの因習にとらわれない新たな暴力の実像と展望、そして、われわれ市民社会が、溶けるように私たちの生活に食い込んでくる暴力の兆候、背景をどう見抜き、どう対処すべきかを綿密な取材と、豊富な見識から説く。 -
進め! サムライブルー 世の中への扉 サッカー日本代表 感動の20年ヒストリー
夢の舞台だったワールドカップ、出場することさえ叶わなかったワールドカップに、ついに初出場を果たし、勝利をあげ、決勝トーナメントに進出し……。着実に進化し続ける日本代表20年間の軌跡を、1冊にまとめます。サッカーファン、スポーツファンの小学生はもちろん、W杯ブラジル大会出場を決めた日本チームを応援するすべての少年少女必読の、読むと元気がわいてくる感動ストーリーです。 -
カラシニコフ
世界に2億丁ある非合法の銃の半数を占める「悪魔の銃」カラシニコフ(AK47)。開発者カラシニコフやシエラレオネの11歳の少女兵などへの取材を通し、崩壊する国家の現状や、そこに暮らす人々を描く。 -
昭和二十年夏、女たちの戦争
人生で最も美しい時を戦時下で過ごした5人の女たち。作家・近藤富枝、評論家・吉沢久子、女優・赤木春恵、元JICA理事長・緒方貞子、作家、評論家・吉武輝子。彼女たちには、明日の見えない日々でさえも、その日常には青春の輝きがあった。妻でもなく、母でもなく、ただの若い女性だった彼女たちは、あの戦争をどのように生き抜いたか。大宅壮一ノンフィクション賞受賞の作家が綴った、あの戦争の証言を聞く。 -
警視庁捜査一課特殊班
誘拐やハイジャックなど極めて卑劣な犯罪に対峙する特殊班は、姿を表に出すことが許されない警視庁の秘密部隊だ。彼らが解決した事件をリアルに再現。捜査テクニック、歴史等、その全貌に迫ったノンフィクション! -
パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い
弾圧の時代をユーモアと文才で生き抜く男達。百年前の大逆事件後、編集プロダクションと翻訳会社を兼ねた活動家の拠点を創ったのが堺利彦。幸徳秋水、大杉栄との交流など新しい視点から明治の社会主義を描く。第62回読売文学賞[評論・伝記賞]受賞。講談社創業100周年記念出版。 -
妻と最期の十日間
世界各国の紛争地域を取材してきた著者が、最愛の妻をくも膜下出血で亡くすまでの看取りの十日間を記録したノンフィクション。世界中で多くの生と死を見続けてきた著者だったが、迫りくる妻の「死」には、ただひたすら戸惑い、動揺し、取り乱すばかりだった。回復の兆しはなく、意識も戻らぬまま、脳死に陥る妻。著者は、妻の「その瞬間」までを詳細に記録することで、過酷な現実と向き合うことを選ぶ。【目次】プロローグ/第一章 突然の知らせ/第二章 延命/第三章 家族旅行/第四章 日記/第五章 病床の聖餐式/第六章 目の前の事実/第七章 不安/第八章 鳴り始めたアラーム/第九章 二人だけの時間/第十章 桜舞う夜に/エピローグ -
空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間
昭和39年1月、岩木山で高校生5人の遭難事故が起きた。連日の大がかりな捜索にもかかわらず5人の行方はわからなかった。岩木山は標高わずか1600メートルの円錐形の単独峰だ。その時5人に何がおきていたのか。※本作品は紙版の書籍から解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
祖父たちの零戦 Zero Fighters of Our Grandfathers
ミノル、俺たちのやりたかったことはこんなことだったのかな――二十七機撃墜・味方損失ゼロ、奇跡の初空戦を指揮した進藤三郎。敗色濃い南太平洋でなおも完勝を続けた鈴木實。二人の飛行隊長の人生を縦糸に、元零戦搭乗員一二四名へ未踏の二〇〇〇時間インタビューを横糸にして織り上げた、畢生のノンフィクション! (講談社文庫) -
通訳者と戦後日米外交
豊富な体験をふまえた通訳論。通訳者の社会・文化史的意義を本格的に研究した、初めての書。経験・知見にもとづく深い洞察が冴える。同時通訳パイオニア――西山千、相馬雪香、村松増美、國弘正雄、小松達也、各氏へのロング・インタビューを収録。外交の内幕や、通訳の仕事をめぐる驚くべきエピソードに満ちた、手応えの大きいオーラル・ヒストリーとなっている。「通訳とは何か」「通訳者の役割とは何か」――現役の通訳者、通訳を志す人、そして、通訳・翻訳の世界を深く知りたい人びとに贈る、本格的通訳研究。また、希有なドキュメントが、日米関係の裏面史を明かしており、国際問題への関心に応える貴重な一冊である。 -
メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故
【第34回 講談社ノンフィクション賞受賞】 読み始めたら止まらないノンストップ・ノンフィクションの傑作。日本を崩壊寸前に追い込んだ福島第一原発事故。首都圏壊滅、3000万人避難の未曾有の危機に際して、官邸、東京電力、経産省、金融界では、いったい何が起きていたのか? 『ヒルズ黙示録』で鮮烈デビューした著者が、菅直人、勝俣東京電力会長、経産省官僚らキーパーソン約200人を取材してわかった驚愕の新事実。(講談社文庫) -
モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝
「モサド」――畏怖と敬意を込めてその名が語られるイスラエルの対外情報機関。世界最強と謳われるそのエージェントたちは、いかにして危険に満ちた任務を遂行してきたのか? スパイ小説の名手として知られるイスラエル人作家が、60年を超える歴史をひもとき、謎に包まれた真実に迫る。 世界を瞠目させたナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンの誘拐、「黒い九月」やヒズボラなどアラブ・テロリストとの果てなき相克、北朝鮮も暗躍したシリアによる核開発計画の阻止……。それら過去の作戦のみならず、近年の核兵器をめぐるイランとの秘密戦争の実態を描き、最終段階に入った両国の熾烈な戦いを丹念に追う。 イスラエルの歴代国家指導者、モサドの元長官やエージェントなど、多数の当事者への取材と最新の情報をもとに、国家存亡の危機を幾度も救ってきた秘密機関の全貌が浮かび上がる。本国イスラエルで一大ベストセラーとなった白熱のインテリジェンス秘録。 -
ホモセクシャルの世界史
世界史の中で封印され続けてきたタブー「同性愛」。古代ギリシアから、ルネサンスの禁欲、帝国主義と二つの世界大戦、性意識の増大した二十世紀に花開いた美と多様な価値観。その裏側には、知られざる壮大なホモセクシャル・ネットワークがあった。女性嫌いのルイ13世、英国の同性愛文化の開花、ホモセクシャルの夢の島、ゲイの王国、ホモ狩りの50年代、ナチの同性愛etc.衝撃エピソード満載。 -
旭山動物園の奇跡
北海道旭川市営旭山動物園。これほど注目を浴びた動物園は他にはない。平成16年夏、日本最北にあるこの小さな動物園が、月間入場者数で上野動物園を抜いて日本一の快挙を達成した。『行動展示』という動物たち本来の能力をみせる旭山動物園の独創的な展示方法は、他の動物園や水族館でも定番化となった。廃園の危機にもさらされたことのある北の果ての小さな動物園はいかにして、日本一になったのか。成功までの感動秘話満載。 -
嘘つきアーニャの真っ赤な真実
1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う! -
ささやかながら信じる心があれば
「私が死んだら、きみが葬式で弔辞を読んでくれ」ユダヤ教のラビからの突然の依頼に、とまどうミッチ。断ることもできず、いつ来るとも知れぬその日のために取材を開始する。長い間、宗教とは距離をおいてきた彼は、「なぜ宗教を理由に人々は殺し合うのか」「神が人をつくったのなら、なぜ人は悪事を働くのか」など、ラビに日頃の疑問を投げかける。 取材が八年におよぶなか、ミッチはひとりのキリスト教の牧師と出会う。人種も宗教も異なるふたりの宗教家との交流は、かたくなだったミッチの心に新たな価値観をもたらすことに…。 -
人はかならず、やり直せる
18歳でヤクザにスカウトされ、前科7犯。刑務所へ服役中に聖書を読み回心し、現在は牧師として伝道につとめるかたわら日本中の拘置所や刑務所を訪問している著者の、破天荒な人生を描いた感動のドキュメント。 -
奇跡の災害ボランティア「石巻モデル」
「善意」と「熱意」の人々が被災地に集まる。彼らを機能させる仕組みを作らなければ! 困難を乗り切った「奇跡」のシステムとは? 災害ボランティア活動は、きれい事だけでは済まない。自治体にとって、ときには志願者が負担になることもある。そんな現実のなかで奇跡的な成功例と評された地域――。それが宮城県・石巻市だ。「石巻モデル」を支えた人たちの「決断」と「行動」明らかにする! 行政、NGO、NPO関係者必読の書! -
救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
震災に備えて列島を強靱なものに作り替え、東海道ベルト地帯を強化し、分散型の国土構造のもと地方都市を活性化――こうしてGDP900兆円のユートピアが生まれる! 日本は石油ショックのあと世界一の省エネ大国になり、阪神淡路大震災のあとは耐震設計が驚くほど進み、耐震技術についてもまた世界一の国になった――こうした日本の柳の枝のような、しなやかな強靭さ、すなわち「レジリエンス」をさらに磨きGDPを2倍に! -
踏みにじられた未来 御殿場事件、親と子の10年闘争
2001年、御殿場で発生した「女子高生レイプ未遂事件」は前代未聞の裁判となった。被害者少女の証言に基づき、次々に逮捕された10人の少年たちは全員が犯行を否認。肉親の執念の調査で少年たちのアリバイが成立するや、被害者少女が一転して犯行日を変更。その「訴因変更」がいとも簡単に認められ、裁判が粛々と進められたのだ。物的証拠も裏付け捜査も何一つされないまま、被害者少女の言い分のみを採用した裁判では、少年たちに実刑判決が下された。なぜ、このような不可解な事態が発生したのか。本当に事件はあったのか。その真相に、人気キャスター・長野智子が迫る。 -
色弱が世界を変える
国内320万人、男性20人に1人が色弱者――街の色が変わり始めた! カラーユニバーサルデザイン最前線。近年、交通信号機や電光掲示板などの公共物、鉄道や地下鉄路線図、地図、教科書や教材などの刊行物、駅や病院、各種施設などの案内表示、そして電子機器から家電の操作画面に至るまで、何かが変わったことに気づいている方もいることでしょう。それは今、確実に世の中に浸透し、大きく育まれようとしています。 -
世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語―
「マクロ」は大きいを、「ビオス」は生命を意味し、「マクロビオティック」とは日本古来の食の知恵を活かした食養法のことである。米国では、このマクロビオティックに関する資料がスミソニアンの博物館に殿堂入りしているほど普及したものとなっている。そもそもこの食養法は、明治のある陸軍薬剤監が編み出した独自の食事療法が元だった。明治・大正・昭和を生きた三人の破天荒な人物を追い、世界の食を変えた日本の知恵を探る。 -
飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ
「死にたくない。生まれてくる子の顔を見たい…」不治の病に冒された青年医師が、最後まで生きる勇気と優しさを失わず、わが子と妻、両親たちに向けて綴った感動の遺稿集。初版の刊行以来25年の時を経ても、その真摯な思いは、いまだ変わらず読む者の胸を打つ。今回、「まだ見ぬ子」清子さんの結婚を機に、夫人による新原稿を加え、装いを新たに刊行。 -
天才・イチローを創った魔法の「言葉」 なぜ、この人はブレないのか
イチローの語録からその“哲学”を読み解いてきた著者が贈る“イチロー分析”の集大成。自信のつかみ方、成功をイメージする力、スランプ克服法…。進化し続ける天才・イチローをかたちづくるものを、明日から使える“人生のエッセンス”として抽出しました。 -
戦火と混迷の日々 悲劇のインドシナ
アジアモンスーンの恵みをうけた肥沃な土地、おっとりとした国民性で知られるカンボジアを突然襲った「赤いクメール」の嵐。ポルポト政権下の粛清と強制農村隔離政策は百万人といわれる犠牲者をだし、国土を荒廃に追いこんだ。なぜ悲劇は起きたのか? 現地で外交官の夫とふたりの息子をつぎつぎと喪い、数年におよぶ強制労働に従事した日本女性の体験談から事実を、また、証言を考察可能な距離まで一度切り離したうえで政変の深奥を掘り起すことを試みる。 -
ずばり東京
開高健も若かった、東京の街も若かった、1960年代前半のことである。深夜タクシーに深夜喫茶、屋台のオデン屋、佃─明石町の渡守り、出稼ぎ者、労災病院、銀座の裏方さん、遺失物係、うたごえ喫茶、ある都庁職員の一日、練馬鑑別所と多摩少年院など、東京のさまざまな貌を、著者自身も泥酔、飽食、そして宿酔に苦しみながら、足と舌と裸の眼でさぐる。東京オリンピック前後の、日々生成をくりかえすアメーバの街をさまよう、今も輝きを放つ名ルポルタージュ! -
プロレス少女伝説
1980年代の女子プロレス。華やかにリングに上がる選手たちと、熱狂する少女たちの怒涛の歓声。あれはいったい何だったのか? 柔道から女子プロレスに転向した一匹狼の神取しのぶ。中国帰国子女で、日本語がわからずに毎日見ていたテレビで女子プロレスに出会った天田麗文。日本の女子プロレスに“就職”したアメリカ人、デブラ・ミシェリー。異質な3人を通して、独自の女子プロレス文化を生みだした日本社会をふかく見つめる、第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 -
28年目のハーフタイム
本書を読まずして日本のサッカーを語ることなかれ! 1996年夏のアトランタ。28年ぶりに五輪出場を果たしたサッカー日本代表は、ブラジル戦での奇跡的な勝利で世界中を沸かせた。だが、躍進の陰で矛盾と亀裂を抱えたチームは、続くナイジェリア戦のハーフタイムで、ついに崩壊する。安易な喝采と批判を容赦なくあびせ、日々消費される報道からはけっして見えてこない監督、選手たちの葛藤を、深い愛情と洞察力によって肉迫した、スポーツ・ドキュメンタリーの新しい金字塔。 -
京セラ悪の経営術 急成長企業の知られざる秘密
社員にただ働きをさせるノウハウ、不祥事を起こした官僚の天下りなど、元京セラ社員が自らの体験を交え語る! “著者が京セラに入社してもっとも驚いたことは、その徹底したケチケチ経営である。入社した当初は、「会社経営をこのようにしているので利益が上がるのだな」と思っていたが、京セラを離れた現在、この考えはまったく違っている。現在は、「稲盛名誉会長が従業員に支払った給料の回収手段である」と理解している” ※本書は紙書籍版として1999年に初版を発行しました。本文の内容は、初版発行当時のままとなっています。あらかじめご了承ください。 -
日本の黒い霧
戦争に敗れ、アメリカ軍の占領下、日本国内では奇怪な事件が連発した。国鉄総裁が轢死体で発見された「下山事件」、民間飛行機「もく星」号の墜落後の隠蔽工作、昭電・造船汚職の二大疑獄事件、現職警部が札幌路上で射殺された「白鳥事件」、衝撃では「ゾルゲ事件」に劣らない「ラストヴォロフ事件」……こうした事件の捜査は、占領軍と日本側の権力筋の強権によって妨害された。多くの資料と小説家ならではの考察で真相解明しようとした金字塔的ノンフィクション。 -
もうひとつの青春
高校教諭、床屋、会社員……さまざまな経歴と個性の、20代7人の若者の、ただ一つの共通点は、同性愛者。「変態」でも「性風俗業者」でもない、東京近辺でありふれた生活をおくる同性愛者たちを通して描かれるいまの日本は、驚くほど“異性愛的規範”に満ちている。アメリカ・サンフランシスコでの取材と比較して描かれる、わたしたちが住む社会の「異質さを受容しない均質さ」は著しい。しかし苦難のなかから、ほの明るい光も差してきて──魂をえぐる、同時代ノンフィクション! -
裏社会の歩き方
裏社会を歩いていると「越えてはいけない一線」を感じることがある。 それはもちろん目に見えるものではない。 いうなれば、表と裏とを分ける境界線のようなものだ。 ヤクザ、裏稼業、ギャンブル、ドラッグ、オンナ……限りなく怪しく危険な人々がうごめく裏社会。『裏社会のカラクリ』の著者が裏社会の危険人物たちに突撃取材。裏社会の歩き方を5つの章で徹底ガイドする絶好の入門書! -
それでも運命にイエスという。
電子書籍で先行配信! 向井理主演で話題の映画『僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.』(2011年9月23日より全国ロードショー)原作者が書いたカンボジアのエイズの実態に迫ったドキュメント・ストーリー。――毎年1万人以上の人間がエイズで死亡しているカンボジア。HIV母子感染によって15歳まで生きられない子どもたち。親のHIV治療費を稼ぐため毎晩1回5ドルで好きでもない男とセックスする少女。政府により強制移住させられたHIV村、末期のエイズ患者が集まるホスピスなど……。前作『僕セカ』でも描かれたエイズ病棟での患者との出会いと別れをきっかけに、カンボジアのエイズに関するドキュメンタリー映画『それでも運命にイエスという。』を製作した著者が、その活動の一部始終を綴った魂の記録。日本で全国上映会を行うまでの様子も写真入りで収録。熱い衝動に突き動かされて始めたものの、何度も「無理なんじゃないか?」と不安になり、逃げ出しそうにもなった。しかしさまざまな思いが交錯し、見て見ぬふりだけはしたくなかったという心の葛藤などもがありのままに綴られている。読んだ人の“心が動く”を超えて“体が動く”きっかけに、という願いが込められた真実の物語。 -
新潮45 eBooklet 事件編
父親が病院へ駆けつけたのは凶行から1時間半後。苦痛と驚愕で眼はカッと見開かれ、口は歪み、手は空をつかんだ形のまま、息子は絶命していた。ある脳神経外科医の所見では、断裂した胸部大動脈からすべての体内の血が吹き出るまで約10秒。彼の胸を柄が食い込むほど深く刺したのは、外出許可中の見ず知らずの精神病患者だった。なぜ息子は死ななければならなかったのか。“人権上の配慮”から、詳細を語らぬ警察や精神病院。激しい憤りを感じつつ自らの手で事件の真相を掴もうとする父母を追った壮絶な事件ルポ。 -
何かのために
2010年11月4日、尖閣諸島付近で起きた中国漁船衝突事件の映像がインターネットを通じて日本中を駆け巡った―。政府が非公開と決定した映像を流出させた元海上保安官は、なぜ様々なリスクを負ってまで動画の公開に踏み切ったのか。彼が訴えたかったものとは一体何なのか。 -
新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街
21世紀の歌舞伎町、その勢力図は激変している。台湾、福建、朝鮮族ら海外マフィアの大量流入。日本のヤクザの対立抗争。犯罪は凶暴化・国際化し、市民を巻き込む事件が増えている。44人の焼死者を出した歌舞伎町ビル火災の裏側、300円の手数料で10万円を中国に送れる地下銀行の実態、中国残留孤児への対応不足が生んだ犯罪者集団、中国人のドラッグ揺頭(ヤオトウ)、酒田短大事件の深刻さ……地を這う取材でアンダーグラウンドの現状を明らかにした傑作ルポ! -
私は無実です
2009年6月14日、霞ヶ関に衝撃が走った。厚労省の現役女性キャリア官僚が逮捕されたのだ。偽の障害者団体に便宜を図った疑いだという。しかし、それは全くのでっちあげだった。関連した容疑者の裁判で次々と無罪判決が下り、検察の作ったストーリーが否定されていく。なぜ検察はここまで暴走したのか? なぜ関係者は次々と供述を翻したのか? 10年9月10日無罪判決に向けて事件の全貌を丹念に描く。 -
ダンス・ラブ・グランプリ
榮倉奈々主演で話題を呼んだ2006年放映のドラマ「ダン☆ドリ」の原作! 2004年3月、全米チアダンスコンテストでグランプリを獲得した、神奈川県立厚木高校ダンスドリル部。そのニュースは3大紙、NHK、民放各社、雑誌など広くトップニュースとして取材された。ごく普通の高校生が、栄冠を得るまでの努力と友情のドキュメンタリー。 -
不可触民~もうひとつのインド~
「インド人口の約四分の一、二億五千万もの人びとが、三千年の昔に生まれたカースト制による差別意識に今も呻吟している。(中略)この人びとの置かれている現実の厳しさを、本書を通して少しでも感じて頂ければ幸いである」(「文庫版まえがき」より)インド観、人間観、世界観を根底から揺さぶる、衝撃の名著。 -
エンド・オブ・ライフ
全国の書店員が選んだ「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞 受賞作。 ベストセラー『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』の著者が、こだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った。2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。 「命の閉じ方」をレッスンする。 200名の患者を看取ってきた友人の看護師が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、自身の最期への向き合い方は意外なものだった。残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、7年間にわたり見つめてきた在宅での終末医療の現場を静かな筆致で描く。私たちに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれる感動ノンフィクション。 -
戦場で心が壊れて 元海兵隊員の証言
塚本晋也監督「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(2026年9月11日〔金〕よりkino cinema新宿ほか公開)の参考文献。 昼も夜もよみがえる、血なまぐさい戦場、襲いかかる敵……。米海兵隊員としてベトナムで戦った著者を苦しめたPTSD(心的外傷後ストレス障害)。長期の治療の末、自らの罪に向かい合うことで見えたものとは何か。そして、その目に今の日本はどう映るのか。今日の世界でどう生きるのかを問いかける、衝撃的で貴重な証言。 〔目次〕 はじめに I ベトナム戦争とPTSDの日々 1.よみがえる戦場の光景 2.ホームレスになろうとする帰還兵 3.長く苦しい治療の始まり 4.回復に必要だったもの 5.ふたたびベトナムへ II 日本と憲法九条について感じてきたこと 1.国全体がPTSDにかかっている 2.日本の憲法九条について 3.沖縄と基地への思い 4.戦争と平和の語り部として ダニエルズ先生への感謝の言葉 -
ロシア軍の日本人兵士 最強の特殊部隊「アフマット」で見た地獄
ロシア軍で戦う日本人義勇兵が、戦地での実体験を綴る。 西側諸国が報じないロシア軍の内情、激戦地で行われた過酷な突撃作戦、最新鋭ドローンが空を埋め尽くす現代戦の実態…。最強の特殊部隊「アフマット」に唯一の日本人として所属する著者が、激戦の合間を縫って記した。 【本書の内容】 第1章 激戦地アウディーイウカ ウクライナ東部の工業都市・アウディーイウカ。同地では、ロシア軍とウクライナ軍が互いに要塞を築き、激しい戦闘が繰り広げられていた。民兵組織「ピャトナシュカ旅団」の一員として同地に派兵された著者は、2023年11月、敵要塞への過酷な突撃作戦に参加する。2度の手榴弾を被弾しながら、それでも前進を繰り返した激戦を振り返る。 第2章 義勇兵になるまで 大阪で板金塗装会社を経営し、億を超える資産を築いていた著者が、なぜ、そしていかにしてロシア軍の義勇兵になったか。 第3章 ピャトナシュカ旅団 外国人義勇兵が多数所属する「ピャトナシュカ旅団」に参加。そこで見たロシア軍の内情を明かす。 第4章 ロシアから見た戦争 第5章 特殊部隊「アフマット」 最強の特殊部隊として恐れられる「アフマット」の内情。ウクライナ軍による電撃越境攻撃で占拠されたロシアの都市・クルスクの奪還作戦など、過酷な任務を振り返る。 第6章 地獄のベルゴロド ウクライナ軍が侵攻を繰り返していた国境付近の都市・ベルゴロドへ配置。ドローンが空を埋め尽くす戦地の生活は過酷を極めた。塹壕のなかでの生活では食料も足りず、ドローンに熱探知されるため排泄すらままならない。極限のストレスのなかでの激闘の記録。 第7章 もう一人の日本人義勇兵 ロシア軍には、元自衛官の肩書きを持つ日本人義勇兵がいた。だが、彼は初任務での戦闘で……。 -
オカルト・クロニクル
膨大な資料の分析と独特の文体で異彩を放つ、オカルト研究サイト「オカルト・クロニクル」の書籍が新装版で復活! 朝里樹氏推薦!(『日本現代怪異辞典』笠間書院刊・著者) 未解決殺人事件、人が消えた家、心霊スポット統計学…… 不可思議な世界をさまざまな視点と綿密な調査で紐解く、オカルトファン必読の書! ◎ディアトロフ峠事件 ――ロシア史上最も不可解な未解決事件 ◎熊取町七名連続怪死事件 ―― 日本版『ツイン・ピークス』の謎 ◎青年は「虹」に何を見たのか ――地震予知に捧げた椋平廣吉の人生 ◎セイラム魔女裁判 ――村に魔女は本当にいたのか ◎坪野鉱泉肝試し失踪事件 ――ふたりの少女はどこへ消えたのか ◎「迷宮」 ――平成の怪事件・井の頭公園バラバラ殺人事件 ◎「人間の足首」だけが次々と漂着する〝怪〞 ――セイリッシュ海の未解決ミステリー事件 ◎「謎多き未解決事件」 ――長岡京ワラビ採り殺人事件 ◎ミイラ漂流船 ――「良栄丸」の怪奇 ◎科学が襲ってくる ――フィラデルフィア実験の狂気 ◎岐阜県富加町「幽霊団地」 ――住民を襲った「ポルターガイスト」の正体 ◎八丈島火葬場七体人骨事件 ――未解決に終わった〝密室のミステリー〞 ◎獣人ヒバゴン ――昭和の闇に消えた幻の怪物 ◎ファティマに降りた聖母 ――7万人の見た奇蹟 ◎赤城神社「主婦失踪」事件 ――「神隠し」のごとく、ひとりの女性が、消えた ◎もうひとりのサジェ ――170年以上前、北ヨーロッパで起きた「ドッペルゲンガー事件」の深層 ◎山荘の怪事件 ――10人が黒焦げで発見された「第二の帝銀事件」 ◎君と僕と呪われた脳 ――世界の幽霊屋敷 ◎数字で学ぶ日本の異世界 ――心霊スポット統計学 -
逆転監督 森保一
《ただの「いい人」じゃ、勝てない。森保一の“したたかさ”の正体とは――》 やんちゃな非エリート選手が、なぜ勝率最高のサッカー日本代表監督になれたのか。 森保監督というと、マジメ、優しそう――そんなイメージを抱く人も多いはずです。けれど本書が描くのは、ただの「いい人」ではない森保監督の姿。 中学にサッカー部はなく、強豪校の推薦も得られず、名門マツダでも長く無名選手。そこから這い上がり、史上最多勝の指揮官となりました。 森保監督が育った長崎、広島や仙台を取材。さらに複数回の本人インタビューから見えてくるのは、穏やかな表情の裏にある、したたかな勝負哲学。 「森保一とは何者か?」その答えにぐっと近づける、熱い一冊です。 《目次》 第1部 ルーツ 第1章 やんちゃな中学生 第2章 ド根性の高校生 第3章 パンチパーマの新入社員 第4章 家族 第5章 まさかの戦力外通告 第2部 密着 第6章 インタビュー【1】 戦術論 第7章 流儀 第8章 インタビュー【2】 リーダー論 第9章 ブラジル戦のウラ側 第10章 インタビュー【3】 組織論 -
夜を戦う 純情順位戦
藤井聡太「純情と順位戦は相互に響き合う」 羽生善治「最後に残るのは人間の物語」 将棋界最高峰の棋戦―― 名人を頂点とする「順位戦」。 その過酷な戦いに挑む棋士たちは、 何を思い、何を背負って盤に向かうのか。 若手からベテランまで、 40人を超える棋士たちのむき出しの心情を描く。 朝日新聞の大人気連載、待望の書籍化。 432ページ、圧巻の一冊。 -
ナルコトラフィコ
TBS系「クレイジージャーニー」取材の総決算。 コロンビア、ボリビア、パナマ、メキシコ、ニューヨーク、バンクーバー、そして東京。 点と点をつなげ、浮きあがる白い道。 1グラム1ドルの白い粉が、末端の日本では2万5000円超て取引されている――。 「麻薬王」の幻想。密造潜水艇。密造工場。カルテルの銃口。カーチェイス。 映像だけでは語りつくせなかった8年の記録。 この暴力システムの対価を払っているのは、「私たち」だ。 就職氷河期によって考古学者の夢を閉ざした著者は危険地帯へと向かった。死と隣り合わせの中、「悪魔の値段」の正体を炙り出すために。 「末端のジャーナリスト」が「末端価格」のからくりに挑む。 旅の始まりは、「麻薬王」という幻想を追うことだった。かつてパブロ・エスコバルが支配したコロンビア、見せしめの死体が街路樹に吊るされるメキシコ、そして密造潜水艦が潜むパナマのジャングル。決死の潜入取材を重ね、密造工場(キッチン)で防毒マスク越しに精製の現場を目撃し、カルテルの銃口とカーチェイスを潜り抜ける。 そこで浮かび上がったのは、衝撃的な事実だった。 現在の麻薬カルテルは「第三世代 」に突入している。カリスマ的な「王」はもはや存在しない。そこにあるのは、ボスが逮捕されても、誰かが殺されても、自動的に暴力と利益を再生産し続ける「システムとしての怪物」だった――。 -
母という呪縛 娘という牢獄
深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、 「モンスターを倒した。これで一安心だ。」 と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。 2018年3月10日、土曜日の昼下がり。 滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。 滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。 周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。 髙崎妙子、58歳(仮名)。 遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかり(仮名)と二人暮らしだった。 さらに異様なことも判明した。 娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。 結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。 6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。 一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。 母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。 公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。 獄中であかりは、多くの「母」や同囚との対話を重ね、接見した父のひと言に心を奪われた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。 一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。 殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。 -
14歳、字を書けない私が「書く」喜びを手にするまで
読むことはできる。むしろ大好きだ。でも、漢字を習い始めて気づいてしまった。どうやら自分は「普通」ではないらしい。努力し、へそを曲げ、諦めた頃、恩人と出会った。同じ障害を持つ人と交流を重ね、「合理的配慮」によりタイピングが表現の手段となる――自分を取材するように見つめ驚くほどの素直さで綴られた、障害当事者の少年の告白。 -
アフリカから来たランナーたち 箱根駅伝のケニア人留学生
ごぼう抜きランナーたちの素顔に迫る 生きるためには走るしかなかった―― 箱根駅伝「花の2区」を駆け抜けたケニア人留学生たちのドラマ。 箱根駅伝のエース区間「花の2区」を誰よりも速く駆け抜けたにもかかわらず、私たちは彼らの家族、兄弟、故郷、友人、そして来日の方法などについて何ひとつ知らない。正月のテレビ画面に「見えている」のに「視えない存在」――ケニア人留学生の謎を追ってアフリカの大地を訪ね歩いた。 ●箱根2区の区間記録保持者、リチャード・エティーリの素顔 ●マラソン五輪金メダリスト、元仙台育英のサムエル・ワンジルの死 ●陸上ファンの間で疑問視されてきた謎の高校「ガル高校」の真相 現地取材で徹底レポート。 -
現代お笑い論(新潮新書)
「なんだかわからないけど、面白い」はなぜ生まれる? “全身落語家”を標榜しながら、若手芸人の登竜門M‒1グランプリの審査員を務めた著者は、「ぶっ飛んだ」漫才を高く評価する審査を貫き、いつしか個性派を指す「志らく枠」という言葉まで生まれることに――ランジャタイ、トム・ブラウンを見出した落語家が、超ニッチな若手からレジェンドまで総勢90組を縦横無尽に論評、現代の「お笑い」の真髄に迫る! -
HHH インド人、ジャパンの競馬をHelpします!
「HHH(エイチ エイチ エイチ)」とは、 Hindi Hokkaido Horseman(ヒンディー・ホッカイドウ・ホースマン)のこと。 インド人が急増している町が北海道にある。 競走馬の産地、浦河町。 (2025年初夏時点で、400人ほどがこの町に暮らす)。 今、競走馬の生産現場は、多くのインドからの働き手によって支えられているのだ。 そこに密着2年間。そしてわかった 「インド人がいなかったら、日本の競馬は成り立たない!」というリアル。 そして「なぜ、この町では多民族が共生できているのか?」の謎。 ・インド人は、なぜ灼熱の地から氷点下10℃の北海道にやってきたのか? ・彼らは競走馬の調教に長けているのか? ・日本社会を彼らはどのように見ているのか? ・一方で、日本社会は彼らをどのように受け入れているのか? ・そもそも、競走馬の育成システムはどのようなものなのか? ・JRAはなぜ「競走馬の育成は、外国人がいなければ成り立たない」という現状に沈黙を続けるのか? ・そして、外国籍の方に対して厳しい日本は、少しでもマシな国になっていくのか? ・・・・・・など。 何も問題がないなんてことはありえない。むしろ、毎日問題は起きている。 でも共存。だって仲間で、同じ人間じゃないか。 競走馬育成の現場を通して多文化理解を志す人々を見つめた、 友情と傷心と希望のノンフィクション! 【著者プロフィール】 河野 啓(こうの さとし) 1963年愛媛県生まれ。北海道大学法学部卒業。1987年北海道放送入社。ドキュメンタリー、ドラマ、情報番組などを制作する一方、ノンフィクションの執筆に取り組む。著書に『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(第18回開高健ノンフィクション賞)、『北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック』(第18回小学館ノンフィクション大賞)、『ヤンキー 母校に恥じる ヨシイエと義家氏』など。 -
見えない死神 原発不明がん、百六十日の記録
夫の突然の腹痛、そして入院。検査を繰り返すが、原因は不明。 ようやく診断がついたときには、余命わずか数週間。 「原発不明がん」とは、いったい何なのか? 第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作 【各界から絶賛の声、続々!】 理不尽極まりない、まさに「見えない死神」。明日は我が身。震え上がりながら一気に読んだ。 ――成毛眞氏(「HONZ」代表) 哀しみの底に沈みながらも、決して諦めない。検証し続ける。その圧倒的な想いの強さに胸うたれる。 ――小池真理子氏(作家) 著者は、愛する人を「希少がん」で亡くすという個人的な体験を病の普遍的な記録にまで昇華させた。苦しみを同じくする人々や医療難民にとって必見の情報と知見がここにある。 ――加藤陽子氏(歴史学者) 【あらすじ】 ある休日、夫が原因不明の激しい腹痛に襲われた。入院して検査を繰り返すが、なかなか原因が特定できない。ただ時間ばかりが過ぎ、その間にも夫はどんどん衰弱していく。 入院から3ヵ月後、ようやく告げられたのは「原発不明がん」の可能性、そして夫の余命はわずか数週間ではないか、というあまりにも非情な事実だった。 この「原発不明がん」とは、一体いかなる病気なのか? 治療とその断念、退院と緩和ケアの開始、自宅での看取り・・・・・・。発症から夫が亡くなるまでの約160日間を克明に綴るとともに、医療関係者への取材も行い、治療の最前線に迫ったノンフィクション。 【著者プロフィール】 東えりか(あづま・えりか) 書評家。1958年千葉県生まれ。信州大学農学部卒。動物用医療器具関連会社で勤務の後、1985年より小説家・北方謙三氏の秘書を務める。2008年に書評家として独立。2011年から2024年までノンフィクション書評サイト「HONZ」副代表を務める(現在閉鎖)。日本推理作家協会会員。『週刊新潮』『小説新潮』『婦人公論』『本の雑誌』『公明新聞』『日本経済新聞』で書評を担当。文庫解説担当著書多数。 -
さよなら、天才 大谷翔平世代の今
藤浪晋太郎「大谷、どうでもいいんです」 《徹底取材ノンフィクション》 かつて大谷翔平よりも“天才”と呼ばれた同世代がいた。 大谷に「負けた」と言わせた少年。大谷が落選した楽天ジュニアのエース……。 天才たちは、30歳になってどうなったのか? 筆者は1年をかけて、大谷にも引けをとらない才能を秘めていたかもしれない選手(元選手)たちを訪ね歩いた。 「正直言うと……大谷はもうどうでもいいんですよ」 アリゾナで藤浪晋太郎はこう話した。 戦力外通告、現役引退、そして結婚、子ども……彼らの今を追う。 《目次》 プロローグ なぜ“藤浪の取材”は3度拒否されたか? 第1章 藤浪晋太郎、30歳の告白 「阪神時代、眠れなくなった」 第2章 怪物中学生は今 大坂智哉「大谷に“負けた”と言わせた少年」 第3章 消えた東北の天才 渡辺郁也「大谷が落選した楽天ジュニアのエース」 第4章 超無名中学生の逆転人生 岡野祐一郎「母親のウソで、ドラフト3位に」 第5章 高卒エリート組の後悔 北條史也「大谷にも藤浪にも聞けなかった」 第6章 大谷世代“最後の1人” 田村龍弘「アイツのことは話せない」 終章 再び、藤浪晋太郎 「大谷、どうでもいいんです」 エピローグ 「さよなら、天才」 -
ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで
ピュリッツアー賞最終候補!衝撃の暴露! 斎藤幸平&宇多丸、大推薦! 児童労働、人身売買、1日12時間掘っても1ドル…コンゴ人の証言を通して初めて描かれた苛烈な搾取!
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