自民党総裁選の動きが地味に始まっている。でも、「どうせ安倍さん続投でしょ」という、諦めムードなのか全然盛り上がる感じがない。(対抗馬いないというのが大きいところか?)
一昔前なら自民党総裁選となれば、個性派の候補者が出てきて「次はどうなるのか?」という期待感があったような気がするが、最近は気が付い
...続きを読むたら終わっていたなんてこともざら。
なんでそんなことが起きるんだろう?
そもそも「自民党」ってなんだろう?とニュースを見ていて気になったので早速本屋に行ってみた。気になったことは関連する書籍を「5冊」読むのが近藤の鉄則。一冊だけだと思想などに偏りが生まれるので必ずしも正しい情報ではないことが多い。
久しぶりに「政治」関連の書籍を手にしてみる。こういうときはまずは知っている著者から入るのがいい。時間があれば日曜日朝にTBSで放送されている「サンデーモーニング」という関口宏が司会をしているニュース番組が好きで見ている。
そこに今回の著者田中さんがコメンテーターとして出てくる。地元「福山大学」の教授だったことは知っていたが、経歴を見て元衆議院議員だったなど新たな発見があって読む前から気になるポイント満載。笑
90年代ころまでは自民党も「保守本流」と「自民党本流」と二つの勢力が拮抗していた。簡単に書くと改憲消極派の「保守本流」と改憲積極派の「自民党本流」。ひと時代前までは「保守本流」が中心勢力だったのが、今は「自民党本流」が主流。(つまり、安倍総理は「自民党本流」)
細かい違いや歴史的背景については是非、本著を手にして詳細を確認して欲しい。でも、その中でその流れが大きく変わった背景には「選挙制度」が大きく起因していることが分かった。
細川政権下で「中選挙区制」から「小選挙区制」になったことが一番の原因だと締めくくっている。(この理由についても本著で!)しかし、政治って改めて知ると面白いものだ。
追伸:
私はノンポリなので別に自民党を擁護しようとかは全然考えてないけど、今のほうが意識はあるはずなのに、中高生だった90年代のほうがよほど印象に残っている政治家がたくさんいたような気がする。。。。何だか個人的には淋しい。(その原因こそが、選挙制度なのだということが分かったのが収穫!